ビルバオ
| 州 | |
|---|---|
| 県 | |
| 面積 | 41.31km² |
| 標高 | 8.8m |
| 人口 | 353,168人(2007年) |
| 人口密度 | 8,549人/km² |
| 自治体首長 | イニャーキ・アスクーナ・ウレータ(EAJ-PNV)) |
| 守護聖人 | Santiago el Mayor |
北緯43度15分51秒 西経2度55分24秒 / 北緯43.26417度 西経2.92333度 |
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ビルバオ(スペイン語:Bilbao、バスク語:Bilbo)は、スペイン北部の都市。バスク州ビスカヤ県の県都である。人口は約35万4千人で、スペイン第10位。スペイン北部屈指の港湾都市で、鉄鋼業が盛んである。
目次 |
[編集] 地勢
ビスケー湾に近い、ネルビオン川沿岸に位置する。スペイン北部屈指の港湾都市であるため、現在では、スペイン内外からの移民も多い。約20キロ東には、ナチスの爆撃、パブロ・ピカソの絵画で知られるゲルニカが位置する。約70キロ北西には、サンタンデールが位置する。
[編集] 歴史
1300年6月30日、ビスカヤの領主ディエゴ・ロペス・デ・アロ5世によって、川岸の漁村(現在は旧ビルバオと呼ばれる)の対岸であるネルビオン川左岸に建設された。ビルバオの名前の由来は確かではないが、古スペイン語の「bel vado」(よい浅瀬)やバスク語の「bi albo」(2つの川岸)から来ているという説もある。ビスカヤの領主はビルバオに特権を与え、町は発展した。町はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の途上にあったため、それにちなんで「サンティアゴ教会」(聖ヤコブの教会)が建設された。
15世紀には町を巡る貴族間の戦争が起き、3度の洪水に見舞われてダメージを受けたが、町は再建され市壁を越えて成長を続けた。16世紀にはメリノ種の羊毛をヨーロッパ北部へ輸出する港となり、スペイン黄金時代には北スペインでの商業・金融の中心地となった。
周囲の丘から鉄鉱が発見され、ビルバオは着実に富を増やし続けた。19世紀の産業革命によって鉱業、製鉄、造船業が発展した。20世紀始めにはスペイン一豊かな都市となり、現在スペイン第2の銀行ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(es)の前身銀行のうちの二つビルバオ銀行とビスカヤ銀行、や保険会社が設立された。19世紀末には市街は2倍に拡張された。
20世紀のスペイン内戦では、ビルバオは共和国政府側に立ち、初めての「バスク自治政府」がこの地でホセ・アントニオ・アギーレ(es)を首班として設立された。都市は防衛のために要塞化されたが、1937年6月19日、フランコ軍により陥落した。
現在のビルバオは、従来の工業から観光とサービス業に軸足を移すために再開発を続けている。1995年に地下鉄、2002年に市電が開業し、グッゲンハイム美術館が建てられた。
[編集] 気候
ビスカヤ湾に近いビルバオは西岸海洋性気候で、年間を通じて降水量があり、明確に定義された乾燥した夏がない。降水量は豊富であり、これは緯度と大気の変動からもたらされる。年全体で雨天の日が45%、曇りの日が40%を占める[1]。10月から4月にかけて、そして11月が最も降水量が多い時期である。周囲の山々に積もる雪が見られる一方、雪が都市で頻繁に見られることはない。みぞれはより頻発し、主として冬の数ヶ月、年間およそ10日間ほどある[2]。
| ビルバオの気候資料 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 平均最高気温 °C (°F) | 13.2 (55.8) |
14.5 (58.1) |
15.9 (60.6) |
16.8 (62.2) |
20.1 (68.2) |
22.6 (72.7) |
25.2 (77.4) |
25.5 (77.9) |
24.4 (75.9) |
20.8 (69.4) |
16.4 (61.5) |
14.0 (57.2) |
19.1 (66.4) |
| 日平均気温 °C (°F) | 9.0 (48.2) |
9.8 (49.6) |
10.8 (51.4) |
11.9 (53.4) |
15.1 (59.2) |
17.6 (63.7) |
20.0 (68) |
20.3 (68.5) |
18.8 (65.8) |
15.8 (60.4) |
12.0 (53.6) |
10.0 (50) |
14.3 (57.7) |
| 平均最低気温 °C (°F) | 4.7 (40.5) |
5.1 (41.2) |
5.7 (42.3) |
7.1 (44.8) |
10.1 (50.2) |
12.6 (54.7) |
14.8 (58.6) |
15.2 (59.4) |
13.2 (55.8) |
10.8 (51.4) |
7.6 (45.7) |
6.0 (42.8) |
9.4 (48.9) |
| 降水量 mm (inches) | 126 (4.96) |
97 (3.82) |
94 (3.7) |
124 (4.88) |
90 (3.54) |
64 (2.52) |
62 (2.44) |
82 (3.23) |
74 (2.91) |
121 (4.76) |
141 (5.55) |
116 (4.57) |
1,195 (47.05) |
| 平均降水日数 | 13 | 11 | 11 | 13 | 12 | 8 | 7 | 8 | 9 | 11 | 12 | 12 | 128 |
| 日照時間 | 86 | 97 | 128 | 128 | 160 | 173 | 188 | 179 | 157 | 123 | 93 | 78 | 1,584 |
| 出典: Agencia Estatal de Meteorología,[3] Aena[4] | |||||||||||||
[編集] 観光
1997年、ビルバオ・グッゲンハイム美術館がオープンした。ジョアン・ミロ、アンディー・ウォーホル、ルイーズ・ブルジョワなど、現代絵画を中心に多くの作品が展示されている。
また、ビルバオ美術館(es)もスペインでも優れた美術館と評判が高く、こちらはアンソニー・ヴァン・ダイクやバルトロメ・エステバン・ムリーリョ、エル・グレコ、フランシス・ベーコン、ゴヤ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、歌川国貞などを展示している。
更に多くの大聖堂やオペラ劇場もある。ビルバオは1999年の映画「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」の舞台ともなった。
町の中を流れる川の河口付近に架かるビスカヤ橋が2006年、世界文化遺産に登録された。
[編集] 交通
- 高速道路
- フランス国境からドノスティア=サン・セバスティアン、ビルバオを結ぶAP-8と、ビルバオからログローニョ、サラゴサを結ぶAP-68が通っている。
- 空港
- 市の北11kmにビルバオ空港(en)がある。旅客数ではスペイン北部最大。マドリードやバルセロナ、ヨーロッパ各国からの便がある。格安航空便による観光客の増加のために、2000年に拡張された。
- 鉄道
- 通勤路線としてスペイン国鉄が3路線、スペイン狭軌鉄道が1路線、バスク鉄道が3路線ある。2002年に市電EuskoTran(es)が開業した。マドリードからの長距離列車は、1日1便で6時間かかる(夜間には寝台特急もある)。
- 地下鉄
- ビルバオ地下鉄(es)が1995年に開業。2路線38kmで、市内と近郊の都市を結んでいる。
[編集] スポーツ
- アスレティック・ビルバオ - リーガ・エスパニョーラ所属のサッカークラブ。チーム編成はバスク人のみで行われており、バスク人の民族意識にも支えられ、熱狂的な人気を誇る。
- CBビルバオ・ベリー - バスケットボール
[編集] 姉妹都市
ピッツバーグ(アメリカ合衆国)
ブエノスアイレス(アルゼンチン共和国)
ロサリオ(アルゼンチン共和国)
トビリシ(グルジア)
サン・アドリア・ダ・ベソス(スペイン)
ボルドー (フランス)
メデジン (コロンビア)
青島市 (中国)
イロイロ州 (フィリピン)
[編集] ビルバオ出身の人物
- ミゲル・デ・ウナムーノ - 思想家
- ホアン・クリソストモ・アリアーガ - 作曲家
- アレックス・デ・ラ・イグレシア - 映画監督
- ガイスカ・メンディエタ - サッカー選手
- フリオ・サリーナス - サッカー選手
- フランシスコ・ジェステ - サッカー選手
- アルベルト・ベラサテギ - テニス選手
- レオナルド・トーレス・ケベード - 技術者/発明家
[編集] 脚注
- ^ Gómez Piñeiro 1979: 65
- ^ Gómez Piñeiro 1979: 70
- ^ “Valores Climatológicos Normales. Bilbao/Aeropuerto”. AEMET. 2010年10月20日閲覧。
- ^ “Monthly Weather Averages for Bilbao Airport”. Aena. 2010年10月20日閲覧。
[編集] 外部リンク
- 公式
- ビルバオ市公式サイト (バスク語)(スペイン語)(英語)
- 観光
- ビルバオ市観光局 (バスク語)(スペイン語)(英語)
- スペイン政府観光局 - ビルバオ (日本語)