ニノイ・アキノ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ニノイ・アキノ国際空港
Ninoy Aquino International Airport
NAIA Terminal 3 2009 MC.jpg
IATA:MNL-ICAO:RPLL
MNL/RPLLの位置
MNL/RPLL
ニノイ・アキノ国際空港の位置
概要
国・地域 フィリピンの旗 フィリピン
設置場所 メトロ・マニラ
空港種別 民間
運営者 マニラ国際空港公社
標高 23 m・75 ft
位置 北緯14度30分31秒
東経121度1分10秒
座標: 北緯14度30分31秒 東経121度1分10秒
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
06/24 Yes 3,737×60 舗装
13/31 No 2,258×45 舗装
リスト
空港の一覧

ニノイ・アキノ国際空港(ニノイ・アキノこくさいくうこう、英語: Ninoy Aquino International Airport、略称: NAIA)は、フィリピンマニラ首都圏内のパサイパラニャーケの市境上にある国際空港

概要[編集]

かつては「マニラ国際空港」 (MIA) と呼ばれていたが、亡命先のアメリカから帰国した1983年8月に、空港内で射殺されたベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員(愛称 ニノイ : コラソン・アキノ元大統領の夫)を祈念して改称された。

ニノイ・アキノ国際空港は、全日本空輸以外の国外の航空会社が利用する第1ターミナル、フィリピン航空の全便が発着する第2ターミナル、セブパシフィック航空PAL エクスプレスの全便、エアアジア・ゼストの一部国際線と全日本空輸の東京/成田東京/羽田便が発着する第3ターミナル[1][2]、一部のフィリピン系格安航空会社が利用する第4ターミナルの計4つのターミナルがある。出国時には550ペソの出国税を支払うことが義務付けられている。この空港の代替空港は、ディオスダド・マカパガル国際空港(クラーク国際空港)とマクタン・セブ国際空港である。

就航路線[編集]

第1ターミナル[編集]

第1ターミナル チェックインカウンター付近
第1ターミナル 免税店エリア

1981年供給開始の国際線専用ターミナルであるが、陳腐化と老朽化が著しく、施工とメンテナンス管理の悪さが際立って目立つターミナル施設である。

航空会社 目的地
日本の旗 日本航空 東京/成田
韓国の旗 大韓航空 ソウル/仁川、釜山
韓国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川、釜山
韓国の旗 済州航空 ソウル/仁川
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都
中華人民共和国の旗 中国南方航空 北京/首都、広州、厦門
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港
香港の旗 香港ドラゴン航空 香港
台湾の旗 チャイナエアライン 台北/桃園、高雄
台湾の旗 エバー航空 台北/桃園
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
シンガポールの旗 ジェットスター・アジア航空 シンガポール、大阪/関西
シンガポールの旗 タイガーエア シンガポール
マレーシアの旗 マレーシア航空 クアラルンプール
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 バンダルスリブガワン
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー、ブリスベン
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ
カタールの旗 カタール航空 ドーハ
バーレーンの旗 ガルフ・エア バーレーン
クウェートの旗 クウェート航空 クウェート、バンコク
サウジアラビアの旗 サウディア リヤド、ジェッダ、ダンマン
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 デトロイト、東京/成田、名古屋/中部
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 グアム、コロール
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム

第2ターミナル[編集]

センテニアル・ターミナルとも呼ばれる。

航空会社 目的地
フィリピンの旗 フィリピン航空 (国際線) 東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、ソウル/仁川、釜山、北京/首都、上海/浦東、広州 [3]、厦門、香港、マカオ、台北/桃園、シンガポール、クアラルンプール[4]、バンコク、ジャカルタ、デンパサール、ホーチミンシティ、シドニー、メルボルン、ダーウィン、パース[5]、バンクーバー、トロント、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ホノルル、グアム、アブダビ(2013年10月1日から就航開始予定)、ドーハ(2013年11月1日から就航開始予定)、リヤド(2013年12月1日から就航開始予定)、ジェッダ(2013年12月1日から就航開始予定)、ダンマン(2013年12月1日から就航開始予定)、ロンドン/ヒースロー(2013年11月4日から就航開始予定[6]
フィリピンの旗 フィリピン航空 (国内線) セブ、カリボ、バコロド、ダバオ、ジェネラルサントス、イロイロ、ラワグ、タグビララン

第3ターミナル[編集]

2008年に開業した、最も新しいターミナルである。このターミナルの施工に関しては日本の竹中工務店が受注して施工を行い2002年頃にはほぼ完成していたが供用開始前に天井崩落という欠陥工事が発覚し、施工主と空港公団、設計コンサルタント、政府などが工事再開交渉していたが決裂し、更に建設前にエストラーダ元大統領により行われた契約が不法に変更されたと当時大統領だったアロヨ氏の告発により裁判が行われ契約無効との支持を取り付けた後、アロヨ政権により完成されることが出来たが当初の計画から6年ほど経過してからの供用開始となった。2014年8月、シンガポール航空キャセイパシフィック航空エミレーツ航空KLMオランダ航空デルタ航空が、第1ターミナルから移転する予定である[7]

航空会社 目的地
日本の旗 全日本空輸 東京/成田、東京/羽田
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 (国際線) 東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、ソウル/仁川、上海/浦東、広州、香港、マカオ、台北/桃園、ジャカルタ、シンガポール、クアラルンプール、コタキナバル、バンダルスリブガワン、バンコク、プーケット [8]、ハノイ、ホーチミンシティ、ドバイ
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 (国内線) セブ、カリボ、バコロド、ブスアンガ、ブトゥアン、カガヤンデオロ、カルバヨグ、カタルマン、カティクラン、カワヤン、コタバト、ダバオ、ディポログ、ドゥマゲテ、ジェネラルサントス、イロイロ、ラワグ、レガスピ、ナガ、オザミス、プエルトプリンセサ、ロハス、サンホセ、タクロバン、タグビララン、トゥゲガラオ、サンボアンガ
フィリピンの旗 PAL エクスプレス (国際線) シンガポール、クアラルンプール
フィリピンの旗 PAL エクスプレス (国内線) カリボ、ブスアンガ、ブトゥアン、カガヤンデオロ、カルバヨグ、カタルマン、カティクラン、コタバト、ディポログ、ドゥマゲテ、レガスピ、マスバテ、ナガ、オサミス、プエルトプリンセサ、ロハス、スリガオ、タクロバン、トゥゲガラオ、サンボアンガ、バスコ[9]
フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (国際線) ソウル/仁川

第4ターミナル[編集]

旧国内線ターミナル。現在は一部のフィリピン系格安航空会社の国際線および国内線が発着している。

航空会社 目的地
フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (国際線) クアラルンプール、コタキナバル、マカオ、上海
フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (国内線) セブ、カリボ、ブスアンガ、ダバオ、イロイロ、レガスピ、マリンドゥク、マスバテ、ナガ、プエルトプリンセサ、タブラス、タクロバン、タグビララン、バコロド
フィリピンの旗 タイガーエア・フィリピン セブ、カリボ、バコロド、ダバオ、イロイロ、プエルトプリンセサ、タクロバン
フィリピンの旗 Sky Pasada バスコ

就航都市一覧[編集]

東アジア[編集]

東南アジア[編集]

中東・アフリカ[編集]

北米[編集]

ヨーロッパ[編集]

オセアニア・太平洋[編集]

市内へのアクセス[編集]

外国人を想定した交通手段として、黄色い車体のエアポートメータータクシーが運行されており、初乗り70ペソで距離に応じて加算される。ほかにはクーポンタクシー(運転手付レンタカー)があり定額運賃、空港内のカウンターで申し込む。あるいは宿泊予定のホテルに送迎を頼む。

ターミナル間の移動が必要な乗り継ぎの場合は空港が運行しているシャトルバスを使うか、タクシーの利用となる。

路線バスが乗り入れており、空港~パラニャケ市~パサイ市バクララン~マカティ市アヤラ~ケソン市クバオの間を結んでいる。マニラ市方面へ向かうには、バスにてマニラ・ライトレール (LRT) エドサ駅まで行ってLRT1に乗り換える。またジプニーとLRTを併用するルートも存在する。

空港の評価[編集]

  • CNNの観光ガイド「CNNGo」によると、「世界で最もムカつく空港ワースト10」に、第5位にニノイ・アキノ国際空港がランクインという、不名誉な賞を与えられた[11]
  • 2013年、民間ウェブサイトの国際空港に関する自由投票で「2013年度世界最悪空港」の評価を得ている。ハード面に関しては、1981年の竣工後32年経過した第1ターミナルが槍玉に挙げられ、施工と保守管理の悪さ(動かないエスカレーターエレベーター)もあって陳腐化が激しく、雨漏り、臭気が漂い水が流れないトイレなどが評価の対象となった。また、ソフト面に関しては入国審査係員の対応状況、タクシー運転手のボッタクリなどが指摘されている[12]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]