バーバリー

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バーバリー・グループplc
Burberry Group plc
Burberry wordmark.svg
種類 公開会社
市場情報
LSE BRBY
略称 BRBY
本社所在地 イギリスの旗 イギリス ロンドン
設立 イギリスの旗 イギリス ベイジングストーク(1856年
業種 ファッション
事業内容 衣類
アクセサリー
香水
代表者 John Peace (Chairman)
Angela Ahrendts (CEO)
Christopher Bailey (Creative Director)
売上高 £995.4 million (2008)
営業利益 £201.7 million (2008)
純利益 £135.2 million (2008)
外部リンク www.burberry.com
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バーバリー (Burberry) はイギリスを代表するファッションブランドの一つ。

目次

[編集] 歴史

トーマス・バーバリー
コート

1856年、イギリス・ハンプシャー州ベイジングストークで当時21歳だったトーマス・バーバリーによって創立される。1870年、品質へのこだわりや生地の革新により大規模小売店へと発展。

1880年、農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着をヒントに「ギャバジン」(Gabardine, ギャバディン)といわれる耐久性・防水性に優れた新素材を生み出した。1888年には特許を取得、1917年までその製造権を独占した。

19世紀ロンドン・ヘイマーケットのThomas Burberry & Sons

1891年ロンドンのヘイマーケット30番地にThomas Burberry & Sonsの本社兼店舗を置く。

1895年ボーア戦争の際にはトレンチコートの前身となるイギリス人士官用のタイロッケン(ひもでロックするという意味)コートを製造した。1901年に最初のカタログを発行した際、公募により「名誉・高潔・勇気」を意味する甲冑の騎士 (Equestrian Knight) のマークをレーベルデザインとして使用開始。「Prorsum」(プローサム)の旗はラテン語で「前へ」を意味している。

1911年にはイギリスの探検家ロバート・スコット南極点に向かった際に防寒具として使用したが、結局機能を果たせなかった(項目参照)。

現在のヘイマーケット店

1912年、ヘイマーケット店が現在地に移転。第一次世界大戦時の1914年には塹壕(トレンチ)での戦闘に合わせてタイロッケンコートに修正を加え、手榴弾や剣・水筒をぶら下げるD字型リングをコートに止め金として取り付けたトレンチコートを製造して英国陸海軍に正式採用され、大戦中に50万着以上着用された後、1919年ジョージ5世からコート・ジャケット部門の英国王室御用達(ロイヤルワラント)を受けた。1924年にはコートの裏地として使用されていたデザインを「バーバリー・チェック」として宣伝し、一大ブームを起こす。

バーバリーはまた飛行用衣料のデザインも手がけた。1937年にA・E・クラウストンとベスティ・カーディ・グリーンによるロンドンからケープタウンまでの最速飛行の成功はバーバリーのスポンサーによるものである。

1955年にはエリザベス2世から、1989年にはチャールズ皇太子からコート・ジャケット部門のロイヤルワラントを授かっている。同年、創業以来の独立企業からグレート・ユニバーサル・ストアズ (GUS) に買収される。

1967年にパリのショーで発表された傘にバーバリー・チェックをコートの裏地以外で初めて使用し、その後、バッグやマフラーなど様々なファッションアイテムに使用された。カラーバリエーションも最初のキャメル/赤/黒/白だけでなく、様々なカラーバリエーションを展開している。これらを「バーバリー・ロンドン」として長らく展開してきた。1991年、普段着の新ブランド「トーマス・バーバリー」を英国でスタートし、2002年まで展開していた。

1997年にアメリカの高級デパートサックス・フィフス・アベニューの社長だったローズマリー・ブラヴォーが社長兼CEOに就任した。彼女は、バーバリーの伝統的なイメージにモード性とモダン性を埋め込こみ、それを全世界統一のビジュアルキャンペーンとコレクションで表現したいと考え、デザインを統括するクリエイティブ・ディレクターに、ロベルト・メニケッティを迎えるとともに、コレクションラインの「バーバリー・プローサム コレクション」を発表、新生バーバリーをスタートした。

2000年からは子供服ラインのバーバリー・チルドレンを展開開始した。

2002年からはクリエイティブ・ディレクターに、グッチのレディース部門のシニアデザイナーを務めていたクリストファー・ベイリーを迎えた。同年にはロンドン証券取引所に上場を果たしている。

バーバリーの工場移転反対運動

2005年、CEOがアンジェラ・アーレンズに交代。2009年にはロンドン・ウェストミンスターに新たなグローバル本社をオープン。クリストファー・ベイリーが新設ポジションのチーフ・クリエイティブ・オフィサー (CCO) に就任し、バーバリーロンドンから分岐する形でデニム&アウターラインの「バーバリー・ブリット」とスポーツラインの「バーバリー・スポーツ」をスタート、現在、ワールドワイドではこれら5種のラインを展開中である。 2006年には、英国工場を閉鎖して2007年までに中国に工場を移転する経営判断をしたため、大きな反対運動が起きた。

2009年ARTOFTHETRENCH.COMと名づけられたソーシャル・ネットワーキング・サイトを開始。2010年にはロンドン・ファッションウィークとBFC(英国ファッション評議会)の創立25周年を記念し「バーバリー・プローサム」のレディースコレクションを発表。

[編集] ギャラリー

[編集] デザイナー

現在のデザイナーはクリストファー・ベイリー。上質なベーシックアイテムに、スポーティーな要素をバランスよく挟み込むのが得意。

[編集] 各界の愛用者

バーバリーのトレンチコートは各界から深く愛され、元英首相ウィンストン・チャーチル、作家コナン・ドイル、喜劇俳優ピーター・セラーズ、女優キャサリン・ヘプバーン、ラッパーのジャ・ルールら数々の著名人が愛用した。

映画『カサブランカ』の中でハンフリー・ボガートが、『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが着用している。日本でも、宝塚歌劇団の男役がしばしば舞台上で着用している。

[編集] バーバリーチェック

バーバリークラシックチェック

キャメル地に黒・白・赤で構成されたバーバリーのチェックは細くて清楚な色合いが特徴で、「ヘイマーケットチェック」または「バーバリークラシックチェック」として知られている。

このチェック模様は1924年にバーバリーのトレンチコートの裏地に使用されたのが最初である。当時のイギリスでは、「ウインドーペーン」(窓ガラスの意)といわれる格子柄が多く使用され、バーバリー・チェックは「カントリー・タータン」と呼ばれる柄からアレンジしたもので、公募で決定した。現在は「バーバリーチェック」として登録商標となっているが、1967年に初めて裏地以外で傘やスカーフやバッグなどを含む各種アイテムに展開して広く使用された。

バーバリー・チェックを含むバーバリーのコーポレートカラーには、日本限定のものを含めると、以下のバリエーションが存在する。

ノバチェック
後に若者市場向けに太いラインで菱形で斜めにラインを配置し幅を広く取ったパターンとして登場したもので、特に女性向けハンドバッグなどでさわやかなイメージを出したい場合に多用されている。
ハウスチェック
ノバチェックのより幅広のバージョンで、2006年に「Runway show of S/S 06」にてクリストファー・ベイリーが発表した。特にコートやスーツやバッグのシャドウチェックなどによく使用されている。
TBチェック
キャメル地にオレンジラインのチェック模様。1991年から展開された普段着ブランドの「トーマス・バーバリー」に使用されていたが、2002年にラインの廃止とともに姿を消した。
ブラックレーベルチェック

紺地または黒地に白と赤。日本オリジナル商品であるブラックレーベルにて使用されている。

ブルーレーベルチェック
レディースは水色地または薄ピンク地に白と赤、メンズは黒地に白とベージュ。日本オリジナル商品であるブルーレーベルにて使用されている。
バーバリー・ドット
ブルーレーベル2004S/Sシーズンから展開がスタートした。日本オリジナルのドット柄で、ブルーレーベルにて使用されている。

このように日本では本国以上に多様なパターンのラインナップを楽しむことができるが、近年は本国物も毎年新たなチェック模様をデザインするなど、デザインの多様化が進みつつある。

[編集] 日本での展開

バーバリーはルイ・ヴィトンと並んで日本人に人気の高いブランドであり、日本市場における外資系ブランド売上げ第2位を占める。

日本での展開は、1915年丸善がインポート商品としてレインコートの輸入を開始したのが最初である。 戦後は、1965年三陽商会がインポート商品としてコートの輸入販売を開始し、1970年にバーバリーよりライセンスを受けて長らくのあいだ日本人の体格に合わせたライセンス製造の「バーバリー・ロンドン」を展開してきた。だが、その重厚なイメージと高価さゆえ、日本の若年層にはあまり流行らないブランドでもあった。 このため、1996年に若年の富裕層をターゲットにバーバリーの伝統とトレンドを融合させた品のあるモダン・クラシックスタイルを提案すべく、バーバリーの監修による日本オリジナルブランドとして20歳のオードリー・ヘプバーンジャクリーン・ケネディをイメージした18-25歳までの女性向けの「バーバリー・ブルーレーベル」を展開、安室奈美恵が愛用したことなどもあり大ブレイクした。 さらに1998年に男性向けとして25歳から35歳向けの「バーバリー・ブラックレーベル」も展開するなど、アダルト層だけでなく若い世代にもフォーマルからカジュアルまで広くアピールすることに成功した。このほか、ゴルフウェア、子供服(ベビー・トドラー・スクール)も三陽商会が展開している。 近年では25歳から35歳までの女性向けのキャリアファッションラインとして「バーバリーブラックレーベル・レディース」も展開している。(20代男性向けのカジュアルラインとして「バーバリーブルーレーベル・メンズ」も展開されていたが、2012年2月にて展開を終了しブラックレーベルに統合)

これら日本限定商品が幅広く展開される一方、日本で英国製品を入手することは旗艦店等の少数の直売店を除き困難となっていたが、2009年にインポート商品を取り扱う輸入総代理店として、バーバリー英国本社・三陽商会・三井物産の共同出資によりバーバリー・インターナショナルが設立された。「インターナショナル」設立後、2010年6月にてバッグ・革小物・スカーフなどはライセンス製造を中止しインポート物に一本化され、ラグジュアリーブランドとして本国商品の展開を本格化することとなった。

雑誌などでのクレジットでは、インポート商品は通常「バーバリー・インターナショナル」と表記されており、「バーバリー」とのみ表記のある場合は大多数が三陽商会取り扱いのものである。

三陽商会展開の日本オリジナル商品についても、特にアジア圏でブラックレーベル・ブルーレーベルの人気が高いことを踏まえ、バーバリー社・三陽商会・三井物産の共同出資により試験販売を行うことも合意されている。なお、これにあたり、三陽商会によるバーバリーの製造ライセンス契約期間は、2020年までから2015年までに短縮された。

2011年にはそれまで欧米向にのみ展開していたバーバリー本社による英国製品の直販サイトをリニューアル、「バーバリーワールドストア」として全世界への直販を開始した。

2011年9月28日、新フレグランス「バーバリーボディ」全国発売。イメージキャラクターは英国の女優・モデルであるロージー・ハンティントン=ホワイトリー

[編集] 日本国内の店舗

2000年には銀座(中央通り)に日本で初めてとなる旗艦店をオープン。2004年に2店目を表参道に開いたのに続き、2007年には丸の内に約300坪の旗艦店をオープンした。「インターナショナル」設立後の2009年に銀座マロニエ通りが開店し、これと同時に表参道店の運営を「インターナショナル」が継承してインポート専門旗艦店として全面リニューアル。「インターナショナル」運営の2店舗では取り扱いラインが異なり、表参道店が「バーバリー」と「プローサム」、銀座マロニエ通り店が「バーバリー」と「ブリット」の販売を担っている。

「インターナショナル」・三陽商会ともに、全国各地の百貨店にも多数ショップを展開している。「インターナショナル」の新店舗は、既存のバーバリー店舗を置き換えたわけではないため、「インターナショナル」取り扱い店舗と三陽商会取り扱い店舗の両方が存在する百貨店もみられる。

[編集] インポート物と日本物との比較

日本物とインポート物とを比較した場合、ライン構成とセンス、また特に価格帯が大きな差として挙げられる。 日本は、バーバリーロンドン、ブラックレーベル、ブルーレーベル、チルドレン、ゴルフの5ラインで、バーバリーが元々持っている英国風なセンスを大事にしつつ、各ブランドごとのターゲット層に合わせた価格での展開や価格の手頃さが特徴である。またライセンス製造によるハンカチや寝具などは日本独自の展開商品である。 日本以外で発売されている英国バーバリーによるインポート物は、ラグジュアリーラインとしてのイメージが特徴である。コレクションラインの「プローサム」と従来からのバーバリーロンドン・チルドレンの3ラインでフォーマルからカジュアルまでカバーする方法をとっていたが、クリストファー・ベイリーの参加以来、特にセンスが、ラインをそのままに元々の重厚さに加えてスポーティーさとカジュアルさをかなり加えた方向にシフトしたため、特にバーバリーロンドンにカジュアル色が強くなり日本物とは別ブランドのような様相を呈していた。

[編集] ブランドロゴ

ロゴは「Burberrys」と「BURBERRY」の二つが存在する。前者は2000年のロゴ変更以前の製品についているものであり、それ以降はすべて「BURBERRY」に統一されている。

[編集] 展開ライン

[編集] 本国の展開ライン

  • Burberry Prorsum
  • Burberry London
  • Burberry Brit
  • Burberry Sports
  • Burberry Children

[編集] 日本の展開ライン

  • Burberry Prorsum(インポート)※表参道店・銀座マロニエ通りのみ
  • Burberry London(インポート/三陽商会)
  • Burberry Brit(インポート)※銀座マロニエ通りのみ
  • Burberry Black Label(三陽商会)
  • Burberry Blue Label(三陽商会)
  • Burberry Golf(三陽商会)
  • Burberry Children(三陽商会)

2009年からはバーバリーロンドンから分岐の形でバーバリーブリットとバーバリースポーツを加えた5ラインによる展開となっているが、ブリット・スポーツともにロンドンとほぼ同じ価格帯となっているため、日本のカジュアルラインと比較して高価である。

英国バーバリーの製品については、国内のバーバリーインターナショナルの展開店での購入の他、英国公式サイトのバーバリーワールドストアでの日本語による商品の閲覧や直販による購入も可能である。

[編集] 日本におけるインポート物展開店

バーバリーブラックレーベル渋谷店

日本におけるバーバリージャパンによるインポート物の展開店は以下の通りである(2010年04月現在)

バーバリー・インターナショナルによる旗艦店
  • バーバリー表参道店(バーバリーロンドン・バーバリープローサムからインポート物全般)
  • バーバリー銀座マロニエ通り(バーバリーブリット・インポートノンアパレル・トレンチコート)
バーバリー・インターナショナルによる百貨店インショップ
  • 大丸東京店(インポートメンズ小物)
  • そごう千葉店(インポートメンズ小物)
  • 大丸心斎橋店(インポートメンズ小物)
  • 大丸京都店(インポートバッグ・革小物)

※以後各地の百貨店の改装にあわせ全国50店程度まで順次拡大予定

三陽商会による旗艦店内でのインショップ
  • バーバリー銀座店(バーバリーロンドン)
  • バーバリー丸の内店(バーバリーロンドン)

[編集] 日本における各種ライセンス商品

バーバリーのハンドバッグ

アパレル以外にも各種商品がライセンス契約により日本などのメーカーで製造され国内で販売されている。これらのうち眼鏡と腕時計はバーバリーへ直接納品されている。

ライセンス物と本社物の簡単な見分け方としては、ライセンス物は紺地のタグで裏面にライセンス製造の標記、本社物はベージュのタグである。

バッグおよび革小物はバーバリー・インターナショナルによるインポート物に完全移行、ブラック・ブルーレーベルを除きライセンス生産は終了した。

[編集] 外部リンク

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