長崎空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
長崎空港
Nagasaki Airport
Nagasaki Airport Omura Nagasaki pref Japan01s3.jpg
IATA:NGS-ICAO:RJFU
NGS/RJFUの位置(日本内)
NGS/RJFU
NGS/RJFU

長崎空港の位置

概要
国・地域 日本の旗 日本
設置場所 長崎県大村市
空港種別 商業(一部軍民共用)
運営者 国土交通大臣
運営時間 7:00 - 22:00
標高 5 m・15 ft
位置 北緯32度55分01秒
東経129度54分49秒
座標: 北緯32度55分01秒 東経129度54分49秒
ウェブサイト
滑走路
方向 ILS 全長×全幅 (m) 表面
18/36 No 1,200×30 舗装
14/32 I 3,000×60 舗装
リスト
空港の一覧

長崎空港(ながさきくうこう、Nagasaki Airport)は日本長崎県大村市にある空港空港法では第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分されている。

概要[編集]

開港前年(1974年)工事中の長崎空港の空中写真。切土斜面にNAGASAKIの文字が見える。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
 
展望デッキからの眺め。奥の丘陵に花文字が見て取れる

一般に知られる長崎空港とは、正確には長崎空港B滑走路 (14 / 32) とそれに付随する施設のことを指す。大村湾のほぼ中程、海岸から約2kmに浮かぶ箕島(みしま)全域を開発することで、1975年5月1日に世界初の海上空港として開業した[1]。空港自体が大村湾の沖合に位置するため、対岸への騒音による公害は皆無に等しく(ただし、曇天時はやや大きく対岸へ響く事がある)、環境面でも有効な位置関係である。長崎空港ビルディング株式会社(コーポレートブランド:NABIC(ナビック)、Nagasaki Airport Building International Corporationの略)が管理し、国土交通省が運営している。

空港西側にある丘陵の花文字山では滑走路側の切土斜面に約5万本のツツジ及びサツキNAGASAKIの文字が施されており、空港のシンボルとなっている[1]。また、コンコルドが飛来した日本の数少ない空港の1つである(他は東京国際空港と関西国際空港)。

毎年5月1日に、有人島であった箕島から空港建設に伴い立ち退いた旧島民によって、慰霊祭が行われている。9月あるいは10月には、空の日にちなんでの空港の一般開放も実施されている。また、かつては民間の訓練校であるエアフライトジャパン(AFJ)がB滑走路でタッチアンドゴーなどの訓練を実施していた[いつ?]

なお、長崎空港A滑走路 (18 / 36) とそれに付随する施設は、本土側の大村市今津町に位置する長崎空港発足以前の旧大村空港を指し、現在は大村航空基地とも呼ばれ、海上自衛隊大村航空隊及び第22航空群により使用されている。また長崎県防災航空隊、長崎県警察航空隊も使用している。

年間利用客数は、国内2,695,339人、国際31,590人(2012年度)[2]

空港内に住み着いているタヌキが増加して航空機の離着陸の妨げになるとして問題となっており、2012年に電気柵が設置された[1]。また、空港敷地内でのタヌキへの餌付けが禁止されており、看板で注意を呼び掛けている[1]。その一方で、長崎空港限定のグッズでコスチュームキューピーの「たぬきキューピー」といったものが発売されている。長崎県限定のコスチュームキューピーには「伊王島限定たぬきキューピー」も存在するが、両者のデザインは異なっている。

地元の人(特に年輩)からは「大村空港(おおむらくうこう)」と呼ばれている。しかし、羽田空港(東京国際空港の通称)などとは違い、全国的には使われていない呼び名であるため、地元の人の説明によっては観光客に誤解をまねくこともある。

歴史[編集]

施設[編集]

旅客ターミナル[編集]

建築概要[編集]

  • 構造 - 鉄筋コンクリート
  • 規模 - 2階建(一部3階)、長さ263m、幅員39m
  • 総床面積 - 23,604平方メートル
  • 竣工 - 第1期工事1975年3月から第5期工事1993年7月

フロア構成[編集]

1F
  • 国内線到着ロビー
    • 手荷物受取所
  • 国内線搭乗手続カウンター
  • 国際線到着ロビー
    • 税関
    • 手荷物受取所
  • 国際線搭乗手続カウンター
2F
  • 国内線出発ロビー
  • ショッピングモール
  • 国際線出発ロビー
3F
  • 展望デッキ

航空管制等[編集]

管制塔

航空管制は、国土交通省が実施している。海上自衛隊は自隊の航空機に対して大村側の地上走行のみの管制を行っている。TCAは、2007年7月1日より運用開始。

航空保安無線施設の保守は、国交省大阪航空局長崎空港事務所航空管制技術官が担当する。

拠点・焦点都市としている航空会社[編集]

1社の航空会社がこの空港をハブ空港(拠点都市)もしくは焦点都市として運航している。

就航路線[編集]

航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)

国内線[編集]

ORCのカウンター
(ANAとの共同運行開始と同時に
ORCのカウンターは撤去された。)
エプロンのスカイマーク機

かつての定期就航路線

統計[編集]

(長崎空港発)就航就航路線別旅客数/順位[4]
行先 旅客数 国内線順位
東京国際空港 約142万人 上位12位

国際線[編集]

空港へのアクセス[編集]

長崎空港と対岸の大村市森園町は長崎県道38号長崎空港線の連絡橋である箕島大橋(長さ970m、幅員8.5m)によって結ばれている。鉄道などはないため、空港へのアクセスはこの道路からの利用もしくは海上空港のために船によるアクセスがある。

長崎自動車道及び長崎バイパスまたはながさき出島道路経由により、長崎市街まで約40 km(最短35分)だが、空港から大村ICまでは一般道を走行するため、やや時間がかかる。

長崎新幹線が開業した場合、新幹線空港とのアクセスについて表だった発表はない。

バス[編集]

リムジンバス(長崎県交通局)

乗合タクシー(ジャンボタクシー)[編集]

  • 空港乗合タクシー共同事業体

[編集]

空港ターミナル - 船着場間は約300メートルの連絡通路が設けられている。

航空事故[編集]

  • 2008年7月26日17時25分頃、個人所有の小型機(アエロスパシアル社製ソカタ式TB10型)が離陸直後、空港沖約300mの大村湾上に墜落。搭乗していた3人は救助されたが、その内1人は重体(2日後に死亡)。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f 『空港をゆく』 イカロス出版〈イカロスMOOK〉、2013年ISBN 978-4863207912
  2. ^ “管内空港の利用状況概況集計表(平成24年度速報値)” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省大阪航空局, http://www.ocab.mlit.go.jp/about/total/report/pdf/riyou_h24d.pdf 
  3. ^ エールフランスの運航によるチャーター便である。但し、同航空会社は営業便としては乗り入れていない。
  4. ^ “平成24年度の航空輸送統計の概況について” (PDF) (プレスリリース), 国土交通省総合政策局, (2013年7月18日), http://www.mlit.go.jp/common/001005182.pdf 上位50位までを記載
  5. ^ ジンエアー、7月24日から長崎/仁川線に就航 週3便”. FlyTeamニュース. クロゴ (2013年6月5日). 2013年12月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]