アトラスコプコ
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 略称 | アトラスコプコ |
| 本社所在地 |
郵便番号 = 105-0014 東京都港区芝2-3-14 住友不動産芝ビル4号館11F |
| 設立 | 1979年 |
| 業種 | 製造業 |
| 事業内容 | アトラスコプコブランド製品販売・アフターサービス等 |
| 代表者 | 代表取締役社長 トーマス・オスタグレン(Thomas Ostergren) |
| 資本金 | 3億7,500万円 |
| 従業員数 | 296名 |
| 主要株主 | Atlas Copco AB (スウェーデン) |
| 外部リンク | http://www.atlascopco.com |
アトラスコプコ (Atlas Copco) は、1873年設立のスウェーデンに本拠を置く世界規模の産業機械企業グループ。世界約20ヶ国、80の製造施設で生産を行い、170ヶ国以上の市場で事業展開をしている。
目次 |
[編集] 概要
[編集] アトラスコプコ・グループ
アトラスコプコ・グループは、総従業員数約39,800人、総売上905億スウェーデン・クローナ(約1兆3千8百億円/2012年)。コンプレッサ、産業用ツール、土木鉱山機械、建設機械の4つの事業エリアを展開し、それぞれの分野での世界的リーダー。
米国ニューズウィーク誌世界の500社の中で2007年に80位、2008年は101位に選ばれる。また、毎年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発表される「グローバル100・世界で最も持続可能な100社」にも5年連続で選ばれており、2012年の発表では10位にランクインした。
本社所在地はスウェーデン、ストックホルム。スウェーデン企業でありながら、スウェーデン国内での売上はグループ総売上の3%にすぎず、国外での売上比率が97%もあるという、多国籍企業でもある。
アトラスコプコグループ社長兼CEOはロニー・レテン (Ronnie Leten) 。
[編集] 日本のアトラスコプコ
日本に於いても100年の販売実績があり、コンプレッサ、産業用ツール、土木鉱山機械、建設機械の選定・導入からアフターサービスに至る一連のソリューションを提供している。日本の本社機能は東京都港区芝にある。また、横浜に土木鉱山機械の製造工場、神奈川県川崎市にコンプレッサの試験・組立センターを、名古屋に産業用電動・エアー工具の本部を持っている。2006年に大阪のエアツール・メーカーである不二空機株式会社を買収しグループ傘下に入れた。
[編集] アトラスコプコの名前の由来
「アトラス(Atlas)」は、ギリシア神話に登場する神の名前。「コプコ (Copco) 」は、ベルギー(フランス)語Compagnie (company=会社)Pneumatique (pneumatic=空気で動く)Commerciale(commercial=商いの)の頭字語。1873年の設立時の名前は、アトラス (AB Atlas) 。1956年にベルギーのコンプレッサ会社を買収し、アトラスコプコ (Atlas Copco) と社名を変えた。
[編集] 「すべての人に水を(Water for All)」プロジェクト
「安心できる生活の基盤はきれいな飲料水から」とアトラスコプコの社員が30年近く前に始めた「すべての人に水を(Water for All)」というプロジェクト。 アトラスコプコの社員が自主的に給料から一部を寄付することを希望すると、会社はその倍額を加算しその国のWater for All基金にお金が貯まり、そのお金で世界中に井戸を掘ったり浄化装置を設置するなど、飲料水に恵まれない地域へきれいな飲み水を供給していくというもの。開始から今日までに100万人以上の人々にきれいな飲み水を供給してきた。
[編集] アトラスコプコの事業分野および業務内容
[編集] コンプレッサテクニーク
- オイルフリーエア事業部
- スペシャリティレンタル事業部
- インダストリアルエア事業部
- コンプレッサテクニークサービス事業部
- ガスアンドプロセス事業部
- 1904年にコンプレッサの生産を開始し、1956年に世界初のスクリュコンプレッサを開発。今日では業界で唯一ISO 8573-1 (2001) クラス0認証を取得したオイルフリーコンプレッサを有している。小型から超大型、低圧から高圧、オイルフリーコンプレッサ、給油式コンプレッサ、高性能なエアドライヤ、台数制御など様々なコンプレッサーを有する。
[編集] マイニングアンドロックエクスカベーションテクニーク /コンストラクションテクニーク
- 土木鉱山機械事業部
- 建設機械事業部
- 世界各国の土木建設、鉱山の現場に対応した掘削・せん孔能力を備えたトンネルジャンボをはじめ、高い生産性を誇るクローラドリル、ロッドビット、明かり掘り掘削・砕石関連製品、油圧ブレーカ、道路機械などとそれらに付随する部品類などを製造、販売。サーフェスドリル横浜工場は、世界各地に向けたクローラドリルの開発、製造を行っており、世界の中での重要な製造拠点となっている。
- 土木鉱山機械事業部の製造する「ロックドリルPOWER ROC」は、フジテレビ系列「ほこ×たて」(2012年6月24日放送)の最強重機綱引き決定戦に登場し、4社によるトーナメント形式によるぬかるみ下での重機による綱引き対決の末、優勝を果たした。なお、番組に登場するドリルマシンは、「どんな岩盤でも走れる」としてトランスフォーマー風ロボットに変形[1]して岩山をよじ登る姿が放映された。
[編集] インダストリアルテクニーク
- 産業機器事業部
- 約3000種類の電動・エアー駆動のハンドツールを有し、欧米の自動車の約3台に1台はアトラスコプコのナットランナーを使用して組み立てられているという。1950年代より製品の設計・開発にエルゴノミクス(人間工学)を導入。保有パテント数は300件以上で、ボルト・ナットの締付における締結ツールの世界的リーダー。
- 近年では、バッテリー式電動ナットランナーをBluetoothやWiFiなどの無線でネットワーク接続・コントロール可能なツールも登場。
- そしてこれらのツールで、自動車部品製造業にてISO TS16949に準拠したトレーサビリティ対応の部品組立てを行うため、締付データ(トルク、回転角、トルク上昇波形、パラメーター等)のサーバーへの自動保存も出来るようになってきている。
- また、ナットランナー自体にGPSアンテナやジャイロセンサーを搭載してナットランナーの位置や姿勢を検知し制御する[2]事にも対応したツールも登場してきている。
[編集] 沿革
- 1873年 - スウェーデンでAB Atlas(アトラス社)設立。同年鉄道車両メーカーのEkenbergs Sonerを買収。
- 1898年 - 子会社AB Diesels Motorerのもと、ルドルフ・ディーゼル・エンジンのスウェーデンでの製造権を獲得。
- 1901年 - エアツールが初めて自社工場の製造ラインに取り付けられる。
- 1905年 - 初のポータブル・コンプレッサが製造される。
- 1912年 - ガデリウス株式会社が総代理店となり、日本でのビジネスが始まる。
- 1917年 - AB Atlasは、AB Atlas Dieselの名で会社を統合、蒸気機関の製造を中止。
- 1948年 - AB Atlas Dieselは、エア・コンプレッサほどの利益を見込めないと判断しディーゼル事業を売却。
- 1956年 - AB Atlas Dieselは、名前を現在のAtlas Copco(アトラスコプコ)に変更。Arpic Engineering NV.を買収。
- 1968年 - AB Atlas Copcoグループは、Atlas Copco Mining & Construction Techniques (MCT) , Atlas Copco Airpower, Atlas Copco Toolsの3製造会社に分割される。
- 1972年 - Atlas Copco MCTが初の油圧式トップハンマー削岩機COP1038を導入。
- 1979年 - 日本で合弁会社アトラスコプコ・ガデリウス株式会社を設立。
- 1985年 - アトラスコプコ・ガデリウス株式会社の全株式を取得し、翌1986年に日本法人の社名をアトラスコプコ株式会社と変更。
- 1987年 - 米国シカゴニューマティックツール社(Chicago Pneumatic Tool Co.)を買収。
- 2004年 - 米国インガソールランド社のドリリング・ソリューション・ビジネス部門を買収。日本では横浜に製造拠点を確保する。
- 2006年 - 日本で不二空機株式会社(エアツール製造販売)を買収。
- 2011年 - ドイツの接着設備機器メーカー、SCAシュッカー社を買収。日本では横浜にあるSCAシュッカー・ジャパン株式会社の全株式を取得。
- 2012年 - 日本上陸100周年を迎える。
- 2013年2月21日 - 会社創立140年を迎える。
[編集] 事業所
- コンプレッサーテクニーク(本部):東京都港区芝2-3-14 住友不動産芝ビル4号館11F
- 土木鉱山機械事業部/建設機械事業部(本部):東京都港区芝2-3-14 住友不動産芝ビル4号館11F
- 産業機器事業部(本部):愛知県名古屋市東区代官町35-16 第一富士ビル7F
- サーフェスドリル事業部(本部):神奈川県横浜市都筑区川和町50-1
[編集] 企業キャッチフレーズ
- Committed to Sustainable Productivity (サステイナブルな生産性を約束します)
- First in Mind - First in Choice(常に真っ先に思い浮かべられ、真っ先に選ばれる企業)
[編集] 関連項目
- アトラスコプコサウルス…アトラスコプコが発掘の支援をしたことから命名された。
- ほこ×たて…2012年6月24日放映分最強綱引き重機決定戦にてアトラスコプコの「ロックドリル POWER ROC」が出場し、優勝した。
- 和風総本家…2013年3月21日放映分和風総本家2時間スペシャルにおいて「日本を支えるスゴイ機械」としてアトラスコプコ横浜工場製のクローラドリルが登場。
[編集] 脚注
- ^ アトラスコプコ・トランスフォーマー- YouTube動画
- ^ アトラスコプコ・ツール- YouTube動画