ブリタニカ百科事典
ブリタニカ百科事典(Encyclopædia Britannica)は、英語で書かれた百科事典。最初はイギリスのエディンバラで発行されたが、現在はアメリカ合衆国で発行されている。
目次 |
[編集] 歴史
1768年からエディンバラでアンドルー・ベル、コリン・マックファーカー、ウィリアム・スメリが共同で100分冊を週刊で発行したのが始まりである。これは、イギリスの教養を要求するブルジョワジーに受け入れられて成功し、完成後の1771年に3巻にまとめて初版とした。大項目主義をとり、一流学者の44論文と単行本からの抜粋で構成された。
第10版は丸善とのタイアップで日本にも輸入され、大英百科全書として紹介された。1902年[1]発売記念価格として通常の半額[注釈 1]での販売、書籍では初めてとなる月賦での分割払い(通常価格になってからは一括払いのみ)、そして新聞の一面広告などのキャンペーンを行った。1906年にも、増補版の出版を機に同様のキャンペーンを行っている。伊藤博文、後藤新平、新渡戸稲造、徳富健次郎、犬養毅など各界の著名人が買い求め、広告でもそれを誇示していた。
1897年にアメリカ人のホレース・エバレット・フーパーが版権を入手し、第9版以降を刊行。1928年から版行権はシアーズ・ローバック社に移り第11版が刊行された。第14版で大規模な改稿を終わり、1936年以降は必要部分を改稿する形をとった。1938年からは旧版所有者を対象にして年鑑を発行した。
1941年、シアーズ・ローバック社からシカゴ大学に版権が寄贈され、ウィリアム・ベントン基金の元で刊行が続けられたが、1996年1月にスイスの実業家ヤコブ・サフラが版権を買収している。
第15版は全面改稿される形で1974年に発行された。この版は、日本で翻訳され、項目の追加・改訂を行った後、「ブリタニカ国際大百科事典」として日本で発売された。原典はその後の83年に改訂されている。 現在は第15版(全32巻)が市販されている。CD-ROMやDVD-ROMの形でも販売されている。
しかし2003年以降、冊子形式の日本語版の発行はされていない。
1999年10月19日から、オンラインによる全文検索サービス『ブリタニカ・ドットコム』を開始。当初無料であったためアクセスが殺到しサーバがダウンした。2001年から年間50ドルの使用料が必要となっている。
2006年6月1日からは大学や図書館向けに『ブリタニカ国際大百科事典』オンラインデータベースサービス「Encyclopædia Britannica Online Japan」(BOLJ)を開始した。
2009年1月23日に、『ブリタニカ・ドットコム』の修正案を利用者が提示できるようにするとした。ウィキペディアとは違い修正案は、編集者のチェックを受け反映されることになっている。匿名ではなく寄稿者リストに名前が載ることになるため、修正案の提出には本名(フルネーム)と、連絡用メールアドレスが必要となっている[2]。
[編集] 発行年度
- 第1版 1768–1771(発行年度)
- 第2版 1777–1784
- 第3版 1788–1797
- 第4版 1801–1809
- 第5版 1815
- 第6版 1820–1823
- 第7版 1830–1842
- 第8版 1853–1860
- 第9版 1875–1889
- 第10版 1902–1903
- 第11版 1910–1911
- 第12版 1921–1922
- 第13版 1926
- 第14版 1929–1973
- 第15版 1974–現在
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ^ クロース版175円、総革版280円など。
[編集] 出典
- ^ 丸善 (2007年8月28日). “商品の原点あり|丸善株式会社” (日本語). 2009年1月24日閲覧。
- ^ ITmedia (2009年1月23日). “ブリタニカ百科事典オンライン版にユーザー投稿機能” (日本語). 2009年1月24日閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク