バンクーバー国際空港

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バンクーバー国際空港
Vancouver International Airport
Vancouver International Airport Aerial.JPG
IATA: YVRICAO: CYVR
WMO: 71892
概要
空港種別 公共
所有者 カナダ運輸省
運営者 バンクーバー国際空港公団
供給都市 メトロバンクーバー
所在地 カナダ
ブリティッシュコロンビア州
リッチモンド
拠点航空会社 エア・カナダ
標高 14 ft / 4 m
座標 北緯49度11分38秒 西経123度11分04秒 / 北緯49.19389度 西経123.18444度 / 49.19389; -123.18444座標: 北緯49度11分38秒 西経123度11分04秒 / 北緯49.19389度 西経123.18444度 / 49.19389; -123.18444
ウェブサイト www.yvr.ca
地図
CYVRの位置
CYVR
ブリティッシュコロンビア州における位置
滑走路
方向 全長 表面
ft m
08L/26R 9,940 3,030 コンクリート
08R/26L 11,500 3,505 アスファルト/コンクリート
12/30 7,300 2,225 アスファルト/コンクリート
ヘリポート
方向 大きさ 表面
ft m
A Unmarked arrival/departure hover area
B 79 24 アスファルト
C 110 34 コンクリート
統計 (2012[1])
離着陸回数 296,394
乗降客数 17,596,901
Sources: Canada Flight Supplement[2]
Environment Canada[3]

バンクーバー国際空港(バンクーバーこくさいくうこう、英:Vancouver International Airport)は、カナダブリティッシュコロンビア州リッチモンドにある国際空港バンクーバー市街より南西15kmに位置し、フレーザー川河口の中州 (Sea Island)の大部分を占める。

年間の発着数(29万)、旅客数(1700万)ともにトロント・ピアソン国際空港に次ぐカナダ第2の空港である[1]スカイトラックスのワールド・エアポート・アワードでは、2010年から3年連続で北米地区1位の評価を受け、2012年には世界9位に到達した[4]水上機定期便のためのターミナルを備えた、国際空港としては珍しい空港でもある。

バンクーバーはカナダの都市の中でもアジアに最も近く、またアジア系移民が多いことから、アジアからの玄関口と位置づけられている。

歴史[編集]

バンクーバーには元々ミノルパーク英語版に滑走路があったが、市が現在地を購入し1930年に飛行場の建造が開始された。第二次世界大戦中に連邦政府に貸し出されてカナダ空軍の訓練基地となり、その収入により敷地拡張を行った。1968年にジェット機への直接搭乗が可能な現在のメインターミナルが竣工。1996年には国際線ターミナルが拡張され、北側の滑走路が完成した。

ターミナル[編集]

国内線ターミナル
1968年に建造されたターミナル。搭乗口はA1~6、B11~22、C25~52の3ブロックに分かれており、Aブロックは主にウエストジェット航空が、Cブロックは主にエア・カナダが使用している。Aブロックのボーディング・ブリッジは特殊な構造で、途中で2つに分かれており、片方は機体前方の扉、もう片方は機体の主翼を超えて、機体後方の扉から搭乗出来るようになっている。
国際線ターミナル
1996年に国内線ターミナルを拡張する形で建造された。アメリカ合衆国の事前入国施設(つまり到着時は他のアメリカ国内線と同じ場所に降ろされる)があり、合衆国へ出発する旅客はそれ以外の旅客と動線が区分されていることから、この区域はしばしばUSAターミナル(搭乗口E70~96)と案内されている。それ以外の一般の国際線の搭乗口はD50~D78であるが、一部の搭乗口は需要に応じて国内線や合衆国線用に用いることが出来るよう、動線を区切れるようになっている。

USAターミナルは、チェックインを終えると、乗客はそのままデスクの切れ目からチェックインカウンターの奥へ入り、事前入国施設ならびに搭乗ロビーへ向かうという、特殊な構造である。

南ターミナル
最古のターミナルで主に州内を結ぶ地域航空会社ゼネラルアビエーション向けとなっている。水上機ヘリコプターはこのターミナルを利用する。メインターミナルとの間は無料のシャトルバスが接続している。搭乗口はG1~3。

就航航空会社[編集]

国内線ターミナル[編集]

航空会社 目的地
エア・カナダ (AC) カルガリーエドモントンモントリオールオタワトロントウィニペグケロウナホワイトホース(季節運航便)
エア・カナダ・エクスプレス (AC)
ジャズ航空
ビクトリアサスカトゥーンレジャイナフォートマクマレーカムループス、ケロウナ、ナナイモペンティクトンフォート・セント・ジョンプリンスルパートプリンスジョージキャッスルガークランブルックサンドスピットスミサーズテラス、ホワイトホース、カルガリー(季節運航便)、エドモントン(季節運航便)
en:First Air (7F) イエローナイフ(季節運航便)、エドモントン(季節運航便)
en:Air North (4N) ホワイトホース、ケロウナ
en:Central Mountain Air (9M) コモックスキャンベルリバーケスネルウィリアムズレイクドーソンクリーク
en:Flair Airlines (FY) ビクトリア、ケロウナ、コモックス、フォートネルソン
en:Hawkair (BH) プリンスルパート、スミサーズ、テラス
en:Sunwing Airlines (WG) トロント(季節運航便)
ウエストジェット航空 (WS) カルガリー、エドモントン、ケロウナ、トロント、プリンスジョージ、ウィニペグ、オタワ(季節運航便)、モントリオール(季節運航便)、レジャイナ(季節運航便)、サスカトゥーン(季節運航便)
ウエストジェット・アンコール (WR) フォートマクマレー、フォートセントジョン、ケロウナ、プリンスジョージ、テラス、ビクトリア

南ターミナル[編集]

航空会社 目的地
Air North (4N) Seasonal: Kelowna, Masset, Sandspit
en:Salt Spring Air Ganges Harbour, Maple Bay, Patricia Bay
en:Pacific Coastal Airlines (8P) Anahim Lake, Bella Coola, Calgary, Campbell River, Comox, Cranbrook, Masset, Port Hardy, Powell River, Trail, Victoria, Williams Lake
en:Pat Bay Air Smithers, Mackenzie, Prince George
en:Northern Thunderbird Air Victoria/Inner Harbour, Patricia Bay, Cowichan Bay and other parts of Vancouver Island
en:Orca Airways Qualicum Beach, Tofino, Victoria Airport
en:Helijet (JB) Victoria/Inner Harbour
en:Harbour Air (H3) Ganges Harbour, Montague Harbour, Miners Bay, Lyall Harbour, Bedwell Harbour, Victoria/Inner Harbour, Nanaimo Harbour
en:Kelowna Flightcraft Air Charter (KW) Masset, Sandspit, Kelowna
en:KD Air (XC) Qualicum Beach, Gilles Bay/Texada Island
en:San Juan Airlines Friday Harbor, Anacortes, Bellingham, Seattle-Boeing Field/King County Airport
en:Seair Seaplanes Ganges Harbour, Montague Harbour, Miners Bay, Lyall Harbour, Port Washington, Telegraph Harbour, Nanaimo/Departure Bay, Sechelt, Bedwell Harbour
en:Tofino Air Silva Bay, Sechelt  
en:West Coast Air (8O) Nanaimo, Sechelt, Victoria/Inner Harbour 
Whistler Air Whistler/Green Lake  

国際線ターミナル[編集]

先住民の様式で飾られた国内線ターミナル
先住民のトーテムポールなどが置かれた国際線ターミナル
航空会社 目的地
カナダの旗 エア・カナダ (AC) カンクンロンドン/ヒースローメキシコシティプエルトバジャルタ東京/成田ソウル/仁川北京/首都上海/浦東香港パリ/ドゴール(季節運航便)、ヴァラデロ(季節運航便)、サンホセデルカーボ(季節運航便)、イスタパ・シワタネホ(季節運航便)
カナダの旗 エア・トランザット (TS) カンクン、ロンドン/ガトウィック(季節運航便)、マンチェスター(季節運航便)、パリ/ドゴール(季節運航便)、アムステルダム(季節運航便)、フランクフルト(季節運航便)、ミュンヘン(季節運航便)、ヴァラデロ(季節運航便)、モンテゴベイ(季節運航便)、プエルトバジャルタ(季節運航便)、プエルトプラタ(季節運航便)、プンタカーナ(季節運航便)、マンサニロ(季節運航便)、イスタパ・シワタネホ(季節運航便)
カナダの旗 ウエストジェット航空 (WS) カンクン、プエルトバジャルタ(季節運航便)、サンホセ・デル・カボマサトラン(季節運航便)
カナダの旗 キャンジェット航空 (C6) カンクン
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 (LH) フランクフルト
ドイツの旗 エア・ベルリン (AB) デュッセルドルフ(季節運航便)
ドイツの旗 コンドル航空英語版 (DE) フランクフルト(季節運航便)
中華人民共和国の旗 中国国際航空 (CA) 北京/首都
中華人民共和国の旗 中国東方航空 (MU) 上海/浦東
中華人民共和国の旗 中国南方航空 (CZ) 広州
中華人民共和国の旗 四川航空 (3U) 成都瀋陽
台湾の旗 チャイナエアライン (CI) 台北/桃園
台湾の旗 エバー航空 (BR) 台北/桃園
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ (BA) ロンドン/ヒースロー
オランダの旗 KLMオランダ航空 (KL) アムステルダム
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 (NZ) オークランド
香港の旗 キャセイパシフィック航空 (CX) 香港、ニューヨーク/ケネディ
日本の旗 日本航空 (JL) 東京/成田
日本の旗 全日本空輸 (NH) 東京/羽田
韓国の旗 大韓航空 (KE) ソウル/仁川
フィリピンの旗 フィリピン航空 (PR) マニラ
スイスの旗 スイスインターナショナルエアラインズ (LX)
エーデルワイス航空 (WK))
チューリッヒ(季節運航便)

合衆国路線[編集]

米国への入国審査は、搭乗前に当空港で行われる。

航空会社 目的地
カナダの旗 エア・カナダ (AC) カフルイラスベガスロサンゼルスニューヨーク/ニューアークサンディエゴサンフランシスコホノルルシドニー(ホノルル経由便)(目的地はシドニーだが、経由地がホノルルのため、米国線ターミナルから発着)、アンカレッジ(季節運航便)、コナ(季節運航便)
カナダの旗 エア・カナダ・エクスプレス (AC)
(ジャズ航空)
ポートランドシアトル
カナダの旗 ウエストジェット航空 (WS) ホノルル、カフルイ、ラスベガス、ロサンゼルス、サンフランシスコ(季節運航便)、フェニックス(季節運航便)、パームスプリングス(季節運航便)、コナ(季節運航便)、リフエ(季節運航便)
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 (AA) ダラス/フォートワース
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 (DL) アトランタ(季節運航便)、デトロイト(季節運航便)、ミネアポリス(季節運航便)
アメリカ合衆国の旗 デルタ・コネクション (DL) ミネアポリス、ソルトレイクシティ
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 (UA) シカゴデンバー、サンフランシスコ、ヒューストン、ニューヨーク/ニューアーク(季節運航便)
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド・エキスプレス (UA) サンフランシスコ、ロサンゼルス、デンバー
アメリカ合衆国の旗 USエアウェイズ (US) フェニックス
アメリカ合衆国の旗 アラスカ航空 (AS) ロサンゼルス
アメリカ合衆国の旗 ホライゾン航空 (QX) ポートランド、シアトル

地域別就航先一覧[編集]

  • 北アメリカ
カナダの旗カルガリーエドモントンケロウナオタワモントリオールトロントウィニペグビクトリアサスカトゥーンレジャイナフォートマクマレーカムループスウォータールーロンドンナナイモペンティクトンフォート・セント・ジョンプリンスジョージキャッスルガークランブルックサンドスピットスミサーズテラスホワイトホースイエローナイフコモックスキャンベルリバーケスネルウィリアムズレイクドーソンクリーク
アメリカ合衆国の旗ロサンゼルスニューヨークシカゴダラスラスベガスサンディエゴサンフランシスコポートランドシアトルフェニックスアトランタデトロイトメンフィスデンバーヒューストンミネアポリスソルトレイクシティパームスプリングスアンカレッジホノルルカフルイコナリフエ
  • 中米・カリブ海
メキシコの旗メキシコシティカンクンプエルトバジャルタサンホセデルカーボ
キューバの旗バラデロジャマイカの旗モンテゴベイ
  • ヨーロッパ
ドイツの旗フランクフルトデュッセルドルフ
イギリスの旗ロンドンオランダの旗アムステルダムフランスの旗パリスイスの旗チューリッヒ
  • アジア
中華人民共和国の旗北京上海
香港の旗香港中華民国の旗台北韓国の旗ソウル日本の旗東京フィリピンの旗マニラ
  • オセアニア
ニュージーランドの旗オークランドオーストラリアの旗シドニー

アクセス[編集]

  • スカイトレイン
    スカイトレインの「カナダ・ライン(Canada Line)」が、バンクーバーのダウンタウンへ約25分で接続している。また、途中のブリッジポート駅で路線が分かれており、リッチモンド方面へ乗り継ぐことも可能。料金は平日の始発から18:30までがゾーン制、平日の18:30以降ならびに土日祝日の全日が均一制である。空港からバンクーバー市内は2ゾーンのため4ドル。均一制の時間帯は1ゾーン分の料金2.75ドルが適用される。乗車券の有効時間は購入時より90分である。(2013年現在)空港駅(ならびに空港島内のすべての駅)から出発する場合のみ、乗車券に加えて5ドルの割増料金が課せられるが、定期券、一日乗車券、回数券利用者はこの割増料金が免除される。これらの乗車券は空港内のセブンイレブンで購入可能である。一日乗車券ならびに回数券は、乗車前にTicket Validatorと呼ばれる機械で利用時間を打刻しないと不正乗車と見なされるので注意が必要。スカイトレインは2013年秋までは改札が無く信用乗車ではあるが、稀に職員による検札がある。無賃乗車が発覚すると173ドルの罰金が課せられるため、乗車券は絶対に紛失してはならない。また、スカイトレインの他路線、バス、シーバス(船)への乗り換え証も兼ねるため、カナダ・ラインから他の交通機関へ乗り継ぐ場合にも、乗車券は紛失してはならない。同路線は、2010年バンクーバーオリンピックの開催に合わせて、その前年の2009年8月に開業した。それ以前はバンクーバーからは98 B-Lineという特急バスで空港東側にあるAirport Stationまで行き、そこから424番のバスに乗り換えるという不便を強いられていた。98 B-Lineはカナダ・ラインの開業をもって廃止された。
  • 市バス(トランスリンク運営)
    スカイトレインが運行しない深夜には夜行バスN10が運行しており、バンクーバーのダウンタウンまで約30分。また南ターミナルへのアクセスとして、スカイトレインのブリッジポート駅からC92が連絡している。
  • タクシー・リムジン
    タクシーはメーター制で、ほかに行き先別固定料金制のリムジンが営業している。

事故[編集]

その他[編集]

国際線ターミナルとUSAターミナルの中間(二階チェックイン近辺)にある、先住民族の伝説をモチーフにした像は、旧20ドル紙幣(ポリマー幣に変わる前の最後の紙幣)の裏面に描かれている。

脚注[編集]

  1. ^ a b YVR Facts & Stats”. yvr.ca. 2013年4月17日閲覧。
  2. ^ Canada Flight Supplement. Effective 0901Z 13 January 2011 to 0901Z 10 March 2011
  3. ^ Synoptic/Metstat Station Information
  4. ^ Campbell, Alan (2012年4月23日). “YVR wins best airport award again”. Vancouver Sun. http://www.vancouversun.com/news/wins+best+airport+award+again/6505528/story.html 2013年4月17日閲覧。 
  5. ^ Accident description”. Aviation Safety Network. 2009年10月8日閲覧。
  6. ^ Transportation Safety Board of Canada Report 1995 - A95H0015”. Tsb.gc.ca (2008年7月31日). 2011年3月3日閲覧。
  7. ^ “Wake turbulence blamed for fiery Richmond crash”. The Vancouver Sun. (2011年5月28日). http://www.canada.com/vancouversun/news/westcoastnews/story.html?id=f159398d-19e0-40b9-8f34-5b146a928463 2012年9月20日閲覧。 
  8. ^ “Richmond plane crash leaves pilot dead”. CBC News. (2011年10月28日). http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/story/2011/10/28/bc-vancouver-plane-crash-injured.html 2012年9月20日閲覧。 
  9. ^ GlobalBC TV Twitter”. 2012年9月20日閲覧。

外部リンク[編集]