いしいひさいち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
| ウィキポータル |
| 漫画作品 |
| 日本の漫画作品 |
| 漫画家 |
| 日本の漫画家 |
| 漫画原作者 |
| 漫画雑誌 |
| カテゴリ |
| 漫画作品 |
| 漫画 - 漫画家 |
| プロジェクト |
| 漫画作品 - 漫画家 |
いしい ひさいち(1951年9月2日 -)は、漫画家。岡山県玉野市出身。関西大学社会学部卒業。本名は石井壽一(読みは同じ)。
扱うテーマは、プロ野球に始まり、政治、経済、時事問題、ミステリ、哲学など、多岐に渡る。強烈にデフォルメされた有名人の似顔絵も特色。田淵幸一から始まって渡邉恒雄、さらには金正日までネタにし、過激な毒舌を展開しながらタブチくんに代表される可愛らしいキャラクター作りでどこか憎めない話に仕立てるその手腕は非常に高く評価される。
目次 |
[編集] 来歴
1972年、大学在学中に「oh!バイトくん」(関西のアルバイト情報誌『日刊アルバイト情報』に掲載)でデビュー。代表作に『がんばれ!!タブチくん!!』など。4コマ漫画で、幅広く活躍する。4コマ漫画を一本だけではなく数ページにまたがって描き、全体でも大きな起承転結をつけるという現代の4コマ漫画の手法を開拓した人物である。
朝日新聞朝刊に掲載中の「となりのやまだ君(現「ののちゃん」)」が『ホーホケキョ となりの山田くん』としてスタジオジブリで映画化。
1985年、文藝春秋漫画賞を受賞。2003年、『現代思想の遭難者たち』(講談社)、『ののちゃん』(朝日新聞朝刊連載)など一連の作品に対して、第7回手塚治虫文化賞 短編賞を受賞。第32回(2003年度)日本漫画家協会賞大賞を受賞。 2006年、菊池寛賞を受賞。
[編集] 人物
極端なマスコミ嫌い・人嫌いで、顔写真が公開されたのは80年代に一度だけ『週刊文春』に露出したのみ。『となりの山田くん』映画化時は記者会見に出ない代わりに『ホットケヨとりなしの山田くん』という小冊子を配ったという(記者会見に出ないということが映画化を許諾する際の条件だった)。 漫画賞を受賞しても授賞式にも登場することはなく、代理人が出席している。 デビューからしばらくの間は自宅の電話機を常に冷蔵庫の中に入れていたという逸話もある。また自分で本を購入する習慣が無く、引越しをする際の条件に「図書館が近所にあるか」を盛り込むほどの「図書館ヘビーユーザー」を自称している。
マスコミにほとんど露出しないため、奇人・偏屈イメージがあるが、実像は社交家でこそないものの、穏やかな物腰で人と接することのできる普通の人物である。
また、『がんばれ!!タブチくん!!』がヒットしていた頃、「いしい作品のモデルになった者は、皆不幸になる」という話が、学生時代を中心とした作者の交友関係者の周辺で、まことしやかに語られたこともあった。人前に出ないのは皮肉の対象人物からの報復を恐れているからだとする噂もあり、実際単行本の作者紹介欄には、「敵が多く、引越しを繰り返している」と書かれているものがある。ただし、モデルになった田淵幸一は大らかな性格で、『がんばれ!!タブチくん!!』の愛読者だったと伝えられている。
本人の『がんばれ!タブチくん!!』に対しての意識は、2003年のタイガースの優勝に際し「アンチ阪神を続けるあまりファンかアンチかわからなくなってきた」というコメントを寄せている。
また、ヴィジュアル系ロックバンドcali≠gariが好きと自身のコラムで語っており、(無許可だが)『ののちゃん』内でものぼるが「君が咲く山」を聴いて涙するという場面がある。
[編集] 作品の特徴
いしいが実在の人物をもとに創作したキャラクターは、しばしばモデルとなった人物の枠を越えて自立し、モデルの人物とは直接関係のないキャラクターとして他の作品に登場する。バイトくんのキャラクターの何人かとともに、これらのキャラクターは、一種のスターシステムとして使われていると見ることができる(たとえば、広岡達朗を高慢な作家「広岡達三」、安田猛をその編集者として描いた「わたしはネコである」など)。
細かい文字で情報量の多いネームを入れることや、起承転結の順序を入れ替えた構成も特徴で、いしい以前には四コマ漫画では邪道とされた手法であった。
作品には意味の分からない・分かりにくい作品が多いが、筆者であるいしい自身も下書きや作品を何度読んでも意味が分からない作品も多数あるらしい。『となりのやまだ君』では「となりのののちゃん」(東京創元社)巻末にて自身も意味の分からなくなった一作品のオチの意味を読者に尋ねたり、『ののちゃん』の一作品では公式ホームページ上で自ら解説を行ったこともある。また、単行本を出す際には作者本人が作品を厳選、時に訂正や加筆を加えていることが、ひさいち文庫内において明らかにされている。
適当な数字を使う場合「13」を使用することが多い。また、昔は適当な人物名には「山本(よしすけ)」を当てる場合が多かった。
[編集] 作品リスト
[編集] 漫画
- がんばれ!!タブチくん!!
- 元祖おじゃまんが山田くん
- ワイはアサシオや
- バイトくん
- ノンキャリウーマン
- ドタバタぱぁティー
- まかまか漫マン
- ゴキブリ新聞
- 地底人
- 大問題
- 忍者無芸帖
- 新忍者無芸帖
- DOUGHNUTS BOOKS
- いしいひさいちの大政界
- いしいひさいちの問題外論
- いしいひさいちの経済外論
- 踊る大政界
- いしいひさいちのCNN
- スクラップスチック
- 鏡の国の戦争
- コミカル・ミステリー・ツアー
- わたしはネコである
- わたしはネコである殺人事件
- ののちゃん(旧・となりのやまだ君)
- 女(わたし)には向かない職業
- となりのののちゃん
- 現代思想の遭難者たち
- ほんの一冊
- ほんの本棚
- 文豪春秋
- B型平次捕物帳
- 眼前の敵
- フン!
- 大阪100円生活バイトくん通信
[編集] 文章
- 大阪呑気大事典(大阪オールスターズ編)(JICC出版局)
- 本文ならびに挿絵を執筆。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- (笑)いしい商店本店(公式サイト)
- いしいひさいちFC”仲野荘”(かつてファンクラブを主宰した眠田直による資料サイト)


