スカルノ・ハッタ国際空港

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スカルノ・ハッタ国際空港
Jakarta International Soekarno-Hatta Airport
Cgk domestic terminalJPG.jpg
Jakarta Airport 200507-2.jpg
IATA:CGK-ICAO:WIII
CGK/WIIIの位置(ジャワ島内)
CGK/WIII
CGK/WIII
空港の位置(ジャワ島)
概要
国・地域 インドネシアの旗 インドネシア
設置場所 バンテン州タンゲラン
空港種別 公共
運営者 PT Angkasa Pura II
標高 10 m・34 ft
位置 南緯06度07分32秒
東経106度39分21秒
座標: 南緯06度07分32秒 東経106度39分21秒
ウェブサイト
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
07R/25L YES 3,660×60 舗装
07L/25R YES 3,600×60 舗装
リスト
空港の一覧
エントランス(第2ターミナル)
チェックイン・ロビー(第2ターミナル)
各ゲートへ向かう通路(第2ターミナル)
ゲートラウンジ(第2ターミナル)
第3ターミナル外観

スカルノ・ハッタ国際空港インドネシア語: Bandar Udara Internasional Soekarno-Hatta: Jakarta International Soekarno-Hatta Airport)は、インドネシア首都ジャカルタ郊外のバンテン州タンゲランにある国際空港である。

概要[編集]

ジャカルタの経済成長に伴いハリム・ペルダナクスマ国際空港だけでは対応できず、新空港の建設が進められ1985年4月に開港した。名称は、同国の「独立宣言書」に署名した初代大統領スカルノと同副大統領モハマッド・ハッタの名からとられた。命名したのは第二代大統領スハルトである。ガルーダ・インドネシア航空の拠点空港のひとつである。ジャカルタ市の中心部からは離れていて、車で1時間程度かかる。

空港はジャカルタ市西方20km程度の、バンテン州タンゲランにある。IATAコードのCGKは近くの西ジャワ州チェンカレン地区から採られており、インドネシア人はチェンカレン空港とも呼ぶ。

拡張計画[編集]

建設当初、年間利用客は2,000万人として設計されていたが、2013年の利用客が6,000万人に達した[1]。旅客数の増加による空港のキャパシティオーバーにともない [2] 、 既存ターミナルの改修および第4ターミナルの新設、さらにこれらをつなぐ移動手段の構築が推進されている [3] 。 このプロジェクトは2011年に採択され、総事業費1500億円と推定されている [4]

施設[編集]

敷地中央南部に位置する第1ターミナルと、それに対峙して中央北部に建設された第2ターミナル、北東部に建設された第3ターミナル、そして南東部に位置する貨物ターミナルから構成される。

第1、第2ターミナルの設計は、シャルル・ド・ゴール空港の設計で知られる建築家ポール・アンドリュー (Paul Andreu) が担当。ジャワ島の伝統的な建築様式が取り入れられた特徴的なデザインを呈し、1995年にはアーガー・ハーン建築賞を受賞している [5] [6]

第1ターミナル[編集]

1985年完成。半円形をしたターミナルビルで、3つの独立したユニット(ターミナルA、B、C)を有する。各ユニットは、7つのゲートラウンジを有している (A1-A7、B1-B7、C1-C7)。

開港当初は第1ターミナルが国際線・国内線の両方を扱っていたが、すぐにキャパシティオーバーに陥り、第2ターミナルが建設された。現在は、インドネシア国内線専用ターミナルとして利用されている。

第2ターミナル[編集]

1991年完成。基本的なデザインは第1ターミナルと同様であるが、第1ターミナルより若干半径の小さな半円形となっている。こちらも3つの独立したユニット(ターミナルD、E、F)を有し、各ユニットは、7つのゲートラウンジを有している (D1-D7、E1-E7、F1-F7)。

現在は、国際線と、ガルーダ・インドネシア航空メルパチ・ヌサンタラ航空の国内線に利用されている。

第3ターミナル[編集]

2009年完成。LCC専用ターミナルとして建設された[7]。第1、第2ターミナルとは異なり近代的なデザインとなっている。第3ターミナルを第1、第2ターミナルより巨大な建物とする、大幅な拡張工事が計画されている。

貨物ターミナル[編集]

国内線用の貨物ターミナル、輸入用カーゴのための国際線貨物ターミナル、輸出用カーゴのための国際線貨物ターミナルから構成される。最新の事業計画では、貨物ターミナルは第2ターミナルの西側に移転する予定となっている。

その他の施設[編集]

  • 第2ターミナル内にジャカルタエアポートホテル(休業中)があるほか、空港付近にはシェラトン・バンダラホテルがある。
  • 敷地内にはゴルフ場がある。

就航航空会社と就航都市[編集]

ターミナル1[編集]

  • ターミナル1A
航空会社 就航地
インドネシアの旗 ライオン・エア
  • ターミナル1B
航空会社 就航地
インドネシアの旗 Express Air
インドネシアの旗 ライオン・エア
インドネシアの旗 スリウィジャヤ航空
  • ターミナル1C
航空会社 就航地
インドネシアの旗 エアファスト
インドネシアの旗 Aviastar
インドネシアの旗 シティリンク バリクパパンバタムバンジャルマシンデンパサールメダンスラバヤマカッサル
インドネシアの旗 Kal Star Aviation
インドネシアの旗 Sky Aviation
インドネシアの旗 Trigana Air Service

ターミナル2[編集]

  • ターミナル2D
航空会社 就航地
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
シンガポールの旗 バリューエア シンガポール
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール
ベトナムの旗 ベトナム航空 ホーチミンシティ
フィリピンの旗 フィリピン航空 マニラ
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 マニラ
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都廈門
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州
中華人民共和国の旗 厦門航空 廈門、福州 [8]
中華民国の旗 チャイナエアライン 台北/桃園
中華民国の旗 エバー航空 台北/桃園
日本の旗 日本航空 東京/成田
日本の旗 全日本空輸 東京/成田、東京/羽田
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港
フランスの旗 エールフランス パリ/ドゴール、シンガポール
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム、クアラルンプール
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト、クアラルンプール
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 バンダルスリブガワン
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ
サウジアラビアの旗 サウディア リヤドジェッタ
韓国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
韓国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川
カタールの旗 カタール航空 ドーハ
  • ターミナル2E
航空会社 就航地
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 シンガポール、クアラルンプール、バンコク、香港、東京/成田、東京/羽田、大阪/関西 [9]、ソウル/仁川、北京/首都、上海/浦東、広州、台北/桃園、マニラ、ジェッダ、シドニー、メルボルンパース、アムステルダム、ロンドン/ガトウィック
インドネシアの旗 メルパチ・ヌサンタラ航空 ディリ
インドネシアの旗 ライオン・エア クアラルンプール、シンガポール
インドネシアの旗 スリウィジャヤ航空 シンガポール
  • ターミナル2F
航空会社 就航地
インドネシアの旗 ガルーダ・インドネシア航空 バンダ・アチェ、メダン、プカンバル、ジャンビ、パダン、パンカルピナン、パレンバン、バタム、バンダールランプン、スマランスラカルタ(ソロ)ジョグジャカルタ、マラン、スラバヤ、ポンティアナック、バリクパパン、パランカラヤ、バンジャルマシン、タラカン、デンパサール、ロンボク、クパンマナド、ゴロンタロ、パル、マカッサル、ケンダリ、テルナテ、アンボン、ビアク、ジャヤプラ、ティミカ
インドネシアの旗 メルパチ・ヌサンタラ航空

ターミナル3[編集]

国内線

航空会社 就航地
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア デンパサール、ジョグジャカルタ、メダン、スマラン、スラバヤ、マカッサル
インドネシアの旗 ライオン・エア デンパサール
インドネシアの旗 バティク・エア英語版

国際線

航空会社 就航地
インドネシアの旗 インドネシア・エアアジア クアラルンプール、ジョホールバル[10]バンコク/ドンムアン、ホーチミン、クアラルンプール、ペナン、プーケット、シンガポール
マレーシアの旗 エアアジア クアラルンプール、コタキナバル


アクセス[編集]

  • タクシー
    • カウンターでチケットを購入する。120,000~180,000ルピア+高速道路代10,000ルピア
  • 鉄道
    • 建設計画あり

脚注[編集]

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  1. ^ “アジア地域で空港建設ラッシュ、10年で350か所”. AFPBBNews (フランス通信社). (2014年9月4日). http://www.afpbb.com/articles/-/3025032?ctm_campaign=txt_topics 2014年9月4日閲覧。 
  2. ^ 経済産業省 2006, pp. S2-S4
  3. ^ 経済産業省 2006
  4. ^ インフラ調査で6案件採択:経産省、事業規模10兆円超[経済]”. エヌ・エヌ・エー(NNA JAPAN CO., LTD.) (2011年7月1日). 2013年4月14日閲覧。 “スカルノ・ハッタ国際空港の拡張案件。事業費は推定1,500億円”
  5. ^ 経済産業省 2006, p. 1-8
  6. ^ Aga Khan Award for Architecture Winner”. ArchNet (2006年9月). 2013年4月14日閲覧。 “Soekarno-Hatta International Airport Landscaping”
  7. ^ 経済産業省 2006, p. 1-7
  8. ^ 厦門航空、福州と厦門発着ジャカルタ線を就航 FlyTeam 2013年9月28日付
  9. ^ ガルーダ・インドネシア、関空/ジャカルタ線の就航を発表 11月から FlyTeam 2013年8月1日付
  10. ^ エアアジア・インドネシア、ジャカルタ/ジョホールバル線に就航

参考文献[編集]

外部リンク[編集]