名古屋飛行場
| 名古屋飛行場 Nagoya Airfield |
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| IATA:NKM-ICAO:RJNA | |||
| 概要 | |||
| 国・地域 | |||
| 設置場所 | 愛知県豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市 | ||
| 空港種別 | その他 | ||
| 運営者 | 愛知県 | ||
| 標高 | 16 m・53 ft | ||
| 位置 | 北緯35度15分18秒 東経136度55分28秒座標: 北緯35度15分18秒 東経136度55分28秒 |
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| ウェブサイト | |||
| 滑走路 | |||
| 方向 | ILS | 全長×全幅 (m) | 表面 |
| 16/34 | Yes | 2,740×45 | 舗装 |
| リスト | |||
| 国際空港の一覧 | |||
名古屋飛行場(なごやひこうじょう、英語名:Nagoya Airfield)は、愛知県にある飛行場である。名古屋飛行場は航空法上の正式名称であり[1]、空港施設の通称は県営名古屋空港(けんえいなごやくうこう、英語名:Prefectural Nagoya Airport)である。所在地から小牧空港(こまきくうこう)とも呼ばれる。
かつては国内線・国際線共に数多く発着していたが、中部国際空港(愛称:セントレア)開港と同時に大部分の路線が同空港に移転したほか、当空港は第二種空港から飛行場に指定変更され、正式名称もそれまでの「名古屋空港」から「名古屋飛行場」となり現在に至る。
時刻表上では「名古屋」と表記されるが、中部空港発着便も同じく「名古屋」と表記することが多く、2空港の混同を避けるために中部空港発着便は「名古屋(中部)」とし、当空港発着便は「名古屋(小牧)」と明確に区別する場合がある。
目次 |
[編集] 概要
名古屋市の中心から北へおよそ15kmの濃尾平野北東部に位置しており、行政区分上では西春日井郡豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市(北区)の3市1町にまたがっている。当空港は、航空自衛隊小牧基地に隣接しており、滑走路を共有しているが、防衛省設置管理の共用飛行場ではない。管制業務は、飛行場管制業務と着陸誘導管制業務を航空自衛隊小牧管制隊が実施しており、進入管制業務とターミナル管制業務については、中部空港にある国土交通省大阪航空局中部空港事務所が広域管制によって実施している。
2011年7月現在、旅客定期便はフジドリームエアラインズによる1社4路線のみであるが、名古屋市中心部から当空港までは中部空港より近いため、利用者は多い。
ビジネスジェットの運航などゼネラル・アビエーションに力を入れており、ビジネス機専用ターミナルが国内線ターミナルとは別の出入り口に設置されている。トヨタ自動車のような地元企業、N688TTなどを中心にビジネスの拠点として多くのビジネスジェットに利用されているほか、F1の日本グランプリが鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される時にはドライバーの中継地になっている。また、毎年ビジネスフォーラムが開催される。
[編集] 歴史
[編集] 前史
1934年7月に名古屋港埋立地10号地に名古屋国際仮飛行場として開港、1940年に名古屋飛行場となる。同時期に同じく11号地の埋め立てが許可され、1941年に名古屋国際飛行場が開港。拡張のため一時閉鎖(1944年)するが、終戦後は放置される。現在は東邦ガス空見環境センターになっている。
[編集] 小牧飛行場時代
- 1944年(昭和19年) 2月1日 - 旧日本陸軍小牧飛行場として建設。(滑走路1,500m)
- 1945年(昭和20年) - 米軍により接収。
- 1952年(昭和27年)3月20日 羽田 - 名古屋 - 伊丹の定期路線開設。
- 1957年(昭和32年)9月15日 - 新ターミナルビル完工。
- 1958年(昭和33年)6月 - 飛行場拡張工事完了(滑走路2740m、1983年12月22日まで2361mで運用)後、9月15日に米軍より正式返還。
- 1960年(昭和35年)3月16日 - 全日空DC‐3型機と航空自衛隊F-86型戦闘機が滑走路上で衝突、両機とも大破。3人死亡。
[編集] 名古屋空港時代
1952年から2005年にかけては、愛知県の玄関口としての機能を持ち、日本国内の主要空港の一つであった。しかし、中部国際空港の開港により、ほとんどの旅客定期便が同空港に移転された。
また、北朝鮮の高麗航空がマツタケ輸入や在日朝鮮人の祖国訪問目的などのため、年に数回チャーター便が飛来していたことがあるが、2002年4月1日から適用を開始した国際民間航空機関(ICAO)による厳しい騒音基準により、同社の乗り入れ機材であるツポレフTu-154Bは適合しなくなったため、以降一度も乗り入れていない。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 第二種空港に指定され、名称が「名古屋空港」となった。
- 1962年(昭和37年)8月30日 - 日本航空機製造YS-11が初飛行に成功。
- 1964年(昭和39年)4月10日 - 新ターミナルビル共用開始。
- 1966年(昭和41年)3月11日 - 国際定期便開設(小牧 - 伊丹 - 台北 - 香港)。
- 1986年(昭和61年)7月20日 - 国内線新ターミナル完成、旧ターミナルを国際線専用とする。
- 1994年(平成6年)4月26日 - 中華航空140便が着陸に失敗、墜落。死者264人(中華航空140便墜落事故)。
- 1999年(平成11年)4月9日 - 国際線旅客ターミナル完成。
- 2004年(平成16年)10月31日 - 併設されていた航空宇宙館が閉館。
- 2005年(平成17年)2月16日 - 日本航空系の一部国内線を除き、全ての旅客定期便の運航を終了。国際線旅客ターミナル閉館。国土交通省によるターミナル管制業務を終了。
2005年2月16日には、この日の出発最終便である20:45発サイパン行チャーター機日本航空8839便を航空会社・空港両関係者がペンライトを持って見送り、第二種空港としての幕を閉じた。なお、この飛行機は折り返し中部空港到着の1番機(日本航空8830便)でもあった。
[編集] 名古屋飛行場時代
中部空港開港以降、設置管理を国土交通省から愛知県へ移管、設置区分も「第二種(A)空港」から「その他公共用飛行場」に変更され、「名古屋飛行場(県営名古屋空港)」となった。旧名古屋空港のIATA空港コードであったNGOはセントレアへ移管され、ICAO 4レターコードも旧名古屋空港のRJNNからRJNAへ変更された(セントレアがRJNNになったわけではなくRJGGである)。また、前述のように一部管制業務を国土交通省航空局から航空自衛隊小牧管制隊に移管した。なお、定期便や国内・海外飛来機等の旅客は全て従来の国内線旅客ターミナルビルにて取り扱い、税関・出入国審査・検疫は1つの部屋にまとまった小規模なものとなり、新たに屋根付きフィンガーコンコース(日本初)を新設した。
日本航空グループのジェイエアが広島西飛行場から本社・ベースを移転し、ジェイエアの拠点飛行場となった。2011年3月までにジェイエアが当空港から全面撤退することに伴い、大阪国際空港(通称:伊丹空港)近隣ビルに移転した[2]。
- 2005年(平成17年)2月17日 - 設置者を愛知県に移管。「その他飛行場」へ指定変更。進入管制及びターミナルレーダー管制業務は中部空港が一括して担当。飛行場管制業務及び着陸誘導管制業務を、航空自衛隊小牧管制隊に移管。「名古屋空港」から「名古屋飛行場」に名称変更。
- 2007年(平成19年)10月31日 - 三菱重工のテストパイロットが操縦する 航空自衛隊所有のF-2B戦闘機が離陸に失敗し炎上。乗員2名は脱出したものの重軽傷を負った。
- 2009年(平成21年)2月24日 - フジドリームエアラインズ1号機が到着、名古屋飛行場をベースに路線訓練を開始。
- 2010年(平成22年)2月17日 - マスコットキャラクター「なごぴょん」が誕生。
- 2011年(平成23年)
[編集] ジェイエア撤退とその後
2010年1月に経営破綻した日本航空の再建を巡り、同社の子会社であるジェイエアは当初、小型機中心の運航により採算を取ることが可能と考えられたことから、中部国際空港から当空港への路線移管も含め、路線を維持することで検討が進められた。
しかし、以下の理由から2011年春までに当空港から全面撤退することが表明された。これに対し地元自治体は「小牧基地の機能強化に繋がる」として強い反発を示していた[4]。
- 中部国際空港は便数が減り続けている。
- 競合他社である全日本空輸は、名古屋地区は中部国際空港においてのみ路線展開をしていること。
- 2007年における中部国際空港との合意(当空港における新規路線開拓などの停止)。
- 旅客分散による中部国際・県営名古屋の両空港及び全日本空輸・日本航空の両社の“共倒れ”を恐れた国土交通省ならびに債権者である銀行団からの反発。
- 定期便を中部国際空港に一元化させたい愛知県航空対策課や地元経済界の意向。
一方、静岡県の地域航空会社であるフジドリームエアラインズが県営名古屋空港への定期便の就航に意欲的な姿勢を見せており、日本航空の一部路線引き継ぎも視野に入れて愛知県と交渉中であることが発表され[5]、この交渉の結果、福岡空港便の引き継ぎが決定した。さらに、2011年3月27日にはジェイエアが熊本空港便を廃止したが、同日からフジドリームエアラインズが路線を引き継いだ[6]。
これにより、ジェイエア撤退後の当空港において、定期便が一つも無い空港になることは回避できた。
日本航空は、不採算路線の一つであり2010年5月をもって運休した中部国際空港 - いわて花巻空港便を、当空港発着に移管・変更して復活させ、2011年上半期中の就航を検討していることが明らかになった。なお、「県営名古屋空港発着であれば黒字化は可能である」というのは、あくまでも日本航空が出した独自試算である。同社は座席数が150から半分以下である50席の小型ジェット機に縮小することも合わせて検討している。
2010年10月30日をもって廃止した中部国際空港 - 青森空港便も同様に検討されていたが、やはり愛知県航空対策課や地元経済界は定期便を中部国際空港に一元化させたいことから反発しており、当空港周辺自治体において花巻 - 名古屋便復活に対する話し合いが行われた際も、当空港発着にするか中部国際空港発着にするかという点において「定期便を中部国際空港に一元化するという約束に反する」として議論が加熱し、日本航空への批判も出た[7]。そして日本航空は、2011年3月の航空ダイヤ改正においても、愛知県からの同意を得られなかったことを理由に、花巻 - 名古屋線は引き続き運休することにした[8]。
東日本大震災復興のため、上記の2路線にフジドリームエアラインズが期間限定で就航した。
[編集] 施設
- 旅客ターミナル(旧国内線ターミナル)
- ビジネス機ターミナル(国内用と国際用)
以前の国際線旅客ターミナルビルは、わずか6年しか使用されず、「中部空港の開港が予定されていたのに何故わざわざ建設したのか」という批判があった。しかし、旧国際線旅客ターミナルの処理能力が限界に達していたのも事実であり、ボーディングブリッジは旧国際線ターミナルのものをそのまま使用するなど、最低限の投資で建設された。中部空港への移管時に閉館し、周辺敷地と共に空港から切り離された。
その後、空港国際線ターミナルビルを活用し、名古屋空港ビルディングが設置主体、ユニー株式会社が開発主体となってショッピングセンターエアポートウォーク名古屋が2008年10月にオープンした。[9] なお、名古屋空港内には名古屋空港内郵便局も併設されていたが、2005年2月16日をもって廃局となった。
国内線ターミナル内の「名古屋空港航空宇宙館」は2004年10月31日に閉館となり、そこにあった航空機の一部(MU-2など)は、2005年4月1日に豊山町の神明公園内に愛知県が建設した「航空館boon」に、引き続き展示されている。
[編集] 拠点・焦点都市としている航空会社
当空港を拠点空港にしている航空会社は1社のみ。焦点空港にしている航空会社は0社である。
- フジドリームエアラインズ(拠点)
[編集] 就航路線
航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)である。
- フジドリームエアラインズ (FDA)
- フジドリームエアラインズ (FDA) ・ 日本航空 (JAL)
かつての定期就航路線(県営空港化以降)
[編集] 利用機関・会社
- 名古屋市消防局消防航空隊
- 愛知県警察航空隊
- 愛知県防災航空隊
- 中日本航空 : ヘリコプター整備も当空港で担当
- 朝日航洋 : セントラルヘリコプターサービス : ヘリコプター整備も当空港で担当
- 新日本ヘリコプター
- ファーストエアートランスポート
- 共立航空
- セコ・インターナショナル
- オールニッポンヘリコプター
- 中日新聞社管理局航空部(空から取材時の活動拠点)
- ダイヤモンドエアサービス
[編集] 周辺
- 航空自衛隊小牧基地
- 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(小牧南工場)
- エアフロントオアシス(春日井市側)
- エアフロントオアシス(小牧市側)
- 神明公園
- 航空館boon
- エアポートウォーク名古屋
- 溝口城跡
[編集] 交通
名古屋市街までは、約10km(約20分)である。
公共交通機関は少ないものの、周辺道路や1045台の駐車場が整備されているため、自家用車でのアクセスは容易である。かつては黒川駅方面から空港まで地下鉄を建設しようという計画があったものの、着工には至らなかった。
[編集] リムジンバス
[編集] 道路
- 名古屋高速11号小牧線
- 名古屋第二環状自動車道(名二環)
[編集] その他
- 小牧基地航空祭では、周辺自治体の反対によりブルーインパルスの展示飛行は実施されていない。
- 岐阜放送でテレビCMを放送している。なお、岐阜県の一部(岐阜市、大垣市周辺など名鉄もしくはJR東海道本線沿線)からだと中部国際空港より利便性が高い。
[編集] 参考文献
- 「日本のエアポート04 東海3空港」イカロス出版
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 県営名古屋空港 - 名古屋空港ビルディング
- 県営名古屋空港 - 愛知県
- フジドリームエアラインズ (FDA)
- Nagoya-Komaki International Airport profile - Aviation safety Network
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