ハウステンボス (列車)
| ハウステンボス | |
|---|---|
専用塗色車
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| 運行鉄道事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
| 列車種別 | 特急列車 |
| 運転区間 | 博多駅 - ハウステンボス駅 |
| 経由線区 | 鹿児島本線・長崎本線・佐世保線・大村線 |
| 使用車両 (所属区所) |
783系電車(南福岡車両区) |
| 運転開始日 | 1992年3月25日 |
| 備考 | 2011年3月12日現在 |
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この表について
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ハウステンボス (HUIS TEN BOSCH) は、九州旅客鉄道(JR九州)が博多駅 - ハウステンボス駅間を、鹿児島本線・長崎本線・佐世保線・大村線経由で運行する特急列車である。
本項では、前身列車にあたるオランダ村特急(オランダむらとっきゅう)についても記述する。
目次 |
[編集] 概要
特急「ハウステンボス」は、長崎県佐世保市針尾島に所在するテーマパーク・ハウステンボスの開業に合わせ、アクセス列車として1992年3月25日に運転を開始した。運転開始に先立つ同年3月10日にハウステンボスの最寄り駅としてハウステンボス駅が開設され、同時に「ハウステンボス」を運行する目的で早岐駅 - ハウステンボス駅間の1区間のみ電化された。大村線に乗り入れる優等列車としては初の特急列車である。
運転区間の線路容量の都合上、運転開始以来臨時列車の一部を除き、博多駅 - 早岐駅間は佐世保駅発着の特急「みどり」に併結して運行されている。一部の列車では博多駅 - 肥前山口駅間で「かもめ」とも併結していたが、2011年3月12日のダイヤ改正をもって「かもめ」との併結運転は終了した。
ハウステンボスへのアクセスの他、日本国有鉄道(国鉄)時代と比べて大幅な増発がなされていない「みどり」の補助列車としての役割も担っている。
[編集] 運行概況
2011年3月12日のダイヤ改正時点では定期列車は3往復で、この他に毎日運転であるが臨時列車扱いの列車が2往復あり(下表の9・15・20・24号が該当)、平日は5往復で運行されている。平日の運行が削減された2000年以降は、土曜・休日や春・夏・冬休みの期間は8往復、一部の三連休やゴールデンウィーク、お盆、年末年始にはさらに9往復に増発されてきたが、2011年秋季より最大で10往復の運行になる。
下表に記してある列車のうち、91・92号以外の列車は全て「みどり」に併結して運行される。号数は「みどり」に合わせられているため「ハウステンボス」の号数には欠番が生じている。
| 運行日\上下 | 下り | 上り |
|---|---|---|
| 毎日運転 | 3・5・9・13・15 | 12・14・20・22・24 |
| 土曜・休日運転 | 7・11・17 | 16・18・26 |
| 最繁忙期運転 | 1・91 | 10・92 |
また、臨時列車に関しては平日にも、団体専用列車として運行されることがある。この場合、駅や車内の案内では全車指定席として扱われる。
このほか、1月1日の早朝に、ハウステンボスのカウントダウンイベント向けの臨時列車「ハウステンボスカウントダウン号」が運行される。上り(ハウステンボス駅→博多駅)のみ5本程度の運転で、号数は70号から始まる。
列車番号は、定期列車は号数+6000H、1・10・91・92号以外の臨時列車は号数+7000H、1・10号は号数+9000H、91・92号は9033M・9034Mである。末尾が通常電車列車に用いられる"M"でないのが特徴であるが、末尾がHの列車は全て「みどり」に併結されるため、実際に「○○○○H」の列車番号で運行されるのは早岐駅 - ハウステンボス駅間の1駅間のみである。
[編集] 停車駅
博多駅 - 二日市駅 - 鳥栖駅 - 新鳥栖駅 - (吉野ヶ里公園駅) - 佐賀駅 - 肥前山口駅 - 武雄温泉駅 - 有田駅 - 早岐駅 - ハウステンボス駅
- 二日市駅は臨時列車の91・92号は通過。( )の吉野ヶ里公園駅は5・20号のみ停車。
- このほか、以下の駅に臨時停車する。
- バルーンさが駅:佐賀インターナショナルバルーンフェスタ期間中に、一部の下り列車が停車する。
- 上有田駅:有田陶器市期間中に、一部列車が停車する。
[編集] 使用車両・編成
| ハウステンボス | ||||||||||||||||
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← ハウステンボス
博多 →
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2000年3月から全列車783系電車(ハイパーサルーン)の専用編成が使用されている。783系投入時は7 - 10号車として運行されていたが、「かもめ」との併結終了を受けて2011年3月12日より1 - 4号車に変更された。全車両中央の乗降口を境にハウステンボス寄りのA室と博多寄りのB室に分かれており、駅や車内でもそのように案内されている。783系の投入の際、博多寄り先頭車(当時10号車、現在の4号車)のクハ783系100番台には貫通路が設けられ、それまでは不可能だった「みどり」との併結時の両編成の行き来が可能になった。
1992年3月の運転開始から2000年3月までは、485系が使用されていた。当時は8 - 10号車の3両編成での運転を基本としていたが、「増10号車」を増結して4両で運転することも多かった。普通車のみの編成でグリーン車は連結されていなかった(1993年から1994年にかけて一部列車でグリーン車を連結していたことはある)。
なお、上り列車の佐賀駅→博多駅間では、1号車B室を除く普通車指定席の空席に、自由席特急券で乗車可能の特例が設けられており、ホームや車内でもアナウンスされる。ただし、座席区分上ではあくまで指定席の扱いのため、指定席券を持つ客が乗車してきた場合は席を譲らなければならない。
[編集] その他
「ハウステンボス」は運行開始から2000年までは485系、2000年以降は783系のみでの運行が基本であるが、他の車両が用いられたこともある。
「ハウステンボスジェイアール全日空ホテル」の開業を記念して、1995年5月24日・25日・6月1日の3日間、単独運転の臨時列車である81号・82号(当時)が、「ソニック」(当時は「ソニックにちりん」)用の883系電車で運行された。翌年も開業1周年記念として883系が使用された日があった。なお、883系が「ソニックにちりん」→「ソニック」以外の列車に用いられたのは、ダイヤ改正の前に短期間「にちりん」に充当されたのを除けば、2008年3月14日のダイヤ改正まで他に例がなかった。
また、2000年の10月から11月にかけて783系が不足したことから、81・82号が「有明」用の787系電車4両編成で運行されたことがあった。2011年12月・2012年1月の計6日間、91・92号が「きらめき」や「かもめ」などに用いられる787系6両編成で運行され、787系が11年ぶりに「ハウステンボス」の運用に入ることになっている。
なお、883系・787系はいずれも「ハウステンボス81・82号」での運用が、一般旅客列車としての初めての佐世保線での運用となっている。早岐駅 - 佐世保駅間に関しては、787系は2004年に「みどり」の臨時列車で初めて一般旅客列車で乗り入れ、2011年からは定期列車でも乗り入れているが、883系は現在まで一般旅客列車での乗り入れ実績はない。
[編集] 利用状況と競合交通機関
当列車は名前のとおりハウステンボスへのアクセスが主な目的であるが、ハウステンボスの入場者数が減少傾向にある現在は「みどり」の補助列車(増結編成)としての役割が強くなった。土曜・休日やピーク期には混雑も見られるが、平日の午後の下りや午前中 - 昼間の上りではかなりの空席状態になることもある。自由席は「かもめ」「みどり」と同様に佐賀駅での入れ替わりが激しいが、「かもめ」と併結運転していた頃は、3階建て列車では「ハウステンボス」がホームの中央に来るため、上りでは「ハウステンボス」の混雑が特に大きい傾向があった。
また、各地域とハウステンボス駅を結ぶ「2枚きっぷ・4枚きっぷ」は佐世保駅までのものより割高な傾向があるが、これは佐世保駅前に発着する高速バス側の事情によるものが大きい。博多駅交通センター発着の「させぼ号」はハウステンボスまでは乗り入れず(かつては福岡市とハウステンボスを結ぶ高速バス「ハウステンボス号」もあったが利用不振により廃止され、現在は「させぼ号」のうち1往復がハウステンボスに乗り入れる形になっている)、ハウステンボスに乗り入れるものも(「さいかい号」など)佐世保行き便の場合、一旦佐世保駅前の佐世保バスセンターに寄ってからハウステンボスに向かうため、時間的に列車「ハウステンボス」の方が優位になっているのである。
[編集] オランダ村特急
「オランダ村特急」は、長崎県西彼杵郡西彼町(現在の西海市)に所在する長崎オランダ村(2001年閉園)への観光誘致のため1988年3月20日に運転を開始した、小倉駅(1989年3月11日からは門司港駅) - 佐世保駅間運行の臨時特急列車である。
1989年4月29日の運転分から下り列車に関しては、485系で運転されていた特急「有明」と博多駅まで併結運転となった。電車と気動車の併結自体はすでに「雷鳥」と「ゆぅトピア和倉」でなされていたが、「ゆぅトピア和倉」は「雷鳥」との併結時は無動力であったため、電車と気動車の動力協調運転は世界初の事例であった。1990年3月からは併結区間が鳥栖駅までに変更されている。
「ハウステンボス」と入れ替わる形で1992年3月に運転を終了した。
[編集] 停車駅
門司港駅 - 門司駅 - 小倉駅 - 戸畑駅 - 黒崎駅 - 折尾駅 - 香椎駅 - 博多駅 - 鳥栖駅 - 佐賀駅 - 武雄温泉駅 - 早岐駅 - 佐世保駅
- 「みどり」が当時から全列車停車していた肥前山口駅と有田駅は通過していた。
[編集] 使用車両・編成
| 「有明」「オランダ村特急」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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← 西鹿児島・早岐
佐世保/門司港 →
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キハ183系気動車1000番台が使用されていた。当初は3両編成で運行されていたが、好評だったことからまもなく4両編成に増結された。先頭車の車端部は1階はガラス張りの展望車とし、運転席は2階に設けられた。外装は赤・青・白を用いたトリコロール調であった。
「有明」との併結運転時には、当初は右の編成表の通り「オランダ村特急」の佐世保/門司港側に「有明」を連結していた。これはこの時点では協調制御が「オランダ村特急」側からのみ出来る暫定システムで「オランダ村特急」を前にする必要があったためであるが、後に485系側からも協調制御が出来るシステムになり、「オランダ村特急」の早岐側に「有明」を連結するようになった。
なお、「オランダ村特急」の運転区間は全線電化区間にも関わらず気動車が用いられたが、これはキハ183系1000番台が「オランダ村特急」運転日以外も長崎オランダ村のPR車両として九州各地を運行する目的があったためである。
「オランダ村特急」の運行終了後、1000番台は改造の上で久大本線の観光特急「ゆふいんの森」に転用されたが、キハ72系気動車の新製に伴い「ゆふいんの森」からは撤退。外装をかつてのトリコロール調に戻すなどの再改造の上で1999年3月に佐世保駅 - 長崎駅間の特急「シーボルト」として長崎地区に復帰したが、「シーボルト」は利用不振で2003年3月に廃止された後に再々改造され、2004年3月から2011年1月まで「ゆふDX」として再度久大本線で運用(運用途中に外観の塗色変更あり)、さらに2011年6月4日からは4度目の改造を受けて「あそぼーい!」として豊肥本線を走る。
[編集] 沿革
- 1988年(昭和63年)3月20日:小倉駅 - 佐世保駅間を鹿児島本線・長崎本線・佐世保線経由で運行する臨時特急「オランダ村特急」運転開始。
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)3月:下り列車の「有明」との分割駅を鳥栖駅に変更。
| 「みどり」「ハウステンボス」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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← 早岐・ハウステンボス
佐世保/博多 →
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- 1992年(平成4年)3月25日:ハウステンボス開園とともに「オランダ村特急」に代わり、博多駅 - ハウステンボス駅間を485系電車で運転する特急「ハウステンボス」運転開始。
- 1993年(平成5年)3月18日:一部列車にグリーン車を設定。
- 1994年(平成6年)3月:7 - 10号車の4両編成に増結(ただし1年ほど3両編成で運転することもあった)。同時に外装を赤一色から、赤・青・黄・緑をブロックパターンに配色した塗装に変更(塗装変更目的は誤乗防止対策から。塗装のコンセプトは「おもちゃの列車」だった)。グリーン車の設定はなくなる。
- 1996年(平成8年)3月16日:一部を定期化し、エル特急となる。
- 2000年(平成12年)
- 2003年(平成13年)
- 2005年(平成15年)3月1日:車内販売の営業を廃止(併結の「みどり」でも同様の処置が取られた)。
- 2007年(平成19年)3月18日:全車禁煙となる。また、783系に車種変更後、「みどり」と「ハウステンボス」の編成は共にグリーン車指定席0.5両、普通車指定席1.5両、普通車自由席2両であったが、この改正から「ハウステンボス」は普通車指定席2両、普通車自由席1.5両となる。
- 2008年(平成20年)7月ごろ:エル特急の呼称を中止。
- 2011年(平成23年)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- JR九州の列車ガイド ハウステンボス - 九州旅客鉄道
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