椎名誠

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椎名 誠
誕生 1944年6月14日(67歳)
東京都世田谷区
職業 作家随筆家映画監督
国籍 日本の旗 日本
代表作 わしらは怪しい探険隊 岳物語 アド・バード
主な受賞歴 吉川英治文学新人賞
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椎名 誠(しいな まこと、1944年6月14日 - )は日本作家SF作家エッセイスト写真家映画監督。本名、渡辺 誠(わたなべ まこと)。旧姓、椎名。結婚したときに渡辺一枝の姓に合わせ、渡辺姓となった。

妻(元保育士)の渡辺一枝とは、親友で弁護士の木村晋介の紹介で結婚。一枝もエッセイストで、チベットについての本など、多数の著書がある。息子で、椎名の小説『岳物語』のモデルとなった渡辺岳は元ボクサーで、現在は写真家。娘の渡辺葉翻訳家エッセイスト

格闘技、プロレスなども好み、柔道も2段であり、また、マーシャル・アーツなども愛好する。

目次

[編集] 経歴

読書が好きで、SFやナチュラリズム系の本、海外旅行記などを好んで読んだ。また映画少年でもあり、小学生時代から高校時代に掛けてカメラ小僧であった。
小学校6年の時に父親が死に、中学に進学するとガラの悪い学校で、以降、高校まで喧嘩にあけくれる。一方、中学3年で8ミリの自主ニュース映画を撮った。また、高校の時に校庭で後述の沢野ひとしらと焚火をした。
中学生のとき、1枚の写真に出会った。兄が購読していた写真雑誌「アサヒカメラ」の1ページだった。陽のあたる農家の縁側で竹のような籠「いづめ」に入れられてゆったり眠っている赤ちゃんの写真に心が奪われた。このいづめに赤ちゃんを入れてあげた親の心の温かさがその1枚の写真から伝わってきた。ふいに今いる、がさつに閉塞した空間にそうそういつまでも付き合っていなくていいのだと気付き、気持ちを切り換えて、じわじわとその狭い世界から脱出していくように努力した。思いがけない「写真の力」を初めて感じ、写真との関係が密接になっていき、「いつしか将来は写真を仕事としたいと思うようになった」という[1]
高校卒業後に、江戸川区小岩のアパート克美荘で、沢野ひとし・木村晋介ら4人で、6畳1間で共同生活をした。東京写真大学は半年でやめ、シナリオライター養成学校に通いながら、銀座のニコラスで皿洗いのバイトなどをする。その時来店した三島由紀夫木村晋介と共に見に行ったというエピソードが、椎名の著作の中で何回か語られている。この頃、木村の友達であり、後に妻となる渡辺一枝と出会っている。
なお、1977年ごろ、『本の雑誌』の経費を稼ぐために、「エロ漫画の原作」のアルバイトを目黒と共同で行っていた。椎名がストーリーを考え、目黒が台本化する形式で、月4、5本は書いていたという[2]
  • 1968年頃 沢野ひとし・木村晋介ら仲間と「東日本何でもケトばす会」、通称東ケト会を設立。以降盛んに、島などに旅して、海岸でキャンプテントを張り、自炊をして宴会した。その活動は、1980年に『わしらは怪しい探険隊』と題して出版し、シリーズ化された。
  • 1976年 『本の雑誌』創刊号発行。デパートニューズ社勤務中、同僚の目黒考二菊池仁らと発行(第2号から2011年まで編集長)した。
誌上での椎名の「面白文体」の文章が評判となる。
ただし、椎名自体はこの現象を快く思っていなかったらしく、八十年代に発表された「さらば昭和軽薄体」というエッセイの中でこの文体からの脱却を宣言している。その後は小説に進出、私小説SF小説、超常小説を多数発表。
  • 文筆活動以外には、辺境の地への冒険をライフワークとし、ドキュメンタリー番組によく出演するほか、旅先での写真を多数発表。また本好きの習性として、旅先にも大量の本を持参して読了している。自称“活字中毒”。
  • デビュー前から8ミリ、16ミリでの自主制作映画を撮っていた、本人曰く「見るより撮るのが好きな映画好き」。デビュー後に映像プロダクション「ホネ・フィルム」を読売広告社岩切靖治(木村晋介の高校の同級生)と設立。国内外の辺境地域を舞台とした映画を監督した(現在、ホネ・フィルムは解散)。
  • 写真好きでもあり、写真と文章とを収録した著書も多数。写真雑誌『アサヒカメラ』の連載などを受け持っている。
  • 山形で「やまがた林間学校」の、徳島で「川の学校」の講師もつとめた。
  • 非常に酒好きで特にビールを好む。自身のエッセーには酒に纏わる記述や二日酔いの記述がしばし登場する。
  • 週刊金曜日』の編集委員も務めたが、連載を担当していたほかは実質的な仕事をしていないとしており、表紙写真の担当を降りたことから2007年12月14日号を最後に退任。
  • 新宿で居酒屋「池林房」などを経営し、椎名と交友が深い太田篤哉(椎名の著書には「太田トクヤ」として登場)が、2003年に新宿にビルを建てた際、仲間と資金を出し合ってその屋上にモンゴルのゲルを建設した(ゲルは、その後、台風により倒壊した)。

[編集] 受賞リスト

[編集] 著書

以下は発行順の時系列にて羅列

[編集] 1970年代

1979年

  • 『クレジットとキャッシュレス社会』 教育社、1979年2月
  • 『クレジットカードの実務知識』 日本実業出版社、1979年6月
  • 大規模小売店と流通戦争 教育社、1979年7
上記3冊ともに、当時在籍していた流通業界について纏めた本。「クレジットとキャッシュレス社会」、「大規模小売店と流通戦争」2冊は買い切りの原稿料で、「クレジットとキャッシュレス社会」の原稿料は36万円(一枚4千円、100枚で40万円。そこから源泉徴収された額である。)であったという。「クレジットカードの実務知識」から印税契約になり、印税収入が作家としての仕事、となるのならこの本が、実質的なデビュー作となる。
椎名誠のエッセイストとしてのデビュー作。当時、情報センター出版局で個性的な本を多数刊行していた編集者・星山佳須也本の雑誌を機会に見出され、依頼されて執筆した本。初めは「青春と読書」というテーマで依頼し、星山自身も「あつい青春とよろこびの読書」なるタイトルまで付けていたのだが、上がってきた原稿とタイトルを聞いて星山が驚いたという話がある。また、この本がきっかけで「スーパーエッセイ」という独自のジャンルが確立されることとなる。
国分寺書店は国分寺駅南口ロータリーに実在し、1950年代半ばにオババともう一人の女性が開店、65年頃土地を売り隣接地にビルを建て1階に。1975年頃オババが陶器店に衣替え。70年代にビルを甥に売り兵庫県赤穂市に移住。現在書店跡は不動産会社の支店である[3]

[編集] 1980年代

1980年

  • 『わしらは怪しい探険隊』 角川文庫、1980年3月
椎名誠が結成した東日本なんでもケトばす会(東ケト会)、いやはや隊の二つによるキャンプ記を纏めたシリーズ1作目。いわゆる東ケト会編が「あやしい探検隊 不思議島へ行く」までであり、いやはや隊に世代交代するのが「あやしい探検隊 海で笑う」からである。ちなみに単行本はすべて出版社がバラバラで(文庫版はすべて角川文庫に収録)、最近では山と渓谷社から出版されることが多い。また、連載時に「あやしい探検隊」シリーズであったが単行本化の際にタイトルが変更されたり、外伝と呼ぶべきシリーズもある。
  • 『気分はだぼだぼソース』 情報センター出版局 1980年8月、のち新潮文庫
エッセイ集。情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第二弾。自身が勤めていた会社の雑誌「レディストアーズ」に収録されたショートエッセイから、「第三文明」「オール讀物」「文藝春秋」などの雑誌に書かれたショートエッセイ、「月刊ジャーナリスト」にほぼ一年間連載された結婚式にまつわる連載エッセイなど、収録ジャンル、出版社は多岐に渡る。

1981年

  • 『かつをぶしの時代なのだ』 情報センター出版局、1981年4月、のち集英社文庫
情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第三弾。ブルータスに連載された、最初の雑誌連載である「どくだみ光線」を纏めたもの。相方のイラストレーターである沢野ひとしと、初めて仕事をした連載でもある。
  • 『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』 本の雑誌社、1981年4月、のち集英社文庫
本の雑誌社から発行された最初の単行本。表題作である「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」(本の雑誌の方向性を巡って椎名と目黒が大喧嘩した際に、椎名が鬱憤晴らしのように書いた作品。後にドラマ化される)に、朝日新聞の連載「マガジンジャック」と本の雑誌に収録されたエッセイを纏めた本。特に表題作は本の雑誌掲載時から大幅な加筆修正が施されている。本の雑誌社のロングセラーであった為経営者の目黒考二が文庫本化を拒んでいた(「自走式漂流記」より)が、2000年に単行本からおよそ十九年の歳月を掛け角川文庫から出版された。この本の売れ行きが好調でその為の税金の支払いで黒字倒産の危機に陥りかけた。また、イラストを担当していた沢野が逃げ回り出版が大幅に遅れた。
  • 『哀愁の町に霧が降るのだ』 情報センター出版局、1981年10月、のち新潮文庫
作者とその仲間達によるの克美荘時代の生活と、作者が「ニューズ社」に入社してサラリーマン生活を始めるところまでが描かれている。本人としては「他伝的バカ話」のつもりで書いたのだが、当時のラジオ番組で「自伝的小説」と言われ困惑する様子が、この本の下巻冒頭に記されている。「新橋烏森口青春編」、「銀座のカラス」で椎名曰く「青春三部作」(自走式漂流記より)。しかしその後「本の雑誌血風録」「新宿熱風どかどか団」と続き、未だ完結していない。この本を著するに当たって参考にしたという「克美荘日記」(椎名や他の生活者達の生活日記)の一部は「自走式漂流記」の中に抜粋されて収録されている。

1982年

  • 『場外乱闘はこれからだ』 文藝春秋 1982年6月 のち文庫
BRUTUSNumber、その他の連載を集めて作られたもの。
  • 『ジョン万作の逃亡』 角川書店、1982年8月、のち文庫
最初の「自伝的ではない」小説集。当時編集者の村松友視の依頼により中央公論社発行の「海」に掲載された「ラジャダムナン・キック」に加え、表題作、「悶絶のエビフライライス」などの、奇想天外な「スーパー・フィクション」を収録。
  • 『地球どこでも不思議旅』 小学館 1982年11月、のち集英社文庫
雑誌『週刊ポスト』『るるぶ』連載の旅行記をまとめたもの。

1983年

  • 『男たちの真剣おもしろ話』 実業之日本社、1983年2月、のち角川文庫
PR誌「てんとう虫」の連載対談をまとめたもの。対談相手は山下洋輔東海林さだお三遊亭円丈山藤章二村松友視黒田征太郎倉本聰沢野ひとし尾辻克彦小林信彦野田秀樹砂川しげひさ石川次郎鶴見俊輔
  • 『いまこの人が好きだ!』 新潮社、1983年3月、のち文庫
著名人からまったく無名な人まで、椎名な好きな人23人をインタビューした「小説新潮」での連載をまとめたもの。
  • 『風にころがる映画もあった』 情報センター出版局、1983年4月、のち角川文庫
情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第四弾。椎名の映画に関する体験と、雑誌連載されていた映画批評、出演したテレビロケのルポを纏めた本。
  • 『シークがきた』 徳間書店、1983年6月、のち『雨がやんだら』新潮文庫
スーパー・フィクション短編集。椎名がインドを旅行中に本が出来上がったが、送ってきたその本が税関でひっかかり「シークはそこまで来ていた」のに著者が受け取れなかったというエピソードがある。ちなみにシークはプロレスラーの名前で、この本が売れたら椎名はプロレスラーの名前で「みんなきた」全集を出したかったらしい。

1984年

  • 『インドでわしも考えた』 小学館、1984年2月、のち集英社文庫
題名は堀田善衞の著書「インドで考えたこと」のもじり。椎名のインド旅行記を纏めた本。写真がふんだんに盛り込まれている。巻末解説は妹尾河童。なお、高橋由佳利「トルコで私も考えた」は、さらにこの本の題名をもじったもの。
  • 『赤眼評論』 文藝春秋、1984年2月、のち文庫
「オール讀物」「ドリブ」「朝日ジャーナル」「ナンバー」などに連載したエッセイを集めたもの。
  • 『日本細末端真実紀行』 JTB出版局、1984年3月、のち角川文庫
るるぶに連載されていた旅行記を一冊に纏めた本。網走、倉敷、神戸など取材範囲は多岐に渡る。
  • 『風景進化論』 情報センター出版局、1984年3月、のち新潮文庫
雑誌「写楽」連載の、椎名自身による写真を多数収録した旅行エッセイ集。この本に掲載されている写真のほとんどのネガを椎名の管理ミスで紛失してしまっていることがのちに判明する。
  • 『あやしい探検隊 北へ』 情報センター出版局、1984年5月、のち角川文庫
前著「わしらはあやしい探検隊」の続編的作品。
  • 『蚊』 新潮社、1984年7月、のち文庫
短編小説集。活字中毒者にとっての夢の職場を描いた「日本読書公社」を収録。
  • 『むははは日記』 本の雑誌社、1984年9月
  • 『イスタンブールでなまず釣り』 情報センター出版局、1984年10月、のち文春文庫

1985年

  • 『全日本食えばわかる図鑑』 小学館、1985年3月
漫画誌に連載された食べ物に纏わるエッセイ集。連載当時は椎名自身がイラストを描いていたが、単行本化に当たりイラストとしての相棒である沢野ひとしによって新たに挿絵が書き直された。巻末には座談会を収録。
  • 『岳物語』 集英社、1985年5月、のち文庫
  • 『あやしい探検隊 不思議島へ行く』 光文社、1985年9月、のち角川文庫
  • 『シベリア夢幻 零下59度のツンドラを行く』 情報センター出版局、1985年12月、のち『零下59度の旅』集英社文庫

1986年

  • 『むはの断面図』 本の雑誌社、1986年4月
  • 『続・岳物語』 集英社、1986年7月、のち文庫
息子、渡辺岳の成長を捉えた私小説。なお、娘(岳から見た姉)の渡辺葉については本人の希望により一切書かれていないため、岳が一人っ子のように描かれている。なお、作品中では家族名が(「渡辺家」ではなく)「シーナ家」となっていることから、出版社の付録では「フィクション小説」と扱われる場合が多い。『続・岳物語』も同じ。椎名自身はさらに長期にわたって書き続ける予定であったが、息子が、小説の登場人物にされるのを嫌がるようになり、中断した。
  • 『フグと低気圧』 講談社、1986年9月、のち文庫
ジャンルに縛られない連載というコンセプトで始めた連載集。小説風エッセイから日常ルポなど、収録された文章形態は多岐に渡る。
  • 『海を見にいく』 本の雑誌社、1986年12月

1987年

  • パタゴニア-あるいは風とタンポポの物語り』 情報センター出版局、1987年5月、のち集英社文庫
  • 『ロシアにおけるニタリノフの便座について』 新潮社、1987年7月、のち文庫
シベリア紀行を中心としたエッセイ集。題名は島田謹二「ロシヤにおける広瀬武夫」のもじり。
  • 『少年の夏』 徳間書店、1987年7月、のち新潮文庫
『岳物語』番外編。岳が友人たちとカヌーで川を下る体験を小説化。
  • 『菜の花物語』 集英社、1987年9月、のち文庫
私小説短編集。
  • 『活字のサーカス -面白本大追跡-』 岩波新書、1987年10月
岩波新書から、こんなヤワラカイ本が出た」と刊行当時話題になった一冊。本についてのエッセイ集。
  • 『シベリア追跡』 小学館、1987年11月、のち集英社文庫
大黒屋光太夫の路程をたどる紀行エッセイ。
  • 『新橋烏森口青春篇』 新潮社、1987年12月、のち文庫
「小説新潮」に連載されていた長編小説。「哀愁の町に霧が降るのだ」の続編ではあるが、一部登場人物などに脚色が加えられ、私小説寄りであった前作に比べ、創作小説の割合が濃くなった。

1988年

  • 『ハーケンと夏みかん』 山と渓谷社、1988年5月、のち集英社文庫
沢野との出会いや、彼と初めて行った山登り旅行についての話収録。
  • 『犬の系譜』 講談社、1988年1月 のち文庫
  • 『長く素晴らしく憂鬱な一日』 マガジンハウス、1988年2月、のち角川文庫
  • 『熱風大陸 ダーウィンの海をめざして』 講談社、1988年4月、のち文庫
椎名の愛する本、アラン・ムーアヘッド『恐るべき空白』に描かれた、オーストラリア大陸の探検隊の旅の跡をたどる紀行。
  • 『さよなら、海の女たち』 集英社、1988年9月、のち文庫
  • 『あやしい探検隊 海で笑う(写真中村征夫。情報センター出版局、巻末に両者による対談を収録) 1988年9 のち角川文庫

1989年

  • 『ねじのかいてん』 講談社、1989年2月、のち文庫
奇想小説集。題名はヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』から。
  • 『土星を見るひと』 新潮社、1989年3月、のち文庫
  • 『白い手』 集英社、1989年4月、のち文庫
  • 『ホネのような話 対談集』 東京書籍、1989年8月、のち角川文庫
対談相手は、東海林さだお井上ひさし沢野ひとし木村晋介島森路子佐藤秀明中村征夫C・W・ニコル野田知佑藤門弘湯川れい子中沢正夫竹下景子干刈あがた
  • 『風の国へ』 朝日新聞社、1989年9月、のち『風の国へ・駱駝狩り』新潮文庫
  • 『駱駝狩り』 朝日新聞社、1989年9月
フォト紀行エッセイ集。
  • 『酔眼装置のあるところ』 本の雑誌社、1989年12月、のち『ばかおとっつあんにはなりたくない』と改題)

[編集] 1990年代

1990年

  • 『むははは日記』 本の雑誌社、1990年
  • 『アド・バード』 集英社、1990年3月、のち文庫
異形の怪物がうろつく世界で、主人公の兄弟が父親を探しに行くというSF大作。作品中の言語感覚には筒井康隆の影響が見られる。日本SF大賞受賞作品。
  • 『なつのしっぽ』 講談社、1990年4月
沢野ひとしが挿絵を担当している童話。
  • 『小さなやわらかい午後』 本の雑誌社、1990年5月
  • 『街角で笑う犬』 朝日新聞社、1990年6月
  • 『水域』 講談社、1990年9月、のち文庫
  • 『武装島田倉庫』 新潮社、1990年12月、のち文庫
「水域」、「武装島田倉庫」の二冊に「アド・バード」を加える事で椎名のSF三部作となる。三冊ともに共通点はほとんどないが、椎名得意の奇天烈な生物や世界観が滲み出ている作品になっている。

1991年

  • 『あやしい探検隊 アフリカ乱入』 山と渓谷社、1991年2月、のち角川文庫
  • 『ナマコもいつか月を見る』 1991年4月
  • 『胃袋を買いに。』 文藝春秋、1991年5月、のち文庫
  • 『銀座のカラス』 朝日新聞社、1991年10月、のち新潮文庫、朝日文芸文庫
朝日新聞での初めての連載小説。「新橋烏森口青春編」の続編ではあるが、視点が三人称に変わり、登場人物がすべて創作による命名になっている(椎名のファンであればある程度推量できるようにはなっているが)為、前二作と一線を画す。
  • 『ハマボウフウの花や風』 文藝春秋、1991年10月、のち文庫
第102回直木賞候補。収録短編「倉庫作業員」は映画『息子』の原作。
  • 『ドス・アギラス号の冒険』 リブロポート、1991年11月
たむらしげる画の絵本。

1992年

  • 『草の海 モンゴル奥地への旅』 集英社、1992年1月、のち文庫
映画「白い馬」の原作。
  • 『椎名誠熱闘映画術』 ドキュメント「うみ・そら・さんごのいいつたえ」マガジンハウス、1992年4月
  • 『むはの迷走』 本の雑誌社、1992年4月、のち『やっとこなあのぞんぞろり』と改題し角川文庫
  • 『南島だより』 マガジンハウス、のち『南島ぶちくん騒動』と改題し幻冬舎文庫、1992年5
  • 『ひるめしのもんだい』 文藝春秋、1992年7月、のち文庫
  • 『草の国の少年たち』 朝日新聞社、1992年12月、のち『ナラン 草の国の少年たち』と改題し新潮文庫
  • 『ねむたいライオン』 朝日新聞社、1992年12月

1993年

  • 『地下生活者』 集英社、1993年2月、のち『地下生活者/遠灘鮫腹海岸』と改題し文庫
  • 『おろかな日々』 文藝春秋、1993年3月、のち文庫
  • 『フィルム旅芸人の記録』 1993年6月、のち集英社文庫
映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」の関連本。
  • 『中国の鳥人』 新潮社、1993年7月、のち文庫
  • 『モンパの木の下で』 文藝春秋、1993年12 のち文庫
  • 『フィルム旅芸人の記録』 マガジンハウス、1993年6月

1994年

  • 『ガリコン式映写装置』 本の雑誌社、1994年4月
  • 『はるさきのへび』 集英社、1994年5月
岳物語の系譜を持つ私小説シリーズの一つ。長女である「葉」の少女時代を描いた「娘と私」、椎名の新婚時代を描いた「階段の上の海」、小学館発行の雑誌に連載されていた「海ちゃん、おはよう」の三篇が収録されている。「海ちゃん、おはよう」は主人公の一人称が「あたし」という特異な小説となっており、それを読んだ友人の野田知佑は「椎名は気が狂った」という感想を漏らした、というエピソードが「自走式漂流記」の自作解説で語られている。
  • 『南国かつおまぐろ旅』 文藝春秋、1994年7月
  • 『蚊學ノ書』 夏目書房、1994年10月
  • 『猫殺し その他の短篇』 文藝春秋、1994年10月(のち、『トロッコ海岸』と改題)
  • 『3わのアヒル』 講談社、1994年10月
垂見健吾が写真の童話。
  • 『鉄塔のひと その他の短篇』 新潮社、1994年11月

1995年

  • 『ネコの亡命』 文藝春秋、1995年3月
  • 『むはの哭く夜はおそろしい』 本の雑誌社、1995年4月、のち『本などいらない草原ぐらし』と改題し角川文庫、2006年11月、ISBN 4041510236
  • 『馬追い旅日記』 集英社、1995年6月
  • 『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』 山と渓谷社、1995年9月
  • 『時にはうどんのように』 文藝春秋、1995年11月
  • 『でか足国探検記』 新潮社、1995年12月
「あやしい探検隊」の番外編的、紀行エッセイ。
  • 『椎名誠写真館』 朝日文芸文庫、1995年12月

1996年

  • 『麦の道』 集英社、1996年1月
  • 『カープ島サカナ作戦』 文藝春秋、1996年7月
  • 『麦酒主義の構造とその応用力学』 集英社、1996年7月(のち、『麦酒主義の構造とその応用胃学』に改題)
  • 『鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇』 1996年7月
沢野ひとしとの「あやしい探検隊」時代の活動を回顧する対談を収録したもの。
  • 『自走式漂流記 1944-1996』 新潮文庫 1996年9月
自身の系譜を辿る集大成的本。椎名が学生の頃に記した短編小説や詩、「哀愁の町に霧が降るのだ」の元となった「克美荘日記」の一部抜粋に、「本の雑誌」の前身の「幕張じゃーなる」。自主的に没にした(或いは書けなくなった)作品の自作解説や、映画に関する講演会。ライフワーク的存在である「あやしい探検隊」「いやはや隊」の行軍記録。目黒、沢野、木村の三名による椎名誠についてのエッセイなど、椎名誠の今までを詰め込んだ一冊になっている。巻末には全自著と全自作映画の自身による解説付き。
  • 『風の道 雲の旅』 晶文社、1996年10月
  • 『みるなの木』 早川書房、1996年12月

1997年

  • 『むはのむは固め』 本の雑誌社、1997年4月(のち、『くねくね文字の行方』と改題)
  • 『机の中の渦巻星雲 超常小説ベスト・セレクション』 1997年4月
自選の自作奇想小説ベスト。
  • 『家族の絆』 1997年6月
光文社文庫の「日本ペンクラブ編」のアンソロジー・シリーズの一冊。椎名は作品のセレクトを担当。
  • 『本の雑誌血風録』 朝日新聞社、1997年6月
本の雑誌ができるまでを、編集の面を中心にして書かれた作品。「銀座のカラス」で三人称、仮名にした人物名をすべて実名に戻し、小説というよりはドキュメンタリーに近づいた作品である。ただ、巻末の解説で目黒が書いている通り、事実にかなりの脚色が加えられている為、まったく全てが真実、という訳では無い。
  • 『ギョーザのような月がでた』 文藝春秋、1997年7月
  • 『沢野絵の謎』 本の雑誌社、1997年12月
  • 『あるく魚とわらう風』 集英社、1997年12月

1998年

  • 『これもおとこのじんせいだ!』 本の雑誌社、1998年3月
沢野ひとし、木村晋介、目黒考二、中村征夫、太田和彦とのリレーエッセイ集。
  • 『旅の紙芝居』 朝日新聞社、1998年3月
  • 『砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠探検記』 新潮社、1998年3月
  • 黄金時代』 文藝春秋、1998年5月
  • 『突撃 三角ベース団』 文藝春秋、1998年7月
  • 『怒涛の編集後記』 本の雑誌社、1998年10月
  • 『活字博物誌』 岩波書店、1998年10 月
  • 『新宿熱風どかどか団』 朝日新聞社、1998年10月
『本の雑誌血風録』の続編。前作とさほど連載期間が離れていない為か、話が飛び飛びになるこのシリーズとしては珍しく、前作のラストと今作のオープニングが連結している。本の雑誌が軌道に乗ってから、最初の単行本で倒産の危機に陥るまでを描いている。
  • 『あやしい探検隊 バリ島横恋慕』 山と渓谷社、1998年11月
  • 『風がはこんでくるもの』 本の雑誌社、1998年12月

1999年

  • 『ずんが島漂流記』 文藝春秋、1999年1月
  • 『ビールうぐうぐ対談』 文藝春秋、1999年3月
  • 『むは力』 本の雑誌社、1999年4月、のち『麦酒泡之介的人生』と改題し角川文庫、2010年4月、ISBN 9784041510223
  • 『とんがらしの誘惑』 文藝春秋、1999年5月
  • 『南洋犬座 100絵100話』 集英社、1999年6月
  • 『アメンボ号の冒険』 講談社、1999年7月、のち講談社文庫、2006年7月、ISBN 4062754525
  • 『鍋釜天幕団ジープ焚き火旅 あやしい探検隊さすらい篇』 本の雑誌社、1999年8月
目黒考二との、「あやしい探検隊」時代の活動を回顧する対談を収録したもの。
  • 『春夏秋冬いやはや隊が行く』 講談社、1999年9月
  • 『問題温泉』 文藝春秋、1999年11月

[編集] 2000年代

2000年

  • 『くじらの朝がえり』 文藝春秋、2000年3月
  • 『にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編』 講談社、2000年6月
  • 『新発作的座談会 超能力株式会社の未来』 本の雑誌社、2000年6月
  • 『もう少しむこうの空の下へ』 講談社、2000年7月
  • 『めだかさんたろう』 講談社、2000年8月
村上康成絵の絵本。
  • 『ここだけの話』 本の雑誌社、2000年8月
  • 『すっぽんの首』 文藝春秋、2000年10月
  • 『沢野字の謎』 本の雑誌社、2000年10月
「発作的座談会」の番外編。おなじみのメンバーで沢野ひとしの絵の不可解さを語る。
  • 『やぶさか対談』 講談社、2000年12月

2001年

  • 『焚火オペラの夜だった』 文藝春秋、2001年1月
  • 『春画』 集英社、2001年2月
  • 『日焼け読書の旅かばん』 本の雑誌社、2001年4月
  • 『海ちゃん、おはよう』 朝日新聞社、2001年5月、のち朝日文庫、2004年5月、ISBN 4022643293、のち新潮文庫、2007年10月、ISBN 9784101448305
  • 『波のむこうのかくれ島』 新潮社、2001年5月
  • 『海浜棒球始末記 ウ・リーグ熱風録』 文藝春秋、2001年6月
  • 『からいはうまい アジア突撃激辛紀行』 小学館、2001年7月
  • 『飛ぶ男、噛む女』 新潮社、2001年10月

2002年

  • ハリセンボンの逆襲』 文藝春秋、2002年1月
  • 『太っ腹対談』 講談社、2002年5月
東海林さだおとの対談本。前二者は東海林との二人での対談。後二者は毎回ゲストを招いての鼎談。
椎名の他の対談本にも東海林との対談が含まれている事が多い。もともと椎名は東海林さだおの熱烈なファンで、その事を作家として駆け出しの頃に、ある週刊誌のインタビューに答えたところ、話した内容とはまったく逆のおちゃらけ記事になっていた、というエピソードがある。
  • 『風まかせ写真館』 朝日新聞社、2002年3月、のち朝日文庫、2005年8月、ISBN 402264351X
  • 『風のかなたのひみつ島』 新潮社、2002年7月
  • 『ぶっかけめしの午後』 文藝春秋、2002年10月
  • 『ニューヨークからきた猫たち』 朝日新聞社、2002年11月、のち朝日文庫、2006年9月、ISBN 4022643765
  • 『絵本たんけん隊 小さなまぶしいタカラモノをさがしに…』 2002年12月

2003年

  • 『新これもおとこのじんせいだ!』 2003年2月
沢野ひとし、木村晋介、中村征夫、かなざわいっせい太田篤哉、目黒考二とのリレーエッセイ集。
  • 『モヤシ』 2003年4月
  • 『かえっていく場所』 集英社、2003年4月、のち集英社文庫、2006年4月、ISBN 4087460312
  • 『いっぽん海ヘビトンボ漂読記』 本の雑誌社、2003年4月
  • 『活字の海に寝ころんで』 岩波書店、2003年7月
岩波新書からの二冊目・三冊目の刊行本。
  • 『地球の裏のマヨネーズ』 文藝春秋、2003年8月
  • 『秘密のミャンマ-』 小学館、2003年10月、のち小学館文庫、2006年10月、ISBN 409408116X
  • 『にっぽん・海風魚旅2 くじら雲追跡編』 講談社、2003年10月、のち講談社文庫、2007年2月、ISBN 978406275647
  • 『風のまつり』 講談社、2003年11月
  • 『まわれ映写機』 幻冬舎、2003年11月、のち幻冬舎文庫、2007年2月、ISBN 9784344409071
  • 『笑う風 ねむい雲』 2003年12月

2004年

  • 『走る男』 朝日新聞社、2004年1月、のち朝日文庫、2007年1月、ISBN 9784022643872
  • 『ぱいかじ南海作戦』 新潮社、2004年4月
  • 『誠の話』 角川書店、2004年5月
和田誠との対談本。
  • 『ただのナマズと思うなよ』 文藝春秋、2004年9月
  • 『にっぽん・海風魚旅3 小魚びゅんびゅん荒波編』 講談社、2004年11月、のち講談社文庫、2008年1月、ISBN 9784062758659
  • 『メコン・黄金水道をゆく』 集英社、2004年12月

2005年

  • 『にっぽん・海風魚旅4 大漁旗ぶるぶる乱風編』 講談社、2005年4月
  • 『冒険にでよう』 岩波書店、2005年6月
  • 『全日本食えば食える図鑑』 新潮社、2005年7月
2004年から始めた「全日本麺の甲子園大会」の模様、そして日本各地で椎名が食した「珍食物」のレポート集。
  • 『海浜棒球始末記 その弐 世界おしかけ武者修行』 文藝春秋、2005年7月
「浮き球▲(三角)ベースボール」についての本。奄美大島訪問中に、地元の漁師が砂浜で流木のバットと「浮き球」を使って遊んでいた草野球と出会い、持ち帰った浮き球で後日、仲間と始めた三角ベースが原型。椎名は、「全日本浮き球リーグ」、通称「ウ・リーグ」の創設者。
  • 『読書歯車のねじまき仕事』 本の雑誌社、2005年7月
  • 『ひとりガサゴソ飲む夜は…』 角川書店、2005年9月、のち角川文庫、2010年1月、ISBN 9784041510247
  • 『にっぽん・海風魚旅5 南シナ海ドラゴン編』 講談社、2005年10月
週刊現代」の連載「海を見にいく」の単行本化。
  • 『真昼の星 熱中大陸紀行』 小学館、2005年12月

2006年

  • 『波切り草』 文藝春秋、2006年5月
  • 『砲艦銀鼠号』 集英社、2006年6月、のち集英社文庫、2009年5月、ISBN 9784087464337
  • 『極北の狩人 アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏をいく』 講談社、2006年6月
  • 『どうせ今夜も波の上』 文藝春秋、2006年8月
  • 『銀天公社の偽月』 新潮社、2006年9月
  • 『ONCE UPON A TIME - Picturesque Tales by Fish Who Walkd on Earth 1982-present』 本の雑誌社、2006年11月
椎名の写真活動の集大成ともいえる写真集。

2007年

  • 『草の記憶』 金曜日、2007年3月、のち集英社文庫、2009年11月、ISBN 9784087465037
  • 『ワニのあくびだなめんなよ』 文藝春秋、2007年5月
  • 『ごんごんと風にころがる雲をみた。』 柏艪社、2007年6月、のち角川文庫、2010年11月、ISBN 9784041510254
  • 『らくだの話 そのほか』 本の雑誌社、2007年6月
『本の雑誌』での主に本についての連載エッセイをまとめたもの。
  • 『たき火をかこんだがらがらどん』 小学館、2007年6月、のち小学館文庫、2010年8月、ISBN 9784094085358
  • 『玉ねぎフライパン作戦』 角川書店、2007年11月、のち角川文庫、2011年7月、ISBN 9784041510261
  • 『トンカチからの伝言』 文藝春秋、2007年12月

2008年

  • 『わしらは怪しい雑魚釣り隊』 マガジン・マガジン、2008年2月
  • 『ニッポンありゃまあお祭り紀行』 カラット、2008年3月
    • のち講談社文庫『ニッポンありゃまあお祭り紀行 春夏編』、2011年4月、ISBN 9784062768665
    • 『ニッポンありゃまあお祭り紀行 秋冬編』、2011年9月、ISBN 9784062770590
  • 『すすれ! 麺の甲子園』 新潮社、2008年4月
  • 『長さ一キロのアナコンダ』 早川書房2008年5月
  • 『『十五少年漂流記』への旅 新潮選書、2008年5月、ISBN 978-4-10-603604-0
  • 『エコノザウルス カウントダウン(本田亮との共著)』 小学館、2008年6月
  • 『ナマコのからえばり』 毎日新聞社、2008年7月、のち集英社文庫、2010年8月、ISBN 9784087466058
『サンデー毎日』連載エッセイをまとめたもの。
  • 『ひとつ目女』 文藝春秋、2008年11月

2009年

  • 『ももんがあ からっ風作戦』 文藝春秋、2009年1月
  • 『めしもり山のまねっこ木』 国書刊行会、2009年1月
及川賢治絵の絵本。
  • 『大きな約束』 集英社、2009年2月
  • 『続 大きな約束』 集英社、2009年5月
子供が生まれた岳一家との交流の記録。
  • 『続 怪しい雑魚釣り隊 サバダバサバダバ篇』 マガジン・マガジン、2009年6月
  • 『本日7時居酒屋集合! ナマコのからえばり2』 毎日新聞社、2009年6月
  • 『新宿遊牧民』 講談社、2009年10月
池林房の太田篤哉、読売広告社岩切靖治らとの交友・交流をまとめたもの。
  • 『帰ってきちゃった発作的座談会 「超常的空論」ファイナル』 本の雑誌社、2009年10月
本の雑誌に不定期連載されている発作的座談会を纏めたもの。目黒考二沢野ひとし木村晋介がレギュラーメンバー、誰かが欠席する際には代わりのゲストが入ることがある。また、公開座談会の回も収録されている。

[編集] 2010年代

2010年

  • 『活字たんけん隊 -めざせ、面白本の大海』 岩波新書、2010年1月、ISBN 9784004312307
  • 『世界どこでもずんがずんが旅』 角川書店、2010年1月
中日新聞東京新聞で月1回(2006年1月 –』 2009年6月)、「ニッコールクラブ」(2008年夏 –』 2009年6月)に連載されたもの。
  • 『五つの旅の物語』 講談社、2010年2月
ほぼ30年間の活動集大成の写真集。

2011年

[編集] 共編著

  • 素敵な活字中毒者 集英社文庫、1983.1
日本ペンクラブ編」と題された集英社文庫のアンソロジー・シリーズのうちの一冊で、椎名が撰者。鼎談解説は、鏡明目黒考二、椎名誠。なお、「活字中毒」という言葉は椎名や目黒が考案したと思われがちだが(そんなこと思ってないぜ)、当アンソロジーには山口瞳による「活字中毒者の一日」というエッセイが収録されている。
  • ネックレス・アイランド 中村征夫共著 駸々堂出版 1984.7
中村征夫の写真を多数収録した、海についてのエッセイ集。なお、「ネックレス・アイランド」とはマーシャル諸島のマジュロ環礁を上から見ると、環礁がまるでネックレスのようにぐるりと輪になって見えるための呼び名。
  • 発作的座談会 本の雑誌社、1990.11 のち角川文庫
  • 私広告 沢野ひとし共著、本の雑誌社、1993
「本の雑誌」に掲載された沢野の広告漫画を分析したもの。
  • 日本の名随筆. 別巻 40 青春、作品社、1994
  • 眺めのいい部屋(渡辺一枝著)1995.2
妻のエッセイ集に椎名の写真を収録。
  • 発作的座談会 いろはカルタの真実 本の雑誌社、1996.4
  • あやしい探検隊 焚火発見伝 林政明共著 小学館、1996.10
あやしい探検隊シリーズの外伝的なもので、椎名の旅ルポ、林の料理裏話、参加者による座談会という三部構成になっている。
  • 人生途中対談 東海林さだお共著、1996.10(のち、『シーナとショージの発奮忘食対談』と改題)

[編集] 翻訳書

  • はるかな湖 アレン・セイ(作・絵の絵本) 1999.2

[編集] テレビ

[編集] 出演

  • 椎名誠と怪しい探検隊 日本テレビ
  • 楼蘭 シルクロードに消えた幻の王国 テレビ朝日 1989
  • 椎名誠のでっかい旅! フジテレビ 2005
  • 椎名誠の感動2万マイル!「十五少年漂流記」の謎の島を行く 2005
  • 椎名誠が見た!シベリアの東北 ~極北の狩人を追う~ 朝日2006

他多数

[編集] 椎名作品のドラマ化

  • 新橋烏森口青春篇 1988 NHK
  • 悶え苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵 1990 関西テレビ(監督:黒沢清
  • 犬たちとボクの日々 1990 NHK
  • よろこびの渦巻 1992 関西テレビ(監督:黒沢清)
  • 胃袋を買いに 1992 関西テレビ(監督:池添博

[編集] ラジオ

  • 椎名誠の拍手パチパチ人生 TBSラジオ
  • 椎名誠・株式会社のじゅねーラジオ FM沖縄
  • 椎名誠的 ラジオ地球の歩き方 ニッポン放送

ほか。

[編集] テレビCM

[編集] 映画

[編集] 監督作品(すべて「ホネ・フィルム」作品)

以上の音楽担当:高橋幸宏

[編集] その他の「ホネ・フィルム」制作映画

  • 『しずかなあやしい午後に スイカを買った 沢野ひとし』(1997) 監督:太田和彦 椎名は「企画」担当
  • 『ツェツェルレグ モンゴル草原の花』(1997) 椎名は「脚色」担当
  • 『しずかなあやしい午後に ガクの絵本』(1997) 監督:和田誠 椎名は「原作」
  • 『中国の鳥人』(1998) 監督:三池崇史 椎名は「原作」

[編集] 椎名作品の映画化

[編集] ビデオ・DVD

  • ビデオ『椎名誠と怪しい探検隊映画を撮る メイキング・オブ「うみ・そら・さんごのいいつたえ」』 1992
  • ビデオ『椎名誠とあやしい探検隊 おれ流outdoor術』1~8 1998
  • DVD『椎名誠 焚き火を楽しもう』 2007 なお、これについては盗作疑惑がある。

[編集] 脚注

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  1. ^ 椎名誠 『五つの旅の物語』 講談社 2010年 ISBN 9784062160582
  2. ^ 南伸坊『さる業界の人々』(ちくま文庫)の関川夏央の解説より。なお、関川も同時期にエロ漫画雑誌の編集長及び、原作執筆を手がけていたという。
  3. ^ [日本経済新聞 2010年7月24日夕刊10面 足立則夫]

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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