ビーゴ (スペイン)
| 州 | |
|---|---|
| 県 | |
| コマルカ | ビーゴ |
| 司法管轄区 | ビーゴ |
| 面積 | 109.1km² [1] |
| 教区数 | 23 |
| 標高 | 0m |
| 人口 | 297,124人(2010年) |
| 人口密度 | 2,723.4人/km² [1] |
| 住民の呼称 | vigués/-esa |
| 自治体首長 | アベル・ラモン・カバジェーロ・アルバ レス(PSdeG-PSOE) |
ビーゴ(Vigo)は、スペインの都市。ガリシア州ポンテベドラ県に属し、大西洋に面する。リアス式海岸のビーゴ湾(Ría de Vigo)に沿って広がる港湾都市で、スペイン最大の漁港がある。
人口は29万人で、州都サンティアゴ・デ・コンポステーラや県都ポンテベドラよりも人口が多く、ガリシア州最大の都市であり、ガリシア一の工業都市でもある。
また、オ・ポリーニョ、バイヨーナ、フォルネーロス・デ・モンテス、ゴンドマール、モス、ニグラン、パソス・デ・ボルベン、レドンデーラ、サルセーダ・デ・カセーラス、ソウトマイヨールなどの周辺自治体とコマルカ(コマルカ・デ・ビーゴ、州と市の中間単位)を形成している。
ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は22.48%(2001年)。
目次 |
歴史 [編集]
ビーゴには古くから人が住んでおり、市の中心部である丘の上にローマ人の集落が作られた。ビーゴの語源はラテン語の「Vicus」(「村」の意)から来ている。中世にはバイキングの襲撃に何度かみまわれた。中世のビーゴは近隣の村の一部であり、独立した村として文献に現れるのは15世紀になってからである。
1585年、イングランドの海賊フランシス・ドレークがビーゴを襲い、一時的に占拠した後で建物を焼き払った。数十年後にはトルコの艦隊に襲われた。1656年、フェリペ4世の時代に現在も一部が残っている市壁が作られた。この時代は、いくどもの襲撃にもかかわらず、ビーゴは初期の商業を発展させ、スペイン王から特権を与えられた。
スペイン継承戦争では、1702年にビーゴ湾の海戦が起きた。1719年、スペインの艦隊がスコットランド侵攻のためにビーゴを出発しようとしているとして、イギリスの艦隊に包囲された。
19世紀始めのスペイン独立戦争では、ビーゴは1809年1月までフランスの攻撃に耐え、ガリシアで最初に解放された都市となった。フランスから解放された3月28日は「レコンキスタの日」として祝われている。
19世紀から20世紀にかけてビーゴは急速に発展した。その結果、ガリシアのほかの都市に比べて市街は無秩序にできあがっている。
人口 [編集]
| ビーゴの人口推移 (1900-2010) |
![]() |
| 出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[2]、1996年 - [3] |
経済 [編集]
ビーゴはガリシア州の工業の中心地であり、自動車工場や造船所がある。PSAプジョー・シトロエンの工場はガリシア州での雇用に貢献しており、2003年には47,300台の自動車が生産され、その88%がスペイン外に輸出された。
ビーゴにはヨーロッパ最大の漁港があり、漁業会社ペスカノバ(gl)の本拠地である。また、欧州連合のヨーロッパ漁業局(en)の本部が置かれる予定。
金融ではカイシャノバ(Caixanova、正式にはCaixa de Aforros de Vigo, Ourense e Pontevedra)の本店がある。
政治 [編集]
自治体首長はガリシア社会党(PSdeG-PSOE)のアベル・ラモン・カバジェーロ・アルバレス(Abel Ramón Caballero Álvarez)[4]、自治体評議員は、ガリシア国民党(PPdeG):13、ガリシア社会党:11、ガリシア民族主義ブロック(BNG):3、となっている(2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順)[5]。
首長当選者:ロイス・ペレス・カストリージョ(BNG) |
首長当選者:ベントゥーラ・ペレス・マリーニョ(PSdeG-PSOE) |
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首長当選者:アベル・ラモン・カバジェーロ・アルバレス(PSdeG-PSOE) |
首長当選者:アベル・ラモン・カバジェーロ・アルバレス(PSdeG-PSOE) |
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司法行政 [編集]
ビーゴは、ポンテベドラ県第3司法管轄区であるビーゴ司法管轄区に属し、同管轄区の中心自治体である[25]。
名所 [編集]
- 旧市街(Casco Vello) - ビーゴは比較的新しく発展したため、旧市街はそれほど大きくはなく、カフェやアートギャラリーなどのほか、1816年に建てられたロマネスク様式のサンタ・マリーア聖堂などがある。
- カストロ城(Castelo de Castro) − 市の中心部で、旧市街の南にある丘の上の城塞跡(城塞はフェリペ4世によって築城されたもの)。ビーゴ港を一望できる。
- プリンシペ通り(Rúa do Principe) - 市街地中心部の歩行者天国であり、ショッピングストリート。
以下、郊外の観光地である
- ギーア公園 - ビーゴ港の北東にある海に面した丘。
- サミル海岸(Praia de Samil) - ビーゴ港の南西にあるビーチ。
- シエス諸島(Illas Cíes) - リア・デ・ビーゴ(ビーゴ湾)の沖に浮かぶ無人島。夏のみ、連絡船があり、キャンプ、海水浴など自然体験ができる。ビーゴ港からは船で45分。ガリシア州政府によってイージャス・アトランティカ(大西洋の島々)自然公園(Parque nacional das Illas Atlánticas)に指定されている。
参考文献:『地球の歩き方 スペイン 2004~2005年度版』ダイヤモンド・ビッグ社、『Lonely Planet Spain 第5版』
交通 [編集]
空港 − 市の中心から東に15kmの位置にビーゴ・ペイナドール空港(en)があり、マドリードやバルセロナなどスペイン各地への便がある。
鉄道 − 市街地東部にビーゴ駅があり、周辺はホテルが多く存在する。サンティアゴ・デ・コンポステーラやア・コルーニャへは1時間に1本程度の便(約1.5~2時間)がある。マドリードからの長距離列車は昼に1便(約10時間)、寝台列車が1便ある。 また、ポルトガルのポルトへは1日2便(約3時間)ある。
バス - 市街地の南東にバスターミナルがあり、マドリードやセビーリャ、ビルバオなど国内都市だけでなく、リスボンへの直通バスが1日1便(約8時間)ある。(場所は北緯42度13分28秒 西経8度42分33秒 / 北緯42.224307度 西経8.709256度である)
教育・文化 [編集]
市内には1990年に創設されたビーゴ大学があり、ビーゴ市内と郊外にキャンパスがあり、他にもポンテベドラとオウレンセにもキャンパスを持つ。
また、ガリシアでの出版の中心で、市内には多くの出版社があり、代表的な出版社であるエディトリアル・ガラクシアとエディションス・シェライス・デ・ガリシアの2社もここにあり、ガリシア語での出版を行っている。ローカル新聞としてファロ・デ・ビーゴ、アトランティコ・ディアリオがある。
スポーツ [編集]
- セルタ・デ・ビーゴ - ビーゴに本拠地を置くサッカークラブチーム。リーガ・エスパニョーラのセグンダ・ディビションに所属。
教区 [編集]
市内は23の教区に分けられる。
- アルカブレ(サンタ・バイア)
- ベアーデ(サント・エステーボ)
- ベンブリーベ(サンティアーゴ)
- ボウサス(サン・ミゲル)
- カブラル(サンタ・マリーニャ)
- カンデアン(サン・クリストーボ)
- カストレーロス(サンタ・マリーア)
- コイア(サン・マルティーニョ)
- サント・アンドレ・デ・コメサーニャ(サント・アンドレ)
- コルーショ(サン・サルバドール)
- フェイシェイロ(サン・トメ)
- ラバドーレス(サンタ・クリスティーナ)
- マタマ(サン・ペドロ)
- ナビア(サン・パイオ)
- オイア(サン・ミゲル)
- サイアンス(サン・シュルショ)
- サン・パイオ(サン・パイオ・デ・フォラ)
- サン・ショアン・ド・モンテ(サン・ショアン)
- サルドマ(サン・ペドロ)
- テイス(サン・サルバドール)
- バラダーレス(サント・アンドレ)
- ビーゴ・セントロ(サント・アンドレ)
- サマンス(サン・マメーデ)
姉妹都市 [編集]
脚注 [編集]
- ^ a b “IGE(ガリシア統計局)” (ガリシア語). ガリシア自治州政府. 2011年12月7日閲覧。
- ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
- ^ Series de población desde 1996. Cifras oficiales de la Revisión anual del Padrón municipal a 1 de enero de cada año.
- ^ “Alcaldes Elecciones 2011” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Política Territorial y Administración Pública. 2011年12月7日閲覧。
- ^ a b “Elecciones Locales 2011” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Interior. 2011年12月7日閲覧。
- ^ a b c “Consulta de Resultados Electorales”. Gobierno de España, Ministerio de Interior, Subsecretaría Dirección General de Política Interiorlanguage=スペイン語. 2011年12月7日閲覧。
- ^ PROVI はProgresistas Vigueses(ビーゴ進歩主義者)で、ローカル政党
- ^ UGAはUnión Galega(ガリシア連合)
- ^ EUはEsquerda Unida - Izquierda Unida(ガリシア統一左翼)、統一左翼の地域支部政党
- ^ EDEG-OVはEsquerda de Galicia - Os Verdes、ガリシア左翼=緑の党
- ^ PHはPartido Humanista
- ^ Democracia Galega(ガリシア民主主義、DG、中道民族主義政党):378票(0.27%)、Partido Social y Democrático de Derecho (社会民主主義的権利党、SDD):108票(0.08%)
- ^ PROVI はProgresistas Vigueses-Democracia Progresista Galega(ビーゴ進歩主義者-ガリシア民主進歩主義党)
- ^ COVIはConverxencia por Vigoで、ローカル政党
- ^ E.O.はEl Olivo
- ^ Partido Humanista(PH):465票(0.29%)、Izquierda Republicana-Esquerda Republicana Galega-Partido Comunista do Povo Galego (ガリシア左翼共和党=ガリシア民族共産党、IR-ERG-PCPG):272票(0.17%)
- ^ PGはPartido Galeguista(ガリシア主義党)、民族主義政党
- ^ FPGはFrente Popular Galega(ガリシア民族戦線)、ガリシア民族主義政党、社会主義、独立派
- ^ VDEはVigo de Esquerda(ビーゴ左翼)、ローカル政党
- ^ CDLはCentro Democrático Liberal(自由民主中道党)
- ^ OV-GVはOs Verdes-Grupo Verdeで、緑の党の一つ
- ^ UPyDはUnión Progreso y Democracia(進歩民主連合)
- ^ PUM+JはPor un Mundo Más Justo
- ^ Centro Democrático Liberal(自由民主中道党、CDL):321票(0.22%)、Partido Humanista(PH):317票(0.22%)、Unificación Comunista de España(スペイン統一共産党、UCE):166票(0.11%)、Falange Española de las JONS(ファランヘ党、FE de las JONS):146票(0.10%)、Converxencia XXI(C.XXI):135票(0.09%)
- ^ “Vigo, partido judicial nº3 de Pontevedra” (スペイン語). Consejo General de los Procuradores de España. 2011年12月7日閲覧。
外部リンク [編集]
- ビーゴ市のサイト(ガリシア語、スペイン語、英語)
- スペイン政府観光局オフィシャルサイト ビーゴ(日本語)
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