花村萬月

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花村 萬月
(はなむら まんげつ)
誕生 1955年2月5日(59歳)
日本の旗 東京都
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1989年 -
ジャンル 小説
主な受賞歴 小説すばる新人賞(1989年)
吉川英治文学新人賞(1998年)
芥川龍之介賞(1998年)
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花村 萬月(はなむら まんげつ、本名:吉川一郎、1955年昭和30年)2月5日 - )は、日本男性作家東京都出身。現在、京都府在住。

経歴[編集]

東京都生まれ。父親は明治の生まれで、母親とは30歳ほど離れていた。生まれて間もなく蒸発した父親が小学校入学後に戻り、旧仮名遣いの本で読書を強制される。父親の方針により小学校を休みがちになったが、様々な学問の基礎を父親から教わる。
問題行動の多い子どもであったため小学校6年のときに児童相談所に送られ、福祉施設の東京サレジオ学園付属小平育英学院サレジオ中学校へ進む。卒業後は都立高校に進学したが、3日目に喧嘩が原因で退学。17歳で京都に移り、ヒモ生活や肉体労働などで食いつなぐ。ギターが弾けたことから、20歳でキャバレー回りのミュージシャンになり、東京・京都・福岡などで活動。
薬物中毒からアル中になり入院。退院後は歌舞伎町博打三昧をしていたが、金持ちの人妻と知り合い、ともに日本中を旅する。その後、同棲していたクラブホステスの金で北海道旅行に行き、そこで綴った日記が旅行記のコンテストで佳作になったことで、小説家を目指すようになる。
1989年に小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年には吉川英治文学新人賞芥川龍之介賞を相次いで受賞する。
2009年花園大学の客員教授に就任。

人物[編集]

受賞歴[編集]

作品リスト[編集]

  • 『ゴッド・ブレイス物語』集英社、1990 のち文庫
  • 『眠り猫』徳間書店、1990 のち文庫、新潮文庫
  • 『重金属青年団』角川書店、1990 のち文庫
  • 『屠られし者、その血によりて』徳間書店、1991(1994年に『紫苑』に改題、ノベルス)のち文庫
  • 『渋谷ルシファー』集英社、1991 のち文庫
  • 『なで肩の狐』徳間ノベルス、1991 のち文庫、新潮文庫
  • 『ブルース』角川ノベルズ、1992 のち文庫
  • 『真夜中の犬』光文社カッパノベルス、1993 のち文庫
  • 『月の光 ルナティック』広済堂出版、1993 のち文春文庫
  • 『ヘビィ・ゲージ』毎日新聞社、1993 のち角川文庫
  • 『永遠の島』学習研究社、1993 のち角川文庫
  • 『紅色の夢』徳間書店、1993 のち文庫
  • 『笑う山崎』祥伝社、1994
  • 『聖殺人者イグナシオ』広済堂ブルーブックス、1994 「イグナシオ」角川文庫
  • 『わたしの鎖骨』毎日新聞社、1994 のち文春文庫
  • 『猫の息子-眠り猫II-』徳間ノベルス、1994 のち文庫、新潮文庫
  • 『風に舞う』集英社、1994 のち文庫
  • 『セラフィムの夜』小学館、1994 のち文庫
  • 『狼の領分 なで肩の狐2』徳間書店、1994 のち文庫、新潮文庫
  • 『ジャンゴ』角川書店、1995 のち文庫
  • 『笑う萬月』双葉社、1995 のち文庫
  • 『触角記』実業之日本社、1995 のち文春文庫
  • 『夜を撃つ』広済堂出版、1997 のち角川文庫
  • 『皆月』講談社、1997 のち文庫
  • 『鬱』双葉社、1997 のち文庫
  • 『あとひき萬月辞典 花村萬月ベスト・アンソロジー』光文社、1998 のち文庫
  • 『ぢん・ぢん・ぢん』祥伝社、1998 のち文庫
  • 『ゲルマニウムの夜』文藝春秋、1998 のち文庫
  • 『二進法の犬』光文社カッパノベルス、1998 のち文庫
  • 『守宮薄緑』新潮社、1999 のち文庫
  • 『萬月療法』双葉社、1999 のち文庫
  • 『王国記』文藝春秋、1999 「ブエナ・ビスタ」文庫
  • 『風転』集英社、2000 のち文庫
  • 『愛の風俗街道―果てしなき性の彷徨』光文社カッパブックス、2000
  • 『吉祥寺幸荘物語』角川書店、2000 「幸荘物語」文庫
  • 『汀にて-王国記II-』文藝春秋、2001 のち文庫
  • 『♂♀(オスメス)』新潮社、2001 のち文庫、徳間文庫
  • 『自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ』集英社新書、2001
  • 『雲の影-王国記III-』文藝春秋、2003 のち文庫
  • 『惜春』講談社、2003 のち文庫
  • 『萬月放談』ベストセラーズ、2003
  • 『虹列車・雛列車』集英社、2003 のち文庫
  • 『百万遍 青の時代』新潮社、2003 のち文庫
  • 『青い翅の夜-王国記IV-』文藝春秋、2004 のち文庫
  • 『私の庭 浅草篇』光文社、2004 のち文庫 
  • 『駄日記 2003.6.15~2004.1.1』太田出版、2004
  • 『父の文章教室』集英社新書、2004
  • 『午後の磔刑-王国記V-』文藝春秋、2005 のち文庫
  • 『空は青いか』講談社、2005 のち文庫
  • 『浄夜』双葉社、2005 のち文庫
  • 『たびを』実業之日本社、2005
  • 『愛は、むずかしい』角川書店、2006
  • 『象の墓場-王国記VI-』文藝春秋、2006 のち文庫
  • 『百万遍 古都恋情』新潮社、2006 のち文庫
  • 『私の庭 蝦夷地篇』光文社、2007 のち文庫 
  • 『愛情』文藝春秋、2007
  • 『錏娥哢奼(アガルタ)』集英社、2007 のち文庫 
  • 『沖縄を撃つ!』集英社新書、2007
  • 『神の名前-王国記7 文藝春秋、2008
  • 『少年曲馬団』講談社 2008.7
  • 『ワルツ』角川書店、2008 のち文庫 
  • 『犬でわるいか 萬月夜話其の2』講談社文庫、2009
  • 『草臥し日記 萬月夜話其の3』講談社文庫、2009
  • 『俺のロック・ステディ』集英社新書、2009
  • 『なかで、ごめんね』 講談社、2009
  • 『私の庭 北海道無頼篇』光文社、2009
  • 『GA・SHIN!我神』集英社、2010
  • 『風の篠-王国記Ⅷ-』文藝春秋、2010
  • 『ウエストサイドソウル西方之魂』講談社、2010
  • 『旅の柄』光文社、2010
  • 『我・神 集英社、2010 
  • 『風の條(すじみち)王国記10』文藝春秋、2010 
  • 『百万遍 流転旋転』新潮社、2011
  • 『裂』講談社、2011
  • 『武蔵』徳間書店、2011
  • 『アイドルワイルド!』祥伝社、2011 のち祥伝社文庫
  • 『信長私記』講談社、2012
  • 『よろづ情ノ字 薬種控』光文社、2012
  • 『希望(仮)』角川書店、2012
  • 『萬月な日々』双葉社、2012

映画化作品リスト[編集]

外部リンク[編集]