カルガリー国際空港

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カルガリー国際空港
Calgary International Airport
CYYCControlTower.jpg
管制塔
IATA: YYCICAO: CYYC
WMO: 71877
概要
空港種別 公共
所有者 カナダ運輸省[1]
運営者 カルガリー空港公団
供給都市 カルガリー
拠点航空会社
標高 3,557 ft / 1,084 m
座標 北緯51度06分50秒 西経114度01分13秒 / 北緯51.11389度 西経114.02028度 / 51.11389; -114.02028座標: 北緯51度06分50秒 西経114度01分13秒 / 北緯51.11389度 西経114.02028度 / 51.11389; -114.02028
ウェブサイト www.yyc.com
滑走路
方向 全長 表面
ft m
08/26 6,200 1,890 舗装
11/29 8,000 2,438 舗装
17R/35L 12,675 3,863 舗装
17L/35R 14,000 4,267 舗装
統計 (2013)
乗客数 14,316,074[2]
発着回数 244,913[3]
Sources: Canada Flight Supplement

カルガリー国際空港Calgary International Airport)は、カナダアルバータ州最大の都市であるカルガリーにある国際空港。同空港は、カナダ国内では3番目に利用客の多い空港であり、バンクーバー国際空港と並んで西部カナダの重要な拠点空港である。カルガリー中心部から北東17kmの距離に位置する。

歴史[編集]

カルガリー国際空港の淵源は、1914年にカルガリー北西部Bownessに開設された飛行場に求めることができる。草地を滑走路とし、格納庫兼ターミナルの小屋ひとつのみを備えた飛行場であった。

1928年、現在地の南西Renfrewにカルガリー市営の空港が開設された。現在周辺は住宅地となっているが、当時の格納庫が現存している。1938年に現在地に移転し、第1次世界大戦のエースパイロットFred McCallに因んでマコール飛行場と命名された。1940年に連邦運輸省が戦時収用のうえ大規模な拡張を行い、1949年にカルガリー市に返還された。需要増に対応して1956年に空港の南西にターミナルを新設したものの、ジェット機時代の到来によりすぐに陳腐化してしまった。1966年カルガリー市は空港を連邦運輸省に売却し、この頃からカルガリー国際空港と呼ばれるようになった。運輸省は土地収用を進め、1977年には現在のターミナルを建造する。1992年7月1日、空港の運営はカルガリー空港公団(Calgary Airport Authority)に委譲された。

現在は機能増強のため再開発が行われており、2013年に新管制塔が落成、2014年6月28日に新並行滑走路が供用され、2015年には国際線ターミナルの開業が予定されている。

施設[編集]

敷地面積は21.36平方キロメートル。敷地内にはウエストジェット航空の本社がある。

滑走路[編集]

南北方向の並行滑走路2本に加え、横風用滑走路2本を備える。2014年供用の東側滑走路17L/35RはエアバスA380の離着陸に対応する高規格(コードF)滑走路であり、その延長14,000フィートはカナダ最長となっている。これは標高が1,000mと高いため、低地にある空港と比べて離陸に距離が必要なためである。

通常は南北方向の滑走路2本を発着共に用い、カルガリーより東側とを結ぶ便は東側滑走路(17L/35R)、西側とを結ぶ便は西側滑走路(17R/35L)を指定される。北向き(17L,17R)を優先し、風向き次第で南向きに離着陸する場合もある。[4]

ターミナル[編集]

ターミナル内部

1977年落成。ターミナルは扇型をした3層構造の建築物で、1階、2階がそれぞれ到着階、出発階となっており、2階の上に中空階があってフードコートや入場無料のミニミュージアムSpaceportがある。

ターミナルでは、赤いベストと白いカウボーイハットを着用したWhite Hat Volunteerが利用客の案内役を務めている。

搭乗には主にターミナルから突き出た3つのピアを利用する。出発客向けにはA、C、Dの3つのコンコースがあるように案内されるが、これは保安検査場に対応した区分であり、実際の空間は需要に応じて融通している。

コンコースA
搭乗口A01-A24。主にエアカナダが使用しており、米国事前入国審査を必要としないほぼ全ての便が出発する。A01-A08は小型機用の搭乗口で、バスで駐機場へ移動しタラップを使って搭乗する。10番台は東(左)側のピア、20番台は中央ピアに位置しており、ボーディング・ブリッジを備えている。10番台の搭乗口はカナダ国境サービス庁の入国審査設備へ接続していないため、国際線の到着には(したがって通常は出発にも)用いられない。
コンコースC
搭乗口C20-C34。米国線専用であり、保安検査場を通過する前に米国事前入国審査が行われる。20番台は中央ピア、30番台はターミナル西側に位置しており、コンコースAやDと同じ搭乗口を需要に応じて融通している。
コンコースD
搭乗口D31-D50。ウェストジェット航空他各社の国内線・国際線に用いられる。30番台はターミナル西側やさらに突き出た仮設ピアに、40番台以降は西(右)側のピアに位置している。

国際線ターミナル[編集]

現在のターミナルの東側に、5階建て総面積18万平方メートルの米国線・国際線用ターミナルが建設中。エアバスA380対応2基を含むボーディングブリッジ22基を備え、300室のホテルを併設する。2015年秋開業予定である。

就航航空会社[編集]

就航都市[編集]

アクセス[編集]

カルガリー交通局による市バスがある。

300番
中心市街への急行バスで、20-30分間隔の運行で、所要時間およそ40分。空港から乗車する場合には特別料金が設定されている。
100番
CトレインのMcKnight–Westwinds駅へおよそ20分で連絡している。20-30分間隔。中心市街へはさらにCトレイン(202番)を利用して20分程度かかる。

Allied Airport Shuttle[5]が小型バスを用いた市内主要ホテルへのシャトルサービスを提供している。30分おきの運行で、所要時間は25分程度。

Brewster transportation[6]とBanff Airporter[7]の2社がバンフへの急行バスを運行している。

脚注[編集]

  1. ^ Airport Divestiture Status Report”. カナダ運輸省 (2011年1月12日). 2014年7月31日閲覧。
  2. ^ Passenger statistics from Calgary Airport”. カルガリー空港公団 (2014年7月8日). 2014年7月31日閲覧。
  3. ^ Aircraft Movement Statistics: NAV CANADA Towers and Flight Service Stations: Annual Report (TP 577)”. Statistics Canada (2014年7月4日). 2014年7月31日閲覧。
  4. ^ Aircraft Activity at YYC”. カルガリー空港公団. 2014年8月1日閲覧。
  5. ^ Allied Airport Shuttle http://www.airportshuttlecalgary.ca/
  6. ^ Brester Travel Canada http://www.explorerockies.com/
  7. ^ Banff Airporter http://banffairporter.com/

外部リンク[編集]