ルフトハンザドイツ航空

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ルフトハンザドイツ航空
Deutsche Lufthansa AG
IATA
LH
ICAO
DLH
コールサイン
Lufthansa
設立日 1926年(Deutsche Luft Hansa Aktiengesellschaft として)
ハブ空港 フランクフルト国際空港
ミュンヘン国際空港
焦点空港 デュッセルドルフ国際空港
ハンブルク国際空港
マイレージサービス Miles & More
会員ラウンジ HON / Senator Lounge
同盟 スターアライアンス
保有機材数 319機(145機発注中 30機オプション)
就航地 212都市
親会社 Deutsche Lufthansa AG
本拠地 ドイツの旗 ドイツ ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン
代表者 クリストフ・フランツ:執行役会会長
ルフトハンザドイツ航空の本社
A380-800
関西空港線に就航していたA340-600型機
ルフトハンザ・カーゴのMD-11F型機

ルフトハンザドイツ航空(ルフトハンザドイツこうくう、ドイツ語: Deutsche Lufthansa AG, 英語: Lufthansa)はケルンに本拠を置くドイツ最大の国際航空会社。ドイツのいわゆる「フラッグ・キャリア」とされているが、現在はドイツ国外の航空会社も多数傘下に置いている。

目次

概要 [編集]

2004年8月時点で世界89カ国327都市に就航、旅客数はエールフランス‐KLMに次ぐ欧州第2位、世界でも十指に数えられる[1]大規模航空会社(メガ・キャリア)であり、スターアライアンスの創立メンバーでもある。日本への乗り入れ開始は1961年で、就航地は成田国際空港関西国際空港中部国際空港である。

社名「Lufthansa」は「空のハンザ同盟」の意。ドイツ・エアロ・ロイド(旧ドイツ・ルフト・レーデライ)とユンカース空輸の合併で誕生した会社として、中世ドイツの「商人組合」にかけて「旅商人組合(同盟)」の意味を込め「ドイツ・ルフト・ハンザ株式会社」 (Deutsche Luft Hansa Aktiengesellschaft) とされた。

シンボル(ロゴ)のモチーフとなっている鳥はツルで、その理由は、(1) 鳥の中で最大級の大きさであること、(2) お伽話や童話で「天国の使い」、「幸運を呼ぶ鳥」、「長命のシンボル」等として取り上げられていることから。野生のツルを保護する活動も行っている。

カラーリングとして使用される色にはそれぞれ以下の意味が込められている。

  • 黄:「差別化」「発見」
  • 銀:「高い技術水準」
  • 白:「信頼」
  • 灰:「品質」

綿密な機体整備は高く評価されている。ニューズウィーク誌の「最も安全な航空会社ランキング」の第1位に選出されている。同社中古機の人気は高く、1980年代のピープルエキスプレスなど、ルフトハンザの中古機材を用いて就航している格安航空会社も多い。

機内インターネットサービスのFly Net(Connexion by Boeing)を提供していたが2006年12月31日をもってサービスを終了した。2009年10月、機内すべての場所で無線ネット接続を行うことができるFly Netサービス再開を発表[2]2010年下半期以降、長距離路線に順次導入される予定で、ドイツ主要都市とアメリカ主要都市を結ぶ路線が発表されている。

歴史 [編集]

1926年1月、ドイツ政府26%、地方都市19%の出資によってJunkers LuftverkehrとDeutscher Aeroが合併し誕生した。これによって、DELAGを源流とするエアロユニオン系、海運会社ロイド(現・ハパックロイド)を中心とするロイド系、エンジンメーカのユンカース系と、それまでドイツにあった航空会社が1社に統合された[3]。合併後ヨーロッパ域内に路線網を拡大するほか、同盟国の日本満州国への路線も計画するものの、1945年5月の第二次世界大戦の敗戦以降は営業を停止された。

その後営業を再開したものの、1949年の東西ドイツ分断時には西ドイツ側の航空会社となった。その後はヨーロッパ域内のみならず、アジア、南北アメリカ中東アフリカなど世界各国に路線網を広げる。1990年の東西ドイツ再統一時に、東ドイツ側の国営航空部門であるインターフルクの事業を引き継いだ。

1997年に、エア・カナダスカンジナビア航空タイ国際航空ユナイテッド航空とともに、世界最大の航空連合であるスターアライアンスを結成した。2005年スイスインターナショナルエアラインズの買収を表明し、2006年に完全子会社化する。2009年9月、オーストリア航空を買収したことを公表した[4][5]

ルフトハンザグループ [編集]

ルフトハンザは多くの子会社を所有している。主なものを以下に挙げる。

 注)コンドル航空は、2009年よりトーマス・クック・グループへ移った模様。

現在、欧州内のドイツ語圏4か国(ドイツ、オーストリア、スイスの一部、ベルギーの一部)のフラッグ・キャリアが全てルフトハンザの傘下となっている。

就航都市 [編集]

日本路線 [編集]

日本路線は、中部-フランクフルト線を除き(ファースト・ビジネス・エコノミー)の3クラス制[7]。 中部線は、2クラス(ビジネス・エコノミー)そのうちの、A380・747-400のファーストクラスには、新型シートが、A380・747-400・A340-600には、ビジネスクラス・エコノミークラスには、「ルフトハンザ・オ―ディオ」のパーソナルコンピュータが備え付けており、ゲームや 音楽などが楽しめる。機内食は、ファーストクラスとビジネスクラスでは、スターシェフのメニューを提供している。 日本路線には日本人の客室乗務員が3名~5名乗務している。

機材 [編集]

スターアライアンス塗装のA340-300型機
ボーイング 737-300型機
ボーイング 747-400型機
エアバス A300-B4型機
Avro RJ85型機

2012年5月現在、ルフトハンザ航空の機材は以下の航空機で構成される[8][9]。大型機でも小型機でもエアバスボーイングのどちらかに偏らず、複数の機種を数多く保有している。

就航地[15]:成田(D-AIMD,但し『東京』)・北京(D-AIMC)・ヨハネスブルク(D-AIME)・ニューヨーク(D-AIMH)・サンフランシスコ

  • Boeing 737-300 33機 近距離国際線・国内線
  • Boeing 737-500 30機 近距離国際線・国内線
  • Boeing 747-400 30機(747-400型機23機、747-400M型機7機)[16] 長距離国際線
  • Boeing747-8i 1機(19機発注中・他オプション20機)[17]
  • Boeing MD-11F 19機(MD-11F型機14機、MD-11SF型機5機で構成される)[18]
  • Avro RJ85* 18機 近距離国際線・国内線
  • Canadair CRJ100/200* 26機  近距離国際線・国内線
  • Canadair CRJ700* 22機
  • Canadair CRJ900* 12機(15機発注中)

*ルフトハンザ・シティラインによる運用である。

過去に運航していた機材 [編集]

特別塗装機 [編集]

  • EXPO2000 HANNOVER[19]
ボーイング747-400(D-ABVK[20]),(*)
  • STAR ALLIANCE[21]
ボーイング747-400 (D-ABTH),(*) エアバスA340-300 (D-AIGC), ボンバルディアCRJ700(D-ACPQ、D-ACPS、D-ACPT)
  • 50 YEARS Innovation Partnership Boeing and Lufthansa」
ボーイング747-400 (D-ABVH)

(*)現在は、通常塗装による運航である。

発注機材 [編集]

ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス [編集]

ET403(ルフトハンザ・エアポートエクスプレス)

ルフトハンザはかつて、「エアポート・エクスプレス」という列車の運行に携わっていたこともある。これは都市から空港への連絡列車ではなく、航空便の代替を列車が行うという異例のものであった。

1982年から1993年にかけて、フランクフルト - デュッセルドルフ間のような短距離で採算性の低い国内線の代わりに当時のドイツ連邦鉄道(DB, 西ドイツの国鉄。現在は民営化されドイツ鉄道)に、チャーター列車「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス」を運行したのである。

エアポート・エクスプレスは、列車の運転はDBの職員が行うものの、運賃は航空運賃が適用され、客席の乗務員や車内の軽食サービスなどはルフトハンザが行うという形態を取っていた。運行当初DB内での扱いは営業用の「LH」と共に全車一等車ということから「TEE」の列車番号が当てられていた。また、DBの時刻表には掲載されていない。

当初はDBの定期運用から外れて保留となっていたインターシティ向け電車を使用し、その後2セクタ目となったシュトゥットガルト線は客車列車となった。

現在これを継承するものとして、DBの定期列車であるICEの一部区画を間借りしてルフトハンザ旅客専用とする「AIRail」サービスを、フランクフルト(FRA) - ケルン(QKL)・シュトゥットガルト(ZWS)間で行なっている。

脚注 [編集]

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  1. ^ 2007年は世界第7位、2008年は第6位にランクを上げた。規模別の航空会社一覧を参照
  2. ^ ルフトハンザ航空、2010年から機内無線ネット接続サービス「FlyNet」再開
  3. ^ 「航空情報 2010/12」酣燈社 p86-p90
  4. ^ ルフトハンザ、オーストリア航空を月内グループ傘下に - 日本経済新聞
  5. ^ ルフトハンザが欧州最大に オーストリア航空を買収 - 共同通信
  6. ^ Lufthansa and IAG reach agreement in principle on the sale of British Midland Ltd. - ルフトハンザドイツ航空 (2011年11月4日)
  7. ^ 過去には中部線においても3クラス制を導入されていたが、利用者の低迷により現在は2クラス制に格下げされている。
  8. ^ 2007年5月時点でルフトハンザグループの保有機材(ただし、買収により子会社となったスイスインターナショナルエアラインズの機材は除く)は432機である。
  9. ^ ルフトハンザが発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は30で、航空機の形式名は747-230, 747-430, 747-430M などとなる。
  10. ^ 日本線のエコノミークラスシートにパーソナルモニタの装備を進めているが、未だ全機材には搭載されていない。
  11. ^ 他の機材と違ったユニークな点として、エコノミークラスのトイレが客室から階段を下りたところ(通常は貨物スペース)に設置されている。ただしバリアフリーの観点から車椅子対応のトイレも完備している。
  12. ^ 日本線のエコノミークラスシートにパーソナルモニタの装備を進めているが、未だ全機材には搭載されていない。
  13. ^ 座席数については3クラス仕様で526席(ファースト8席・ビジネス98席・エコノミー420席)としており、同社初の3クラス500席台の有償提供である。
  14. ^ 機体それぞれに都市の名前が付けられている。4号機は日本就航50周年を記念して『東京』と命名され、2011年1月24日成田国際空港で命名式典が行われた。なお、これに伴い同じ都市の名前が付けられているボーイング747-400では、都市の名前が削除されている。
  15. ^ 括弧内は、該当する都市の名前が付けられている機体の登録記号である。
  16. ^ Boeing747-8iの導入に伴い、順次退役する見込みである。
  17. ^ 同社は、旅客型のボーイング747-8のローンチカスタマーである。座席数については3クラス仕様で386席(ファースト8席・ビジネス80席・エコノミー298席)としている。
  18. ^ ルフトハンザ・カーゴによる運用である。
  19. ^ 20世紀最後に、そしてドイツで初めて大型国際博覧会が開催されたことを記念して施された。
  20. ^ 同社のボーイング747-400には、1機ごとにドイツの都市が愛称として付けられている。この機体が選ばれたのは、愛称が「Hannover」(ミレニアムEXPOの開催地)であることによる。
  21. ^ 胴体に大きなロゴがペイントされた。
  22. ^ 子会社のルフトハンザ・シティライン向けの導入に導入される小型機である。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]