本格ミステリ作家クラブ
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本格ミステリ作家クラブ(ほんかくミステリさっかクラブ、Honkaku Mystery Writers Club of Japan (HMC)[1])は、日本の推理作家団体。
2000年11月3日設立。本格ミステリ大賞の授与、年鑑アンソロジー『本格ミステリ』(講談社ノベルス)の刊行などで、本格ミステリというジャンルの発展に寄与している。
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沿革[編集]
本格ミステリ大賞を創設・運営する母体として、会員数112名でスタートした。初代会長は有栖川有栖。現職(第9期役員)は、辻真先。会員は2009年6月現在で142名。
設立の目的となった「本格ミステリ大賞」は、単行本化された小説(長編・短編集含む)および雑誌等に掲載された評論・研究を対象とする賞で、会員によって選出される。その対象からは外れてしまう短編の優秀作は、年鑑形式のアンソロジー『本格ミステリ』(講談社ノベルス)にまとめて刊行している。
歴代会長[編集]
アンソロジー[編集]
刊行リスト[編集]
すべて本格ミステリ作家クラブ編、講談社ノベルスより。再刊は講談社文庫より。
| ノベルス版 | 文庫版 |
|---|---|
| 本格ミステリ01(2001年7月) | 紅い悪夢の夏(2004年12月) 透明な貴婦人の謎(2005年1月) |
| 本格ミステリ02(2002年5月) | 天使と髑髏の密室(2005年12月) 死神と雷鳴の暗号(2006年1月) |
| 本格ミステリ03(2003年6月) | 論理学園事件帳(2007年1月) |
| 本格ミステリ04(2004年6月) | 深夜バス78回転の問題(2008年1月) |
| 本格ミステリ05(2005年6月) | 大きな棺の小さな鍵(2009年1月) |
| 本格ミステリ06(2006年5月) | 珍しい物語のつくり方(2010年1月) |
| 本格ミステリ07(2007年5月) | 法廷ジャックの心理学(2011年1月) |
| 本格ミステリ08(2008年6月) | 見えない殺人カード(2012年1月) |
| 本格ミステリ09(2009年6月) | 空飛ぶモルグ街の研究(2013年1月) |
| 本格ミステリ'10(2010年6月) | |
| ベスト本格ミステリ2011(2011年6月) | |
| ベスト本格ミステリ2012(2012年6月) |
収録作家一覧[編集]
あ行[編集]
- 蒼井上鷹「最後のメッセージ」(6)
- 青井夏海「別れてください」(3)、「払ってください」(12)
- 青木知己「Y駅発深夜バス」(4)
- 浅暮三文「J・サーバーを読んでいた男」(6)
- 芦辺拓「フレンチ警部と雷鳴の城」(2)、「曇斎先生事件帳 木乃伊とウニコール」(3)、「78回転の密室」(4)、「裁判員法廷二〇〇九」(7)
- 飛鳥部勝則「羅漢崩れ」(11)
- 有栖川有栖「紅雨荘殺人事件」(1)、「不在の証明」(2)、「比類のない神々しいような瞬間」(3)、「雷雨の庭で」(9)、「ロジカル・デスゲーム」(11)
- 泡坂妻夫「鳥居の赤兵衛」(1)、「願かけて」(7)
- 伊井圭「通り雨」(2)
- 石持浅海「顔のない敵」(4)、「陰樹の森で」(6)、「未来へ踏み出す足」(7)
- 市井豊「からくりツィスカの余命」(11)
- 乾くるみ「四枚のカード」(8)、「二枚舌の掛軸」(9)、「≪せうえうか≫の秘密」(10)
- 岩井三四二「刀盗人」(6)
- 大倉崇裕「やさしい死神」(2)、「福家警部補の災難」(7)
- 太田忠司「四角い悪夢」(1)
- 大山誠一郎「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」(3)、「佳也子の屋根に雪ふりつむ」(10)
- 小川一水「星風よ、淀みに吹け」(10)
- 乙一「GOTH リストカット事件」(3)
か行[編集]
- 折原一「北斗星の密室」(2)
- 霞流一「わらう公家」(2)、「首切り監督」(3)、「杉玉のゆらゆら」(6)、「霧の巨塔」(8)
- 佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」(6)
- 加納朋子「子供部屋のアリス」(1)、「ひよこ色の天使」(2)
- 貴志祐介「密室劇場」(12)
- 北村薫「凱旋」(3)、「想夫恋」(7)
- 北森鴻「邪宗仏」(1)、「憑代忌」(4)、「奇偶論」(8)
- 北山猛邦「見えないダイイングメッセージ」(8)
- 鯨統一郎「人を知らざることを患う」(1)、「「別れても好きな人」見立て殺人」(2)、「ミステリアス学園」(3)
- 倉阪鬼一郎「鳥雲に」(2)
- 倉知淳「闇ニ笑フ」(2)
- 黒田研二「コインロッカーから始まる物語」(6)、「はだしの親父」(8)、「我が家の序列」(10)
- 小林泰三「大きな森の小さな密室」(5)、「路上に放置されたパン屑の研究」(9)
さ行[編集]
た行[編集]
- 高井忍「聖剣パズル」(11)
- 高橋克彦「筆合戦」(4)
- 滝田務雄「不良品探偵」(12)
- 竹本健治「騒がしい密室」(5)
- 田中啓文「砕けちる褐色」(6)、「忠臣蔵の密室」(7)
- 谷原秋桜子「イタリア国旗の食卓」(10)、「鏡の迷宮、白い蝶」(11)
- 柄刀一「エッシャー世界」(1)、「人の降る確率」(2)、「イエローロード」(4)、「光る棺の中の白骨」(5)、「太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)」(6)、「紳士ならざる者の心理学」(7)、「ウォール・ウィスパー」(8)、「チェスター街の日」(9)
- 辻真先「轢かれる」(12)
- 鳥飼否宇「廃墟と青空」(4)、「敬虔過ぎた狂信者」(5)、「天の狗」(11)、「死刑囚はなぜ殺される」(12)
な行[編集]
- 長岡弘樹「オンブタイ」(12)
- 西澤保彦「黒の貴婦人」(1)、「通りすがりの改造人間」(2)、「腕貫探偵」(3)
- 貫井徳郎「目撃者は誰?」(3)
- 法月綸太郎「中国蝸牛の謎」(1)、「盗まれた手紙」(4)、「ギリシャ羊の秘密」(8)、「しらみつぶしの時計」(9)、「サソリの紅い心臓」(10)
は行[編集]
- 伯方雪日「覆面(マスク)」(5)
- 初野晴「エレメントコスモス」(11)
- はやみねかおる「透明人間」(1)
- 東川篤哉「霧ケ峰涼の屈辱」(4)、「霧ケ峰涼の逆襲」(6)、「殺人現場では靴をお脱ぎください」(8)、「死者からの伝言をどうぞ」(11)、「雀の森の異常な夜」(12)
- 深緑野分「オーブランの少女」(11)
ま行[編集]
- 松尾由美「オリエント急行十五時四十分の謎」(1)、「走る目覚まし時計の問題」(4)
- 麻耶雄嵩「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(2)、「加速度円舞曲(ワルツ)」(9)、「白きを見れば」(12)
- 三雲岳斗「龍の遺跡と黄金の夏」(1)、「二つの鍵」(5)
- 道尾秀介「流れ星のつくり方」(6)
- 三津田信三「迷家(まよいが)の如き動くもの」(9)
- 物集高音「坂ヲ跳ネ往ク髑髏」(2)
- 森福都「黄鶏帖の名跡」(6)
や・ら・わ行[編集]
- 柳広司「百万のマルコ」(3)、「雲の南」(5)、「熊王ジャック」(7)、「ロビンソン」(9)、「失楽園」(12)
- 山口雅也「黄昏時に鬼たちは」(5)
- 山田正紀「麺とスープと殺人と」(2)、「札幌ジンギスカンの謎」(10)
- 横山秀夫「眼前の密室」(4)
- 米澤穂信「シェイク・ハーフ」(6)、「心あたりのある者は」(7)、「身内に不幸がありまして」(8)
- 若竹七海「交換炒飯」(2)
脚注[編集]
- ^ 英語名称は「本格ミステリ作家クラブ通信」3号(2001.7.13)参照
関連項目[編集]
- 本格ミステリ大賞
- 日本推理作家協会
- 『ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑』 - 日本推理作家協会が毎年刊行するアンソロジー
- 推理作家の団体
- 台湾推理作家協会
- 韓国推理作家協会
- アメリカ探偵作家クラブ(MWA, Mystery Writers of America)
- 英国推理作家協会(CWA, The Crime Writers' Association)