フィリップス

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コーニンクレッカ フィリップス
Koninklijke Philips N.V.
(Royal Philips)
フィリップスのロゴ
HeadPhilips.jpg
フィリップス本社
種類 株式会社
市場情報 Euronext: PHIA
NYSE: PHG
本社所在地 オランダの旗 オランダ
アムステルダム
アイントホーフェン
設立 1891年
業種 電気機器
事業内容 電気機器開発製造
売上高 約469億76百万ユーロ(2007年)
総資産 約538億03百ユーロ(2007年)
従業員数 135500人(2007年)
外部リンク www.philips.nl
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コーニンクレッカ フィリップスKoninklijke Philips N.V., 英文正式表記:Royal Philips, Euronext: PHIA , NYSE: PHG)は、電機家電製品のメーカーで、オランダアムステルダムに本拠を置く多国籍企業である。(2013年6月に社名を変更し、社名から「エレクトロニクス」を削除した。なお、日本法人については、社名の変更はなく、「エレクトロニクス」が付されたままとなっている。)

日本法人である株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、東京都港区港南に所在。

概要[編集]

1891年に、オランダザルトボメル出身の創業者ヘラルド・フィリップスが従業員20名の電球工場を設立したのが由来である。以後、電球を欧州各地に販売して成功し、その後はラジオ受信機、蓄音機、電気通信装置などに拡大し、総合エレクトロニクスメーカーとなった。第二次世界大戦中、ドイツ軍に工場を接収され、また連合軍の爆撃で大きな被害を受けた。

戦後は一層の多角化をすすめたが、次第に不採算事業の赤字に苦しむようになった。

近年、大胆な選択と集中による事業の再構築によって「4つの重点分野」に経営資源を集中する事業構造への変身を行った。その結果、世界の主要電器メーカーの中で最も利益率が高い企業になっている。

上記の事業改革の具体的な代表例として採算が不安定な半導体部門を分離したことが挙げられる。2006年8月、フィリップスは半導体事業部の株式の8割を投資会社に売却すると発表した。半導体部門は家電、モバイル、車載機器の開発も行っており、売却後の同部門は独立企業となった。2006年9月1日、独立新会社NXPセミコンダクターズが発足している。

現在、フィリップスはFIFAワールドカップの公式スポンサーで、オランダプロサッカーリーグPSVアイントホーフェンの冠スポンサーでもある。

特徴[編集]

日本ではコーヒーメーカーや電気かみそり(シェーバー)の製品販売が主なため、余り知られていないが照明機器CTMRIAEDなどの医療機器、半導体音響映像(AV)機器分野で高い技術力を持ち、コンパクトカセットレーザーディスクコンパクトディスクDVD+R/RWBlu-ray Discなどの開発、提唱元の一つとして知られる。

インダストリアルデザインに凝った製品が多く、その分野でも先駆的存在で、デザイナーを社内に多く擁しているのも特徴である。

初期型CDプレーヤーのCD-34は、独自開発のスイングアーム式ピックアップ(弧を描く形でCDを読み取る方式)と、4fsオーバーサンプリング左右独立14bitDAC+ノイズシェイパー+デジタルフィルタという、現在においてはやや見劣りがする構成である。しかしアナログ的なアプローチをした音作りがなされており、特にクラシックファンに人気を呼び、ソニーD-50と並んでコンパクトディスクの普及に大きな役割を果たした。

日本における事業活動[編集]

1953年には松下電器産業(現 パナソニック)との合弁で松下電子工業(現 パナソニック株式会社 デバイス社パナソニック株式会社 AVCネットワークス社パナソニック株式会社 ライティング社)を設立した。

1980年代に入ると、経営が悪化した米スーパースコープ社を買収し、その関連会社の日本マランツも傘下にした(現在マランツはフィリップスの資本から脱退)。マランツのブランドを利用しデジタルオーディオ製品に注力する。

1980年代後半にはLHHシリーズという高級コンポーネントを自社ブランド(製造はマランツ)でCDプレイヤーやアンプなどを発売した。そして最終的に高級オーディオはマランツ、ゼネラルオーディオはフィリップスとブランド分けし、1990年代中盤頃までは同社のデザイン技術を生かしたテレビラジカセビデオデッキといった民生品を国内向けに生産していた時期もあったが、2006年11月、D&Mホールディングスデノン、マランツの持ち株会社)に、Hi-Fiオーディオ部門を買収され、完全子会社化された。子会社後の社名は『D&M Premium Sound Solutions』と改められる。日本国内でのAV関連事業は一時撤退していた。

ヘッドフォン・インナーイヤフォンが燦坤(サンクン)日本電器によって輸入され、2009年4月より日本市場へ本格参入することが発表された。従来より並行輸入されていた物を含むヘッドフォン、インナーイヤフォンをラインナップする。

CM[編集]

1980年代にはイメージキャラクターに千葉真一を起用し、CM広告を展開した。

その他

関連項目[編集]

外部リンク[編集]