ガルーダ・インドネシア航空

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ガルーダ・インドネシア航空
Penerbangan Garuda Indonesia
IATA
GA
ICAO
GIA
コールサイン
INDONESIA
設立日 1949年
ハブ空港 スカルノハッタ国際空港
デンパサール国際空港
焦点空港 ハサヌディン国際空港
ジュアンダ国際空港
クアラナム国際空港
マイレージサービス GarudaMiles
会員ラウンジ Garuda Indonesia Executive Lounge
同盟 スカイチーム
保有機材数 114機
就航地 56都市
親会社 インドネシア共和国政府
本拠地 インドネシアの旗 インドネシア ジャカルタ
代表者 Emirsyah Satar
(President and CEO)
外部リンク http://www.garuda-indonesia.co.jp/
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ガルーダ・インドネシア航空 ボーイング737-800
成田国際空港でフライトを待つガルーダ・インドネシア航空 ボーイング747(旧塗装)

ガルーダ・インドネシア航空(ガルーダ・インドネシアこうくう、インドネシア語: PT (Persero) Perusahaan Penerbangan Garuda Indonesia)は、1949年に設立されたインドネシア国営航空会社。日本では「ガルーダ航空」とも、英語圏ではGaruda Indonesiaとも表記される。

概要[編集]

社名の「ガルーダ」は、インドネシアの国章でもあるヒンドゥー教の神鳥ガルダから取られている。ガルダはヴィシュヌ神を乗せ、天空を駆け抜けたと言われており、機体の垂直尾翼に描かれているロゴには”安全で快適な空の旅を”との願いが込められている。当初は旧宗主国のKLMオランダ航空が運航していた諸島間運航を引き継ぐ形で運航を開始、1954年3月には100%国有化された。インドネシアのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。

ハッジチャーター[編集]

イスラム教国のインドネシアの航空会社である為、時期によってはメッカ巡礼の為、他社から機材をリースしてチャーター便を運航(ハッジチャーター)したりするので、保有機材中にハイブリッド塗装の機体が見られることがよくあり、運航の合間に通常定期路線に同機材を投入することもある。

機内入国審査プログラム[編集]

一部の長距離便で、独自の入国審査プログラム「機内入国審査プログラム」が行われている[1][2]。これは、搭乗前にビザ代金を支払い、機内にて到着ビザの発給と入国審査を同乗する入国審査官が行い、到着後は専用ブースを通って入国ができる。

1990年代[編集]

創立時からほぼ全世界に等しいほど乗り入れていたが、1997年アジア通貨危機によりマニラ・ホノルル経由ロサンゼルス便率いる北米線とと欧州線のほとんどが廃止された。

2001-2009年[編集]

EUが「安全性に問題がある」として、他の全てのインドネシアの航空会社とともに2007年7月6日からのEU域内への乗り入れ禁止を決定されていた[3]

また、アメリカ連邦航空局(FAA)も、全てのインドネシアの航空会社は安全面の水準がICAOの基準に合わないとされ、ガルーダ・インドネシア航空の搭乗予定者(特にアメリカ人)に注意を呼びかけている(2007年4月現在)。スカイチーム加盟航空会社との提携も旅客・貨物ともすべて中止していた(2009年4月現在)。

ジャカルタまたはデンパサールを起点に、2009年をめどに再びロンドンアムステルダムフランクフルトへの3路線への就航を計画し、2008年2月にボーイング社に最新機材を大量発注した上、2007年以降に大きな事故がないことからEU域内への乗り入れ禁止解除を要望していた。しかし、2008年7月24日のリリースで「安全対策がまだ不十分」として却下されたが、一年後の2009年7月14日にリスト更新で同社の管理体制が国際基準の安全性を満たしているとして、他3社と同時に2年ぶりに禁止解除され、2010年6月よりジャカルタ/ドバイ/アムステルダム線の運航を再開した。

2009年-現在[編集]

EUの乗り入れ禁止解除を受け、2009年7月に「the Quantum Leap」という再建計画を発表した[4]。また同時にロゴ、制服、機体塗装、尾翼のデザインなどが一新された。このデザインはアメリカの大手デザイン事務所ランドーアソシエイツによるものである[5]。 2010年11月23日に航空連合スカイチームに加盟する契約を締結し[6]、2014年3月5日に加盟した[7][8]。それに合わせて、スカイチーム塗装をまとったB737-800(機体番号:PK-GMH)もお披露目されている。

2012年3月13日に日本就航50周年を迎え、4月27日に東京国際空港へ乗り入れた[9][10]2013年10月16日に山梨県と相互協力協定を締結[11]。2014年3月30日からインドネシア - 日本路線とジャカルタ・デンパサール発着 国内線の一部で全日本空輸 (ANA) とコードシェアを開始した[12]

2015年3月に「the Quantum Leap」の一環として廃止した中部国際空港への乗り入れを寄港地のデンパサールからジャカルタに変更される形で再開する予定。主な理由として愛知県からの自動車関係を中心とした企業がインドネシアへの進出が急増した事が挙げられる[13]

就航都市[編集]

便名[編集]

  • GA086-089: ヨーロッパ
  • GA100-199: 国内線(スマトラ)
  • GA200-299: 国内線(中部ジャワ、マラン)
  • GA300-399: 国内線(スラバヤ)
  • GA400-499: 国内線(バリ、ヌサ・トゥンガラ)
  • GA500-599: 国内線(カリマンタン)
  • GA600-699: 国内線(スラウェシ、マルク、パプア)
  • GA700-799: オーストラリア
  • GA800-899: アジア
  • GA900-999: 中東

機内サービス[編集]

ガルーダ・インドネシア航空の機内食、東京-デンパサール

座席構成は、一部を除きビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制で、ボーイング777-300ERのみ機内Wi-Fiを搭載したファーストクラスの設定がある3クラス制となっている。中・長距離路線では、最新の機内エンターテイメントシステムが搭載されている。日本発着路線の機内食では、インドネシア料理のほか和食・洋食が提供され、ビジネスクラスを対象に事前予約も可能である。

機材[編集]

エアバスA330-200型機
ボーイング B777-300ER型機

ガルーダ・インドネシア航空の機材は以下の航空機で構成される。(2014年6月現在)

機 種 保有数 発注数 座席数 備 考
F C Y
エアバス A330-200 11 0 36 186 222
エアバス A330-300 6 17 42 215 257
1 36 215 251 新座席配置
ボーイング 737-300 2 16 94 110 退役予定
ボーイング 737-500 3 12 84 96 退役予定
ボーイング 737-800 69 33 12 144 156
ボーイング 747-400 2 42 386 428 退役予定
ボーイング 777-300ER 5 5 8 38 268 314
ボンバルディア CRJ1000 NextGen 15 3 12 84 96 サブブランド "Explore Jet" として運航
ATR 72-600 5 13 70 70 サブブランド "Explore" として運航
119 71

なお、同社が自社発注したボーイング社製旅客機のカスタマーコード(顧客番号)はU3で、航空機の形式名は737-5U3、737-8U3、777-3U3などとなる。

過去に運航していた主な機材[編集]

ダグラスDC-3
ボーイング747

事故と事件[編集]

1950年の最初の事件以来、ガルーダ・インドネシア航空は14回の死亡事故が起きている。最近の主なものを挙げる。

出典[編集]

  1. ^ 機内入国審査プログラム Garuda Indonesia
  2. ^ Immigration on Board Garuda Indonesia
  3. ^ List of airlines banned within the EU
  4. ^ “"Quantum Leap" planned for post-EU ban Garuda”. eTurbo News. (23/7/09). http://www.eturbonews.com/10556/quantum-leap-planned-post-eu-ban-garuda 2010年12月9日閲覧。 
  5. ^ Garuda Indonesia Introduces vibrant new brand identity by Landor Associates(ランドーアソシエイツ公式サイト)
  6. ^ ガルーダ・インドネシア航空、スカイチームに加盟(ガルーダ・インドネシア航空日本語公式サイトより)
  7. ^ http://response.jp/article/2013/12/17/213153.html ガルーダ・インドネシア航空、スカイチームに加盟…2014年3月5日から航空2013年12月17日(火) 10時05分 レスポンス
  8. ^ ガルーダ・インドネシア航空がスカイチームに加盟
  9. ^ [1]
  10. ^ [2]
  11. ^ ガルーダ・インドネシア航空 山梨県と相互協力に係る覚書を締結(2013年10月23日、朝日新聞
  12. ^ ANA、ガルーダ・インドネシア航空とコードシェア 3月30日から Traicy 2014年3月10日付
  13. ^ 中日新聞 2014年7月1日 夕刊一面(中日新聞社
  14. ^ ガルーダ・インドネシア、ロンドン線の就航を延期 滑走路の強度足りず FlyTeam 2013年8月2日付

関連項目[編集]

外部リンク[編集]