大村線

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大村線
大村線を走る快速「シーサイドライナー」
大村線を走る快速「シーサイドライナー」
大村線の路線図
路線総延長 47.6 km
軌間 1067 mm
電圧 20000 V、60Hz
早岐 - ハウステンボス間 (交流)
大村線は多くの区間で大村湾沿いを走行する(千綿 - 松原間にて)

大村線(おおむらせん)は、長崎県佐世保市早岐駅から長崎県諫早市諫早駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線地方交通線)である。

大半の区間で大村湾東岸に沿って走り、長崎県の佐世保市から諫早市を経て長崎市を結ぶ列車が運行されている。長崎県内のみを走る線区としてはJRでは唯一の存在である。沿線人口も多く生活路線となっており、県内の重要路線でもある。

特急「ハウステンボス」が乗り入れるため、早岐 - ハウステンボス間のみ電化されている。一時、全線電化の話も持ち上がったが、実現に至らなかった。

目次

[編集] 路線データ

  • 管轄(事業種別):九州旅客鉄道(第一種鉄道事業者
  • 路線距離(営業キロ):47.6km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:13駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:
    • 早岐 - ハウステンボス間電化(交流20,000V・60Hz)
    • ハウステンボス - 諫早間非電化
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
  • 交換可能駅:小串郷駅、千綿駅、諏訪駅を除く全駅

[編集] 運行形態

[編集] 優等列車

沿線にテーマパーク「ハウステンボス」がオープンした1992年から優等列車として博多 - ハウステンボス間の特急「ハウステンボス」が早岐 - ハウステンボス間で1日4 - 5往復運転されている。休日などには臨時列車が増発される。

1999年、佐世保 - 長崎間に特急「シーボルト」が設定されたが後述の「シーサイドライナー」とさほど所要時間が変わらないことなどから利用が振わず、2003年に廃止されている。設定時の停車駅は長崎・浦上・諫早・大村・ハウステンボス・早岐・佐世保であったが、廃止前には前述の停車駅に加え、川棚駅にも停車していた。

[編集] 普通列車

普通列車は毎時1 - 2往復程度運転されており、ほとんどが早岐駅から佐世保線佐世保駅、諫早駅から長崎本線長崎駅へ乗り入れる。また、諫早・長崎方面からの竹松止まりの列車も何本かある。全線でワンマン運転を実施している。

普通列車のほかにも、都市間連絡列車として佐世保 - 長崎間(朝の1往復は竹松 - 長崎間)に快速「シーサイドライナー」が毎時1往復程度運転されている。普通・快速列車には臨時列車を除きキハ66・67系キハ200系気動車が使用されている。長崎へ直通する列車は普通列車はほとんどが長与駅経由で運転され、「シーサイドライナー」は全列車市布駅経由の新線を経由して運転される。

快速列車には、有田陶器市開催中のみ長崎 - (大村線経由) - 上有田間に1往復のみ運行される快速「有田陶器市号」が臨時列車として存在する。この臨時列車には、キハ58系・キハ66・67系気動車が充てられており、キハ66・67系には指定席が設けられていた。しかし、2008年にキハ58系が廃車となったため、2009年からはキハ200系2両+キハ220系1両(または、キハ200系3両)で運行された。3両になったが、長崎寄り1両には指定席が設けられている。

快速列車の停車駅は長崎・浦上・喜々津・諫早・大村・竹松・彼杵・川棚・ハウステンボス・早岐・大塔・日宇・佐世保で、早朝や夕方の一部列車は西諫早(一部は更に現川にも停車)または長崎 - 諫早間各駅に停車するものもある。以前は大塔・日宇を通過していた。

千綿・小串郷の両駅では前後の駅間が長く、列車交換が出来ないため運行上のネックとなっている。そのため手前の駅での待ち合わせが多く、上りは松原・川棚、下りは南風崎・彼杵で普通列車を中心に長時間停車する列車も多い。また、快速列車が通過する松原・南風崎においては時折運転停車も行われる。早朝や夜間、ハウステンボスでは一線スルーの2番線のみを使用し、次の南風崎での列車交換が多くなる。諏訪でも列車交換が出来ないが、諏訪の前後は駅間が短いためそれほどネックにはならない。

ハウステンボス - 早岐間には817系電車やキハ66・67系を使用したシャトル列車(ハウステンボスリレー号)が運行され、早岐駅で特急「みどり」と接続している。

なお、快速「シーサイドライナー」の一部が佐世保駅から松浦鉄道西九州線佐々駅またはたびら平戸口駅まで乗り入れていたが、2006年3月18日のダイヤ改正で中止されている。

2009年3月14日のダイヤ改正より、松浦鉄道からの直通運転が再開された。1往復のみ設定で、下りは伊万里 - ハウステンボス間、上りはハウステンボス - たびら平戸口間に運転されている。

[編集] 使用車両

  • 気動車
  • 電車
    • 783系(ハウステンボス - 早岐間、特急ハウステンボス)
    • 817系(ハウステンボス - 早岐間、ハウステンボスリレー号)

[編集] 歴史

大村線は鳥栖と長崎を結ぶ長崎線として九州鉄道により建設されたもので、1907年に鉄道国有法により官設鉄道に編入された。現在の長崎本線のルート(有明線)が開通した1934年に長崎本線から分離され、大村線となった。

  • 1898年(明治31年)1月20日 【開業】九州鉄道長崎線 早岐 - 大村 【駅新設】南風崎、川棚、彼杵、松原、大村
  • 1898年(明治31年)11月27日 【延伸開業】大村 - 諫早 - 長与(鳥栖 - 長崎間が全通) 【駅新設】諫早 ※関係分のみ
  • 1907年(明治40年)7月1日 【買収・国有化】九州鉄道→官設鉄道
  • 1909年(明治42年)10月12日 【国有鉄道線路名称制定】長崎本線 鳥栖 - 早岐 - 長崎
  • 1922年(大正11年)5月25日 【駅新設】竹松
  • 1928年(昭和3年)4月20日 【駅新設】千綿
  • 1934年(昭和9年)12月1日 【路線分離】大村線早岐 - 諫早
  • 1944年(昭和19年)10月21日 【駅新設】小串郷
  • 1945年(昭和20年)4月20日 【駅新設】岩松
  • 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】九州旅客鉄道 【貨物営業廃止】全線
  • 1989年(平成元年)3月11日 【駅新設】諏訪
  • 1992年(平成4年)3月10日 【駅新設】ハウステンボス 【電化】早岐 - ハウステンボス(交流60Hz・20kV)
  • 2002年(平成14年)3月23日 ワンマン運転開始。
  • 2002年(平成14年)11月18日 たびら平戸口 - 大村 において、185系気動車を使用したお召し列車を運行。気動車の使用はこれが初めて。

[編集] 駅一覧

凡例
●:停車、|:通過
列車交換 … ◇:交換可、|:交換不可
電化/非電化 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 快速 接続路線 列車交換 所在地
電化 早岐駅 - 0.0 九州旅客鉄道佐世保線佐世保駅まで直通運転) 佐世保市
ハウステンボス駅 4.7 4.7  
非電化 南風崎駅 0.9 5.6  
小串郷駅 4.0 9.6   東彼杵郡
川棚町
川棚駅 4.0 13.6  
彼杵駅 6.0 19.6   東彼杵郡
東彼杵町
千綿駅 4.4 24.0  
松原駅 4.5 28.5   大村市
竹松駅 4.3 32.8  
諏訪駅 2.0 34.8  
大村駅 1.4 36.2  
岩松駅 3.8 40.0  
諫早駅 7.6 47.6 九州旅客鉄道:長崎本線長崎駅まで直通運転)
島原鉄道島原鉄道線
諫早市

[編集] 関連項目

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