岡山空港

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岡山空港
Okayama Airport
20140526岡山空港.jpg
岡山空港空撮(2014年5月) Okayama Airport.JPG
IATA:OKJ-ICAO:RJOB
概要
国・地域 日本の旗 日本
設置場所 岡山県岡山市
空港種別 商業
運営者 岡山県
運営時間 7:00 - 21:30
標高 246 m・807 ft
位置 北緯34度45分25秒
東経133度51分19秒
座標: 北緯34度45分25秒 東経133度51分19秒
ウェブサイト
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
07/25 I 3,000×45 舗装
リスト
空港の一覧

岡山空港(おかやまくうこう、Okayama Airport)は、岡山県岡山市北区にある地方管理空港である。

概要[編集]

岡山市南部に開設された旧岡山空港は地形的に滑走路の延長ができず、ジェット化のため1988年に現在地に移転した。旧岡山空港は岡南飛行場としてセスナ機など小型機専用の空港として存続している。

東京便が新幹線との競争力のある距離であり[1]、利用客の駐車場を無料にするなどの利用策を採っている。(第1駐車場をのぞく)

2008年度の利用者数は123万1000人で、滑走路拡張にあたって1997年度に岡山県が2011年度の予測値とした121万3000人を1万8000人上回り、新設・拡張時の需要予測を超えた数少ない事例とされている[2]。なお、実際の2011年度の利用者数は予測から6万人近く上回る127万人であった[3]。国内線は東日本大震災の影響で微減であったが、国際線が好調だったことで前年を上回っている。

FAZ(輸入促進地域)にも指定されており、航空貨物ターミナルも整備し、旅客だけでなく、航空物流の活性化を図っている。

2014年3月30日、日本航空が東京線を1往復増便し6往復となり、全日空の5往復と合わせ東京線は開港以来最多となる11往復となった。

歴史[編集]

施設[編集]

※空港内の全ての航空会社の地上業務、貨物・郵便業務、グランドハンドリング業務、運航支援業務と、ターミナルビルの案内業務とラウンジマスカットの案内業務は、両備ホールディングス(両備スカイサービスカンパニー)が行なっている。

2012年7月1日、日本航空が既存カードラウンジである「ラウンジマスカット」をJALラウンジとして指定し、8月9日には全日空が国内主要空港に設置している上級会員専用のANAラウンジを新設したことで、空港ターミナルビルのサービス機能が高まった。

ターミナルビル[編集]

駐車場[編集]

無料の第2駐車場(284台)、第3駐車場(299台)、第4駐車場(2,285台)と、有料の第1駐車場と合わせて3,000台を優に超える車を駐車する事ができる。旅客ターミナルビルとの距離が一番遠い第4駐車場からは往復の無料連絡シャトルバスが12分おきに出ている。また、第1駐車場中央に約100台の送迎専用のコーナーを設けている。

管制塔ビル[編集]

ターミナルビル東側[編集]

航空貨物ターミナル[編集]

※自動車で行く場合は旅客ターミナルとは別のところから入る。 ※入り口には検問がある。 広さは約3,506㎡

就航路線[編集]

航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航するコードシェア便(共同運航便)

国内線での海外航空会社とのコードシェアは、全便が対象となっているわけではない。

国内線[編集]

(岡山空港発)就航路線別旅客数/順位[5]
行き先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約94万人 上位25位

国際線[編集]

関西国際空港に比べて着陸料が安いことから、国際貨物チャーター便も時々発着する。

国際線の路線数は、県管理の第三種空港では2013年4月現在全国最多である。

廃止された路線[編集]

アクセス[編集]

運行本数・所要時間・料金等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認されたい。

エアポートリムジンバス[編集]

乗合タクシー[編集]

高速道路[編集]

鉄道の最寄り駅はJR津山線の金川駅だが、金川駅との間にバスは運行されていない。

その他[編集]

中国地方第二の空港へ[編集]

開港した1988年当時は中国地方では広島空港はもとより山口宇部空港出雲空港よりも利用者数が少ないローカル空港に過ぎず、東京線は開港当時、小型機がわずか1日2往復就航する程度の弱小路線であったが、ダブルトラック化、増便が重ねられて11往復になり、就航便数や利用者数においても広島空港に次ぐ中国地方第二の空港に発展した(→中国地方#空港)。近年では対岸の高松空港にほぼ匹敵する利用者数となっている。平成25年度は主力の東京線の利用者が101万8020人(前年度比5.1%増)と6年ぶりに100万人を回復した。空港全体の利用者数も137万5524人(前年度比3.2%増)で2年連続の増加となった[8][9][10]。国際線はソウル便、上海便、グアム便、台北便が運航され、中四国地方2位の利用者数となっている。 

経営[編集]

岡山県が運営する岡山空港は、日本全国の地方空港のなかでは開港前の需要予測を上回った数少ない例とされてきた。しかし、国土交通省の要請により2010年(平成22年)1月24日に岡南飛行場を併せた収支を県が初めて公表し、2009年度の収支は岡山空港が1億1389万円、岡南飛行場が1億8555万円の赤字であることが明らかになった。

岡山空港の収支の内訳は、収入が6億831万円。うち航空会社からの着陸料・停留料5億5471万円、残りはターミナルビルなどへの土地建物貸付料、航空機燃料税等。支出は7億2220万円、内訳は維持運営費5億1687万円、人件費1億5044万円、固定資産税相当の交付金5438万円などとしている。両空港の関係予算は特別会計でなく一般会計に計上され、いずれも県が一般財源によって補填している。

収入増対策の一環として、石井正弘県知事が2010年(平成22年)10月26日の定例会見で、海外の格安航空会社(ローコストキャリア)の国際線誘致を積極的に取り組む考えを示している。その他にも、ターミナルビル正面の第1駐車場のみ2011年(平成23年)7月1日から有料化された[11]

脚注[編集]

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  1. ^ 競合状況については山陽新幹線#東京 - 山陽各県を参照。
  2. ^ “岡山空港、需要予測上回る 利用しやすく1万8000人分”. 読売新聞: 大阪版. (2010年3月10日) 
  3. ^ “平成23年度岡山空港利用実績について” (PDF) (プレスリリース), 岡山県航空企画推進課, (2012年4月13日), http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/7713_968889_misc.pdf 
  4. ^ 岡山=台北路線 運休のお知らせ エバー航空 2014年8月4日付
  5. ^ “平成25年度の航空輸送統計の概況について” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省総合政策局, (2014年6月3日), http://www.mlit.go.jp/common/001041866.pdf 上位50位までを記載
  6. ^ 利用者減で採算とれず、台北便が運航休止へ 岡山 msn産経ニュース 2014年7月31日付
  7. ^ 2014年12月20日から同年12月28日、2015年1月24日から同年2月8日までの期間についても運休。
  8. ^ 岡山空港 岡山県航空企画推進課 (PDF) 平成23年度の年間利用者数 岡山空港1,270,213人
  9. ^ 国土交通省 高松空港実施状況報告書 (PDF) 平成23年度の年間利用者数 高松空港1,319,230人
  10. ^ 東京線6年ぶり100万人突破 岡山空港、13年度利用 山陽新聞 2014年4月16日]
  11. ^ 後楽園など駐車場有料に 山陽新聞 2011年6月30日[リンク切れ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]