イベルドローラ・タワー

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イベルドローラ・タワー
イベルドローラ・タワーの位置(ビルバオ内)
イベルドローラ・タワー
イベルドローラ・タワー
施設情報
所在地 スペインバスク州ビスカヤ県ビルバオ
座標 北緯43度16分03秒 西経2度56分19秒 / 北緯43.26750度 西経2.93861度 / 43.26750; -2.93861座標: 北緯43度16分03秒 西経2度56分19秒 / 北緯43.26750度 西経2.93861度 / 43.26750; -2.93861
状態 完成
着工 2009年
竣工 2012年
用途 業務用
地上高
高さ 165m
各種諸元
階数 地上41階(地下5階)
延床面積 50,000
エレベーター数 21基
関連企業
設計 アメリカ合衆国の旗 シーザー・ペリ
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イベルドローラ・タワースペイン語: Torre Iberdrola, バスク語: Iberdrola dorrea)は、スペインバスク州ビスカヤ県ビルバオにある超高層ビル

構造[編集]

2009年3月19日に着工し、2012年2月21日に竣工した[1]。全高165m(41階建て)であり、ビルバオとバスク州でもっとも高い建築物である。エネルギー企業のイベルドローラ社の本社として建設された。

1階から8階まではABBAグループによるホテルとして使用される予定だったが、結局ホテルとしての使用は断念され[2]、200人収容のホールとなった[3]。それ以外のフロアは業務用フロアとして使用されている。タワーに隣接して、カルレス・フェラテールが設計した2棟の住宅がある。タワーの入口はエウスカディ広場に面している。

歴史[編集]

建設中の2009年9月

アバンドイバラ地区の都市計画[編集]

1992年、ビルバオ都市圏の都市再生のための公共企業としてビルバオ・リア2000が設立された。ビルバオ・リア2000は1970年代に工業危機を受けた地域の再生成を目的とし、かつての工業地区を住宅用地、オフィスビル、緑地、その他の用途の建築物に変換した。これらの工業地区のひとつには、サルベ橋エウスカルドゥナ造船所(破産済)の間にアバンドイバラ地区があった。1990年代初頭、ビスカヤ県の地域当局はシーザー・ペリのチームを選出し、348,000平方メートルの区域の都市計画のマスタープランを任せた。最初の提案のひとつには200mのツインタワーの建設があったが、アギナガ建築連合も加わった後の最終的な計画では、150mの単一のタワーと10階建ての住居ブロックが提案された。造船所跡地にはエウスカルドゥナ国際会議場・コンサートホールなども建設された。

タワーの建設計画[編集]

1998年、ビスカヤ県政府はビルバオ市に所有する建物すべてを売却し、計画中の150mのタワーに移転することを発表した。タワーが建設される予定の土地はレンフェ(スペイン国鉄)によって所有されていたが、7900万ユーロでビスカヤ県政府に売却された。タワーは50,000平方メートルのオフィス面積が予定されていたが、さらに10,000平方メートルはないとビスカヤ県政府の活動には十分でないと判断され、ビスカヤ県政府は全高を150mから160mに増やすよう要求した。2003年の地方選挙ではビスカヤ県知事にホセ・ルイス・ビルバオが当選し、高額の費用がかかるタワーへの庁舎移転計画を廃止することを決断した。

タワーへの移転を求めるテナントについて様々な憶測がなされたが、2004年7月、ビルバオ市はエネルギー関連企業のイベルドローラと合意に達した。イベルドローラはタワー上部の10,000平方メートルを占有して新本社として活用し、残りのフロアは他の企業のオフィススペースとなる。タワーは全高165mで地上40階建て(地下5階)が予定され、建設費は2億1,000万ユーロと試算された。低層階部分にはABBAグループのホテルが入居することが予定されたが、後に撤回されてホールに変更された。

地理[編集]

ネルビオン川に隣接しており、かつては工業地区だったアバンドイバラ地区に建設された。この地区は1990年代以降に再開発がなされ、イベルドローラ・タワーの他にも、ビルバオ・グッゲンハイム美術館エウスカルドゥナ国際会議場・コンサートホール、スビアルテ・ショッピングセンターなどが建設されている。ネルビオン川を挟んで対岸にはデウスト大学が位置している。ビルバオ・トラムのアバンドイバラ停留所が最寄り駅である。

脚注[編集]

  1. ^ El Rey inaugura Torre Iberdrola, el nuevo faro de los negocios de Bizkaia”. elcorreo.com (2012年2月21日). 2012年2月21日閲覧。
  2. ^ Promotora Vizcaína se retira de la Torre Iberdrola”. Cybereuskadi.com (2008年10月8日). 2010年10月10日閲覧。
  3. ^ Alberto G. Alonso (2010年5月30日). “La Torre Iberdrola suma un auditorio para 200 personas”. Deia.com. 2010年10月10日閲覧。

外部リンク[編集]