岡山国際サーキット

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日本の旗 岡山国際サーキット
概要
所在地 日本の旗 日本岡山県 美作市
座標 北緯34度54分56秒
東経134度13分19秒
運営会社 株式会社岡山国際サーキット
営業期間 1990年 -
主なイベント SUPER GT
世界ツーリングカー選手権
全日本ロードレース選手権
国際レーシングコース(二輪)(四輪)
Circuit TI (Aida).png
コース長 3.703km
コーナー数 13
ラップレコード 1分10秒218 (1994年)
アイルトン・セナ
ウィリアムズ・ルノーF1
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株式会社岡山国際サーキット
OKAYAMA International Circuit Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
448-0002
愛知県刈谷市一里山町東吹戸11番地
設立 1988年8月13日
業種 サービス業
事業内容 サーキットの運営・経営、各種イベント・レースの企画・制作・運営ほか
代表者 片山義規(代表取締役社長)
資本金 1億円
従業員数 40人
主要株主 アスカ株式会社 100%
外部リンク okayama-international-circuit.jp
特記事項:旧本社所在地:岡山県美作市滝宮1210番地。現在は事務所が置かれている。
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岡山国際サーキット(おかやまこくさいサーキット、Okayama International Circuit)は、岡山県美作市にあるサーキット。旧称はTIサーキット英田(ティーアイサーキットあいだ)。

歴史[編集]

会員制[編集]

ゴルフ場の開発、経営などを手掛けるタナカインターナショナルにより、1980年代後半のバブル景気を受けたモータースポーツブームを背景に建設が進められ、1990年11月18日にオープンした。オープン当初は、バブル景気に沸く当時の世相を反映して、1,500万円の入会金が必要な「会員制サーキット」というユニークな仕組みを導入したことで話題となった。

国内の多くの自動車メーカーが会員になった他、バブル景気に伴うモータースポーツブームを反映して、個人で会員になる者も多かった。なお、会員はサーキットが所有するティレル1987年モデルのF1マシンをドライブする権利を与えられた。会員は一般参加者が使用できないシャワールームやラウンジを利用することが出来た他、サーキットで開催された全日本選手権格式のレースを特別席やパドックで観戦できた。

F1開催[編集]

1994年1995年には、F1パシフィックグランプリ」が開催された。
1994年にはアイルトン・セナローランド・ラッツェンバーガーは次戦の1994年サンマリノGPで事故死したため、セナとラッツェンバーガーにとっては日本での最後のレースとなった。 1995年については、4月に開催(第2戦)される予定であったが、1月に発生した阪神・淡路大震災の影響から開催が危ぶまれた。しかし、10月に延期(鈴鹿で行われる日本グランプリの前の週)され、第15戦として開催にこぎつけた。

周囲の交通アクセスの問題は、シャトルバスを大量動員することで解決された。当時はまだ周辺道路が狭く、F1開催に合わせて岡山県の協力による道路拡張が行われたが、1994年の開催には完全には間に合わなかった。サーキットの宿泊施設は収容人数が少なく、大部分の関係者は湯郷温泉に宿泊した。

幻のITC[編集]

F1を2回開催したものの、鈴鹿との連戦や地震による風評などから1995年は特に観客動員が低迷。翌年にはF1カレンダーから脱落してしまう。代替レースとしてFIAは、国際ツーリングカー選手権(ITC)第8ラウンド(第15・16戦)を1996年8月4日に開催するとしていた。しかし、チケット販売の不振や金融機関からの融資が不調に終わったことから、直前の6月27日に開催中止が発表された(結局この代替ラウンドは11月10日に鈴鹿で開催された。ちなみに、このレースがITCの最終レースになった)。またこれによって、主催者やサーキット側はFIAのみならず、当時参戦していた各チーム等多方面からの厳しい批判を浴びる事となった。

民事再生法適用[編集]

2003年3月、サーキットを経営する「ティーアイサーキット株式会社」の親会社「タナカインターナショナル株式会社」が、経営不振のため民事再生法の適用を申請[1]。その後、整理回収機構が同社に対して会社更生法の適用を申請した。ティーアイサーキット株式会社に対しては、コーヒー・給茶機サービス等を手がけるユニマットホールディング(以前、F1に参戦していたアロウズスポンサーをしていた)が支援を表明。2004年4月30日には会社更生法に基づく更生計画の認可を受け、同年10月31日には会社更生手続きが完了、正式にユニマットグループ傘下となった。

ユニマットグループ入りに伴い、2004年5月1日に運営会社が「株式会社岡山国際サーキット」に商号変更。2005年1月1日には、サーキット名も「岡山国際サーキット」に変更された。

WTCC開催[編集]

2008年から2010年にかけて、世界ツーリングカー選手権(WTCC)の日本ラウンドを、WTCCにワンメイクタイヤを供給する横浜ゴムADVAN)の協力の下で開催した。元々ユーロスポーツによるテレビ中継用にレースがパッケージ化されているWTCCだが、日本ラウンドではサーキット側からの提案で、SUPER GTのように決勝レース終了後のマシンをグランドスタンド前(ホームストレート)に並べるなど独自の演出を行った。

アスカによる買収[編集]

2012年3月12日、自動車部品・配電盤などの生産を行なうアスカが同年3月28日付でユニマットHDが持つ「株式会社岡山国際サーキット」全株式を取得すると発表。なおサーキットの運営方針については「基本的に今までと何も変わらない」との意向を表明している[2]

コース・施設[編集]

コースの特徴[編集]

全長3,703m、コース幅12〜15m、高低差29m。メインストレート(約600m)とバックストレート(約700m)を合計13の中低速コーナーで繋ぐ構成の、テクニカルサーキットである。F1を開催したサーキットの中ではやや小規模であったため、F1関係者から「ミニモナコサーキット」と言われた逸話がある。観客席からコースまでの距離が近く、レースの迫力を身近に感じられるのが特徴[3]

コースはショートカット路を使用して、2つに分けることが出来るが、実際のところ一部のイベントを除くと、コースを分割して運営することは稀である。

各コーナーには往年のイギリス人ドライバーの名が付けられている[3]

コース変更と改修[編集]

原則的に開設時とほぼ同じコースであるが、モスSコーナーは高速でのコーナリングが必要でありながらセイフティーゾーンが狭く、バイクでの死亡事故が発生したのをきっかけに改修され、コーナーのRが緩く変更されたが、2010年5月29日に同じ箇所で死亡事故が発生している[4]。またアトウッドコーナー出口のアウト側路面にバンプがあり、これが原因で死亡事故が発生した。2004年にコースの舗装が全面的に改修されたが、依然バンプは残っている。

ピットロードの入り口は当初最終コーナー手前にあり、高速コーナー出口にあたるため追突事故が多かったが、現在はさらに手前の位置に変更されている。

その他の施設[編集]

  • メインストレートに検知用マグネットが埋められており、P-LAP運用に対応している。
  • サーキット入り口に、仮設ではあるが小規模なカートコースがある。競技用ではなくあくまでも遊戯目的である。
  • 全長約500~600m、コース幅8m、メインストレート115m、バックストレート150mのミニコースが駐車場の一部を利用して設置されている。
  • サーキット周囲にはコテージが用意されており宿泊や休憩に利用することができる。
  • ダイナジェットの、車両出力計測機が設置されているが、営業していることは近年では稀である
  • ガソリンスタンドは、レギュラーガソリンとハイオクのみの取り扱いで、サーキット事務局で販売されるチケットで購入できる。ガソリンがかなり割高で、チケットの有効期限も2010年からは1ヶ月限りに短縮された。以前は含鉛のレース用高オクタンガソリンも販売されていた。
  • 各ピットには、モニターと電源の配線はあるが、エア圧の配管はない。階段下に、タイヤ注入用のコンプレッサーが設置されている。
  • ピット2階に、親子室が整備されており、小さな子供の同伴に配慮されている。
  • 一般のドライバーが利用できる更衣室やシャワールームは無いが、事務所で追加料金を支払えば会員用の更衣室とシャワー室が使用できる。
  • 敷地内にヘリポートと、レースカー保管用の屋根つき車庫がある。
  • コース周囲の駐車場は面積が十分ではなく、また舗装されていない場所も多く不評である。大規模なイベントのときは、シャトルバスによる回送が実施されるが、違法駐車も後を絶たず周辺住民の迷惑となっている。

出典[編集]

  1. ^ 「山口G&CC、長門豊田湖G場、山口泉水源G場を経営 タナカインターナシヨナル株式会社・民事再生法を申請」帝国データバンク 平成15年3月31日
  2. ^ アスカ社が岡山国際サーキットの株式を取得 - オートスポーツ・2012年3月13日
  3. ^ a b "コースガイド". 岡山国際サーキット. 2013年4月6日閲覧。
  4. ^ 岡山国際サーキットで、練習走行のライダー死亡 産経ニュース 2010年5月29日 20:26

関連項目[編集]

外部リンク[編集]