名古屋飛行場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 名古屋飛行場 Nagoya Airfield |
||||
|---|---|---|---|---|
| IATA:NKM-ICAO:RJNA | ||||
| 概要 | ||||
| 国・地域 | ||||
| 設置場所 | 愛知県豊山町 | |||
| 空港種別 | その他 | |||
| 運営者 | 愛知県 | |||
| 標高 | 16 m・53 ft | |||
| 位置 | ||||
| ウェブサイト | ||||
| 滑走路 | ||||
| 方向 | ILS | 全長×全幅(m) | 表面 | |
| 16/34 | ? | 2,740×45 | 舗装 | |
| リスト | ||||
| 国際空港の一覧・日本の空港 | ||||
名古屋飛行場(なごやひこうじょう、Nagoya Airfield)とは、愛知県にある飛行場である。
「名古屋飛行場」が日本の航空法上の正式名称であるが、愛知県からは独自に「県営名古屋空港(けんえいなごやくうこう、Prefectural Nagoya Airport)」との愛称も与えられている。所在地から「小牧空港」と呼ばれることもある。
1960年から「名古屋空港」を名称として使ってきたが、正式に飛行場となったことと2005年に中部国際空港が開港したことにより、正式名称を「名古屋飛行場」とした。
時刻表上では名古屋、特に中部国際空港と区別する必要がある場合は名古屋(小牧)と表記される。
目次 |
[編集] 概要
行政区分上では西春日井郡豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市(北区)の3市1町にまたがっている。航空自衛隊小牧基地に隣接しており、滑走路を共有しているが、防衛省設置管理の共用飛行場ではない。管制業務は、中部国際空港の開港と同時に飛行場管制業務と着陸誘導管制業務を防衛庁(現防衛省)に移管し、航空自衛隊小牧管制隊が業務を実施している。また、進入管制業務とターミナル管制業務は国土交通省大阪航空局中部空港事務所が、中部国際空港からの広域管制によって実施している。
1952年 - 2005年にかけては、愛知県の玄関口としての機能を持ち、日本国内の主要空港の一つであった。旅客ターミナル拡張にあたっては、国内線の新ターミナルを建設して、旧ターミナルを国際線専用とするという手法をとっているため、年代により建物の名称が異なるので注意が必要である。
中部国際空港が開港した2005年2月17日以降は、国内・国際線はほとんどが新空港に移転、設置管理を国土交通省から愛知県へ移管、設置区分も「第二種(A)空港」から「その他公共用飛行場」に変更され、「名古屋飛行場(愛称:県営名古屋空港)」となった。旧名古屋空港のIATA空港コードであったNGOは中部国際空港へ移管され、ICAO 4レターコードも旧名古屋空港のRJNNからRJNAへ変更された(なお、中部国際空港がRJNNになったわけではなく、中部はRJGGである)。また、前述のように一部管制業務を国土交通省航空局から航空自衛隊小牧管制隊に移管した。尚、定期便や国内・海外飛来機等の旅客は全て従来の国内線旅客ターミナルビルにて取り扱い、税関・出入国審査・検疫は1つの部屋にまとまった小規模なものとなり、新たにフィンガーコンコースを新設した。
2005年2月16日には出発最終便である20:45発サイパン行きのチャーター機JAL8839便(折り返し中部国際空港到着の1番機JAL8830でもある)JA607Jを航空会社・空港関係者がペンライトを持って見送り、大勢のファンに惜しまれつつ、第二種空港としての幕を閉じた。
なお、2005年2月、日本航空グループのジェイエアが広島西飛行場から本社・ベースを移転し、ジェイエアの拠点飛行場となった。ジェイエアはワンワールドに加盟しているものの、その他の加盟航空会社は中部国際空港発着となっているため、名古屋においてのシームレスな乗り継ぎは利便性が劣るが名古屋市内から比較的近いこともあり、利用者も多い。そのため名古屋-福岡線は中部便が撤退し、小牧便のみが残っている。
現在はビジネスジェットの運航などゼネラル・アビエーションに力を入れており、ビジネス機専用ターミナルが国内線ターミナル内に新設され、トヨタ自動車のような地元企業、N688TTなどを中心にビジネスの拠点として多くのビジネスジェットに利用されているほか、F1の日本グランプリが鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で開催される時にはドライバーの中継地になっている。また毎年ビジネスフォーラムが開催される。
[編集] 歴史
名古屋飛行場としては、名古屋港埋立地10号地(1934年7月)で開港後、11号地に名古屋国際飛行場(1941年)として移転する。拡張のため一時閉鎖(1944年)するが、終戦後は放置される。
- 1944年(昭和19年) 2月1日 - 旧日本陸軍小牧飛行場として建設。(滑走路1,500m)
- 1945年(昭和20年) - 米軍により接収。
- 1952年(昭和27年)3月20日 - 東京~名古屋~大阪線の定期路線開設。
- 1957年(昭和32年)9月15日 - 新ターミナルビル完工。
- 1958年(昭和33年)6月 - 飛行場拡張工事完了(滑走路2740m、1983年12月22日まで2361mで運用)後、9月15日に米軍より正式返還。
- 1960年 (昭和35年)3月16日 - 全日空DC‐3型機と航空自衛隊F-86型戦闘機が滑走路上で衝突、両機とも大破。3人死亡。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 第二種空港に指定され、名称が「名古屋空港」となった。
- 1962年(昭和37年)8月30日 - 日本航空機製造YS-11が初飛行に成功。
- 1964年(昭和39年)4月10日 - 新ターミナルビル共用開始。
- 1966年(昭和41年)4月18日 - 国際線開設
- 1986年(昭和61年)7月20日 - 国内線新ターミナル完成
- 1994年(平成6年)4月26日 - 中華航空140便が着陸に失敗、墜落。死者264人。(中華航空140便墜落事故)
- 1999年(平成11年)4月9日 - 国際線旅客ターミナル完成
- 2004年(平成16年)10月31日 - 併設されていた航空宇宙館が閉館。
- 2005年(平成17年)2月16日 - 一般国内線・国際線の運航終了。国際線旅客ターミナル閉館。国土交通省によるターミナル管制業務を終了。
- 2005年(平成17年)2月17日 - 設置者を愛知県に移管。その他飛行場へ指定変更。進入管制及びターミナルレーダー管制業務は中部国際空港が一括して担当。飛行場管制業務及び着陸誘導管制業務を、航空自衛隊小牧管制隊に移管。「名古屋空港」から「名古屋飛行場」に名称変更。
- 2007年(平成19年)10月31日 -三菱重工のテストパイロットが操縦する 航空自衛隊所有のF-2B戦闘機が離陸に失敗し炎上。乗員2名は脱出したもの重軽傷を負った。
- 2009年(平成21年)2月24日 - フジドリームエアラインズ1号機が到着、名古屋飛行場をベースに路線訓練を開始。
[編集] 施設
- 旅客ターミナル(旧国内線ターミナル)
- ビジネス機ターミナル
以前の国際線旅客ターミナルビルは、わずか6年しか使用されず、「中部国際空港の予定があったのになぜわざわざ建設したのか」という批判は根強い。しかし旧国際線旅客ターミナルの処理能力が限界に達していたのも事実で、ボーディングブリッジは旧国際線ターミナルのものをそのまま使用するなど、最低限の投資で建設された。移管時に閉館し、周辺敷地と共に空港から切り離された。
その後、空港国際線ターミナルビルを活用し、名古屋空港ビルディングが設置主体、ユニー株式会社が開発主体となってショッピングセンターエアポートウォーク名古屋が2008年10月にオープンした。 日本国内において閉鎖された空港ターミナルビルが商業施設に転用された事例は、史上初である。[1] なお、名古屋空港内には名古屋空港内郵便局も併設されていたが、2005年2月16日をもって廃局となった。
国内線ターミナル内の「名古屋空港航空宇宙館」は2004年10月31日に閉館となり、そこにあった航空機の一部(MU-2など)は、2005年4月1日に豊山町の神明公園内に愛知県が建設した「航空館boon」に、引き続き展示されている。
[編集] 周辺施設
- 航空自衛隊小牧基地
- 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(小牧南工場)
- エアフロントオアシス(春日井市側)
- エアフロントオアシス(小牧市側)
- 神明公園
- 航空館boon
- エアポートウォーク名古屋
[編集] 拠点・焦点都市としている航空会社
1社の航空会社がこの空港をハブ空港(拠点都市)としている。また、0社が焦点都市として運行している。
[編集] 就航路線
航空会社名が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便
かつては北九州空港へも就航していた。また、2007年のセントレアとの合意[3]により定期便の「新規路線と主要路線の増便」は閉ざされている。
[編集] 利用機関・会社
- 名古屋市消防局消防航空隊
- 愛知県警航空隊
- 愛知県防災航空隊
- 中日本航空
- 朝日航洋
- 新日本ヘリコプター
- ファーストエアートランスポート
- 共立航空
- セコ・インターナショナル
- オールニッポンヘリコプター
- 中日新聞社(空から取材時の活動拠点)
[編集] 空港へのアクセス
名古屋市街まで約10 km(20分)
[編集] バス
[編集] 道路
- 名古屋高速11号小牧線
- 東名阪自動車道
- 大阪方面からは山田東インターチェンジ
- 東京方面からは楠インターチェンジ
[編集] その他
[編集] 脚注
- ^ エアポートウォーク名古屋とは|アピタとシネマと135の専門店エアポートウォーク名古屋
- ^ [1] JAL便名で運行している
- ^ 座席制限を60から100に増やすことも合意 出典:「航空情報 2009-2」 酣燈社
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 名古屋空港ビルディング株式会社
- 県営名古屋空港(愛知県ウェブサイト内)
- J-AIR
- Aviation safety Network
- 運輸政策審議会
|
|||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

