エリコン
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 略称 | エリコン |
| 本社所在地 | チューリッヒ州ファフィコン |
| 設立 | 1906年 |
| 業種 | 製造業 |
| 事業内容 | 産業機器の製造販売・薄膜コーティング等 |
| 代表者 | Uwe Krüger (CEO) |
| 売上高 | 47億5000万スイスフラン (2008年) |
| 従業員数 | 1万8385人 (2008年) |
| 外部リンク | http://www.oerlikon.com/ |
エリコン (Oerlikon) は、スイスのチューリッヒ州ファフィコン(ドイツ語圏)に本社を置く、真空機器やFAシステムの製造や薄膜コーティングを手がけている企業グループ。持ち株会社OCエリコンホールディング 'OC Oerlikon Holding AG) は、スイス証券取引所 (SWX) に上場している。
1906年に設立され、精密機械加工に秀逸であったため、その技術を応用した機関砲の製造によりかつてはスイスを代表する兵器メーカーとして名を馳せていたが、その兵器部門は1999年にラインメタルにすべて売却され、現在のエリコンには兵器部門はない。
目次 |
略史 [編集]
昔から秀逸な機械加工技術を持っているメーカーとして有名である。
2000年には元の親会社であるエリコン・ビューレホールディングがユナクシス・ホールディングに社名変更をした。しかし、2006年7月にはユナクシスはOCエリコン・ホールディングに社名変更した。
この年、OCエリコン・ホールディングは、Saurer・Grazianoなど数社を傘下に収めて、テキスタイル部門とドライブシステム部門を創立、グループ総従業員数がこれまでの約6000人から一気に3倍の1万8000人規模となった。
軍事事業 [編集]
歴史 [編集]
日本でも零式艦上戦闘機に搭載された九九式二〇ミリ機銃はエリコン20mm機関砲をもとに開発されたもので、戦前からエリコンFF系機関砲を設計したメーカーとして知られている。他にも有名なバルカン砲はアメリカのジェネラル・エレクトリックの製品であるが、その通称はエリコンの登録商標である。また、1954年に三菱重工との提携で作られたエリコン旋盤の名称でもその名が知られている。
エリコンの旧兵器部門はエリコン・コントラヴェス・パイロテック (Oerlikon Contraves Pyrotec AG) として、1950年代後半にエリコン35mm連装機関砲を開発し、機関砲とレーダーを連動させた防空システムの開発にも乗り出した。親会社であったエリコン・ビューレホールディング (Oerlikon-Buhrle Holdings AG) が、1999年に兵器部門をラインメタルに売却した。その際、航空宇宙部門はそのままコントラヴェス (Contraves AG) としてエリコン・ビューレホールディングに留まることになった。
主な製品 [編集]
- エリコンFF 20 mm 機関砲
- エリコンKA 20 mm 機関砲
- エリコンKB 25 mm 機関砲
- エリコンKC 30 mm 機関砲
- エリコンKD 35 mm 機関砲
- シー・ガード
- ADATS (Air Defense Anti-Tank System)
現在の事業 [編集]
現在のエリコンは
- テキスタイル部門 (Oerlikon Textile)
- コーティング部門 (Oerlikon Coating)
- 太陽電池部門 (Oerlikon Solar)
- 真空機器部門 (Oerlikon Vacuum)
- ドライブシステム部門 (Oerlikon Drive Systems)
- アドバンストテクノロジー部門 (Oerlikon Advanced Technologies)
の6主要事業で構成されている。
この中でも、コーティング部門傘下のエリコンバルザースが行っている切削工具や金型への薄膜コーティングは、世界32カ国以上で展開されており、世界および日本でのトップシェアを保持している。また、アドバンスドテクノロジー部門が製造する Blu-ray Disc の記録膜用スパッタ薄膜製造装置Sprinterシリーズは、世界の市場シェアの90%を超える。
社歴 [編集]
- 1906年 - 既存のエリコン機械類製造会社工作機械部を吸収して、 Swiss Machine Tool Factory Oerlikon が設立された。
- 1923年 - Magdeburger Machine Tool Factory に組み込まれ、社名は Machine Tool Factory Oerlikon となった。
- 1936年 - 対空射撃システムの研究開発のためチューリッヒに Contraves AG が設立された。会社名の Contraves はラテン語の「鳥に対する」(contra aves) から。
- 1944年~1946年 - Buhrle が、Contraves AG を買収した。
- 1946年 - リヒテンシュタイン公国にバルザース(現エリコンバルザース)が設立された。
- 1972年~1973年 - Oerlikon-Buhrle Defense と Oerlikon Buhrle Contravesに整理され、持ち株会社としてOerlikon-Buhrle Holdings AG が設立され、スイス証券取引所に上場した。
- 1976年 - Oerlikon-Buhrle が、真空薄膜製造を行う Balzers 社を買収した。
- 1992年 - Oerlikon-Buhrle Defense と Oerlikon Buhrle Contraves の両社が、Oerlikon Contraves AG に統合された。
- 1993年 - 兵器・弾薬部門が、完全子会社 Oerlikon Contraves Pyrotec AG に分社された。
- 1995年 - Oerlikon-Buhrleは真空ポンプ製造を行うLeybold社を買収した。
- 1999年 - Oerlikon-Buhrle は、Oerlikon Contraves Pyrotec AG を Rheinmetall DeTec AG に売却した。
- 2000年 - Template:Fde は、Unaxis Holdings AG に社名変更した。
- 2004年 - Unaxis Holdings AG は、半導体ダイボンダーを製造するESEC社を買収した。
- 2006年 - Unaxis Holdings AG は、OC Oerlikon Holdings AG に社名変更した。同年、OC Oerlikon Holdings AG は、テキスタイル部門およびドライブシステム部門を設立した。