アタテュルク国際空港

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アタテュルク国際空港
İstanbul Atatürk Havalimanı
Ataturk Havalimani 2.jpg
IATA:IST-ICAO:LTBA
概要
国・地域 トルコの旗 トルコ
設置場所 イスタンブル
空港種別 公共
標高 50 m・163 ft
位置 北緯40度58分36秒
東経28度48分52秒
座標: 北緯40度58分36秒 東経28度48分52秒
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
06/24 あり 2300×60 舗装
18R/36L あり 3000×45 舗装
18L/36R あり 3000×45 舗装
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空港の一覧
アタテュルク国際空港全景

アタテュルク国際空港英語: Atatürk International Airportトルコ語: İstanbul Atatürk Havalimanı)は、トルコイスタンブルにある国際空港であり、同国最大の空港である。旧称は地名から採られたイェシルキョイ国際空港で、現在の名前はトルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクから名づけられている。イスタンブルのヨーロッパ側(トラキア)にあり、市街地中心部から南西に約15km離れている。ターキッシュ エアラインズの本拠地である。同じイスタンブール市内のアジア側には、サビハ・ギョクチェン国際空港があるが、こちらはアタテュルク国際空港より規模が小さく、就航エアラインも少ない。


施設[編集]

ターミナルに駐機するターキッシュ エアライン機
離陸するターキッシュ エアラインのボーイング 737-800

3,000m滑走路2本、2,300m滑走路1本の計3本の滑走路を有する。

旅客用ターミナルはかつては1つであったが、2001年に国際線ターミナルが新設され、現在は国際線ターミナルと国内線ターミナル(旧ターミナルの建物をそのまま使用)の2つに分かれており、両ターミナル間は連絡通路(動く歩道設置)により接続されている。国際線ターミナルの到着エリア(税関検査通過後)および出発エリア(出国手続後)にはワイヤレスLANが完備されている。国際線ターミナル内各所に外貨両替カウンターが複数設置されているが、ヨーロッパ諸国と違い、トラベラーズチェックを一切受け付けないため注意が必要である。

旅客用ターミナルとは別に、貨物専用のターミナルがあり、貨物取扱量は世界各国の空港の中で30位である(2007年4月現在)。

なお、空港内は禁煙である。喫煙者は注意する必要がある。

アクセス[編集]

鉄道[編集]

イスタンブルLRT(en)M1線がターミナルビル地下に乗り入れている。LRTの空港駅はハヴァリマヌ駅(Havalimani)やアタテュルク空港駅(Ataturk Airport)などと表記されるが、いずれも同じ駅を指す。空港から旧市街-ガラタ橋-新市街への行き方は以下の2通りである。

  • LRTの空港駅から終点アクサライ駅(Aksaray)まで行き、そこでトラムのユスフパシャ駅(Yusufpasa)に乗り換える。なお、アクサライ駅は地下駅であり、かつユスフパシャ駅とは大通りを挟んで徒歩3分ほど離れている。
  • LRTの空港駅から途中駅ゼイティンブルヌ駅(Zeytinburnu)まで行き、そこでトラムのゼイティンブルヌ駅に乗り換える。ゼイティンブルヌ駅はLRTとトラムの駅が地上で隣接しており、エスカレーター、エレベーター、スロープが設置されていることから、一般にはこちらでの乗り換えが推奨されている。

運賃はLRT、トラムとも距離に関係なく片道1.75TL(2011年1月現在)。駅窓口や駅付近の売店で販売されているジェトン(Jeton)と呼ばれるコイン(3TL)を購入し、自動改札機に投入して乗車する。いずれの方法でも旧市街の中心であるスルタンアフメット駅(Sultanahmet)まで待ち時間・乗換時間を含めて所要約50分。 イスタンブールカード(プリペイド式公共交通機関カード)を7TLで購入してチャージして使います。 カード使用時に割引金額でトラムやメトロ、オトバスなどの公共交通機関を使えます。 購入場所は、空港のメトロ駅や大きな駅近くのキオスクで売っています。

バス[編集]

ハヴァシュHAVAŞと呼ばれる空港バスがあり、新市街の中心部であるタクシム広場に行くものは、4~9時は30分間隔、9~1時は15分間隔で運行されている。所要約30分。旧市街に行くには途中のアクサライで下車してトラムに乗り換える。タクシム広場から空港へは、4~1時の間30分間隔での運行。料金は片道12TL(ただし0~6時の間は25%割増となる)。

タクシー[編集]

黄色い車体のタクシーが空港前に常駐している。場所にもよるが、旧市街中心部までで40~50TL、新市街までで50~60TL程度。以前の深夜割増料金制度は廃止されています。

事件・事故[編集]

乗入航空会社一覧[編集]

旅客便[編集]

ターミナル1[編集]

ターミナル1から発着するのはすべて国内線である。

航空会社 目的地
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ アダナ英語版アドゥヤマン英語版アール英語版アンカラアンタルヤバトマン英語版ボドルム英語版チャナッカレ英語版ダラマン英語版デニズリ英語版ディヤルバクル英語版エラズー英語版エルズィンジャン英語版エルズルム英語版エスキシェヒール英語版ガズィアンテプ英語版ハタイ英語版ウードゥル英語版イズミールカフラマンマラシュ英語版カルス英語版カイセリ英語版コンヤ英語版マラティヤ英語版マルディン英語版メルズィフォン英語版ムシュ英語版ネヴシェヒルサムスン英語版シャンルウルファ英語版スィノプ英語版スィヴァス英語版トラブゾン英語版ウシャク英語版ヴァン
トルコの旗 アトラスジェット アンタルヤ、ボドルム、ダラマン、イズミール
トルコの旗 オヌル航空英語版 アダナ、アンカラ、アンタルヤ、ボドルム、ダラマン、ディヤルバクル、エルズルム、ガズィアンテプ、イズミール、マラティヤ、サムスン、トラブゾン、ヴァン
トルコの旗 ペガサス航空 アンカラ、ボドルム、イズミール
トルコの旗 スカイ・エアラインズ英語版 アンタルヤ

ターミナル2[編集]

航空会社 目的地
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ 日本: 東京/成田大阪/関西
東アジア: 北京/首都広州香港ソウル/仁川上海/浦東ウランバートル
東南アジア: バンコク/スワンナプームホーチミンジャカルタ/スカルノハッタシンガポールクアラルンプール[1]
南アジア: デリーダッカイスラマバードカラチマレ[2]コロンボ(マレ経由便)、ムンバイ
中央アジア・コーカサス: アルマトイアシガバートアスタナバクーバトゥミビシュケクドゥシャンベギャンジャ英語版ナヒチェヴァン英語版オシ英語版タシュケントトビリシ
中東: アブダビアデンアレッポアンマンバグダードバーレーンバスラベイルートダマスカスダンマームドーハドバイアルビールエルジャン英語版ジッダカーブルクウェートマディーナ英語版マシュハドモースル英語版マスカットナジャフ英語版リヤドサナアシーラーズスレイマニヤ英語版タブリーズターイフ英語版テヘラン/エマーム・ホメイニーテルアビブ/ベン・グリオンヤンブー英語版
アフリカ: アビシャンアクラアディスアベバアレクサンドリア/ボルグ・エル・アラブアルジェベンガジカイロケープタウンカサブランカダカールダルエスサラームジブチエンテベフルガダヨハネスブルグハルツームキガリキリマンジャロ[3]キンシャサラゴスミスラータ英語版モガディシュモンバサ英語版[4]ナイロビヌアクショットセブハ英語版シャルム・エル・シェイクトリポリチュニス
東欧: ベオグラードブカレストブダペストキシナウドニプロペトロウシクドネツィク英語版カザンキエフ/ボルィースピリリュブリャナミンスクモスクワ/ヴヌーコヴォノヴォシビルスクオデッサポドゴリツァプラハプリシュティナリガロストフ・ナ・ドヌ英語版サンクトペテルブルクサラエヴォシンフェローポリスコピエソチソフィアティラナウファ英語版ワルシャワ/ショパンエカテリンブルクザグレブ
北欧: オールボービルンコペンハーゲンヨーテボリ英語版ヘルシンキオスロ/ガーデモエンストックホルム/アーランダ
南欧: アテネバルセロナビルバオボローニャ英語版ジェノヴァ英語版リスボンマドリードマラガミラノ/マルペンサナポリローマ/フィウミチーノテッサロニキトリノバレンシア英語版ヴェネツィア
西欧: アムステルダムバーゼル/ミュールーズベルリン/ブランデンブルク[2013年10月27日就航予定][5]ベルリン/テーゲル[2013年10月26日廃止予定]、バーミンガムブレーメンブリュッセルケルン・ボンダブリンデュッセルドルフエディンバラフランクフルトジュネーヴハンブルクハノーファーライプツィヒ・ハレロンドン/ガトウィックロンドン/ヒースローリヨンマンチェスターミュンヘンニースニュルンベルクパリ/シャルル・ド・ゴールシュトゥットガルトトゥールーズウィーンチューリッヒ
南北アメリカ: シカゴヒューストン[6]ロサンゼルスニューヨーク/JFKサンパウロトロントワシントンD.C.
トルコの旗 アトラスジェット アルビール、ジッダ、ロンドン/スタンステッド、エルジャン、スレイマニヤ、シャルム・エル・シェイク、テヘラン/エマーム・ホメイニー、エレバン
トルコの旗 オヌル航空英語版 アムステルダム、バルセロナ、ドバイ、ギャンジャ、ミラノ/マルペンサ、エルジャン、オデッサ、パリ/シャルル・ド・ゴール、シャールジャ
スロベニアの旗 アドリア航空 リュブリャナ
ギリシャの旗 エーゲ航空 アテネ
ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空 モスクワ/シェレメーチエヴォ
ロシアの旗 アエロフロート・ロシア航空
運航は ロシアの旗 ドンアヴィア
ロストフ・ナ・ドヌ、ソチ
ウクライナの旗 アエロスヴィート航空 ドニプロペトロウシク、ドネツィク、キエフ/ボルィースピリ、オデッサ、シンフェローポリ
リビアの旗 アフリキヤ航空 トリポリ
アルジェリアの旗 アルジェリア航空 アルジェ
カザフスタンの旗 アスタナ航空 アルマトイ、アスタナ、アティラウ英語版
キルギスの旗 エア・ビシュケク英語版 ビシュケク
フランスの旗 エールフランス パリ/シャルル・ド・ゴール、トゥールーズ
[季節運航] : マルセイユ
マルタの旗 マルタ航空 マルタ
モルドバの旗 モルドバ航空 キシナウ
カナダの旗 エア・カナダ トロント[2013年6月4日就航予定]
カナダの旗 エア・トランザット [季節運航] : モントリオール/トルドー、トロント
ラトビアの旗 エア・バルティック リガ
ロシアの旗 Ak Bars Aero英語版 アストラハン英語版[7]
イタリアの旗 アリタリア航空 ローマ/フィウミチーノ
アフガニスタンの旗 アリアナ・アフガン航空 カーブル
アルメニアの旗 アルマヴィア エレバン
韓国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川
イランの旗 アタ航空英語版 タブリーズ
オーストリアの旗 オーストリア航空
運航は オーストリアの旗 チロリアン航空
ウィーン
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン航空 バクー
ベラルーシの旗 ベラヴィア ミンスク
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 B&H航空 サラエヴォ
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン/ヒースロー
リビアの旗 ブラク航空 ベンガジ、トリポリ
イランの旗 カスピアン航空 テヘラン/エマーム・ホメイニー
中華人民共和国の旗 中国南方航空 ウルムチ
クロアチアの旗 クロアチア航空 ザグレブ
[季節運航] : ドゥブロヴニク英語版
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 [季節運航] : ニューヨーク/JFK
ウクライナの旗 ドンバスアエロ ドネツィク
ウクライナの旗 ドニプロアヴィア ドニプロペトロウシク
エジプトの旗 エジプト航空 カイロ
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ
バーレーンの旗 ガルフ航空 バーレーン
スペインの旗 イベリア航空 マドリード
イランの旗 イラン航空 タブリーズ、テヘラン/エマーム・ホメイニー
イラクの旗 イラク航空 バグダード、バスラ、アルビール
セルビアの旗 JAT航空 ベオグラード、クラリェヴォ英語版
ベルギーの旗 ジェットエアフライ ブリュッセル/国際、ブリュッセル/サウスシャルルロワ
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム
韓国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
ロシアの旗 クバン航空英語版 クラスノダール英語版
リビアの旗 リビア航空 ベンガジ、トリポリ
ポーランドの旗 LOTポーランド航空 ワルシャワ/ショパン
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 ベルリン/ブランデンブルク[2013年10月27日就航予定][5]、ベルリン/テーゲル[2013年10月26日廃止予定]、フランクフルト、ミュンヘン
イランの旗 マーハーン航空 エスファハーン、テヘラン/エマーム・ホメイニー
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール
レバノンの旗 ミドルイースト航空 ベイルート
ギリシャの旗 オリンピック航空 アテネ
カタールの旗 カタール航空 ドーハ
ロシアの旗 レッドウィング航空英語版 モスクワ/ヴヌーコヴォ
ロシアの旗 ロシア航空 サンクトペテルブルク
モロッコの旗 ロイヤル・エア・モロッコ カサブランカ
ヨルダンの旗 ロイヤル・ヨルダン航空 アンマン
サウジアラビアの旗 サウディア ジッダ、マディーナ、リヤド
カザフスタンの旗 SCAT航空英語版 アクタウ英語版カラガンダ英語版シムケント英語版
ノルウェーの旗スウェーデンの旗デンマークの旗 スカンジナビア航空 ストックホルム/アーランダ
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
タジキスタンの旗 ソモン航空 ドゥシャンベ
スイスの旗 スイスインターナショナルエアラインズ チューリッヒ
シリアの旗 シリア・アラブ航空 アレッポ、ダマスカス
タジキスタンの旗 タジキスタン航空 ドゥシャンベ
ルーマニアの旗 タロム航空 ブカレスト
ロシアの旗 タタールスタン航空 カザン
チュニジアの旗 チュニスエア モナスティル英語版、チュニス
トルクメニスタンの旗 トルクメニスタン航空 アシガバート、トルクメンバシ英語版
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 ニューアーク
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン航空 タシュケント

チャーター便[編集]

全てターミナル2発着である。

航空会社 目的地
トルコの旗 フリーバード航空英語版 [季節運航] : アムステルダム、バルセロナ、ベオグラード、ベルリン/テーゲル、ブリュッセル、ブダペスト、ケルン・ボン、ドルトムント、デュッセルドルフ、フランクフルト、ハンブルク、リヨン、マドリード、マラガ、マルセイユ、ミラノ/マルペンサ、ミュンヘン、ナント英語版、オスロ/ガーデモエン、パリ/シャルル・ド・ゴール、プラハ、セビリア、ストックホルム/アーランダ、シュトゥットガルト、トゥールーズ、ウィーン、チューリッヒ
イラクの旗 アズマール航空英語版 スレイマニヤ
トルコの旗 コレンドン航空英語版 アムステルダム、テヘラン/エマーム・ホメイニー

貨物便[編集]

航空会社 目的地
トルコの旗 ターキッシュ エアラインズ カーゴ アルジェ、アルマトイ、アンマン、バンコク/スワンナプーム、ベイルート、ビシュケク、ブダペスト、カイロ、カサブランカ、デリー、ダッカ、ドバイ、フランクフルト、香港、ジッダ、カラチ、キエフ/ボルィースピリ、ラゴス、マーストリヒト、マドリード、ミラノ/マルペンサ、ミンスク、モスクワ/ヴヌーコヴォ、ムンバイ、パリ/シャルル・ド・ゴール、リヤド、ソウル/仁川、ストックホルム/アーランダ、タシュケント、トビリシ、テルアビブ/ベン・グリオン、ティラナ、トリポリ、ウィーン、チューリッヒ[8]
トルコの旗 MNG航空英語版 フランクフルト/ハーンロンドン/ルートン、ミラノ/マルペンサ、タリン
トルコの旗 ULSエアラインズ・カーゴ英語版 北京/首都、香港、マニラマンストン英語版、上海/浦東
トルコの旗 ACT航空英語版 バーレーン、香港、ニューヨーク/JFK、ラホール、シンガポール、タリン
フランスの旗 エールフランス・カーゴ パリ/シャルル・ド・ゴール
イギリスの旗 DHLアビテーション英語版
運航は トルコの旗 MNG航空
ライプツィヒ・ハレ
アメリカ合衆国の旗 フェデックス・エキスプレス パリ/シャルル・ド・ゴール
ドイツの旗 ルフトハンザ・カーゴ フランクフルト
サウジアラビアの旗 サウディア・カーゴ ダンマーム、リヤド
アゼルバイジャンの旗 シルクウェイ航空英語版 バクー
ベルギーの旗 TNT航空 リエージュ
アメリカ合衆国の旗 UPS航空 ケルン・ボン、ニューアーク、深圳
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン航空カーゴ タシュケント

新空港の建設計画[編集]

同空港を拠点に置くターキッシュ エアラインズでは、機材の拡充と同時に空港の拡張を求めていた。このため、トルコ政府運輸省管轄の航空管理局は、イスタンブールの黒海側に第3の空港を建設する計画が持ち上がっている。早ければ2013年にも着工し、4年後の2017年を完成目標として設定されている[9]

新空港は、アトランタ国際空港と同じく滑走路6本、また1億5000人規模の旅客ターミナルをもつ巨大な空港の規模を持つ。

脚註[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]