イタリック語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

イタリック語派(イタリックごは)は、インド・ヨーロッパ語族ケントゥム語派の一語派オスク・ウンブリア語群ラテン・ファリスク語群とに分類される。紀元前1000年〜500年頃、他の語族語派の言語(本稿ではこれらにも触れる)とともに古代のイタリア半島で使われた。

ラテン・ファリスク語群に属するラテン語ローマ帝国の拡大に従いイタリア全土から地中海世界の西半分全体へにも広がった。それに伴い、イタリア半島の他の古代言語は死語になった

ロマンス諸語は、ローマ帝国の崩壊以降、ラテン語の口語俗ラテン語)を起源とする諸方言がそれぞれ独立した言語になったものである。現在のイタリア語もこれに属する。

紀元前6世紀のイタリアの言語分布

語群[編集]

オスク・ウンブリア語群 (Osco-Umbrian)
  • ウンブリア語 (Umbrian)
  • オスク語 (Oscan)
  • サベリア語群 (Sabellian)
    • ウェスティニ方言 (Vestinian)
    • ウォルスク方言 (Volscian)
    • エクウ方言 (Aequian)
    • サビン方言 (Sabinian)
    • 南ピケネ語 (South Picene) 。なお、北ピケネ語 (North Picene) は非インド・ヨーロッパ語族と考えられている。
    • パエリグニ方言 (Paelignian)
    • プレストン方言 (Prestonian)
    • マルキニ方言 (Marrucinian)
    • マルス方言 (Marsian)
    • Pre-Samnite
    • Hernican
ラテン・ファリスク語群 (Latino-Faliscan)

その他の古代イタリア諸民族の言語[編集]

古代イタリア諸民族の言語(非イタリック語派や非インド・ヨーロッパ語族を含む)

イタリック語派に近いといわれるが、ゲルマン語派などとの類似点もあり、別の語派とする考えもある。

関連項目[編集]