サンザシ

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サンザシ
Crataegus cuneata f lutea1.jpg
サンザシ(キミサンザシ)の花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
: サンザシ属 Crataegus
: サンザシ S. luehmannii
学名
Crataegus cuneata Siebold & Zucc.
英名
Japanese hawthorn

サンザシ(山査子、学名: Crataegus cuneata)は、バラ科サンザシ属の落葉低木。中国産で、日本にも古くに持ち込まれた。

熟すると赤くなる果実生薬果実酒ドライフルーツなどの用途があり、盆栽の素材としても好まれる。果実が黄色に熟するものをキミノサンザシ (C. cuneata f. lutea) という。

利用[編集]

生薬[編集]

サンザシや近縁のオオミサンザシC. pinnatifida)の干した果実は、生薬名で山査子(さんざし)といい、消化吸収を助ける作用がある。加味平胃散(かみへいいさん)、啓脾湯(けいひとう)などの漢方方剤に使われる。

近縁種のセイヨウサンザシC. oxyacantha)の果実や葉は、ヨーロッパではハーブとして心悸亢進、心筋衰弱などの心臓病に使われる。

サンザシ酒[編集]

味は甘酸っぱく、一部の中華料理店などでは、中国酒として供されている。

ドライフルーツ[編集]

果実を潰して、砂糖寒天などと混ぜ、棒状に成形して乾燥させたものが多い。中国では、「山査子餅」(シャンジャーズビン)という円柱状に成形した後、薄くスライスして10円玉のような形状にしたものも多く、酢豚の様な料理に入れる場合もある。

ほかにも、果実をそのまま種子抜きして乾燥させ麦芽糖などでコーティングしたものもあり、この場合に限り含有成分から厚生省認可基準「ビタミンC含有栄養機能食品」にあたり表記ができる。

菓子[編集]

中国では「山査子餅」の他、「山査子糕」(シャンジャーズガオ)という平たい羊羹状の菓子も作られている。中国ではこの菓子を酢豚の酸味付けに使うこともある。

また竹串などに刺して、をかけた「冰糖葫芦」(ビンタンフール)という、りんご飴の様な駄菓子も街角で売られている。

サンザシをテーマにした作品[編集]

外部リンク[編集]