ニノイ・アキノ国際空港

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ニノイ・アキノ国際空港
Ninoy Aquino International Airport
NAIA Terminal 3 2009 MC.jpg
IATA:MNL-ICAO:RPLL
MNL/RPLLの位置(フィリピン内)
MNL/RPLL
MNL/RPLL
ニノイ・アキノ国際空港の位置
概要
国・地域 フィリピンの旗 フィリピン
設置場所 メトロ・マニラ
空港種別 民間
運営者 マニラ国際空港公社
標高 23 m・75 ft
位置 北緯14度30分31秒
東経121度1分10秒
座標: 北緯14度30分31秒 東経121度1分10秒
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
06/24 Yes 3,737×60 舗装
13/31 No 2,258×45 舗装
リスト
空港の一覧

ニノイ・アキノ国際空港(ニノイ・アキノこくさいくうこう、英語: Ninoy Aquino International Airport、略称: NAIA・ナイア)とは、フィリピンマニラ首都圏内のパサイパラニャーケの市境上にある国際空港である。

概要[編集]

かつては「マニラ国際空港」 (MIA) と呼ばれていたが、亡命先のアメリカから帰国した1983年8月に、空港内で射殺されたベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員(愛称 ニノイ : コラソン・アキノ元大統領の夫)を祈念して改称された。

出国時には550ペソの国際線施設使用料を現金で支払う必要があるが、2014年10月1日以降に発券された航空券の場合は、航空会社が代行して徴収する[1]

就航路線[編集]

ニノイ・アキノ国際空港は、国際線専用の第1ターミナル、フィリピン航空の全便が発着する第2ターミナル、国際線・国内線が発着する第3ターミナル・第4ターミナルの計4つのターミナルがある。格安航空会社向けに第5ターミナルの建設計画もある。

第1ターミナル[編集]

第1ターミナル チェックインカウンター付近
第1ターミナル 免税店エリア

1981年供給開始の国際線専用ターミナルであるが、陳腐化と老朽化が著しく、施工とメンテナンス管理の悪さが際立って目立つターミナル施設である。2014年現在、大規模なリニューアル工事中である。

航空会社 就航地
日本の旗 日本航空 (JL) 東京/成田
韓国の旗 大韓航空 (KE) ソウル/仁川、釜山
韓国の旗 アシアナ航空 (OZ) ソウル/仁川、釜山
韓国の旗 チェジュ航空 (7C) ソウル/仁川
中華人民共和国の旗 中国国際航空 (CA) 北京/首都
中華人民共和国の旗 中国南方航空 (CZ) 北京/首都、広州、厦門
中華人民共和国の旗 中国東方航空 (MU) 上海/浦東
香港の旗 キャセイパシフィック航空 (CX) 香港(2014年10月1日より、第3ターミナルへ移転予定[2]
香港の旗 香港ドラゴン航空 (KA) 香港
台湾の旗 チャイナエアライン (CI) 台北/桃園、高雄
台湾の旗 エバー航空 (BR) 台北/桃園
タイ王国の旗 タイ国際航空 (TG) バンコク
シンガポールの旗 ジェットスター・アジア航空 (3K) シンガポール、大阪/関西
シンガポールの旗 タイガーエア (TR) シンガポール
マレーシアの旗 マレーシア航空 (MH) クアラルンプール
ブルネイの旗 ロイヤルブルネイ航空 (BI) バンダルスリブガワン
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 (PX) ポートモレスビー
オーストラリアの旗 カンタス航空 (QF) シドニー、ブリスベン
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 (EY) アブダビ
カタールの旗 カタール航空 (QR) ドーハ
バーレーンの旗 ガルフ・エア (GF) バーレーン
クウェートの旗 クウェート航空 (KU) クウェート、バンコク
サウジアラビアの旗 サウディア (SV) リヤド、ジェッダ、ダンマン
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 (UA) グアム、コロール

第2ターミナル[編集]

フィリピン航空専用ターミナル。センテニアル・ターミナル(Centennial Terminal)とも呼ばれる。

航空会社 就航地
フィリピンの旗 フィリピン航空 (PR) (国際線) (東アジア) 東京/成田、東京/羽田、大阪/関西、名古屋/中部、福岡、ソウル/仁川、釜山、北京/首都、上海/浦東、広州、厦門、香港、マカオ、台北/桃園

(東南アジア) シンガポール、バンコク、ジャカルタ、デンパサール、ホーチミンシティ
(太平洋・オセアニア) ホノルル、グアム、シドニー、メルボルン、ブリスベン、ダーウィン、パース[3]
(北米) バンクーバー、トロント、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク/JFK (就航予定)
(中東) ドバイ、アブダビ、リヤド、ダンマン、ドーハ(就航予定)、ジェッダ(就航予定)
(ヨーロッパ) ロンドン/ヒースロー

フィリピンの旗 フィリピン航空 (PR) (国内線) (ルソン) ラワグ

(ヴィサヤ) セブ、カリボ、バコロド、イロイロ、タグビララン
(ミンダナオ) ダバオ、ジェネラルサントス

第3ターミナル[編集]

2008年に開業した、最も新しいターミナルである。このターミナルの施工に関しては日本の竹中工務店が受注して施工を行い2002年頃にはほぼ完成していたが供用開始前に天井崩落という欠陥工事が発覚し、施工主と空港公団、設計コンサルタント、政府などが工事再開交渉していたが決裂し、更に建設前にエストラーダ元大統領により行われた契約が不法に変更されたと当時大統領だったアロヨ氏の告発により裁判が行われ契約無効との支持を取り付けた後、アロヨ政権により完成されることが出来たが当初の計画から6年ほど経過してからの供用開始となった。2014年9月、キャセイパシフィック航空が第1ターミナルから移転する予定である[4]

航空会社 就航地
フィリピンの旗 セブパシフィック航空 (5J) (国際線) (東アジア) 東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、ソウル/仁川、釜山、北京/首都、上海/浦東、広州、厦門、香港、マカオ、台北/桃園

(東南アジア) シンガポール、バンコク、プーケット、クアラルンプール、コタキナバル、ジャカルタ、デンパサール、バンダルスリブガワン、ハノイ、ホーチミンシティ、シェムリアップ
(中東) ドバイ、シャルジャ、クウェート(就航予定)

フィリピンの旗 セブパシフィック航空 (5J) (国内線) (ルソン) コロン(ブスアンガ)、ラワグ、レガスピ、ナガ、トゥゲガラオ、プエルトプリンセサ、サンボアンガ、サンホセ(ミンドロ)、ビラク

(ヴィサヤ) セブ、カリボ、バコロド、カルバヨグ、カタルマン、ボラカイ(カティクラン)、カワヤン、ドゥマゲテ、イロイロ、ロハス、タクロバン、タグビララン
(ミンダナオ) ダバオ、ブトゥアン、カガヤンデオロ、コタバト、ディポログ、ジェネラルサントス、オザミス、パガディアン

フィリピンの旗 PAL エクスプレス (PR) (ルソン) コロン(ブスアンガ)、レガスピ、ナガ、プエルトプリンセサ、トゥゲガラオ、サンボアンガ、バスコ

(ヴィサヤ) カリボ、カルバヨグ、カタルマン、ボラカイ(カティクラン)、ドゥマゲテ、マスバテ、ロハス、タクロバン
(ミンダナオ) ブトゥアン、カガヤンデオロ、コタバト、ディポログ、オザミス、スリガオ

フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (Z2) コタキナバル、マカオ、ソウル/仁川
日本の旗 全日本空輸 (NH) 東京/成田、東京/羽田
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 (DL) ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、デトロイト、東京/成田、名古屋/中部(2014年10月25日まで)
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 (EK) ドバイ
オランダの旗 KLMオランダ航空 (KL) アムステルダム
シンガポールの旗 シンガポール航空 (SQ) シンガポール

第4ターミナル[編集]

旧国内線ターミナル。現在は一部のフィリピン系格安航空会社の国際線および国内線が発着している。

航空会社 就航地
フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (Z2) (国際線) クアラルンプール、上海
フィリピンの旗 エアアジア・ゼスト (Z2) (国内線) (ルソン) コロン(ブスアンガ)、レガスピ、マリンドゥケ、ナガ、プエルトプリンセサ

(ヴィサヤ) セブ、カリボ、イロイロ、タブラス、タクロバン、タグビララン、バコロド
(ミンダナオ) ダバオ、マスバテ

フィリピンの旗 エアアジア・フィリピン (PQ) カリボ、セブ
フィリピンの旗 タイガーエア・フィリピン (DG) (ルソン) プエルトプリンセサ

(ヴィサヤ) セブ、バコロド、ダバオ、イロイロ、タクロバン
(ミンダナオ) カリボ

フィリピンの旗 Sky Pasada (SP) バスコ

就航都市一覧[編集]

東アジア[編集]

東南アジア[編集]

中東・アフリカ[編集]

北米[編集]

ヨーロッパ[編集]

オセアニア・太平洋[編集]

市内へのアクセス[編集]

タクシー[編集]

  • クーポンタクシー
行き先別定額運賃で、空港内のカウンターで申し込む。
  • エアポートタクシー(イエロータクシー)
初乗り70ペソで、距離に応じて加算される。到着階、乗り場周辺にあるカウンターで行き先を告げ、車体ナンバー、ドライバー名、行き先の書かれたレシートを受け取る。
  • 一般タクシー
初乗り40ペソで、距離に応じて加算される。到着階には乗り入れていないため、出発階または空港敷地外より利用できる。

バス[編集]

  • 路線バス: 第1ターミナル、第2ターミナルにのみ乗り入れている。
    • 第2ターミナル~第1ターミナル~バクララン教会~トラモ~アヤラ~メガモール~オルティガス~クバオ~フェアビュー。初乗り12ペソ。
  • シャトルバス
    • ルート1(ターミナル間移動バス): 第2ターミナル~第1ターミナル~第4ターミナル~第3ターミナル。20ペソ定額運賃。
    • ルート2: 第3ターミナル~バクララン教会~ヘリテージホテル~LRT1号線・エドゥサ駅/MRT3号線・タフト・アベニュー駅~トラモ。20ペソ定額運賃。

その他[編集]

  • ジプニー: 空港敷地内に直接乗り入れていないが、各ターミナル前から以下路線のジプニーを利用することができる。初乗り8.50ペソ。
  • ホテル送迎
    • 空港周辺の治安があまり良くないこともあり、安全を優先する場合、宿泊予定のホテルへ送迎を依頼すると良い。

ターミナル間の移動が必要な乗り継ぎの場合は上記シャトルバス(ルート1)、またはタクシーの利用となる。

空港の評価[編集]

  • CNNの観光ガイド「CNNGo」によると、「世界で最もムカつく空港ワースト10」に、第5位にニノイ・アキノ国際空港がランクインという、不名誉な賞を与えられた[5]
  • 2013年、民間ウェブサイトの国際空港に関する自由投票で「2013年度世界最悪空港」の評価を得ている。ハード面に関しては、1981年の竣工後32年経過した第1ターミナルが槍玉に挙げられ、施工と保守管理の悪さ(動かないエスカレーターエレベーター)もあって陳腐化が激しく、雨漏り、臭気が漂い水が流れないトイレなどが評価の対象となった。また、ソフト面に関しては入国審査係員の対応状況、タクシー運転手のボッタクリなどが指摘されている[6]

今後の予定[編集]

同空港では利用客の急増に伴い、3本目の滑走路建設を予定している[7]。総事業費は約24億ペソ(約5,500万ドル)。06/24滑走路の南側に隣接するクロースパラレルで、長さは2100m[8]エアバスA320機の着陸が可能になる[9]。これにより、離着陸可能回数が現状の1時間当たり40回から1時間あたり60回~70回に引き上げられる予定である。

この他に、新空港を建設する計画が複数ある[10]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]