ムルシア

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'Murcia'

  


ムルシア州
ムルシア県
面積 881.86km²
標高 43m
人口 422,861人(2007年)
人口密度 479.51人/km²

37°59'N 1°7'W

ムルシアMurcia)は、スペイン南東部の都市で、ムルシア州の州都。セグラ川に面する。人口は約42万人でスペイン第7位。衛星都市を含めたムルシア都市圏は56万人で、都市圏としてはスペイン第12位。

「ウエルタ」または「ムルシアの菜園」として知られる豊かな低地の平原のほぼ中央に築かれている。その平原はセグラ川の谷を含み、右手には支流のグアダレンティン川が流れ、山地に囲まれている。海に近いが気候は変化が激しく、夏の暑さはきびしく冬にはしばしば霜に覆われる。

降水量は少なく、2004年10月から2005年9月には200mm以下が観測された。

目次

[編集] 歴史

825年、ムルシアは「メディナト・ムルシヤ」という名前で、アンダルスを支配した後ウマイヤ朝アミールアブド・アッラフマーン2世によって建設された。アラブ人はセグラ川の流れの利点を活かし、複雑な灌漑用水路のネットワークを作り上げた。これによって町は繁栄し、近代の灌漑システムの先取りとなった。12世紀にアラブ人の地理学者イドリースィーは、この町を人口が多く、強く要塞化されていると述べている。コルドバのカリフが倒れると、ムルシアは順にアルメリアトレドセビリャの支配下に入った。1172年ムワッヒド朝の支配下に入ったが、1223年から1243年までは独立した王国となった。

1243年アルフォンソ10世に率いられたカスティーリャ王国はムルシアを奪い、多くの移住者が北カスティーリャとプロヴァンスから移住した。1296年、ムルシアとその領域はアラゴン王国に引き渡されたが、1304年、トレラス条約によって最終的にカスティーリャ王国に編入された。

18世紀、ムルシアは絹織物業によって繁栄した。教会や記念碑の多くはこの時期に建てられている。

ムルシアと周辺の地域は、1651年、1879年、1907年に洪水の被害を受けたが、堤防の建築はセグラ川を水路の中にうまく留めている。有名な歩道マレコンは、堤防の上に引かれている。

1829年、ムルシアは地震に襲われた。現在の推計では約6000人の死者が出た。

1838年以降、ムルシアはムルシア県の県都となり、1982年以降は、ムルシア自治州(県はムルシア県1つだけを含む)の州都となっている。

[編集] 経済

ムルシアでは農産物の生産が盛んである。ヨーロッパのスーパーマーケットでは、ムルシア産のトマト、レタス、特にレモン、オレンジがよく見られる。

最近では、「居住観光」が注目されている。北ヨーロッパの多くの人々が陽光豊かなムルシアに別荘を持っている。

[編集] 名所

カテドラルは、1394年から1465年にかけてカスティーリャ・ゴシック様式で建てられた。1792年に完成された塔は、スタイルの混成を示している。最初の2階(1521-1546年)はルネサンス様式で、3階はバロック、鐘塔はロココ新古典主義の影響が見られる。ファサード(1736-1754年)は、スペイン・バロックの代表作と見なされている。

ほかにカテドラル前の広場(カルデナル・ベルーガ広場)で有名な建物には、カラフルな司教館(18世紀)や、建築家ラファエル・モネオの手による物議をかもした新市庁舎がある。

セグレ川沿いのグロリエタは、伝統的な市の中心部で、18世紀に作られた景色のよい場所である。アユンタミエント(市庁舎)はここに位置する。

歩行者用の区域は旧市街のほとんどを占め、中央にプラテリア通りとトラペリア通りがある。トラペリア通りはカテドラルからサント・ドミンゴ広場(以前の市場)に通ずる。トラペリア通りには、1847年に社交場として作られたカジノがあり、その豪華な室内にはアルハンブラ宮殿を意識したムーア式の中庭がある。

[編集] 祭り

スペインではムルシアの聖週間の祭りは有名である。en:Francisco Salzilloによる実物大の彫刻が美術館から引き出され、花とろうそくに飾られて街中を優雅に行列する。これらはキリストの磔刑に至る事件を見事に描いた彫刻である。

聖週間のあとで、もっともきらびやかな儀式は、聖週間の次週にムルシアの人々が伝統的な「huertano」の服を着て祝う「Bando de la Huerta」で、その次週には「Entierro de la Sardina」(イワシの埋葬)のパレードが行われる。

[編集] 交通

ムルシアから南東45kmのサン・ハビエルに、ムルシア・サン・ハビエル空港en)があり、車で30分の距離である。マドリードバルセロナからの近距離便やイギリス、北欧からの格安航空便が飛んでいる。ムルシアへの旅行には、70km離れたアリカンテ空港en)もよく使われる。

鉄道(スペイン国鉄)を使うと、マドリードからは4時間強かかる。

[編集] 教育

ムルシアには3つの大学がある。ムルシア大学(1912年創立)、カルタヘナ技術大学、UCAM(サン・アントニオ・カトリック大学)である。

[編集] スポーツ

[編集] 姉妹都市

[編集] 参考文献

この記述には、パブリックドメインの百科事典『ブリタニカ百科事典第11版』本文を含む。


[編集] 外部リンク

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