サンディエゴ

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サンディエゴ市
City of San Diego
SD Montage.jpg
サンディエゴ市の市旗 サンディエゴ市の市章
市旗 市章
愛称 : America's Finest City
位置
サンディエゴ市の位置(カリフォルニア州)の位置図
サンディエゴ市の位置(カリフォルニア州)
座標 : 北緯32度42分54秒 西経117度09分45秒 / 北緯32.71500度 西経117.16250度 / 32.71500; -117.16250
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  カリフォルニア州
  サンディエゴ郡
 市 サンディエゴ市
市長 トッド・グローリア
民主党
地理
面積  
  市域 963.6 km2 (372.0 mi2)
    陸上   840.0 km2 (324.3 mi2)
    水面   123.5 km2 (47.7 mi2)
      水面面積比率     12.82%
標高 22 m (72 ft)
人口
人口 2006年現在)
  市域 1,311,162人
    人口密度   1,456.4人/km2(3,772.07人/mi2
  都市圏 4,804,806人
その他
等時帯 太平洋標準時 (UTC-8)
夏時間 太平洋夏時間 (UTC-7)
公式ウェブサイト : www.sandiego.gov

サンディエゴ英語: San Diego)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある都市。アメリカ西海岸有数の世界都市であり、州内ではロサンゼルスに次いで人口が多い。

歴史[編集]

1542年ポルトガル生まれのスペインの探検家のフアン・ロドリゲス・カブリージョ(スペイン語: Juan Rodríguez Cabrillo)あるいはジュアン・ルドリゲシュ・カブリーリュ(ポルトガル語: João Rodrigues Cabrilho)が、スペイン船でロマ岬(Point Loma)に到着し、この地を「サン・ミゲル(San Miguel)と名づけた。ヨーロッパ人として初めてサンディエゴに足を踏み入れたとされている。1602年、植民地開拓に来たスペイン人のセバスティアン・ビスカイノ(Sebastián Vizcaíno)は、同年11月12日の「サン・ディエゴ・デ・アルカラ」の祭りの日に「サン・ミゲル」から「サン・ディエゴ」に町の名前を変更した。これ以来この都市の名前となった。

1769年フランシスコ会修道士フニペロ・セラ神父が、スペインの支配地であったメキシコからサンディエゴに入り、現在のオールドタウン(Old Town)と呼ばれている場所に、カリフォルニアで初めての伝道所を建設した。この伝道所を中心に、ヨーロッパからの入植者たちにより、いくつかの集落が出来た。オールドタウンをサンディエゴ発祥の地と言うことができる。

米墨戦争の結果、メキシコからアメリカに割譲され、1850年にアメリカ合衆国カリフォルニア州となり、2月18日にカリフォルニア州の最初の27郡の一つとして始まった。この頃のサンディエゴ郡の人口はおよそ3,490人で、798人の開拓者と2,692人の原住アメリカ人(インディアン)という構成であった。また、郡の範囲は現在のサンディエゴ郡はもとより、インペリアル郡リバーサイド郡サンベルナルディノ郡およびインヨウ郡の東側を含むおよそ40,000平方マイルあった。

概要[編集]

ロマ岬の灯台
バルボアパーク

基地の街[編集]

サンディエゴはファイタータウンと呼ばれ、映画「トップガン」(TOPGUN)[1]の舞台になったように、基地の街でもある。海軍や海兵隊の基地が数多くあり、アメリカ太平洋艦隊の基地が設置されている。そのせいか、リベラルと言われるカリフォルニア州の中では保守的と言われている。

主な基地

国境の街[編集]

もともとスペイン領、メキシコ領であったことから、サンディエゴという地名はもとより、地名や通りの名前にもスペイン語に発するものが数多く見受けられる。

国境をはさんだメキシコ側のティフアナへは、労働力の安さとアメリカへの輸送性の良さなどを求め、アメリカはもとより日本韓国台湾などの企業が工場を設立、駐在員とその家族がサンディエゴ側に生活している。

ハイテクの街[編集]

基地の街として軍関係の企業が発展していたところへ、現在ではクアルコムなどをはじめとする情報通信関連の企業や、バイオ、製薬、医療機器の企業などが集結しはじめている。世界的に有名なスクリップス研究所、スクリップス海洋研究所、およびソーク研究所があり、また、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)やサンディエゴ州立大学(SDSU)などとの産学協同もその一翼を担っているといえ、このような研究機関などで多くの外国人が研究・留学している。

特徴[編集]

常夏の楽園ではないが過ごしやすい気候、海あり山あり砂漠ありの豊かな自然、それを生かした様々なレジャー、大都市としての利便性、人口の割に田舎風の土地柄など、人々を様々な観点から惹きつけてやまない魅力がある街の雰囲気があると言われることがある。

都市の景観[編集]

サンディエゴベイ海上からのダウンタウンの眺め
サンディエゴの夕景
Downtown San Diego skyline during daytime, seen from Coronado, in November 2007
Downtown San Diego skyline at night, seen from Coronado, in November 2007
コロナドからの昼と夜でのサンディエゴのダウンタウンのスカイライン(2007年11月)

地理[編集]

広義では、サンディエゴ市を中心にした4,255平方マイルのサンディエゴ郡を指す。市は以下の通り(★印は単語の全部または一部がスペイン語でない地名)。

エルカホン

サンディエゴはアメリカ最南西端の北緯32度46分46秒、西経117度8分47秒(32.779541, -117.146344)に位置している。西は太平洋、南はメキシコに面する。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積963.6km²(372.0mi²)である。このうち840.0km²(324.3 mi²)が陸地で123.5km²(47.7 mi²)が水地域である。総面積の12.82%が水地域となっている。

気候[編集]

ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSk)に属する[2]。一般的に温暖な気候と言われており、夏は暑過ぎず、冬も寒過ぎない。しかし、この傾向はサンディエゴ郡の一部である沿岸の気候を表現しているに過ぎない。天気予報では概ね、沿岸(Coastal)、内陸(Inland)、山岳(Mountain)、砂漠(Desert)の4つに分けている。

サンディエゴの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 31
(88)
32
(90)
34
(93)
37
(98)
36
(96)
38
(101)
38
(100)
37
(98)
44
(111)
42
(107)
36
(97)
31
(88)
44
(111)
平均最高気温 °C (°F) 18.7
(65.7)
18.7
(65.6)
19
(66.2)
20.1
(68.1)
20.6
(69.1)
21.8
(71.3)
23.9
(75.1)
24.9
(76.9)
24.7
(76.4)
22.9
(73.3)
20.8
(69.5)
18.5
(65.3)
21.2
(70.2)
日平均気温 °C (°F) 14.2
(57.6)
14.7
(58.4)
15.5
(59.9)
16.8
(62.2)
18.1
(64.5)
19.4
(66.9)
21.4
(70.5)
22.2
(72.0)
21.7
(71.0)
19.6
(67.2)
16.6
(61.8)
13.9
(57.1)
17.8
(64.1)
平均最低気温 °C (°F) 9.7
(49.5)
10.7
(51.2)
12.1
(53.7)
13.6
(56.4)
15.5
(59.9)
16.9
(62.5)
18.8
(65.9)
19.3
(66.7)
18.7
(65.6)
16.2
(61.1)
12.2
(54.0)
9.4
(48.9)
14.4
(58.0)
最低気温記録 °C (°F) −2
(29)
2
(36)
4
(39)
5
(41)
8
(47)
10
(50)
13
(55)
14
(57)
11
(51)
6
(43)
3
(38)
1
(34)
−2
(29)
雨量 mm (inch) 50.3
(1.98)
57.7
(2.27)
46
(1.81)
19.8
(0.78)
3
(0.12)
1.8
(0.07)
0.8
(0.03)
0.5
(0.02)
3.8
(0.15)
14.5
(0.57)
25.4
(1.00)
38.9
(1.53)
262.4
(10.33)
平均降雨日数 6.7 7.1 6.5 4.0 1.4 0.8 0.7 0.4 1.2 2.8 4.1 5.8 41.5
平均月間日照時間 239.3 227.4 261.0 276.2 250.5 242.4 304.7 295.0 253.3 243.4 230.1 231.3 3,054.6
出典 1: Temperature & rainy days data: National Oceanic and Atmospheric Administration, NOWData (1981-2010)[3]
出典 2: Mean monthly sunshine hours: San Diego/Lindbergh Field CA Climate Normals (1961–1990)[4]

人口動勢[編集]

2000年現在の国勢調査GR2で、この都市は人口1,223,400人、450,691世帯および271,315家族が暮らしている。人口密度は1,456.4/km²(3,771.9/mi²)である。559.1/km²(1,448.1/mi²)の平均的な密度に469,689軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人60.18%、アフリカン・アメリカン7.86%、先住民0.62%、アジア13.65%、太平洋諸島系0.48%、その他の人種12.39%および混血4.83%である。人口の25.40%はヒスパニックまたはラテン系である。

この都市内の住民は24.0%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が12.4%、25歳以上44歳以下が34.0%、45歳以上64歳以下が19.1%および65歳以上が10.5%にわたっている。中央値年齢は32歳である。女性100人ごとに対して男性は101.7人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は100.4人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は45,733米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は53,060米ドルである。男性は36,984米ドルに対して女性は31,076米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入(per capita income)は23,609米ドルである。人口の14.6%および家族の10.6%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の20.0%および65歳以上の7.6%は貧困線以下の生活を送っている。

治安[編集]

1990年から2007年まで年間平均殺人件数は139人(もしくは住人10万人につき12.2人)で、サンディエゴにおける犯罪率は下がり続けた。2004年には、人口50万人以上の都市の中で全米6番目に犯罪率が低い都市であった。2002年から2006年にかけて全犯罪率は0.8%だけしか下がっていないが、暴力犯罪率は12.4%も下がった。資産目的の犯罪が1.1%増加したことが理由の一つである。2007年は、市において59人が殺害され殺人率は上昇し、10万人につき4.7人が殺害された(全米平均は3.1人)。犯罪率は2.1%上昇した。資産目的の犯罪の合計数は2004年における全米平均より少ない。2007年の不法侵入や窃盗、自動車窃盗の発生率は全米平均より2倍以上高い。

文化[編集]

スポーツ[編集]

ペトコパーク球場

美術館[編集]

ラホヤビーチ

博物館[編集]

  • 空母ミッドウェイ(USS Midway Aircraft Carrier San Diego Museum) - 空母ミッドウェイを保管し、軍事博物館として公開している。

交通機関[編集]

空港[編集]

サンディエゴ国際空港が玄関口である。市内中心部までは車で10分程度、メキシコとの国境までは車で30分以内と交通の便が良いものの、市街地に近すぎる、需要の増加にもかかわらず滑走路が1本しかないなどの問題があり、ここ数年第二空港の建設、または近郊の軍用飛行場の転用などが検討されている。なお2012年12月より、初の日本(そしてアジア)とを結ぶ直行便として日本航空成田国際空港との間の直行便がボーイング787型機を利用して就航した。

高速道路[編集]

ロサンゼルス方面からはフリーウェイI-5、ロサンゼルス東部からはフリーウェイI-15アリゾナ方面からはフリーウェイI-8を利用、ロサンゼルス国際空港からは車で2時間程度、南部メキシコ国境からはI-5ないしはI-805を利用で15分程度である。

鉄道[編集]

San Diego Trolley map.png

アムトラックのサンタフェ駅があり、ロサンゼルス - サンディエゴ間(一部はサンルイスオビスポ - ロサンゼルス - サンディエゴ間)を結ぶ、パシフィック・サーフライナーが頻繁に発着する。市内にはサンディエゴトロリーと呼ばれる路面電車が走っている。

長距離バス[編集]

グレイハウンドのバスターミナルはサンディエゴトロリーの12th & Imperial駅の近くに位置している。ロサンゼルス - サンディエゴ間は毎時1本以上の頻度で便がある。また、国境を越えてメキシコのティフアナへも頻繁に便がある。

友好姉妹都市[編集]

サンディエゴはSister Cities International, Inc.(SCI)によって指定された15の姉妹都市を有している。

また、日本の旗 佐世保市日本)とは、佐世保港とサンディエゴ港が姉妹港の提携を結んでいる。

脚注[編集]

  1. ^ 舞台となったミラマー(Miramar)の海軍基地は、現在海兵隊の基地となっている。実際のTOPGUNは、その後ネバダ州のファロン(Fallon)海軍航空基地へ移動している。
  2. ^ [1]
  3. ^ National Weather Service Forecast Office - NOWData - NOAA Online Weather Data”. アメリカ海洋大気庁(NOAA). 2013年10月27日閲覧。
  4. ^ San Diego/Lindbergh Field CA Climate Normals 1961–1990”. アメリカ海洋大気庁(NOAA). 2013年10月27日閲覧。

外部リンク[編集]

公式
観光
その他