インターコンチネンタルホテルズグループ

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インターコンチネンタルホテルズグループInterContinental Hotels Group PLCNYSEIHGLSEIHG)は、イギリスに本部を置く、世界最大のホテルグループである。このグループは複数のホテルブランドの集合体である。

目次

概要 [編集]

グループ名称ともなっているインターコンチネンタルホテルは、1946年パンアメリカン航空傘下のホテルグループとして設立され、翌年には最初のホテルが開業した。グループの特徴としては、当時世界最大の国際航空会社の所持するホテルチェーンであったことが挙げられる。そのため、自社の飛行機搭乗員の宿泊先を確保する目的も兼ねたため、主要5大陸全てにホテルを展開した。また、ホテルの経営方式は主にチェーン加入形式を取っていて、本部で所有・経営しているホテルは少ない。そのため、当該チェーンからの参入や脱退の動きも多かった。

パンアメリカン航空の経営難により、インターコンチネンタルホテルチェーンは、1981年グランドメトロポリタングループ(現:ディアジオ)に売却された。その後日本バブル景気に沸いていた1988年には、セゾングループ総帥 堤清二の決断により、セゾンコーポレーションが2880億円で買収契約を結び西友の子会社とした。

しかし1997年には西友はもとより、母体のセゾングループ全体が経営難に陥り、すでにホリディイン・チェーンを買収していたイギリスのバスホテルグループに1998年2月に3654億円で売却された。2004年にバスホテルグループはビール部門を分離して、社名を「インターコンチネンタルホテルズグループ」に変更した。

なお、「シックスコンチネンツクラブ」という名称でホテル会員制度を世界で最初に考案したホテルチェーンとしても知られる。「シックスコンチネンツクラブ」は、現在インターコンチネンタルホテルズグループの傘下ブランドの1つとなったホリディインの会員制度を母体とする「プライオリティ・クラブ」の中に、「インターコンチネンタル・アンバサダー」というステータスとして名残を留めている。この会員制度は設立当初から有料の会員制度であり、その会費も200アメリカドルと比較的高額で、その点が他のホテル会員制度と大きく異なっていた。

変わった特徴としては、昔日本のセゾングループが所持していた名残で、日本国外で日本食レストランが併設されていなくても和食の朝食を提供するホテルが昔から加入している施設を中心に多いことがあげられる。

展開しているホテル・ブランド [編集]

展開しているホテル・ブランドの一覧。なお、「最高級」・「高級」・「一般」等の格付けは、インターコンチネンタルホテルズグループ内の格付けであって、世間一般の評価・格付けとは無関係である。例えば、最高級シティホテル格の「インターコンチネンタル」は、世間一般のシティホテルの料金程度で宿泊できる。

  • インターコンチネンタル (InterContinental)
    最高級シティホテル、およびリゾートホテル。
  • クラウンプラザ (Crowne Plaza)
    高級シティホテル
  • ホリデイ・イン (Holiday Inn)
    一般的なシティホテルとビジネスホテル、およびリゾートホテル。北米大陸ではモーテルも多い。
  • ホリデイ・イン・エキスプレス (Holiday Inn Express)
    北米以外で "Express by Holiday Inn" として知られる低価格ビジネスホテル&モーテル。必ず朝食が付く事が特徴。
  • ステイブリッジ・スイーツ (Staybridge Suites)
  • キャンドルウッド・スイーツ (Candlewood Suites)
    上記2チェーンは基本的にキャンプ地帯に設置された長期滞在型の施設であり、部屋は基本的にスイート(複数の部屋が用意された部屋の形式)となっている。
  • ホテル・インディゴ (Hotel Indigo)
    デザイナーズホテルブランド。アメリカ、ヨーロッパの他、アジア地区にも展開を始めている。
  • EVENホテルズ (EVEN Hotels)
    宿泊客の「健康」を重視したブランドで、2012年2月28日に発表された[1]
  • 華邑 ホテルズ&リゾーツ (HUALUXE)
    中国人旅行客をターゲットとしたホテルブランド[2]2012年3月18日に発表された。

日本での展開 [編集]

上記のようにセゾングループ傘下になっていたこともあるほか、下記のように複数のホテルがチェーン加入契約を結んでいた。2006年10月には、日本の航空会社全日本空輸が傘下にあった「全日空ホテルズ」事業を整理し、経営資源を本業へ集中させることを狙いに、ANAとIHGによるジョイントベンチャーとして「ANA-IHGグループジャパン合同会社」と、その中間持株会社「IHG・ANAホテルズホールディングス株式会社」の設立を発表。全日空ホテルズの運営統括会社であるANAホテルズマネジメントなどを吸収合併させ、ANA-IHGホテルズが始動した。

これにより、全日空ホテルズ所属ホテルは、インターコンチネンタルホテルグループの経営支援を受けることと、全日空ホテルブランドとインターコンチネンタルホテルズブランドの併用に移ることが決まり、まず東京全日空ホテルが「ANAインターコンチネンタルホテル東京」、ストリングスホテル東京が「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」にそれぞれリブランドされた。また、大阪全日空ホテルや金沢全日空ホテルなどは、「ANAクラウンプラザホテル大阪」などにリブランドされた。

2007年にはANAが所有する全日空ホテルの不動産全てをモルガン・スタンレー特定目的会社へ売却。モルガン子会社で新神戸オリエンタルホテルなどアジアで買収したホテルの運営にあたるパノラマ・ホスピタリティ傘下にパノラマ・ホテルズ・ワンを設立させ、モルガン所有となったANA-IHGホテルズの運営を受託させている。

パノラマ・ホテルズ・ワン運営の全日空ホテルズの殆どは「ANAクラウンプラザホテル」にリブランドされたが、当初より別資本経営で全日空ホテルズへ運営委託されている施設は順次ANAホテルグループを脱退している。

IHG・ANA・ホテルズ [編集]

以下のホテルは「IHG・ANAホテルズ」発足後にグループ入りしたホテルである。

過去に営業・提携していたホテル [編集]

  • ホテルメトロポリタン池袋
    海外顧客に対してのみクラウンプラザのブランド利用を許諾されていた。英文名称は「Crowne Plaza Hotel Metropolitan-Tokyo」。ワールドホテルズへの加盟に伴い、2009年3月31日限りで脱退。
  • 京王プラザホテル
    1972年から2003年までインターコンチネンタルホテルチェーンに加盟。現在は脱退。海外顧客に対してのみインターコンチネンタルのブランド利用を許諾されていて、英文名称においてのみ「Keio Plaza InterContinental Tokyo」と名乗っていた。
  • ホテルオークラ(東京)
    1964年から1972年までインターコンチネンタルホテルチェーンに加盟。なお、系列のホテルオークラアムステルダムオランダ)も1971年から1982年までインターコンチネンタルに加盟していた。
  • ホリデイ・イン
    かつては横浜、水戸、成田、京都に存在したが、下記の通りホリディ・インとしての営業を終了した。
    • ホリデイ・イン横浜
      1981年9月15日開業、2003年3月31日、フランチャイズ契約終了。2003年4月1日よりローズ ホテル横浜。
    • ホリデイ・イン水戸
      2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日よりプレジデントホテル水戸。
    • ホリデイ・イン東武成田
      2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日より成田東武ホテルエアポート
    • ホリデイ・イン京都
      2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日よりホテルアバンシェル京都
  • ホリデイ・イン・エクスプレス
    かつて長野、新神戸に存在したが、2010年末をもって日本から撤退した。
    • ホリデイ・イン エクスプレス長野
      2010年11月30日、フランチャイズ契約終了。2010年12月1日よりチサングランド長野。
    • ホリデイ・イン エクスプレス新神戸
      2010年12月31日、経営会社クラウンエンタープライズとのマネジメント契約終了。2011年1月1日以降、ホテルは閉鎖。

関連項目 [編集]

脚注・出典 [編集]

外部リンク [編集]