ビスカヤ橋

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ビスカヤ橋
ビスカヤ橋
所在地 スペイン
ポルトゥガレテ - ゲチョ
長さ 164 m
高さ 50 m
形式 運搬橋
建設 1893年
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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ビスカヤ橋(びすかやばし,スペイン語:Puente de Vizcaya)はスペインネルビオン川に架かっている世界最古の運搬橋である。ビスケー湾に面した港湾都市ビルバオの河口付近にあり、ポルトゥガレテ地区とゲチョ地区を結んでいる。

歴史[編集]

ビスカヤ橋は1893年に建設された。設計したのはエッフェルの弟子の一人、バスク人のアルベルト・パラシオである。運搬橋という形式はビルバオに向かう海上交通の妨げになることなく、また長い傾斜路をもつ巨大な橋を造らずにすむ解決策だった。スペイン内戦の間4年間上部構造が爆破されて通行不能になったことがあったがそれ以外は現役である。

運用[編集]

ゴンドラ

ビスカヤ橋のゴンドラは 164 m の距離を2分弱かけて渡る。ゴンドラは6台の自動車と300人ほどの人間を運ぶことができる。運行は24時間営業で、8分ごとにゴンドラが行き来している。

運賃はビルバオ市の交通と一体化しているためバスや地下鉄と同じ切符が使える。また観光用の歩道が上部構造に組み込まれており、50 m の高さを港や湾を眺めながら歩いて渡ることができる。

世界遺産[編集]

世界遺産 ビスカヤ橋
スペイン
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英名 Vizcaya Bridge
仏名 Pont Vizcaya
面積 0.8595 ha
(緩衝地域 12.36ha)
登録区分 文化遺産
登録基準 (1), (2)
登録年 2006年
公式サイト ユネスコ本部(英語)
使用方法表示

2006年7月13日に、ユネスコ世界遺産に登録された。登録に当たっては、世界初の運搬橋であることや、その実現のために革新的な技術を用いた鉄製のワイヤーが使われたことなどが評価された。

ベルギーサントル運河のボートリフトなどと並んで、近現代の技術進歩の足跡を証する世界遺産である。

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。