アランフエス
| 州 | |
|---|---|
| 県 | |
| 司法管轄区 | アランフエス |
| 面積 | 201.11km² [1] |
| 標高 | 494m |
| 人口 | 55,755人(2011年)[1] |
| 人口密度 | 277.23人/km² [1] |
| 住民の呼称 | ribereño/-a、arancetano/-a |
| 自治体首長 | マリア・ホセーファ・マルティネス・デ・ラ・フエ ンテ(PP) |
| 守護聖人 | San Fernando、 Nuestra Señora de las Angustias |
アランフエス(Aranjuez)は、スペインの都市。スペイン中央のマドリード州南部に位置する。タホ川に沿って広がり、ハラマ川との合流点がある。首都マドリードから南に48km。
スペイン王室の宮殿と庭園が有名で、世界遺産にも登録されている。また、ロドリーゴの楽曲アランフエス協奏曲でもその名を知られる。
目次 |
歴史 [編集]
アランフエスの地名はバスク語由来という説がある。言語学者のラファエル・ラペサはバスク語の「アランツァ」(サンザシ)という説を示しているが[2]、「アラン」(谷または同音異義のプラム)かもしれない。アラビア語の「イブン・アランケジュ」(クルミの生える所)という説やラテン語の「アラ・ヨウィス」(ジュピター神殿)という説も唱えられている[3]。7世紀の文献には「アラウス」や「アランス」という名前で現れ、「アランスエケ」などと呼ばれた後に、15世紀に「アランフエス」に落ち着いた。
1085年にアルフォンソ6世がトレドを征服した後も、アランフエスはカスティーリャ王国とイスラム諸国の間で争奪が行われた。1178年に最終的に征服され、アランフエスはサンティアゴ騎士団に与えられた。15世紀末、カトリック両王によって王室の土地とされた。1561年、フェリペ2世の命により宮殿の建築が始まった。18世紀のフェルナンド6世によってアランフエスが生まれたが、当時に住んでいたのは宮廷関係者だけであった。
1808年、宰相ゴドイの支配に対してアランフエス暴動(en)が発生した。これによってゴドイが失脚、カルロス4世が退位し、フェルナンド7世が即位するが、ナポレオンの介入によってジョゼフ・ボナパルトがスペイン王となった。
1851年、スペインで2番目となる鉄道(イチゴ列車と呼ばれる)がマドリード・アランフエス間に開通し、マドリードの近郊都市として産業が発展した。
人口 [編集]
| アランフエスの人口推移 1900-2010 |
![]() |
| 出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[4]、1996年 - [5] |
政治 [編集]
自治体首長はマドリード国民党(Partido Popular de la Comunidad de Madrid)のマリア・ホセーファ・マルティネス・デ・ラ・フエンテ(María José Martínez de la Fuente)[6]で、自治体評議員はマドリード国民党:14、マドリード社会党(Partido Socialista de Madrid):8、アランフエスのための独立市民グループ(Agrupación Ciudadana Independiente Para Aranjuez、ACIPA、ローカル政党):2、統一左翼=緑の党(Izquierda Unida-Los Verdes、IU-LV、統一左翼の州支部政党連合マドリード統一左翼と緑の党=緑グループとヒラ・マドリード=緑の党の連合体):1となっている(2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順)[7]。
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司法行政 [編集]
アランフエスはアランフエス司法管轄区に属し、同管轄区の中心自治体である[16]。
王宮と庭園 [編集]
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|---|---|---|---|
タホ川から見た王宮
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| 英名 | Aranjuez Cultural Landscape | ||
| 仏名 | Paysage culturel d’Aranjuez | ||
| 登録区分 | 文化遺産 | ||
| 登録基準 | (2)(4) | ||
| 登録年 | 2001年 | ||
| 公式サイト | ユネスコ本部(英語) | ||
| 使用方法・表示 | |||
アランフエスの王宮(en)は、16世紀にフェリペ2世の命で建設が始められたものである。設計は、エル・エスコリアルと同じくフアン・バウティスタ・デ・トレドとフアン・デ・エレラによる。18世紀のフェルナンド6世の治世に完成し、カルロス3世によって拡張された。
王宮からタホ川に沿って広がる庭園(es)は、森や庭からなり、多くの泉や像で飾られている。王宮正面の「パルテレ庭園」、タホ川と人工の川に囲まれた「島の庭園」、タホ川に沿って延びる150haの「王子の庭園」などからなる。かつては王室の農業試験場でもあり、スペイン黄金時代に世界から集めた植物が栽培されていた。
世界遺産 [編集]
2001年、王宮と庭園を含む風景は「アランフエスの文化的景観」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。自然と人工物からなる景観が何百年も維持され発展してきたことが評価された。この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター[1]からの翻訳、引用である)。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
ギャラリー [編集]
交通 [編集]
鉄道では、マドリードのアトーチャ駅から近郊路線C-3で45分。朝と夕方は10~20分おき、昼と夜は30分おきに電車がある。4月から10月まで、マドリードから観光用に19世紀の蒸気機関車「イチゴ列車」(es:Tren de la Fresa)が走っている。
マドリードとカディスを結ぶ高速道路A-4が通っている。
姉妹都市 [編集]
脚注 [編集]
- ^ a b c “Población, superficie y densidad por municipios” (スペイン語). INE(スペイン国立統計局). 2012年8月8日閲覧。
- ^ スペイン語版より:Historia de la Lengua Española, Rafael Lapesa, Editorial Gredos, Madrid, 9ª Edición, 1981, ISBN 84-249-0072-3
- ^ Historia de Aranjuez
- ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
- ^ Series de población desde 1996. Cifras oficiales de la Revisión anual del Padrón municipal a 1 de enero de cada año.
- ^ “Alcaldes Elecciones 2011” (スペイン語). Ministerio de Política Territorial y Administración Pública. 2012年8月8日閲覧。
- ^ a b c d e “Consulta de Resultados Electorales” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Interior, Subsecretaría Dirección General de Política Interior. 2012年8月8日閲覧。
- ^ 統一左翼(IU)の地域支部政党マドリード統一左翼(Izquierda Unida Comunidad de Madrid)
- ^ MS-AはMovimiento Social de Aranjuez(アランフエス社会運動)ローカル政党
- ^ PHはPartido Humanista(ヒューマニズム党)
- ^ ARIはAgrupación Ribereña Independiente(アランフエス独立者グループ)、ローカル政党
- ^ CCPAはCandidatura Comunista Para el Progreso de Aranjuez(アランフエスの進歩のための共産主義候補)、ローカル政党
- ^ LVDEはLos Verdes De Europa、緑の党
- ^ Partido Ribereño Por Aranjuez(アランフエスのためのアランフエスの党)、ローカル政党
- ^ UPyDはUnión Progreso y Democracia(進歩民主連合)
- ^ “Aranjuez, partido judicial nº8 de Madrid” (スペイン語). Consejo General de los Procuradores de España. 2012年8月8日閲覧。
参考文献 [編集]
- ICOMOSによる報告書(PDF、英語、フランス語)
関連項目 [編集]
- アランフエス協奏曲 - ホアキン・ロドリーゴによるギター協奏曲。
外部リンク [編集]
- アランフエス公式サイト(スペイン語)
- イチゴ列車 - 鉄道博物館(スペイン語)
- スペイン政府観光局オフィシャルサイト アランフエス(日本語)
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