椎名誠

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椎名 誠
誕生 1944年6月14日(65歳)
東京都世田谷区
職業 作家随筆家
国籍 日本
代表作 岳物語
主な受賞歴 吉川英治文学新人賞
ウィキポータル 文学
  

椎名 誠(しいな まこと、1944年6月14日 - )は日本作家SF作家エッセイスト写真家映画監督。本名は渡辺誠。椎名は旧姓で、結婚したときに渡辺一枝の姓に合わせ渡辺姓となった。

妻(元保育士)の渡辺一枝とは、親友で弁護士の木村晋介の紹介で結婚。一枝もエッセイストで、チベットについての本など、多数の著書がある。

娘の渡辺葉翻訳家エッセイスト

息子で、椎名の小説『岳物語』のモデルとなった渡辺岳は元ボクサーで、現在は写真家。格闘技、プロレスなども好み、柔道も2段であり、また、マーシャル・アーツなども愛好する。

目次

[編集] 経歴

  • 異母兄弟の下から二番目に生まれ、長兄とは20歳位離れている。読書が好きで、SFやナチュラリズム系の本、海外旅行記などを好んで読んだ。また映画少年でもあり、小学生時代から高校時代に掛けてカメラ小僧であった。
  • 小学校6年の時に父親が死に、中学に進学するとガラの悪い学校で、以降、高校まで喧嘩にあけくれる。一方、中学3年で8ミリの自主ニュース映画を撮った。
  • 高校卒業後に、江戸川区小岩のアパート克美荘で、沢野ひとし・木村晋介ら4人で、6畳1間で共同生活をした。東京写真大学は半年でやめ、シナリオライター養成学校に通いながら、銀座のニコラスで皿洗いのバイトなどをする。その時来店した三島由紀夫木村晋介と共に見に行ったというエピソードが、椎名の著作の中で何回か語られている。
  • 流通業界の専門誌『ストアーズレポート』を刊行しているストアーズ社に入社。この時、入社させてくれたのが、後に爬虫類研究家として有名になる、高田榮一だったという。編集者として才能を発揮し、同誌の編集長にまでなる。同社勤務中、同僚の目黒考二菊池仁らと1976年、『本の雑誌』を創刊(創刊以来、一貫して編集長を務めている)。
  • なお、1977年ごろ、『本の雑誌』の経費を稼ぐために、「エロ漫画の原作」のアルバイトを目黒と共同で行っていた。椎名がストーリーを考え、目黒が台本化する形式で、月4、5本は書いていたという[1]
  • 『本の雑誌』誌上での椎名の「面白文体」の文章が評判となり、1979年『さらば国分寺書店のオババ』(情報センター出版局刊)でエッセイストとしてデビューする。その軽快で口語調の文体は嵐山光三郎らの文体とともに昭和軽薄体と呼ばれ、一躍マスコミの寵児となり、ストアーズ社を退社して執筆業に専念する。(ただし、椎名自体はこの現象を快く思っていなかったらしく、八十年代に発表された「さらば昭和軽薄体」というエッセイの中でこの文体からの脱却を宣言している)
  • 沢野ひとし・木村晋介ら仲間と「東日本何でもケトばす会」、通称東ケト会を設立。盛んに、島などに旅して、海岸でキャンプテントを張り、自炊をして宴会した。その活動を1980年、『わしらは怪しい探険隊』と題して出版、シリーズ化された。
  • その後は小説に進出、私小説SF小説、超常小説を多数発表。椎名はSF・超常小説を、「シーナワールド」と呼ぶ。
  • 文筆活動以外には、辺境の地への冒険をライフワークとし、ドキュメンタリー番組によく出演するほか、旅先での写真を多数発表。また、本好きの習性として、旅先にも大量の本を持参して読了している。
  • デビュー前から8ミリ、16ミリでの自主制作映画を撮っていた、本人曰く「見るより撮るのが好きな映画好き」。デビュー後に映像プロダクション「ホネ・フィルム」を設立、映画監督の経験もある(現在ホネ・フィルムは解散)。
  • 写真好きでもあり、写真と文章とを収録した著書も多数。写真雑誌『アサヒカメラ』の連載などを受け持っている。
  • 週刊金曜日』の編集委員も務めたが、連載を担当していたほかは実質的な仕事をしていないとしており、表紙写真の担当を降りたことから2007年12月14日号を最後に退任。

[編集] 受賞リスト

             第5回日本映画批評家大賞最優秀監督賞

              ポーランド子ども映画祭特別賞

[編集] 作品リスト

  • クレジットとキャッシュレス社会 1979.2
  • クレジットカードの実務知識 1979.6
  • 大規模小売店と流通戦争 1979.7
三冊ともに、当時在籍していた流通業界について纏めた本。最初の二冊は買いきりの原稿料で、クレジットとキャッシュレス社会の原稿料は三十六万円(一枚四千円、百枚で四十万円。そこから源泉徴収された額である)であったという。大規模小売店と流通戦争から印税式になり、印税収入が作家としての仕事、となるのならこの大規模小売店が、実質的なデビュー作となる。
  • さらば国分寺書店のオババ(デビュー作) 1979.11
椎名誠のエッセイストとしてのデビュー作。当時、情報センター出版局で個性的な本を多数刊行していた編集者・星山佳須也本の雑誌を機会に見出され、依頼されて執筆した本。初めは「青春と読書」というテーマで依頼し、星山自身も「あつい青春とよろこびの読書」なるタイトルまで付けていたのだが、上がってきた原稿とタイトルを聞いて星山が驚いたという話がある。また、この本がきっかけで「スーパーエッセイ」という独自のジャンルが確立されることとなる。
  • わしらは怪しい探険隊 1980.3
  • あやしい探検隊 北へ 1984.5
  • あやしい探検隊 不思議島へ行く 1985.9
  • あやしい探検隊 海で笑う(写真:中村征夫。巻末に両者による対談を収録) 1988.9
  • あやしい探検隊 アフリカ乱入 1991.2
  • あやしい探検隊 焚火酔虎伝 1995.9
  • あやしい探検隊 バリ島横恋慕 1998.11
  • 春夏秋冬いやはや隊が行く 1999.9
  • わしらは怪しい雑魚釣り隊 2008.2
椎名誠が結成した東日本なんでもケトばす会、いやはや隊の二つによるキャンプ記を纏めたシリーズ。いわゆる東ケト会編が「あやしい探検隊 不思議島へ行く」までであり、いやはや隊に世代交代するのが「あやしい探検隊 海で笑う」からである。ちなみに単行本はすべて出版社がバラバラで(文庫版はすべて角川文庫に収録)、最近では山と渓谷社から出版されることが多い。また、連載時に「あやしい探検隊」シリーズであったが単行本化の際にタイトルが変更されたり、外伝と呼ぶべきシリーズもある。
  • 鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇 1996.7
  • 鍋釜天幕団ジープ焚き火旅 あやしい探検隊さすらい篇 1999.8
以上2冊。1冊目は沢野ひとしとの、2冊目は目黒考二との、「あやしい探検隊」時代の活動を回顧する対談を収録したもの。
  • あやしい探検隊 焚火発見伝 1996.10
林政明と共著。あやしい探検隊シリーズの外伝的なもので、椎名の旅ルポ、林の料理裏話、参加者による座談会という三部構成になっている。あやしい探検隊シリーズは文庫化の際角川書店の発行になることが多いが、これは小学館からの発行である。
  • イスタンブールでなまず釣り 1984.10
  • ハーケンと夏みかん 1988.5
  • でか足国探検記 1995.12
以上、「あやしい探検隊」の番外編的、紀行エッセイ。
  • 気分はだぼだぼソース 1980.8
エッセイ集。情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第二弾。自身が勤めていた会社の雑誌「レディストアーズ」に収録されたショートエッセイから、「第三文明」「オール読物」「文藝春秋」などの雑誌に書かれたショートエッセイ、「月刊ジャーナリスト」にほぼ一年間連載された結婚式にまつわる連載エッセイなど、収録ジャンル、出版社は多岐に渡る。
  • かつをぶしの時代なのだ 1981.4  
情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第三弾。ブルータスに連載された、最初の雑誌連載である「どくだみ光線」を纏めたもの。相方のイラストレーターである沢野ひとしと、初めて仕事をした連載でもある。
  • もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵 1981.4
本の雑誌社から発行された最初の単行本。表題作である「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」(本の雑誌の方向性を巡って椎名と目黒が大喧嘩した際に、椎名が鬱憤晴らしのように書いた作品。後にドラマ化される)に、朝日新聞の連載「マガジンジャック」と本の雑誌に収録されたエッセイを纏めた本。特に表題作は本の雑誌掲載時から大幅な加筆修正が施されている。本の雑誌社のロングセラーであった為経営者の目黒考二が文庫本化を拒んでいた(「自走式漂流記」より)が、2000年に単行本からおよそ十九年の歳月を掛け角川文庫から出版された。
  • 哀愁の町に霧が降るのだ 1981.10~1982.11
他称自伝的小説。克美荘時代を中心とした、作者とその仲間たちの生活を書いている。本人としては「他伝的バカ話」のつもりで書いたのだが、当時のラジオ番組で「自伝的小説」と言われ困惑する様子が、この本の下巻冒頭に記されている。「新橋烏森口青春編」、「銀座のカラス」で椎名曰く「青春三部作」(自走式漂流記より)。しかしその後「本の雑誌血風録」「新宿熱風どかどか団」と続き、未だ完結していない。この本を著するに当たって参考にしたという「克美荘日記」(椎名や他の生活者達の生活日記)の一部は「自走式漂流記」の中に抜粋されて収録されている。
  • 新橋烏森口青春篇 1987.12
「小説新潮」に連載されていた長編小説。「哀愁の町に霧が降るのだ」の続編ではあるが、一部登場人物などに脚色が加えられ、私小説寄りであった前作に比べ、創作小説の割合が濃くなった。
  • 銀座のカラス 1991.10
朝日新聞に連載された初めての新聞連載。「新橋烏森口青春編」の続編ではあるが、視点が三人称に変わり、登場人物がすべて創作による命名になっている(椎名のファンであればある程度推量できるようにはなっているが)為、前二作と一線を画す。
  • 本の雑誌血風録 1997.6
本の雑誌ができるまでを、編集の面を中心にして書かれた作品。「銀座のカラス」で三人称、仮名にした人物名をすべて実名に戻し、小説というよりはドキュメンタリーに近づいた作品である。ただ、巻末の解説で目黒が書いている通り、事実にかなりの脚色が加えられている為、まったく全てが真実、という訳では無い。
  • 新宿熱風どかどか団 1998.10
『本の雑誌血風録』の続編。前作とさほど連載期間が離れていない為か、話が飛び飛びになるこのシリーズとしては珍しく、前作のラストと今作のオープニングが連結している。本の雑誌が軌道に乗ってから、最初の単行本で倒産の危機に陥るまでを描いている。
  • 場外乱闘はこれからだ 1982.6
BRUTUSNumber、その他の連載を集めて作られたもの。
  • ジョン万作の逃亡 1982.8
最初の「自伝的ではない」小説集。当時編集者の村松友視の依頼により中央公論社発行の「海」に掲載された「ラジャダムナン・キック」に加え、表題作、「悶絶のエビフライライス」などの、奇想天外な「スーパー・フィクション」を収録。
  • 地球どこでも不思議旅 1982.11
雑誌『週刊ポスト』『るるぶ』連載の旅行記をまとめたもの。
  • 男たちの真剣おもしろ話 1983.2
PR誌「てんとう虫」の連載対談をまとめたもの。対談相手は山下洋輔東海林さだお三遊亭円丈山藤章二村松友視黒田征太郎倉本聰沢野ひとし尾辻克彦小林信彦野田秀樹砂川しげひさ石川次郎鶴見俊輔
  • いまこの人が好きだ! 1983.3
著名人からまったく無名な人まで、椎名な好きな人23人をインタビューした「小説新潮」での連載をまとめたもの。
  • 風にころがる映画もあった 1983.4
情報センタ-出版局からの「スーパーエッセイ」第四弾。椎名の映画に関する体験と、雑誌連載されていた映画批評、出演したテレビロケのルポを纏めた本。
  • シークがきた(のちに『雨がやんだら』と改題) 1983.6
スーパー・フィクション短編集。椎名が他国を旅行中に本が出来上がったが、送ってきたその本が税関でひっかかり「シークはそこまで来ていた」のに著者が受け取れなかったというエピソードがある。ちなみにシークはプロレスラーの名前で、この本が売れたら椎名はプロレスラーの名前で「みんなきた」全集を出したかったらしい。
  • 素敵な活字中毒者 1983.1
日本ペンクラブ編」と題された集英社文庫ののアンソロジー・シリーズのうちの一冊で、椎名が作品セレクトを担当。鼎談解説は、鏡明目黒考二、椎名誠。なお、「活字中毒」という言葉は椎名や目黒が考案したと思われがちだが、当アンソロジーには山口瞳による「活字中毒者の一日」というエッセイが収録されている。
  • インドでわしも考えた 1984.2
題名は堀田善衞の著書「インドで考えたこと」のもじり。椎名のインド旅行記を纏めた本。写真がふんだんに盛り込まれている。巻末解説は妹尾河童。なお、高橋由佳利「トルコで私も考えた」は、さらにこの本の題名をもじったもの。
  • 赤眼評論 1984.2
「オール讀物」「ドリブ」「朝日ジャーナル」「ナンバー」などに連載したエッセイを集めたもの。
  • 日本細末端真実紀行 1984.3
るるぶに連載されていた旅行記を一冊に纏めた本。網走、倉敷、神戸など取材範囲は多岐に渡る。
  • 風景進化論 1984.3
雑誌「写楽」連載の、椎名自身による写真を多数収録した旅行エッセイ集。
  • ネックレス・アイランド 1984.7
中村征夫の写真を多数収録した、海についてのエッセイ集。なお、「ネックレス・アイランド」とはマーシャル諸島のマジュロ環礁を上から見ると、環礁がまるでネックレスのようにぐるりと輪になって見えるための呼び名。
  • 蚊 1984.7
短編小説集。活字中毒者にとっての夢の職場を描いた「日本読書公社」を収録。
  • むははは日記 1984.9
  • むはの断面図 1986.4
  • 酔眼装置のあるところ 1989.12(のち、『ばかおとっつあんにはなりたくない』と改題)
  • ナマコもいつか月を見る 1991.4
  • むはの迷走 1992.4(のち、『やっとこなあのぞんぞろり』と改題) 
  • むはの哭く夜はおそろしい 1995.4(のち、『本などいらない草原ぐらし』と改題)
  • むはのむは固め 1997.4(のち、『くねくね文字の行方』と改題)
  • むは力 1999.4
  • 日焼け読書の旅かばん 2001.4
  • いっぽん海ヘビトンボ漂読記 2003.4
  • 読書歯車のねじまき仕事 2005.7
  • らくだの話 そのほか 2007.6
以上、『本の雑誌』での主に本についての連載エッセイをまとめたもの。
  • 全日本食えばわかる図鑑 1985.3
漫画誌に連載された食べ物に纏わるエッセイ集。連載当時は椎名自身がイラストを描いていたが、単行本化に当たりイラストとしての相棒である沢野ひとしによって新たに挿絵が書き直された。巻末には座談会を収録。
  • 岳物語 1985.5
  • 続・岳物語 1986.7
息子、渡辺岳の成長を捉えた私小説。なお、娘(岳から見た姉)の渡辺葉については本人の希望により一切書かれていないため、岳が一人っ子のように描かれている。なお、作品中では家族名が(「渡辺家」ではなく)「シーナ家」となっていることから、出版社の付録では「フィクション小説」と扱われる場合が多い。『続・岳物語』も同じ。椎名自身はさらに長期にわたって書き続ける予定であったが、息子が、小説の登場人物にされるのを嫌がるようになり、中断した。
  • 少年の夏 1987.7
『岳物語』番外編。岳が友人たちとカヌーで川を下る体験を小説化。
  • はるさきのへび 1994.5
岳物語の系譜を持つ私小説シリーズの一つ。長女である「葉」の少女時代を描いた「娘と私」、椎名の新婚時代を描いた「階段の上の海」、小学館発行の雑誌に連載されていた「海ちゃん、おはよう」の三篇が収録されている。「海ちゃん、おはよう」は主人公の一人称が「あたし」という特異な小説となっており、それを読んだ友人の野田知佑は「椎名は気が狂った」という感想を漏らした、というエピソードが「自走式漂流記」の自作解説で語られている。
  • シベリア夢幻 零下59度のツンドラを行く 1985.12
  • フグと低気圧 1986.9
ジャンルに縛られない連載というコンセプトで始めた連載集。小説風エッセイから日常ルポなど、収録された文章形態は多岐に渡る。
  • 海を見にいく 1987.1
  • パタゴニア-あるいは風とタンポポの物語り 1987.5
  • ロシアにおけるニタリノフの便座について 1987.7
シベリア紀行を中心としたエッセイ集。題名は島田謹二「ロシヤにおける広瀬武夫」のもじり。
  • 菜の花物語 紙すきの歌 1987.9
私小説短編集。
  • 活字のサーカス 面白本大追跡 1987.10
岩波新書から、こんなヤワラカイ本が出た」と刊行当時話題になった一冊。本についてのエッセイ集。
  • 活字博物誌 1998.10
  • 活字の海に寝ころんで 2003.7
岩波新書からの二冊目・三冊目の刊行本。
  • シベリア追跡 1987.11
江戸時代の漂流民大黒屋光太夫の路程をたどる紀行エッセイ。
  • 犬の系譜 1988.1
  • 長く素晴らしく憂鬱な一日 1988.2
  • 熱風大陸 ダーウィンの海をめざして 1988.4
椎名の愛する本、アラン・ムーアヘッド『恐るべき空白』に描かれた、オーストラリア大陸の探検隊の旅の跡をたどる紀行。
  • さよなら、海の女たち 1988.9
  • ねじのかいてん 1989.2
奇想小説集。題名はヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』から。
  • 土星を見るひと 1989.3
  • 白い手 1989.4
  • ホネのような話 1989.8
対談集。対談相手は、東海林さだお井上ひさし沢野ひとし木村晋介島森路子佐藤秀明中村征夫C・W・ニコル野田知佑藤門弘湯川れい子中沢正夫竹下景子干刈あがた
  • 風の国へ 1989.9
  • 駱駝狩り 1989.9
以上、フォト紀行エッセイ集。
  • アド・バード 1990.3
集英社刊。異形の怪物がうろつく世界で、主人公の兄弟が父親を探しに行くというSF大作。作品中の言語感覚には筒井康隆の影響が見られる。日本SF大賞受賞作品。
  • 水域 1990.9
  • 武装島田倉庫 1990.12
「水域」、「武装島田倉庫」の二冊に「アド・バード」を加える事で椎名のSF三部作となる。三冊ともに共通点は殆ど無いが、椎名得意の奇天烈な生物や世界観が滲み出ている作品になっている。
  • なつのしっぽ 1990.4
沢野ひとしが挿絵を担当している童話。
  • 小さなやわらかい午後 1990.5
  • 街角で笑う犬 1990.6
  • 発作的座談会 1990.11
  • 発作的座談会 いろはカルタの真実 1996.4
  • 新発作的座談会 超能力株式会社の未来 2000.6
以上三冊は、本の雑誌に不定期連載されている発作的座談会を纏めたもの。目黒考二沢野ひとし木村晋介がレギュラーメンバー、誰かが欠席する際には代わりのゲストが入ることがある。また、公開座談会の回も収録されている。
  • 沢野絵の謎 1997.12
  • 沢野字の謎 2000.10
「発作的座談会」の番外編。おなじみのメンバーで沢野ひとしの絵の不可解さを語る。
  • 胃袋を買いに。1991.5
  • ハマボウフウの花や風 1991.10
第102回直木賞候補。収録短編「倉庫作業員」は映画『息子』の原作。
  • ドス・アギラス号の冒険 1991.11
たむらしげる画の絵本。
  • 草の海 モンゴル奥地への旅 1992.1
映画「白い馬」の原作。
  • 椎名誠熱闘映画術 ドキュメント「うみ・そら・さんごのいいつたえ」 1992.4
  • 南島だより(のち、『南島ぶちくん騒動』と改題) 1992.5
  • フィルム旅芸人の記録 1993.6
以上、映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ」の関連本。
  • ひるめしのもんだい 1992.7
  • おろかな日々 1993.3
  • モンパの木の下で 1993.12
  • 南国かつおまぐろ旅 1994.7
  • 時にはうどんのように 1995.11
  • カープ島サカナ作戦 1996.7
  • ギョーザのような月がでた 1997.7
  • 突撃 三角ベース団 1998.7
  • くじらの朝がえり 2000.3
  • 焚火オペラの夜だった 2001.1
  • ハリセンボンの逆襲 2002.1
  • ぶっかけめしの午後 2002.10
  • 地球の裏のマヨネーズ 2003.8
  • ただのナマズと思うなよ 2004.9
  • どうせ今夜も波の上 2006.8
  • ワニのあくびだなめんなよ 2007.5
  • トンカチからの伝言 2007.12
  • ももんがあ からっ風作戦 2009.1
以上、『週刊文春』連載エッセイ「新宿赤マント」をまとめたもの。
  • 草の国の少年たち 1992.12(のち、『ナラン』と改題)
  • ねむたいライオン 1992.12
  • 地下生活者 1993.2(のち『地下生活者/遠灘鮫腹海岸』と改題)
  • 私広告 1993.4(沢野ひとしとの共著)
「本の雑誌」に掲載された沢野の広告漫画を分析したもの。
  • 中国の鳥人 1993.7
  • 喰寝呑泄(くうねるのむだす) 1993.11
  • ガリコン式映写装置 1994.4
  • 蚊學ノ書 1994.10
  • 猫殺し その他の短篇 1994.10(のち、『トロッコ海岸』と改題)
  • 3わのアヒル 1994.10
垂見健吾が写真の童話。
  • 鉄塔のひと その他の短篇 1994.11
  • 眺めのいい部屋(渡辺一枝著)1995.2
妻のエッセイ集に椎名の写真を収録。
  • ネコの亡命 1995.3
  • 馬追い旅日記 1995.6
  • 椎名誠写真館 1995.12
  • 麦の道 1996.1
  • 麦酒主義の構造とその応用力学 1996.7(のち、『麦酒主義の構造とその応用胃学』に改題)
  • 自走式漂流記 1944-1996 1996.9
自身の系譜を辿る集大成的本。椎名が学生の頃に記した短編小説や詩、「哀愁の町に霧が降るのだ」の元となった「克美荘日記」の一部抜粋に、「本の雑誌」の前身の「幕張じゃーなる」。自主的に没にした(或いは書けなくなった)作品の自作解説や、映画に関する講演会。ライフワーク的存在である「あやしい探検隊」「いやはや隊」の行軍記録。目黒、沢野、木村の三名による椎名誠についてのエッセイなど、椎名誠の今までを詰め込んだ一冊になっている。巻末には全自著と全自作映画の自身による解説付き。
  • 風の道 雲の旅 1996.10
  • 人生途中対談 1996.10(のち、『シーナとショージの発奮忘食対談』と改題)
  • ビールうぐうぐ対談 1999.3
  • やぶさか対談 2000.12
  • 太っ腹対談 2002.5
以上四冊は東海林さだおとの対談本。前二者は東海林との二人での対談。後二者は毎回ゲストを招いての鼎談。
椎名の他の対談本にも東海林との対談が含まれている事が多い。もともと椎名は東海林さだおの熱烈なファンで、その事を作家として駆け出しの頃に、ある週刊誌のインタビューに答えたところ、話した内容とはまったく逆のおちゃらけ記事になっていた、というエピソードがある。
  • みるなの木 1996.12
  • 机の中の渦巻星雲 超常小説ベスト・セレクション 1997.4
自選の自作奇想小説ベスト。
  • 家族の絆 1997.6
光文社文庫の「日本ペンクラブ編」のアンソロジー・シリーズの一冊。椎名は作品のセレクトを担当。
  • あるく魚とわらう風 1997.12
  • これもおとこのじんせいだ! 1998.3
沢野ひとし、木村晋介、目黒考二、中村征夫、太田和彦とのリレーエッセイ集。
  • 新これもおとこのじんせいだ! 2003.2
沢野ひとし、木村晋介、中村征夫、かなざわいっせい太田篤哉、目黒考二とのリレーエッセイ集。
  • 旅の紙芝居 1998.3
  • 砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠探検記 1998.3
  • 黄金時代 1998.5
  • 怒涛の編集高記 1998.10
  • 風がはこんでくるもの 1998.12
  • ずんが島漂流記 1999.1
  • とんがらしの誘惑 1999.5
  • 南洋犬座 100絵100話 1999.6
  • アメンボ号の冒険 1999.7
  • 問題温泉 1999.11
  • にっぽん・海風魚旅 怪し火さすらい編 2000.6
  • にっぽん・海風魚旅2 くじら雲追跡編 2003.10
  • にっぽん・海風魚旅3 小魚びゅんびゅん荒波編 2004.11
  • にっぽん・海風魚旅4 大漁旗ぶるぶる乱風編 2005.4
  • にっぽん・海風魚旅5 南シナ海ドラゴン編 2005.10
以上、「週刊現代」の連載「海を見にいく」の単行本化。
  • もう少しむこうの空の下へ 2000.7
  • めだかさんたろう 2000.8
村上康成絵の絵本。
  • ここだけの話 2000.8
  • すっぽんの首 2000.10
  • 春画 2001.2
  • 海ちゃん、おはよう 2001.5
  • 波のむこうのかくれ島 2001年5月
  • 海浜棒球始末記 ウ・リーグ熱風録 2001.6
  • 海浜棒球始末記 その弐 世界おしかけ武者修行 2005.7
以上、「浮き球▲(三角)ベースボール」についての本。奄美大島訪問中に、地元の漁師が砂浜で流木のバットと「浮き球」を使って遊んでいた草野球と出会い、持ち帰った浮き球で後日、仲間と始めた三角ベースが原型。椎名は、「全日本浮き球リーグ」、通称「ウ・リーグ」の創設者。
  • からいはうまい アジア突撃激辛紀行 2001.7
  • 飛ぶ男、噛む女 2001.10
  • 風まかせ写真館 2002.3
  • 風のかなたのひみつ島 2002.7
  • ニューヨークからきた猫たち 2002.11
  • 絵本たんけん隊 小さなまぶしいタカラモノをさがしに… 2002.12
  • モヤシ 2003.4
  • かえっていく場所 2003.4
  • 秘密のミャンマ- 2003.10
  • 風のまつり 2003.11
  • まわれ映写機 2003.11
  • 笑う風 ねむい雲 2003.12
  • 走る男 2004.1
  • ぱいかじ南海作戦 2004.4
  • 誠の話 2004.5
和田誠との対談本。
  • メコン・黄金水道をゆく 2004.12
  • 冒険にでよう 2005.6
  • 全日本食えば食える図鑑 2005.7
2004年から始めた「全日本麺の甲子園大会」の模様、そして日本各地で椎名が食した「珍食物」のレポート集。
  • ひとりガサゴソ飲む夜は… 2005.9
  • 真昼の星 熱中大陸紀行 2005.12
  • 波切り草 2006.5
  • 砲艦銀鼠号 2006.6
  • 極北の狩人 アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏をいく 2006.6
  • 銀天公社の偽月 2006.9
  • ONCE UPON A TIME - Picturesque Tales by Fish Who Walkd on Earth 1982-present 2006.11
椎名の写真活動の集大成ともいえる写真集。
  • 草の記憶 2007.3
  • ごんごんと風にころがる雲をみた。 2007.6
  • 玉ねぎフライパン作戦 2007.11
  • ニッポンありゃまあお祭り紀行 2008.3
  • すすれ! 麺の甲子園 2008.4
  • 長さ一キロのアナコンダ 2008.5
  • 十五少年漂流記』への旅 2008.5
  • エコノザウルス カウントダウン(本田亮との共著) 2008.6
  • ナマコのからえばり 2008.7
  • ひとつ目女 2008.11
  • めしもり山のまねっこ木 2009.1
及川賢治絵の絵本。

[編集] 翻訳書

  • はるかな湖 アレン・セイ(作・絵の絵本) 1999.2

[編集] テレビ

[編集] 出演

  • 椎名誠と怪しい探検隊 日本テレビ
  • 楼蘭 シルクロードに消えた幻の王国 テレビ朝日 1989
  • 椎名誠のでっかい旅! フジテレビ 2005
  • 椎名誠の感動2万マイル!「十五少年漂流記」の謎の島を行く 2005
  • 椎名誠が見た!シベリアの東北 ~極北の狩人を追う~ 朝日2006

他多数

[編集] 椎名作品のドラマ化

  • 新橋烏森口青春篇 1988 NHK
  • 悶え苦しむ活字中毒者 地獄の味噌蔵 1990 関西テレビ(監督:黒沢清
  • 犬たちとボクの日々 1990 NHK
  • よろこびの渦巻 1992 関西テレビ(監督:黒沢清)
  • 胃袋を買いに 1992 関西テレビ(監督:池添博

[編集] ラジオ

  • 椎名誠の拍手パチパチ人生 TBSラジオ
  • 椎名誠・株式会社のじゅねーラジオ FM沖縄
  • 椎名誠的 ラジオ地球の歩き方 ニッポン放送

ほか。

[編集] 映画

[編集] 監督作品(すべて「ホネ・フィルム」作品)

以上の音楽担当:高橋幸宏

[編集] その他の「ホネ・フィルム」制作映画

  • 『しずかなあやしい午後に スイカを買った 沢野ひとし』(1997) 監督:太田和彦 椎名は「企画」担当
  • 『ツェツェルレグ モンゴル草原の花』(1997) 椎名は「脚色」担当
  • 『しずかなあやしい午後に ガクの絵本』(1997) 監督:和田誠 椎名は「原作」
  • 『中国の鳥人』(1998) 監督:三池崇史 椎名は「原作」

[編集] 椎名作品の映画化

[編集] ビデオ・DVD

  • ビデオ『椎名誠と怪しい探検隊映画を撮る メイキング・オブ「うみ・そら・さんごのいいつたえ」』 1992
  • ビデオ『椎名誠とあやしい探検隊 おれ流outdoor術』1~8 1998
  • DVD『椎名誠 焚き火を楽しもう』 2007

[編集] 脚注

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  1. ^ 南伸坊『さる業界の人々』(ちくま文庫)の関川夏央の解説より。なお、関川も同時期にエロ漫画雑誌の編集長及び、原作執筆を手がけていたという。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク