庄内空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

庄内空港
Shonai Airport
IATA:SYO-ICAO:RJSY
概要
国・地域 日本
設置場所 山形県酒田市
空港種別 商業
運営者 山形県
標高 26 m・86 ft
位置 38°48′44″N, 139°47′14″E
ウェブサイト
滑走路
方向 ILS 全長×全幅(m) 表面
09/27 ? 2,000×60 舗装
リスト
国際空港の一覧日本の空港
ターミナルビル内部

庄内空港(しょうないくうこう Shonai Airport)は、山形県庄内地方酒田市鶴岡市に立地する地方管理空港 である。ターミナルビルは酒田市に所在している。

目次

[編集] 沿革

  • 1991年10月 供用開始。全日本空輸ボーイング767-200で東京国際空港線、ボーイング737-500で大阪国際空港線開設。
  • 1995年 6月 新千歳空港線(6月~10月)が開設。
  • 1996年 2月 新千歳空港線通年運航開始。
  • 1996年 4月 動物検疫指定港になる。
  • 1996年 6月 大阪線が関西国際空港発着に変更。
  • 1997年4月 植物検疫指定港になる
  • 1998年 7月セイコーエプソン社員専用松本空港線が開設。
  • 1998年12月 関西国際空港線、新千歳空港線が冬期(12月~4月)運休となる。
  • 2000年 4月 庄内産青果物フライト輸送50万ケース達成。
  • 2000年 5月 関西国際空港線を全日本空輸からエアーニッポンに移管。
  • 2000年7月 搭乗者300万人達成。
  • 2003年10月 関西国際空港線休止。
  • 2004年 4月 フェアリンク(現アイベックスエアラインズ)がボンバルディアCRJ-100・200で大阪国際空港線を開設。
  • 2005年 6月 搭乗者数500万人突破。
  • 2006年 4月 機材の夜間駐機(ナイトステイ)開始。
  • 2007年 1月 2006年度をもって休止予定だった新千歳空港線の運航を、2007年度も運航を継続(7月・8月に短縮)し、実績によっては再度休止を検討することを発表。
  • 2007年 9月 全日本空輸が新千歳空港線を2007年度をもって休止することを関係各所に通告。
  • 2007年10月 搭乗者600万人達成。
  • 2007年12月21日 JR羽越本線脱線事故を受け、突風のメカニズムを把握するため気象庁気象研究所によって空港ビル屋上にドップラー・レーダーが設置される。
  • 2007年12月27日 セイコーエプソン社有機の着陸後に左車輪と接触した滑走路灯が破損。人的被害や他便への影響は無かった。
  • 2008年3月13日 昨年12月21日から屋上に設置されていたドップラーレーダーが、冬期間の観測を終えたため撤去される。期間中、竜巻と見られる現象を何度か観測し成果をあげた。2008年10月下旬に再び設置され翌年3月まで観測する予定。
  • 2009年3月 大阪国際空港線休止。

[編集] 航空管制

RDO 118.8MHz,126.2MHz

[編集] 航空保安無線施設

局名 種類 周波数 識別信号
SHONAI VOR 109.6MHz YSE
SHONAI DME YSE

[編集] 路線

かつては新千歳空港大阪国際空港関西国際空港へも就航していた。

[編集] アクセス

運行本数・運賃・経路・所要時間等の詳細は、該当項目や公式サイトで最新情報を確認されたい

[編集] リムジンバス

[編集] 道路

[編集] 概歴・現況

  • 大都市(東京・大阪・仙台)到達まで1980年代までの陸路では半日を要する「陸の孤島」状態であった点から、酒田市・鶴岡市など庄内地方商工会が中心となって請願の上で開設した空港である。開設に前後して、周辺自治体らによって広大な土地を活かした複数の工業団地を造成し、ハイテク産業を中心とした工場の誘致に成功している。
  • 主な利用客は、地元関係者や帰省者に加えて、誘致した企業のビジネス(出張)関係による搭乗が多く占めているのが特徴である。また、上記の経緯から周辺には観光スポットがほとんど無いため、運賃の高さも相俟って航空機利用で庄内入りする観光客は少数であり、なぜ稲作地帯が広がる所に空港が有るのか疑問に思う訪問者も少なくない。
  • 東京線は、庄内地方から東京へ直行できる唯一の高速交通手段であり、767-300737-700を中心としたローカル路線ではあるが陸路よりも有利なため搭乗率は高い(エアバスA321も以前は就航していた)。非常に収益性が高い路線であるものの、「特割」などの事前購入割引運賃の割引率は低く設定されている。これは大幅割引をしなくとも搭乗率が良好で、かつANAグループの独占路線であり競争が働かないためである。但しスカイメイト運賃は4割強の割引率が設定されている。
  • 運賃の高さを補うべく、全日空から空港業務を委託されている庄内交通の子会社庄交トラベルでは、庄内空港発着の各種ツアーの売り込みに力を入れており、ナイトステイ実現という追い風もあって利用者増加に繋がっている。山形新幹線利用ツアーを割高に感じていた最上地方からも利用者を獲得している。
  • 庄内地方全域のほか、国道7号を経由して秋田県にかほ市の人にも利用されている。にかほ市からは秋田空港より近く、無料駐車場があるためであるが、現在は日本海東北自動車道新直轄区間が一部開通したため、時間的には秋田空港が有利になっている。
  • セイコーエプソンは、社有機により子会社東北エプソンとの出張用途として、庄内~松本空港間を結ぶ社内専用便を1992年から1日2便定期運航している。

[編集] 山形の空港

庄内空港の山形県内の位置
  • 山形県にはもともと山形空港が有るが、山形新幹線開業に伴い手強い競合交通手段が出来た為、山形空港 - 東京国際空港線の搭乗率は芳しくない。新幹線開業後も庄内線とあわせて全日空が運航していたが2002年に廃止となった。しかし、山形県などの尽力により2003年日本航空ジャパン(当時)運航によって復活している。
  • 山形空港地元利用者には補助金がでるという破格のシステムであるが、「そこまでして存続させる必要があるのか」という意見もある。また補助金は県民の税金が原資であるので、当然庄内地方の住民も負担していることになっている。これには不公平感を抱く人もいる。一方で県の動きとは別に、庄内地方の市町村が庄内空港の利用客増加を目指すため、大阪便などを対象に独自に助成金を支出している。
  • 山形県では、中国ハルビンへの定期路線開設を目指しており、チャーター便の運航も行われたが、庄内空港と山形空港が激しい綱引きを行い、山形県内の需要で採算に乗るかという問題もあって話は立ち消えになった。
  • 置賜地方村山地方最上地方は新幹線、庄内地方は飛行機、という東京への交通手段のすみわけが出来ている割りには庄内空港は行政・航空会社ともにほぼ放置状態である。
  • 搭乗率低迷により、2007年度限りで新千歳便が、2008年度限りで伊丹便が廃止となった[2]。これにより、定期便は羽田便の4往復のみとなっている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ エアーニッポンの機材・乗務員で運航する便あり
  2. ^ 荘内日報 アイベックス伊丹線廃止(2008年10月1日、2008年10月5日閲覧)

[編集] 外部リンク