イベリア航空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
イベリア航空
Iberia Líneas Aéreas de España S.A.
IATA
IB
ICAO
IBE
コールサイン
Iberia
設立 1927年6月27日
ハブ空港 マドリード・バラハス国際空港
焦点空港 バルセロナ・エル・プラット国際空港
マイレージサービス Iberia Plus
会員ラウンジ Sala VIP
航空連合 ワンワールド
保有機材数 73機
就航地 75都市
親会社 インターナショナル・エアラインズ・グループ
本拠地 スペインマドリード
代表者 Luis Gallego (CEO)
イベリア航空の本部

イベリア航空(イベリアこうくう、Iberia、正式社名Iberia Líneas Aéreas de España S.A.)は、マドリードを本拠地としている、スペイン航空会社である。主要な拠点はマドリード国際空港及びバルセロナ空港である。スペインのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。

歴史[編集]

イベリア航空 MD-88型機

2007年に、イベリア航空は世界の中で最も古い航空会社の1つとして、1927年6月27日に設立された。初飛行の旅客は当時のスペイン国王アルフォンソ13世で、マドリード=バルセロナ間の路線で1927年12月4日に運航が開始された。75年の間に500,000万人近い人々がイベリア航空を利用し、ヨーロッパの航空会社の中で上位5位のひとつに選ばれた。

イベリア航空は1939年にマドリード=リスボン間で国際線サービスを開始。1944年9月30日に国営化された。1946年に、マドリード=ブエノスアイレス路線上でマクドネル・ダグラスDC-4型機を使用してヨーロッパ南アメリカ間を飛行する最初の航空会社となった。1974年に、マドリード=バルセロナを結ぶヨーロッパの最初のウォークオン・シャトルサービスを立ち上げた。この年、今日の一般的なコール・センターの前の段階である、「Serviberia」電話サービス、及び「赤いジャケット」という、問題が出たときに解決する特別サービスを提供する担当者に加えて、制服着用地上スタッフを配備した。

1980年代後半から1990年代初期にイベリア航空は、マクドネル・ダグラスDC-9型機、ボーイング727型機及びマクドネル・ダグラスDC-10型機を置き換えるために発注した、マクドネル・ダグラスMD87型機、エアバスA320型機及びエアバスA340型機と共に主要な機材を更新する計画を策定。ボーイング757型機のかなりの数も購入した。

この頃イベリア航空は他のスペイン系航空会社 - Aviaco、Viva Air、en:Binter Canarias 及びBinter Mediterraneo並びにラテンアメリカ系航空会社 - アルゼンチン航空en:Viasa 及び Ladeco との提携で多くの利益を上げ始めた。

1991年に、イベリア航空はヨーロッパの最初の国際線航空会社としてフリークエント・フライヤー・プログラム、イベリアプラスを立ち上げ、1996年にウェブサイト www.iberia.com を立ち上げた。1999年にアビアコ航空を買収しその機材を継承し、同年9月には航空連合ワンワールドへの加盟を果たした。

イベリア航空 エアバス A320型機

2001年に民営化が完了し、イベリア航空の株式が株式市場に上場された。

イベリア航空エアバスA321型機

2004年7月、イベリア航空は南アメリカ線のハブ空港を、マイアミからホンジュラスのサンペドロスラ (San Pedro Sula) へ変更したと発表した。

2005年、イベリア航空はエアバスA340型機に新しいビジネス・プラス・クラスを導入した。

2006年には格安航空会社ブエリング航空の台頭に対抗するため、同じく格安航空会社のクリックエアーを設立しイベリア航空のバルセロナ発着路線を移管した。なお、クリックエアーは2009年にそのブエリング航空に合併され、ブエリング航空がイベリア航空の関連会社となっている。

2007年7月、エールフランス‐KLMがイベリア航空を買収する計画に参入することを表明した[1][2]。 同年8月、2009年に上海への新規就航と成田線の復活を予定している、と報じられた[3]この背景には、伝統的に中南米と日本や中国を往復するには米国経由が一般的だったが、米国が中南米国籍保持者や中華人民国籍保持者(香港籍を含む)に対して通過ビザを要求するようになったことから、これらの国籍保持者が米国を経由しないルートを選好するようになったことや (欧州経由であれば通過ビザは不要)[要出典]、中国の経済発展により対中国への需要が増加していることが挙げられる。

新塗装のエアバスA330

2009年11月12日、かねてより交渉が行われていたブリティッシュ・エアウェイズとの統合について基本合意。2010年4月8日に「インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)」を発足させ、グループの登記上本社をイベリア航空の本社所在地であるマドリードに置くことで最終合意した[4]。経営統合は2011年1月に完了、乗客の輸送規模で世界6位、欧州3位の航空会社が誕生する。

2011年にはブリティッシュ・エアウェイズと貨物事業を統合すると発表。IAGカーゴ英語版が発足した[5]

2013年4月、ブエリング航空がIAG傘下に異動した[6]。同年10月には新しいCIを発表している[7]

就航都市[編集]

保有機材[編集]

イベリア航空の機材は以下の航空機で構成される:

(イベリア・エクスプレス及びエア・ノストラムを含まず)

関連会社[編集]

イベリア・エクスプレス[編集]

英語版記事も参照

短・中距離路線の収益改善を図るため、ブエリング航空とは別に設立された格安航空会社。2011年10月に設立が発表され[8]、2012年3月に運航を開始した[9]。主にイベリア航空から路線移管を受ける形で運航ルートを拡大している。

イベリア・リージョナル[編集]

詳細はエア・ノストラムの項目を参照のこと。

上記に加えて、グループの関連事業として、イベリア航空の自社機材及び他社へのサービスとして、航空機の保守会社の資格を得ている。また、航空会社を顧客として、スペインの空港の取り扱いサービス (航空機及び旅客への補助) の有力企業である。

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ エールフランスKLM、業界再編めぐりイベリアに注目”. ロイター (2007年7月17日). 2014年9月13日閲覧。
  2. ^ 日本経済新聞[リンク切れ]
  3. ^ Iberia volará en 2009 Tokio y Shangai para tender puente Latinoamérica y Asia”. el Economista.es (2007年8月6日). 2014年9月13日閲覧。
  4. ^ British Airways and Iberia sign merger agreement”. BBC (2010年4月8日). 2014年9月13日閲覧。
  5. ^ ブリティッシュ・エアウェイズ イベリア航空 貨物部門を統合 IAG内に新組織設立”. 日刊カーゴ電子版 (2011年4月14日). 2014年9月13日閲覧。
  6. ^ IAG、ブエリング航空をグループ傘下に収める”. フライチーム (2013年4月24日). 2014年9月13日閲覧。
  7. ^ イベリア航空、新ロゴを発表 11月中旬のA330に新ロゴ塗装へ”. フライチーム (2013年10月26日). 2014年9月13日閲覧。
  8. ^ イベリア航空がLCC設立-A320型4機で2012年に運航へ”. フライチーム (2011年10月8日). 2014年9月13日閲覧。
  9. ^ スペインの新格安航空会社「イベリア・エクスプレス」、運航開始”. AFPBB News (2012年3月26日). 2014年9月13日閲覧。

外部リンク[編集]