ポルト

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ポルト
View over Rio Douro at Porto.jpg
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LocalPorto.svg
所属する県 ポルト県
面積 41.3 km²
人口 238,465人
人口密度 5,785人/km²
所属する教区数 15
自治体首長 {{{presidente}}}
住民呼称 {{{gentílico}}}
都市の休日 6月24日

ポルトPorto IPA:[ˈpoɾtu])はポルトガル北部の港湾都市。人口約263,000人。リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。同国屈指の世界都市であり、ポルト都市圏では、人口は約160万人を数える[1]

地理[編集]

  • 大西洋に流入するドウロ川北岸の丘陵地帯に築かれ、河口に近い。ドウロ川にはドン・ルイス1世橋など4本の橋がかかる。
  • リスボンの北300キロに位置し、ポルトガル北部の中心地である。

歴史[編集]

ポルトの歴史[編集]

ポルトの創設は5世紀より以前にさかのぼり、ローマ帝国時代からの港町ポルトゥス・カレ(ラテン語でPortus Cale、「カレの港」の意)に起源をもつ。だが、ローマ以前のケルト文化の名残であるシタデルも市外の中心にも残存している。ローマ時代の周辺をコンダドゥス・ポルトカレンシスといい、ここに成立した王国が、ポルトガル王国となった。ポルトガルの名はこれに由来する。

ポルトを含む一帯は、イスラーム勢力に占領されたこともあったが、12世紀フランス王の一族であるアンリ・ド・ブルゴーニュがレコンキスタでこの地を奪回した。

1387年ジョアン1世とイングランド王エドワード3世の第4子であるジョン・オブ・ゴーントの娘フィリパ・デ・レンカストレとの結婚式がポルトで行われた。イギリスとポルトガルの同盟関係は、この時代から始まっており、現代のNATOにまでつながる盟約関係である。

14世紀から15世紀にかけての大航海時代、ポルトで生産された船団は、ポルトガルの海軍の発展に大いなる貢献をした。1415年に、ジョアン1世の子供であるエンリケ航海王子は、ポルトを出発し、モロッコ地中海に面する港町セウタを攻撃した。エンリケ航海王子によるセウタ攻略がそれ以後のポルトガルの海外への雄飛への出発点であった。

18世紀から19世紀にかけて、ポルト港から特産ワインがイングランドに盛んに輸出され、英語でポートワイン(ポルト・ワイン)と呼ばれて有名になった。

世界遺産[編集]

世界遺産 ポルト歴史地区
ポルトガル
ポルトの町並み
ポルトの町並み
英名 Historic Centre of Oporto
仏名 Centre historique du Porto
登録区分 文化遺産
登録基準 (4)
登録年 1996年
公式サイト ユネスコ本部(英語)
使用方法表示

聖グレゴリウス聖堂、大聖堂、ポルサ宮、聖フランシスコ聖堂などを含む旧市街地は、1996年、「ポルト歴史地区」としてユネスコ世界遺産に登録された。

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

文化遺産[編集]

  • クレリゴス教会 - 18世紀に建設されたバロック建築の教会。クレリゴスの塔の高さは、約70mある。
  • ポルト大聖堂 - もともとは、12世紀に建設された要塞であるが、17世紀から18世紀にかけて改修された。
  • ボルサ宮 - 1834年に、火災で焼失したサン・フランシスコ修道院の跡地に建設された。
聖グレゴリオ教会の塔(ポルトのシンボル) 
ポルトの大聖堂 
ボルサ宮 

交通[編集]

地下鉄|ライトレール(ポルトメトロMetro do Porto
2002年に開業し、全部で6路線ある。メトロと名乗っているが、分類上はライトレールであり都心部では地下を走行する。A,B,C,E,F線はエスタディオ・ド・ドラゴンとセニョーラ・ダ・オーラの間の都心部は同じ路線を走る。A,B,C,E線は、セニョーラ・ダ・オーラでそれぞれの目的地に枝分かれする。また、F線はエスタディオ・ド・ドラゴンからファンゼレスへ伸びる。D線は運賃は市内を南北に貫通し、ドウロ川ドン・ルイス1世橋の上段で渡河する。A,B,C,E線とD線はトリンダーデ駅で乗り換えが可能。ゾーン制で、ポルト都市圏でそれぞれゾーンが決められており、チケットは後述する、バス、市電、CP近郊線と共通である。第一期開業区間であるA線は港湾地区であるマトジーニョスに向けて建設され、同地区にはトランジットモールが設置されている。2009年現在、2ゾーン有効なチケットで片道0.95ユーロ2006年にはフランシスコ・デ・サ・カルネイロ空港ターミナルビルと直結する支線が開業している。
市電・バス等(STCP
市電は3系統(1番,18番,22番)である。イベリア半島で最初に建設された市電であるが、現在ではどちらかというと観光用的な要素が強い。むしろ市内交通の主役はバスである。そのほかケーブルカーがある。また、ポルト市外へはSTCP以外の民間会社が運営するバスを利用する。
鉄道(ポルトガル鉄道
ポルト市の表玄関は、市街地のはずれにあるカンパニャン駅である。リスボン方面やブラガ方面からのアルファ・ペンドゥラールやICはカンパニャン駅を発着する。市内中心部のサン・ベント駅には近郊線が乗り入れている。
空港
フランシスコ・デ・サ・カルネイロ空港:ポルト市の中心部から10Kmほど北のマイア市に所在する。アクセスはメトロE線が乗り入れている。
ドウロ川クルーズ
ドウロ川沿いのカイス・ダ・リベイラや対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアから船でドウロ川にかかる橋をめぐるツアーや、ポートワインの原料となるブドウを生産しているアルト・ドウロ地方まで船で河を遡上するツアーが出ている。

特産品[編集]

ただし、生産はドウロ川を挟んだ反対側のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアで行われている。

姉妹都市[編集]

大航海時代の縁で日本長崎市1978年以来姉妹都市提携している。そのほかの都市は下記の通り。

ポルト出身の著名人[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]