チャイナエアライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

チャイナエアライン
China Airlines
中華航空
IATA
CI
ICAO
CAL
コールサイン
Dynasty
設立日 1959年
ハブ空港 台湾桃園国際空港
焦点都市 /
準ハブ空港
高雄国際空港
香港国際空港
マイレージサービス Dynasty Flyer
会員ラウンジ Dynasty Lounge
保有機材数 67機(14機発注中+6機オプション)
就航地 71都市
親会社 China Airlines Ltd.
本拠地 中華民国台北市
代表者 魏幸雄
外部リンク http://www.china-airlines.co.jp/
  
中華航空股份有限公司
China Airlines
各種表記
繁体字: 中華航空股份有限公司
簡体字: 中华航空股份有限公司
: Zhònghuāhángkōng Gǔfèngōngsī
英文: China Airlines
  

チャイナエアライン中国語: 中華航空 英語: China Airlines) は中華民国台湾)の航空会社。中国語の略称は華航

目次

[編集] 概要

1959年12月、中華民国空軍の退役軍人らによって設立された[1]中華民国のフラッグ・キャリアである。正式名称は、中国語圏で「中華航空公司」、日本を含めた全世界においては「チャイナエアラインChina Airlines)」である。日本でも、1995年まで「中華航空」を正式名称としていた経緯などから、一部マスコミでは今でも「中華航空」と呼んでいる。なお、名称の似ている中国国際航空(Air China)は、中華人民共和国の民用航空総局系の航空会社であって、中華民国の会社ではない。

機体の塗装は、かつては真ん中に中華民国の国旗(青天白日満地紅旗)が小さく描かれていたが、中華人民共和国の中国共産党政府が返還後の香港乗り入れを盾に圧力をかけたため、現在では中華民国の国花である梅の花びらが大きく描かれている。機体の社名も「中華航空公司」から「CHINA AIRLINES」へと変更されたが、「華航」という印影のデザインは残されている。そのうち747-400の1機(機体番号:B-18210)はボーイングカラーに尾翼の梅の花という特別塗装機を運航している。

[編集] サービス

[編集] 機内食

医食同源のもとにメニューが考案されており、ファーストクラスと「ダイナスティクラス(ビジネスクラス)」ではトンポーローや魯肉飯などの中華料理台湾料理を選択することも可能で、ウェブサイトで事前に機内食を予約できる。

なおエコノミークラスにおける東京~台北線、東京~ホノルル線では、機内食前のドリンクサービスはない。また飛行時間180分未満の路線でのエコノミークラスにおけるアルコール飲料の提供はない。

[編集] 客室乗務員

客室乗務員チャイナドレス風の制服は人気があり、雑誌「エイビーロード」等でも常に上位にランキングされていた。2007年に制服が変更されたが、チャイナドレス風のスタイルは受け継いでいる。なお、約90名の[1]日本人クルーが在籍している他、日本路線に乗務する客室乗務員の多くは基本的な日本語会話が可能である。

[編集] マイレージ

マイレージサービスは「ダイナスティ・フライヤー」と呼ばれるプログラムが提供されている。マンダリン航空、中国国際航空中国東方航空中国南方航空海南航空デルタ航空/ノースウエスト航空チェコ航空と提携していて、特典は家族や他人への譲渡[1]が可能である。また、アメリカンエキスプレスのポイントを同プログラムのマイルに転換することも可能である。

[編集] 就航都市

ボーイング747-400
エアバス A330-300
ボーイング737
ボーイング747-400F

[編集] 国内

[編集] 日本

[編集] アジア

[編集] オセアニア

[編集] ヨーロッパ

[編集] 北米

[編集] 運航機材

エアバス A340-300 ドイツ・フランクフルトにて。

チャイナエアラインの機材は以下の航空機で構成される(2007年5月30日現在):

なお、チャイナエアラインが発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は09で、航空機の形式名は747SP-09, 747-209B, 747-409, 737-809 などとなる。

[編集] 過去に保有していた主な機材

[編集] 日本におけるチャイナエアライン

[編集] 長らく続いた羽田空港発着

1967年伊丹空港経由で東京国際空港(羽田空港)に乗り入れたのが始まり(1969年直行化)だが、1972年の日本と中華人民共和国との国交成立と中華民国との断交を受け、中華民国当局が1974年4月21日に日華間の航空路線を断絶させたため、乗り入れは中止された。

1978年成田国際空港開港後、東京に乗り入れる国際線定期便は東京都大田区の羽田空港から千葉県成田市の新東京国際空港(現在の成田国際空港)に移転した。その中で、唯一中華航空のみ外交的な理由(日本政府と中華人民共和国政府の航空交渉の席上で、中華人民共和国政府から「『中国を代表する政府』に関わる主権問題で対立する中華民国の航空会社を同じ空港に乗り入れさせないように」という「圧力」が来た)から成田空港へ移転せず羽田空港に残留した。

しかしこの結果、羽田空港が都心に近いため空港アクセスが良い、空港旅客サービス料が無料である、国内線との接続がいい等のプラス面と、国際線との接続が悪い等のマイナス面の両方が存在することとなった。

なおその後設立され、同じく東京に乗り入れることとなった長榮航空(エバー航空)も同じく成田空港ではなく羽田空港に発着するようになった。しかし、成田空港暫定第2滑走路の供用開始された2002年4月18日に、チャイナエアラインとエバー航空共々羽田空港から成田空港に移転した。

[編集] 32年ぶりの大阪

2006年4月4日関西国際空港の2006年夏ダイヤが発表され、チャイナエアラインは2006年7月より関西国際空港(大阪)に台北線を就航させた。内訳は旅客便が週5便、貨物便が週2便であったが、その後旅客便は1日1便に増便された。

伊丹空港に国際線が就航していたころ(1974年4月20日)から数えて約32年ぶりとなる大阪線。2004年の日台航空協議での発着枠拡大により、大阪再就航が実現した。

[編集] 現在

現在は東京(成田国際空港)、札幌千歳空港)、名古屋中部国際空港)、大阪(関西国際空港)、広島広島空港)、福岡福岡国際空港)、那覇那覇空港)と台北の間に週70便が、名古屋と高雄の間に週4便の旅客便が運航されている。また、以遠権を生かして東京(成田国際空港)からホノルルホノルル国際空港)の間にも週5便が運航されている。

  • 東京-台北:週22便
  • 東京-ホノルル:週5便
  • 札幌-台北:週6便
  • 名古屋-台北:週7便
  • 名古屋-高雄:週4便
  • 大阪-台北:週7便
  • 広島-台北:週7便
  • 福岡-台北:週7便
  • 那覇-台北:週14便

[編集] 事故・インシデント

[編集] 日本で起きた2つの事故

1994年4月26日台北・中正国際空港(現・台湾桃園国際空港)発名古屋空港行きの140便(エアバスA300-600R型機・登録番号B-1816)が、名古屋空港で着陸に失敗して墜落、乗客乗員271人のうち264人が死亡し7人が負傷した。

詳細は「中華航空140便墜落事故」を参照

120便炎上事故の事故機

また、2007年8月20日午前10時35分頃、台北発120便(ボーイング737-800型・登録記号B-18616)が那覇空港41番駐機場に到着、直後に右翼エンジンがボーイング社の機体製造時のミスにより爆発炎上した。事故機には乗客157名(日本人23名・幼児2名を含む)、パイロット2名、客室乗務員6名(日本人乗務員1名を含む)の計165名が搭乗していたが、全員無事に避難した。

詳細は「チャイナエアライン120便炎上事故」を参照

[編集] 華航四年大限

1986年2月16日に起きた澎湖諸島付近での墜落事故以来、通称「華航四年大限」と呼ばれるように、4年毎に多数の死者を出す重大事故を起こすジンクスがあるといわれている。

上記1994年の名古屋での事故の後、1998年には台北で名古屋とほぼ同じ状況下で同じA300型機が同じく失速が原因と思われる墜落事故を起こしている(チャイナエアライン676便墜落事故)。その1年後の1999年には、悪天候下の香港でMD-11型機が滑走路へ激突(チャイナエアライン642便着陸失敗事故)、その3年後の2002年には台湾海峡上空を飛行していたジャンボ機が空中分解する(チャイナエアライン611便空中分解事故)など、近年も事故が起きていることから、一部のマスコミでは、世界各国の主要航空会社の中では事故率が高い部類に属する[2]とされることもある。

[編集] 子会社

[編集] 関連項目

[編集] 出典

  1. ^ a b c 「月刊エアライン 2009年3月号」イカロス出版
  2. ^ これだけ違う! 航空会社ごとの重大事故リスク

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ