宇江佐真理

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宇江佐 真理
(うえざ まり)
誕生 1949年10月20日(64歳)
日本の旗 北海道函館市
職業 作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 函館大谷女子短期大学
活動期間 1995年 -
ジャンル 時代小説
代表作 髪結い伊三次捕物余話
主な受賞歴

オール讀物新人賞
1995年 幻の声
吉川英治文学新人賞
1999年 深川恋物語

中山義秀文学賞
2001年 余寒の雪
処女作 幻の声
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宇江佐 真理(うえざ まり、1949年10月20日 - )は日本時代小説作家。本名、伊藤香[要出典]

「ウエザ・リポート」というタイトルでエッセイを書くためにペンネームを決めたため、ペンネームに拘りはなく、本名を隠蔽することさえできればよかった[1]

経歴[編集]

北海道函館市生まれ・在住。函館大谷女子短期大学卒業。OLの後、主婦。

1995年、「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。同賞の選考委員の一人[2]から、伊三次(「幻の声」の主人公)を主人公に据えた連作が可能である、との意見をもらい連作化された。同作品を含んだ連作短編集『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』は直木三十五賞候補にもなり注目される。1999年、「髪結い伊三次捕物余話シリーズ」が「髪結い伊三次」としてテレビドラマ化される。

受賞・ノミネート歴[編集]

  • 1991年:「国直・別れ雲」 で第71回オール讀物新人賞候補
  • 1995年:「幻の声」で第75回オール讀物新人賞受賞
  • 1997年:『幻の声』で第117回直木三十五賞候補
  • 1998年:『室の梅』で第20回吉川英治文学新人賞候補、「桜花を見た」で第119回直木三十五賞候補
  • 1999年:『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞受賞、『紫紺のつばめ』で第121回直木三十五賞候補
  • 2000年:『雷桜』で第123回直木三十五賞候補
  • 2001年:『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞受賞
  • 2002年:『あやめ横丁の人々』で第16回山本周五郎賞候補、『斬られ権佐』で第127回直木三十五賞候補
  • 2003年:『神田堀八つ下がり』で第129回直木三十五賞候補

著書[編集]

シリーズ作品[編集]

  • 髪結い伊三次捕物余話シリーズ
    • 幻の声(1997年4月 文藝春秋 / 2000年4月 文春文庫)
    • 紫紺のつばめ(1999年2月 文藝春秋 / 2002年1月 文春文庫)
    • さらば深川(2000年7月 文藝春秋 / 2003年4月 文春文庫)
    • さんだらぼっち(2002年1月 文藝春秋 / 2005年2月 文春文庫)
    • 黒く塗れ(2003年9月 文藝春秋 / 2006年9月 文春文庫)
    • 君を乗せる舟(2005年3月 文藝春秋 / 2008年1月 文春文庫)
    • 雨を見たか(2006年11月 文藝春秋 / 2009年8月 文春文庫)
    • 我、言挙げす(2008年7月 文藝春秋 / 2011年3月 文春文庫)
    • 今日を刻む時計(2010年7月 文藝春秋 / 2013年1月 文春文庫)
    • 心に吹く風(2011年7月 文藝春秋 / 2014年1月 文春文庫)
    • 明日のことは知らず(2012年8月 文藝春秋)
    • 名もなき日々を(2013年11月 文藝春秋)
  • 泣きの銀次
    • 泣きの銀次(1997年12月 講談社 / 2000年12月 講談社文庫)
    • 晩鐘 続・泣きの銀次(2007年11月 講談社 / 2010年12月 講談社文庫)
    • 虚ろ舟 泣きの銀次 参之章(2010年1月 講談社)
  • 古手屋喜十為事覚えシリーズ
    • 古手屋喜十為事覚え(2011年9月 新潮社)
    • 雪まろげ(2013年10月 新潮社)

シリーズ外作品[編集]

  • 銀の雨 堪忍旦那為後勘八郎(1998年7月 幻冬舎 / 2001年8月 幻冬舎文庫)
  • 室の梅 おろく医者覚え帖(1998年8月 講談社 / 2001年9月 講談社文庫)
  • 深川恋物語(1999年9月 集英社 / 2002年7月 集英社文庫)
  • おちゃっぴい 江戸前浮世気質(1999年12月 徳間書店 / 2003年5月 徳間文庫 / 2011年1月 文春文庫)
  • 雷桜(2000年4月 角川書店 / 2004年2月 角川文庫) - 2010年に岡田将生蒼井優主演で映画化、八咫緑作画で漫画化
  • 余寒の雪(2000年9月 実業之日本社 / 2003年9月 文春文庫)
  • 春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る(2000年12月 新潮社 / 2003年10月 新潮文庫)
  • おぅねぇすてぃ 明治浪漫(2001年11月 祥伝社 / 2004年4月 祥伝社文庫 / 2010年5月 新潮文庫)
  • 甘露梅 お針子おとせ吉原春秋(2001年11月 光文社 / 2004年6月 光文社文庫)
  • 斬られ権佐(2002年5月 集英社 / 2005年4月 集英社文庫)
  • 涙堂 琴女癸酉日記(2002年3月 講談社 / 2005年8月 講談社文庫)
  • 神田堀八つ下がり 河岸の夕映え(2003年2月 徳間書店 / 2005年6月 徳間文庫 / 2011年7月 文春文庫)
  • 深尾くれない(2003年4月 新潮社 / 2005年10月 新潮文庫)
  • あやめ横丁の人々(2003年3月 講談社 / 2006年3月 講談社文庫)
  • 玄冶店の女(2003年5月 幻冬舎 / 2007年8月 幻冬舎文庫)
  • 桜花(さくら)を見た(2004年6月 文藝春秋 / 2007年6月 文春文庫)
  • 卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし(2004年7月 講談社 / 2007年7月 講談社文庫)
  • 憂き世店 松前藩士物語(2004年10月 朝日新聞出版 / 2007年10月 朝日文庫)
  • ひょうたん(2005年11月 光文社 / 2009年3月 光文社文庫)
  • たば風 蝦夷拾遺(2005年5月 実業之日本社 / 2008年5月 文春文庫)
  • 無事、これ名馬(2005年9月 新潮社 / 2008年5月 新潮文庫)
  • アラミスと呼ばれた女(2006年1月 潮出版社 / 2009年4月 講談社文庫)
  • 三日月が円くなるまで 小十郎始末記(2006年4月 角川書店 / 2008年12月 角川文庫)
  • 聞き屋与平 江戸夜咄草(2006年5月 集英社 / 2009年7月 集英社文庫)
  • ひとつ灯せ 大江戸怪奇譚(2006年8月 徳間書店 / 2010年1月 文春文庫)
  • 恋いちもんめ(2006年9月 幻冬舎 / 2008年6月 幻冬舎文庫)
  • 十日えびす 花嵐浮世困話(2007年3月 祥伝社 / 2010年4月 祥伝社文庫)
  • 夕映え(2007年10月 角川春樹事務所 / 2010年6月 ハルキ文庫)
  • 深川にゃんにゃん横丁(2008年9月 新潮社 / 2011年3月 新潮文庫)
  • 彼岸花(2008年11月 光文社 / 2011年8月 光文社文庫)
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語(2009年1月 実業之日本社 / 2011年4月 実業之日本社文庫)
  • 富子すきすき(2009年3月 講談社)
  • 寂しい写楽(2009年7月 小学館)
  • なでしこ御用帖(2009年10月 集英社)
  • ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖(2010年9月 祥伝社)
  • 通りゃんせ(2010年10月 角川書店 / 2013年12月 角川文庫)

アンソロジー[編集]

  • 撫子が斬る(2005年9月 光文社)
  • 万事金の世(2006年4月 徳間文庫)
  • しぐれ舟(2008年1月 徳間文庫)
  • 世話焼き長屋(2008年2月 新潮文庫)
  • 吉原花魁(2009年10月 角川文庫)
  • 娘秘剣(2011年3月 徳間文庫)

エッセイ[編集]

  • ウエザ・リポート(2007年12月 PHP研究所)
    • 【改題】笑顔千両 ウエザ・リポート(2010年9月 文春文庫)

脚注・出典[編集]

参考文献
脚注・出典
  1. ^ 宇江佐、p13 「カレーといか飯」
  2. ^ 当時の選考委員は、阿刀田高白石一郎深田祐介村松友視の4名。