無声軟口蓋破裂音

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無声軟口蓋破裂音
k
IPA 番号 109
IPA 表記 [k]
IPA 画像 Xsampa-k.png
Unicode U+006B
文字参照 k
JIS X 0213 1-3-75
X-SAMPA k
Kirshenbaum k
音声サンプル

無声軟口蓋破裂音(むせい・なんこうがい・はれつおん)とは子音の類型の一つ。後舌面軟口蓋で閉鎖を作って開放することによって起こる破裂音。国際音声字母[k]と記述される。

特徴[編集]

変種[編集]

この子音はそのバリエーションによって以下のような記号をつけて記述される。

IPA 記述
k 普通の k
有気音の k
口蓋化した k
唇音化した k
内破音の k
有声化した k
放出音の k

言語例[編集]

この音は多くの言語に存在する。

  • 日本語 - かき [kakʲi]。/, /などの頭子音に現れる。
  • 英語 - cat [kæt]ネコ)、cake[keik](ケーキ)、skin [skɪn](肌)。ckで表記される。なお英語では語頭や強勢が置かれた音節では有気音[kʰ]として現れる。ただし skin のように、s の後では無気音で発音される。また発話の最後では内破音として現れることがある。
  • 中国語普通話) - 幹 gàn [kan ˥˩](行う)。ピンインgで表記される。ただし、普通話では有声音との対立構造がなく、[g]で発音しても意味を弁別しない。一方で有気音[kʰ]との対立構造をもっており、kで表記されて意味が弁別される。看 kàn [kʰan ˥˩](見る)。
  • 朝鮮語 - 가사 [kasa](歌詞)。で表記される。ただし、朝鮮語では有声音との対立構造がなく、[g]で発音しても意味を弁別しない。または語中で有声音に挟まれると有声化して現れ、語末などでは内破音として現れる。아가 [ak̬a]([aga])(赤ちゃん)、대학[tɛhak̚](大学)。一方で有気音硬音との3項対立構造を持っており、という字母で表記されて意味が弁別される。개다[kɛda](すっきりする)、캐다[kʰɛda](掘る)、깨다[k'ɛda](覚める)。