ガリシア語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ガリシア語
galego
話される国 スペイン
地域 ヨーロッパ
話者数 約300万人
話者数の順位 100位以下
言語系統 インド・ヨーロッパ語族

 イタリック語派
  ロマンス語
   西イタロ語
    西部
     ガロ・イベリア語
      イベロ・ロマンス語
       西イベリア語
        ガリシア語

公的地位
公用語 スペインガリシア州
統制機関 Real Academia Galega
言語コード
ISO 639-1 gl
ISO 639-2 glg
ISO/DIS 639-3
SIL

ガリシア語(galego)は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派の1言語。スペイン北西部ガリシア地方で主に使われている。ISO 639による言語コードは、2字がgl, 3字がglgで表される。

歴史的にはポルトガル語と同一のものであるため、文法や語彙もポルトガル語に非常に近い(一例: 定冠詞はo, a, os, as)。しかしガリシア地方が15世紀よりスペインに帰属した為、ここからガリシア語はポルトガル(語)寄りでなくスペイン(語)寄りへの道を歩んだ点が、歴史的に大きな分け目となっている。ポルトガル・スペインの国境がL字型に曲がっているのに対し、ポルトガル語・ガリシア語圏とスペイン語圏の境はイベリア半島を南北に縦断しており、こうした歴史的事情を物語っている。

鼻母音を使わず(ポルトガル語の-çãoはガリシア語では-ciónとなる)、張りのある発音をするので、初めて聞くとスペイン語に似ているような印象を受ける。

スペイン語と同様に、疑問文と感嘆文の始めにはそれぞれ倒置疑問符倒置感嘆符を用いる。

ポルトガル語とのつながりを重視し、よりポルトガル語に近い正書法や語形を用いるべきとする少数派も存在する。たとえば「ガリシア語協会」(Associaçom Galega da Língua)という団体があるが、この団体名からもわかるように、この立場では-ciónでなく-çomが規範的とされる。

[編集] 音声

母音
音素(IPA 書記素
/a/ a nada
/e/ e tres
/ɛ/ e ferro
/i/ i min
/o/ o bonito
/ɔ/ o home
/u/ u rua


子音
音素(IPA 書記素
/b/ b/v banco, ventá
/θ/ z/c cero, zume
/tʃ/ ch chama
/d/ d dixo
/f/ f falo
/g/ or /ħ/ g/gu galego, guerra
/k/ c/qu conta, quente
/l/ l luns
/ʝ/ または /ʎ/ ll botella
/m/ m mellor
/n/ n nove
/ɲ/ ñ mañá
/ŋ/ nh algunha
/p/ p por
/ɾ/ r hora
/r/ r/rr recto, ferro
/s/ s sal
/t/ t tinto
/ʃ/ x viaxe

[編集] 外部リンク