スターアライアンス
| スターアライアンス Star Alliance |
||
|---|---|---|
| 設立日 | 1997年5月14日 | |
| 加盟数 | 議決権 | 28社[1] |
| 無議決権 | 0社 | |
| 未決定 | 0社 | |
| 就航地 | 空港 | 1,329ヶ所[1] |
| 国 | 194ヶ国[1] | |
| 年間旅客数 | 6億7058万人[1] | |
| 保有機材数 | 4,570機[1] | |
| 公式サイト | staralliance.com | |
スターアライアンス (英: Star Alliance) は、1997年5月14日に設立された世界で最初及び、世界最大の航空連合である。その加盟会社による就航国は190ヶ国余り、1,300以上の空港に達し、1日当たりの便数は21,000便を超える。
目次 |
概要[編集]
スターアライアンスメンバーが就航する代表的な空港としてドイツのフランクフルト国際空港があげられる。本部機能をつかさどる現地法人スターアライアンスサービス会社 (Star Alliance GmbH) はフランクフルト国際空港第1ターミナルに隣接するフランクフルトエアポートセンターに本拠地を置いている。サービス会社の役割はスターアライアンス加盟各社のコーディネートやサポートを担うことで、意思決定の権限は有していない[2]。
歴史[編集]
- 1997年5月14日 : エア・カナダ、ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空の5社によって設立。 直後に、ヴァリグ・ブラジル航空が加盟。
- 1999年 : ニュージーランド航空、アンセット・オーストラリア航空、全日本空輸が加盟。
- 2000年 : シンガポール航空、bmi、メキシカーナ航空、オーストリア航空が加盟。
- 2001年 : アンセット・オーストラリア航空が、運航停止のため脱退。
- 2003年 : アシアナ航空、LOTポーランド航空、スパンエアーが加盟。
- 2004年 : USエアウェイズが加盟。メキシカーナ航空が脱退。アドリア航空、クロアチア航空、Blue1がリージョナル・メンバーとして加盟。
- 2005年3月14日 : TAP ポルトガル航空が加盟。
- 2006年4月1日 : 南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズが加盟。
- 2007年1月31日 : ヴァリグ・ブラジル航空が、破産のため脱退。
- 2007年12月12日 : 中国国際航空、上海航空が加盟。
- 2008年4月1日 : トルコ航空が加盟。
- 2008年7月11日 : エジプト航空が加盟。
- 2009年10月27日 : コンチネンタル航空が加盟。
- 2009年12月9日 : ブリュッセル航空が加盟。
- 2010年5月13日 : TAM航空が加盟。
- 2010年6月30日 : エーゲ航空が加盟。
- 2010年10月31日 : 上海航空が、中国東方航空との合併により脱退[3]。
- 2011年12月13日 : エチオピア航空が加盟[4]。
- 2012年1月27日 : スパンエアーが、破産のため脱退。
- 2012年4月20日 : bmiが、ブリティッシュ・エアウェイズの親会社・インターナショナル・エアラインズ・グループ (IAG)への売却により脱退[5]。
- 2012年6月21日 : アビアンカ航空、TACA航空、コパ航空が加盟。
- 2012年11月1日 : Blue1が親会社であるスカンジナビア航空(SAS)の運航会社に改組[6]されたことに伴い脱退、同社のアフィリエイトメンバーとなる。
- 2012年11月29日 : 深圳航空が加盟[7]。
- 2013年6月18日 : エバー航空が加盟[8]。
- 2014年 : TAM航空が、ラン航空との経営統合に伴う「ワンワールド」移籍により脱退予定。
加盟航空会社[編集]
スターアライアンスは、2004年度より加盟会社をメンバーとリージョナル・メンバーに分けていたが、2009年9月頃リージョナル・メンバーを廃止した。
メンバー[編集]
メンバーは所定の要件を満たした会社で、アライアンス社長会での議決権を持つ。また、メンバーの子会社も任意でメンバーの一部として扱うことができる。[9]
メンバーはサイトおよび各種印刷物などに"A STAR ALLIANCE MEMBER"と記載している。
1 創立時のメンバー
2 メンバーである中国国際航空の関連会社であるが、独自に加盟。
リージョナル・メンバー[編集]
かつて存在していたリージョナル・メンバーは議決権を持たず、また加盟資格の1つとしてメンバー1社の後援を受けることとしていた。アドリア航空とクロアチア航空はルフトハンザドイツ航空の支援を、Blue1は親会社であるスカンジナビア航空の支援を受けていが、2009年9月頃、リージョナル・メンバー3社を正規メンバーに昇格させるとともにリージョナル・メンバーを廃止した。
リージョナル・メンバーは"A REGIONAL STAR ALLIANCE MEMBER"という表記を各種印刷物やwebサイトなどに加えていた。
加盟予定航空会社[編集]
加盟が保留されている航空会社[編集]
インド エア・インディア - 2007年12月13日、スターアライアンス社長会で加盟を決議[10]。2010年10月に正式加盟の予定であったが、エア・インディアとインディアン航空の統合に伴うシステム関連の作業が間に合わず[11]、2011年7月31日に延期された[12]ものの、加盟条件を満たさず保留となった[13]。
ギリシャ オリンピック航空 - エーゲ航空と合併し、オリンピック航空として加盟予定であったが、欧州委員会により合併が認められず[14]、加入の見通しは立っていなかった。しかし、2012年10月22日に当社の大株主である Marfin Investment Group Holdings S.A がエーゲ航空への当社の売却に合意[15]。承認を経て買収が成立すれば、当社はエーゲ航空の加盟子会社となる可能性がある。
元加盟航空会社[編集]
| 航空会社 | 国 | 加盟した年 | 脱会した年 | 脱会理由 | 子会社 |
|---|---|---|---|---|---|
| アンセット・オーストラリア航空 |
1999
|
2001
|
倒産 | — | |
| メキシカーナ航空 |
2000
|
2004
|
ワンワールド加盟準備 | — | |
| ヴァリグ・ブラジル航空 |
1997
|
2007
|
破産して国際路線網を縮小し、メンバーとしての基準を満たせず | — | |
| 上海航空 |
2007
|
2010
|
親会社の中国東方航空のスカイチームへの加盟調印を受け、自らも中国東方航空のアフィリエイトとしてスカイチームに参加準備[16] | — | |
| コンチネンタル航空 |
2009
|
2011
|
ユナイテッド航空との対等合併 | → → → → → → |
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| スパンエアー |
2003
|
2012
|
倒産 | - | |
| bmi |
2000
|
2012
|
ワンワールドメンバーであるブリティッシュ・エアウェイズの親会社・IAGへの売却及びBAへの統合 | ||
| Blue1 |
2004
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2012
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親会社であるスカンジナビア航空の運航会社への改組に伴い。脱退後は同社のアフィリエイトメンバーとして同社便の共同引受運航を行う。 | - |
特徴[編集]
現在世界的な航空連合には、スターアライアンスの他にワンワールドとスカイチームがあるが、これらと比較して最も加盟航空会社が多い(27社)事がスターアライアンスの最大の特徴である。
アジアでは計7社が加盟しており、ワンワールド(3社)、スカイチーム(5社)に比べ、東アジア、東南アジアの路線網が充実している。
ヨーロッパでは設立当初からルフトハンザドイツ航空とスカンジナビア航空が参加している。後にオーストリア航空等数多くの航空会社の参加が続いているが、参加航空会社の内、オーストリア航空やLOTポーランド航空など(この2社は元クオリフライヤー加盟)の数社はそれまで自社で運営してきたプログラムを停止し、ルフトハンザドイツ航空の「Miles & More」への乗り換えを行った上で参加している。中欧のドイツ語圏、北欧・南欧の航空会社が加盟しているため、エールフランスやKLMオランダ航空、アリタリア-イタリア航空、アエロフロート・ロシア航空を中心とするスカイチームや、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空やフィンランド航空を擁するワンワールドと比肩するネットワークを有している。
北米では、他の2つのアライアンスにはないカナダの大手航空会社であるエア・カナダが加盟していることが強みである。また、2009年10月にはスカイチームからコンチネンタル航空が移籍(後にユナイテッド航空と合併)したことにより、更にその利便性が高まった。
中米及びカリブ海地域では、2004年にメキシカーナ航空が脱退した(その後、2009年にワンワールドへ加盟)が、アビアンカ航空、タカ航空、コパ航空が加盟しており高い利便性を有している。
南米では当時最大の航空会社であったヴァリグ・ブラジル航空が破産し脱退したため、本拠地を置く航空会社を持たない状況が続いていた。しかし、2010年5月13日に現在ブラジル最大の航空会社であるTAM航空が加盟し、さらに2012年にアビアンカ航空、タカ航空が加盟したことにより南米のネットワークが拡大した。ところがTAM航空はワンワールド所属のラン航空に経営統合された関係で2014年に脱退する事となり、再び南米路線が弱点となっている。
アフリカでは、南アフリカ航空、エジプト航空、エチオピア航空が加盟しており、広範囲のネットワークを形成している。
オセアニアに関しては、アンセット・オーストラリア航空の経営破綻後は加盟航空会社がニュージーランド航空だけとなっており、カンタス航空を擁するワンワールドの後塵を拝している。
スターアライアンス・ラウンジ[編集]
スターアライアンス加盟各社の共用ラウンジで、上級会員並びにファーストクラス・ビジネスクラスの乗客が利用可能。スイスのチューリッヒ空港を皮切りに、名古屋の中部国際空港、ロサンゼルス国際空港、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港の4空港に設置されている。加盟航空会社の国を代表する料理や各国のワイン、シャンパン、ビールなどを提供している。
ターミナルの再配置[編集]
スターアライアンスの重要な戦略として加盟航空会社が1つのターミナルに集結するプロジェクト〜Move under one Roof〜(ひとつ屋根の下に集結)が挙げられる。アライアンス加盟各社のターミナル機能を共用化する事によって乗継時間の短縮や利便性の大幅な向上がなされ、アライアンス機能を更に発揮出来るようになる。日本では成田国際空港第1旅客ターミナル南ウイングに2006年6月2日から全日本空輸を中心にニュージーランド航空を除く成田に就航する加盟各社が配置されていたが、2012年3月25日からニュージーランド航空も合流、成田国際空港に就航する加盟会社全社が同一ターミナルからの発着となった。[17]アジア域内のハブ空港では仁川国際空港や北京首都国際空港、上海浦東国際空港で進められている。欧州域内ではシャルル・ド・ゴール国際空港第1旅客ターミナルやロンドン・ヒースロー空港第1旅客ターミナルなどへの再配置が進められ設備の拡充が図られている。
スターアライアンスゴールドおよびシルバー[編集]
各加盟会社の航空便に搭乗することでフリークエントフライヤープログラム(マイレージプログラムともいう。以下FFP)のマイルを貯め、一定以上の条件(各社によって異なる)を満たすと上級会員になると同時に、スターアライアンスシルバー会員 (STAR ALLIANCE SILVER) またはスターアライアンスゴールド会員 (STAR ALLIANCE GOLD) としてランクアップされる。(どのメンバーがシルバーまたはゴールドかは会員証に記載されている)
特徴は特にゴールドになった際により多くの特典を無料で享受できる。あくまでゴールド会員の方がシルバー会員よりも特典の幅、優先度は高い。その他、公表はされないが上級会員のみを対象としたキャンペーンが行われることもある。
スターアライアンスゴールド特典[編集]
- ビジネス・ファーストクラス用の搭乗手続きカウンターの利用
- ビジネス・ファーストクラス用ラウンジ(特別待合室)の無料利用
- 予約(空席待ち)の優先
- 機内への搭乗順位の優先
- 到着後の荷物受取りの優先
- 加算された搭乗マイルに対するボーナスマイル(加入したFFPが運営する航空会社に乗った場合のみ適用)
スターアライアンスシルバー特典[編集]
- キャンセル待ちの優先的取扱(出発前の予約段階)
- 空港での優先的な座席確保(希望便満席時)
各社の独自特典[編集]
上記はシルバー会員に対する加盟航空会社共通の特典であるが、各FFPによって自社便にのみに適用される異なった追加特典がある。主な内容は次の通りである。
- 加算された搭乗マイルに対するボーナスマイル(加入したFFPにより条件が異なるので注意)
- 機内への搭乗順位の優先
- 上級会員用の搭乗手続きカウンターの利用(無い場合、ビジネス・ファーストクラス用のカウンター)
会員資格[編集]
スターアライアンスシルバーおよびゴールドは次の会員が該当する。
| FFP名 | 運営航空会社 | スターアライアンスシルバー | スターアライアンスゴールド |
|---|---|---|---|
| マイレージ・プラス | ユナイテッド航空 コパ航空 |
プレミア プレミア・アソシエイト |
グローバル・サービス 1K プレミア・エグゼクティブ |
| マイルズ&モア | ルフトハンザドイツ航空 オーストリア航空 スイスインターナショナルエアラインズ LOTポーランド航空 アドリア航空 クロアチア航空 ブリュッセル航空 |
フリークエント・トラベラー | HONサークル セネター |
| アエロプラン | エア・カナダ | アエロプラン・プレステージ | アエロプラン・スーパーエリート アエロプラン・エリート |
| ロイヤルオーキッドプラス | タイ国際航空 | シルバー | プラチナ ゴールド |
| SASユーロボーナス | スカンジナビア航空 | シルバー | パンディオン ゴールド |
| ANAマイレージクラブ | 全日本空輸 | ブロンズ | ダイヤモンド プラチナ スーパーフライヤーズ |
| クリスフライヤー/PPSクラブ | シンガポール航空 | クリスフライヤー・エリートシルバー | ライフ・ソリティアPPS ソリティアPPSクラブ PPSクラブ クリスフライヤー・エリートゴールド |
| アシアナクラブ | アシアナ航空 | ゴールド | プラチナ ダイヤモンドプラス ダイヤモンド |
| エアポイント | ニュージーランド航空 | シルバー | ゴールドエリート ゴールド |
| ディビデンドマイルズ | USエアウェイズ | シルバー・プリファード | チェアマンズ・プリファード プラチナ・プリファード ゴールド・プリファード |
| ヴィクトリア | TAP ポルトガル航空 | ヴィクトリア・シルバー・ウィナー | ヴィクトリア・ゴールド・ウィナー |
| ボイジャー | 南アフリカ航空 | シルバー | ライフタイム・プラチナ プラチナ ゴールド |
| フェニックスマイル | 中国国際航空 深圳航空 |
シルバー | 生涯プラチナ プラチナ ゴールド |
| マイルズ&スマイルズ | トルコ航空 | クラシック・プラス | エリート・プラス エリート |
| エジプトエアープラス | エジプト航空 | シルバー | プラチナ ゴールド |
| TAMフィデリダージ | TAM航空 | ブルー | ブラック レッド |
| マイルズ&ボーナス | エーゲ航空 | ブルー | ゴールド |
| シェバマイルズ | エチオピア航空 | シルバー | ゴールド |
| ライフマイルズ | アビアンカ航空、TACA航空 | シルバー | ゴールド ダイヤモンド |
| インフィニティ・マイレージランド | エバー航空 | シルバーカード | ゴールドカード ダイヤモンドカード |
脚注[編集]
- ^ a b c d e FACTS & FIGURES - Star Alliance 2012年11月
- ^ That's STAR ALLIANCE 角川学芸出版
- ^ SHANGHAI AIRLINES AND STAR ALLIANCE AGREE SEPARATION - Star Alliance
- ^ ETHIOPIAN AIRLINES ACCEPTED AS FUTURE STAR ALLIANCE MEMBER CARRIER - Star Alliance
- ^ BMI FORMALLY LEAVES STAR ALLIANCE - Star Alliance
- ^ SAS will strengthen its position in Finland - スカンジナビア航空公式サイト
- ^ SHENZHEN AIRLINES ACCEPTED AS FUTURE STAR ALLIANCE MEMBER CARRIER - Star Alliance
- ^ EVA AIR JOINS THE STAR ALLIANCE NETWORK - Star Alliance
- ^ 2000年にオーストリア航空が加盟した当初は、子会社のラウダ航空とチロリアン航空はそれぞれ単一メンバーとしてグループ3社での加盟とされていたが、今日では子会社2社はいずれもオーストリア航空のアフィリエイト扱いとなっている。
- ^ http://home.airindia.in/SBCMS/WebPages/2007-AI-to-join-star-alliance.aspx
- ^ http://www.newkerala.com/news/fullnews-108348.html
- ^ Air India set to join Star Alliance by July 31
- ^ STAR ALLIANCE AND AIR INDIA PUT AIR INDIA'S ALLIANCE MEMBERSHIP APPLICATION ON HOLD - Star Alliance
- ^ ギリシャ経済最新情報 - 在アテネ日本大使館
- ^ AEGEAN agrees with MIG to acquire OLYMPIC AIR - エーゲ航空公式サイトより。2013年4月19日閲覧
- ^ Shanghai Airlines To Become Part of SkyTeam - SkyTeam
- ^ ニュージーランド航空は地上業務を日本航空に委託していたため2006年の再配置では除外されていたが、2012年3月25日からコードシェア便及び成田国際空港地上業務の提携先を全日本空輸に変更したことに伴い、第1ターミナル南ウイングに合流した。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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