名古屋市営バス

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一般バス車両
基幹バス車両

名古屋市営バス(なごやしえいバス)は、名古屋市が運行する公営バスである。名古屋市交通局内にバスを担当する「自動車部」がある。単に市バスと略されている。

概要[編集]

名古屋市全域を運行する他、隣接する豊山町大治町清須市尾張旭市長久手市日進市豊明市春日井市の一部地域を営業エリアとしている[注 1]。総営業キロ数は734.9km、系統数は161系統、保有車両数は約1012両(いずれも2012年4月現在)。

2007年4月より大森営業所を名鉄バスに、2009年4月より浄心営業所を三重交通に、2012年4月より野並営業所を名鉄バスに管理委託しており、コスト削減を進めている。

日本初の中央車線をバスレーンとして走行する基幹バス(新出来町線)や、専用軌道と一般道を走行する名古屋ガイドウェイバスの運行受託、名古屋市内の人気観光スポットを周遊するなごや観光ルートバス(愛称「メーグル」)の運行受託など、多種多様な運行を行っている。

バス車体の表記は「市営」。

沿革[編集]

年表[編集]

  • 1930年昭和5年)
    • 2月1日名古屋市電気局により、市営バス運行開始[1]
    • 4月9日:浄心自動車出張所開設。路線は4系統 (22.6km) で、車両は40両。料金は6銭均一[1]
  • 1931年(昭和6年)2月21日:那古野自動車出張所を開設[1]。路線は合計17系統となる[1]
  • 1935年(昭和10年)12月28日:名古屋市内の民営バス最大手であった名古屋乗合自動車のバス事業を買収・統合[1]。横田出張所及び同所松ヶ枝派出所を開設[1]
  • 1936年(昭和11年)
  • 1937年(昭和12年)3月1日新三河鉄道の市内バス事業と築地電軌・岩塚バス・東海自動車・名古屋桴扱所のバス事業を買収・統合[2]
  • 1938年(昭和13年)
  • 1940年(昭和15年)4月1日:御器所自動車運輸事務所を開設[2]
  • 1941年(昭和16年)4月1日:西町自動車整備工場を開設[2]
  • 1945年(昭和20年)10月2日:名古屋市電気局が名古屋市交通局へ改称[3]
  • 1947年(昭和22年)5月3日:ダッジブラザーズ(150両)を改良し、バスとして運行開始[3]
  • 1948年(昭和23年)
    • 6月10日:アンヒビアン(12両)を改良し、バスとして運行開始[3]
    • 11月1日:初のディーゼル車、日野製トレーラーバスが運行開始[3]
  • 1950年(昭和25年)8月1日:貸切バス事業を開始[3]。最盛期には22両を配置していた[3]。木炭バス全廃[3]
  • 1951年(昭和26年)
    • バスのワンマン運転化を開始する[3]
    • 10月3日:定期観光バス事業を開始[3]。翌年、新車「あつた」「なみこし」導入。
  • 1952年(昭和27年)6月1日:松ヶ枝自動車運輸事務所を移転し、老松自動車運輸事務所に改称[3]
  • 1956年(昭和31年)7月15日:横田自動車運輸事務所を移転し、熱田自動車運輸事務所に改称[4]
  • 1958年(昭和33年)5月26日:浄心自動車運輸事務所を移転し、北自動車運輸事務所に改称[4]
  • 1960年(昭和35年)
    • 8月1日:那古野自動車運輸事務所浄心分所を開設[4]
    • 9月13日:中川自動車運輸事務所を開設[4]
  • 1961年(昭和36年):1日当たりの乗車人員が62万1千人となり、市電を追い越す。[要出典]
  • 1962年(昭和37年)10月15日:定期観光バス事業を撤退、名古屋遊覧バス株式会社が事業を継承[4]
  • 1963年(昭和38年)
    • 2月1日:那古野自動車運輸事務所浄心分所が浄心自動車運輸事務所に昇格[4]
    • 8月1日:天白自動車運輸事務所及び同所星ヶ丘分所開設[4]。稲葉地電車運輸事務所を稲葉地電車自動車運輸事務所に変更[4]
  • 1965年(昭和40年)9月25日:北自動車運輸事務所如意分所開設[4]
  • 1966年(昭和41年)8月1日:熱田自動車運輸事務所鳴尾分所開設[5]
  • 1967年(昭和42年)
    • 3月3日:栄バスターミナル設置[5]
    • 4月1日:星ヶ丘バスターミナル設置[5]。稲葉地電車自動車運輸事務所稲西分所開設[5]
  • 1969年(昭和44年)
    • 2月20日:中川自動車運輸事務所港分所開設[5]
    • 4月1日:北自動車運輸事務所如意分所が如意自動車運輸事務所に昇格[5]
    • 8月1日:稲葉地電車自動車運輸事務所稲西分所が稲西自動車運輸事務所に昇格[5]
  • 1970年(昭和45年)6月1日:中川自動車運輸事務所港分所が港自動車運輸事務所に昇格[5]
  • 1971年(昭和46年)
    • 1月10日:音聞山 - 八事間にバスレーン設置[5]
    • 7月1日:熱田自動車運輸事務所鳴尾分所が鳴尾自動車運輸事務所に昇格[5]
  • 1972年(昭和47年)12月20日:天白自動車運輸事務所星ヶ丘分所を移転し、猪高自動車運輸事務所開設[5]
  • 1973年(昭和48年)
    • 4月1日:区間制料金から均一料金(50円)に変更した[5]
    • 9月15日:70歳以上の運賃を無料化(後に65歳まで拡大)[5]。優先席を設置[5]
  • 1974年(昭和49年)
    • 3月1日:野並自動車運輸事務所を開設[6]
    • 3月31日:新瑞橋バスターミナル開設[6]
  • 1975年(昭和50年)
  • 1976年(昭和51年)
    • 4月1日:全路線でワンマン化が実施される。在籍車両が最多の1742両に。[要出典]
    • 4月14日:大森自動車運輸事務所開設[6]
  • 1978年(昭和53年)
    • 2月から3月にかけて冷房車の導入を開始。[要出典]
    • 4月1日:現在と同色のアイボリーにブルーカラーのバスが10号系統(【循環】名古屋駅前 - 桜通伏見 - 桜通大津 - 東新町 - 栄 - 広小路伏見 - 名古屋駅前)で運行開始[6]
    • 10月1日:植田・原・平針にバスターミナルを開設[6]
  • 1979年(昭和54年)7月1日:西町自動車整備工場を移転し、森の里自動車整備工場開設[6]
  • 1980年(昭和55年)
    • 2月15日:高速バス及び公共施設関連バス(現在の地域巡回バス)を新設[6]
    • 2月から3月にかけて前面が大型方向幕の車両を導入開始。[要出典]
  • 1981年(昭和56年)
    • 3月30日:神宮東門 - 権野間でバスロケーションシステムを導入[6]
    • 3月25日:老松自動車運輸事務所閉所[6]。熱田自動車運輸事務所を港自動車運輸事務所熱田分所に格下げ[6]
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月28日:基幹バス東郊線(栄 - 星崎間)が開業[7]。港自動車運輸事務所熱田分所閉所[7]
    • 8月1日:バス全線1日乗車券及びバス・地下鉄共通1日乗車券を発売開始。[要出典]
    • 11月1日:市バス・地下鉄テレホンセンター開設[7]
    • 12月1日:各自動車運輸事務所から営業所に改称(例:浄心自動車運輸事務所→浄心営業所)[7]
  • 1983年(昭和58年)3月30日:バス3イ号系統(黒川 - 北部市場間)の新設に伴う対キロ運賃設定開始[7]
  • 1984年(昭和59年)5月14日:池下バスターミナル開設[7]
  • 1985年(昭和60年)4月30日:基幹バス新出来町線(栄 - 引山間)が開業[7]。北営業所を閉所[7]
  • 1986年(昭和61年)4月1日:天白営業所を移転し、緑営業所に改称[7]
  • 1987年(昭和62年):基幹バスを除く新車の塗装が現在と同色のアイボリーにブルーカラーに変更される。3扉車を那古野営業所に4台テスト導入する。[要出典]
  • 1988年(昭和63年)
    • 3月1日:「リリーカード」発売開始(使用開始は同年4月1日から)[7]
    • 全営業所で3扉車の本格導入を開始。[要出典]
  • 1989年平成元年)
    • 7月31日:中型バス導入開始[8]
    • 11月27日:バス冷房化完了[8]
    • 基幹バスを除く一般車の塗装が現在と同色のアイボリーにブルーカラーに統一される。[要出典]
  • 1990年(平成2年)12月5日:深夜バス(栄 - 藤が丘・栄 - 地下鉄高畑)運行開始[8]
  • 1992年(平成4年)
    • 3月27日:ディーゼル電気ハイブリッドバスを導入[8]
    • 10月:中扉にリフトを装備したリフトバスを導入。[要出典]
  • 1995年(平成7年)1月:CNG天然ガスバスを導入。
  • 1996年(平成8年)4月1日:「なごや環境きっぷ」発売開始(2006年3月8日をもって発売終了)。
  • 1997年(平成9年):ノンステップバス導入開始(三菱ふそうエアロスター・ノンステップバス3台)。
  • 1998年(平成10年)
    • 小型バス導入開始。
    • 5月5日:「リリーカード」「回数券カード」発売終了。同時に系統記号が現在のような形に改称。
    • 5月6日ユリカ」によるストアードフェアシステム導入。
  • 1999年(平成11年):3扉車の導入を中止して新車が2扉車になる。
  • 2000年(平成12年)
    • 1月19日:「ユリカ」の積み増し機能導入。
    • この年の新車から前面方向幕は系統と行先が一体化される。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月23日名古屋ガイドウェイバス(愛称:ゆとりーとライン)志段味線が開業。大曽根 - 小幡緑地・中志段味・高蔵寺・瀬戸みずの坂間の4路線を運行開始。運行開始当初は名古屋市交通局、名鉄バス、JR東海バスの3社による委託・運行だった。
    • 新車の導入がすべてノンステップバスに統一される(名古屋市交通局の導入分のみ。名古屋ガイドウェイバスは除外。)。
  • 2003年(平成15年)
    • 2月28日:「いこまいきっぷ」発売終了。
    • 3月27日:ユリカの一部を共通乗車カードシステム「トランパス」対応とする。同時にリリーカードの使用を停止し、ユリカへの交換手続き開始(2006年3月終了)。
    • 9月:LED表示器を採用した車両の導入開始
    • 12月12日:那古野営業所を閉所。
  • 2004年(平成16年)10月6日:御器所営業所を猪高営業所御器所分所に格下げ。港営業所を閉所。
  • 2006年(平成18年)4月1日:「ドニチエコきっぷ」発売開始。名古屋市内の人気観光スポットを周遊するなごや観光ルートバス(愛称「メーグル」)の運行を受託。浄心営業所に専用車を導入。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日:大森営業所を名鉄バスへ業務管理委託開始。
    • 前年に引き続き市バス車両更新を進める。140両全車が新長期排出対応車となる。基幹2号系統用のノンステップバスが初投入される。メーカーは日野自動車といすゞ自動車
  • 2008年(平成20年)12月11日:ICカード乗車券対応料金箱導入開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月1日:浄心営業所を三重交通へ業務管理委託開始。
    • 9月:J-BUS車体のいすゞ・日野自動車製を中心に本年度から使用のデイライト装備を前年度以降の車両にも装備。
    • 10月1日 名古屋ガイドウェイバスの全便をこれまでの名鉄バス・JR東海バスとの共同運行から当局の単独運行に変更し、高蔵寺(春日井市)へ乗り入れる。
  • 2011年(平成23年)2月11日:IC乗車カードmanacaを導入。
  • 2012年(平成24年)
    • 2月29日:トランパス利用終了。
    • 4月1日:野並営業所を名鉄バスへ業務管理委託開始。
    • 4月21日:東海旅客鉄道(JR東海)のTOICAとの相互利用を開始[9]
  • 2013年(平成25年)4月1日:森の里自動車整備工場閉鎖。
  • 2014年(平成26年)4月1日:浄心営業所楠分所開設。

事業所[編集]

現行営業所[編集]

閉所営業所[編集]

  • 港営業所(名古屋市港区港明1丁目)
    • 1969年2月20日開所、2004年10月6日閉所。
  • 那古野営業所(名古屋市西区名駅2丁目)
    • 1931年2月21日開所、2003年12月12日閉所。
  • 北営業所(名古屋市北区鳩岡町1丁目)
    • 1958年5月26日開所、1985年4月29日閉所。
  • 熱田自動車運輸事務所(名古屋市熱田区伝馬2丁目)
    • 1956年7月15日開所、1982年3月27日閉所。営業末期は港営業所の分所となっていた。
  • 老松自動車運輸事務所
    • 1952年6月1日開所、1981年3月25日閉所。

自動車整備工場[編集]

  • 自動車工場(通称大高工場、名古屋市緑区森の里1丁目97)
    • 1979年7月1日開設、2013年4月1日閉鎖。それ以降、車検整備は中川営業所のみ営業所内で、他営業所は名鉄自動車整備や三重交通に委託している。
  • 西町工場(名古屋市熱田区一番3丁目)
    • 元々は市電の西町工場で、1941年4月1日に自動車部門が併設された。新工場(大高工場)の新設に伴い閉鎖。

路線[編集]

現行路線[編集]

2009年現在、一般系統、基幹バス、都心循環バス、高速バス、深夜バス、名古屋ガイドウェイバス地域巡回バス、なごや観光ルートバスが運行されている。系統の詳細については各営業所記事を参照。

一般路線[編集]

一般路線の系統番号は起点(一部途中停留所)の地名と数字の組み合わせからなっている。幹線路線は起点と1桁の数字1から、その他路線は起点と2桁の数字11から始まる。番号はおおむね起点から見て北から時計回りに設定されている。かつては起点に関係なく通しの1 - 3桁の系統番号が付けられていた。

方向幕は起点、系統ごとに色が割り振られており、主要地域は名駅(緑)、栄(桃)、金山(黒)、それ以外の幹線路線は(青)、その他一般路線は(白)、深夜路線は(黄)、臨時急行路線は(橙)、同じ系統内で経由が異なる路線(茶)である。但し、2003年度以降に導入されている車両については表示器は幕式ではなくLED表示式(オレンジ)であり、現在全体の約9割のバスがLED表示式(オレンジ)である。

車体はクリーム色に青帯を巻く塗装が基本であり、別の塗装になることもある。2010年からは、一部の車両において1960年代に見られた塗装を再現している(現在は廃車)。また、バスの一部に地元の子供たちが自由気ままに描いた『お絵かきバス』を数台走らせている。

都心循環バス(都心ループ)[編集]

なごや城系統に充当されていた専用車両 (TF-8)
  • 栄758系統:那古野町[注 2]名古屋駅→柳橋→広小路伏見→栄大津→矢場町→矢場町東→白川通大津→栄大津→広小路伏見→柳橋→笹島町→名古屋駅→那古野町
  • 1998年5月6日運行開始。名古屋駅と栄中心部を循環する路線で、一般系統よりも停留所の設置間隔が短くなっているのが特徴である。主に都心循環バス専用である小型・中型ノンステップ車が用いられているが、検査などの都合により一般系統の車両を用いて運行されることがある。
  • ランの館が2014年3月末で閉館したため、バス停変更と共に方向幕と車体側面に表示されている経由地名も変更されている。
  • なごや城系統:名古屋駅 →菊井町→外堀町通本町→名古屋城正門前→市役所→市政資料館→外堀町通本町→菊井町→名古屋駅
  • 2000年3月運行開始。なごや観光ルートバスの先駆けともいえる観光系統だったが、那古野営業所の閉所に伴う路線再編の一環で2003年12月に廃止された。車体は栄758系統と異なり、黄色を基調としていた。

現在、1998年式・1999年式の小型バスは廃車され、中型ノンステップバスで運行されている。座席などはすべて一般バスのシートと変わらず、1999年式まで採用されていた灰色と赤色の座席はなくなっている。小型バスで運行されていた頃、ラッシュ時は満員だったが、現在は以前より混雑は緩和されている。

高速バス[編集]

高速1に使用されていたツーステップ長尺車
  • 高速1:栄~上前津~鶴舞公園前~東郊通三丁目~(高速区間)~有松町口無池~緑区役所~森の里団地
  • 1980年2月15日運行開始。都心部から郊外へ直接結ぶために設置された系統であり、現在は中区の栄から途中名古屋高速道路を経由し、緑区の森の里団地までを結ぶ1系統のみ運行している。

市バスの全系統で最も運行距離が長い。名古屋高速3号大高線区間を利用する場合は通常料金に加えて10円が必要である。manacaでの支払いも可能である。運賃箱の設定は220円であり、地上区間のみの乗車の場合には運転士にその旨を告げると設定を変更する。

一般系統の車両を兼用で用いていたが、1998年に専用車両8台 (F-517~F-524) が導入され、2005年には高速走行に対応したノンステップバスも投入(ETC車上装置も搭載)。2010年には、全便ノンステップ化のためABS搭載の専用車が8台 (NH-264~NH-271) が導入された。間合い運用などで基幹1号系統にも使用されるため、前方・前扉右横に基幹用プレートが装備されている(常時変更可能)。専用車両の座席にはシートベルトが装備されているが、通常の車両と同様につり革や握り棒があり、立席乗車も可能である(名古屋高速は名前に高速が付いているが、法定速度制限が60キロ以内なので、立席が可能。)。

以前は高速2:栄~上前津~鶴舞公園前~東郊通三丁目~(高速区間)~名南工高~花井~緑高校も存在したが、1982年3月に開業した基幹1の運行開始と共に同じような経路を結ぶ高速2は廃止となっている。

深夜バス[編集]

深夜1系統 藤が丘行 (H-825)
  • 深夜1:栄~千種駅前~今池~本山~星ヶ丘~上社~藤が丘
  • 深夜2:栄~名古屋駅~名古屋駅(太閤通口)~中村区役所~中村公園~地下鉄高畑

1990年12月5日運行開始[8]名古屋市営地下鉄東山線終電後に運行され[要出典]、料金は普通料金の倍額の440円となっている[10]。一日乗車券や全線定期券を提示すれば深夜料金分の差額の支払いで乗車可能となっている[10]が、並行している名古屋市営地下鉄東山線の定期券では乗車できない[要出典]。原則としてゴールデンウィーク[要出典]、お盆、年末年始、祝日を除く月曜日から金曜日までの深夜のみ運行される[10]

深夜バスの運行開始当初は深夜1、深夜2の2路線共に2便ずつの運行だったが、深夜2は乗客が少なく後に1便のみの運行に減便している。車両は以前ツーステップバスで運行していたが、2012年3月より三菱ふそうエアロスター・ノンステップバス(2008年度に導入)が使用されている。[要出典]

なごや観光ルートバス[編集]

観光01系統 メーグル

2007年7月21日運行開始。名古屋市市民経済局観光推進室が企画・運営し、名古屋市交通局が運行受託している。愛称は「メーグル」で金の鯱をイメージさせるゴールドを主体とした専用車両(中型車)を導入し、その車内は天井に窓枠を設け、視界を向上し観光車両として工夫されている。また、当初の予想以上の利用客があったことを受け、浄心営業所に所属する一般大型ノンステップバスに「メーグル」のPRラッピングを施し、休日などの多客時間帯に中型専用車の代わりとして運用に入っている。多客時においては通常一般市バス車両により増便が運行される場合もある。(方向幕は「名古屋市交通局」を表示)

2010年に、日野自動車製大型ハイブリッドバスが導入された(車番M-05で運行)。

日曜・祝祭日等には午前中を中心に車内にボランティアガイドが同乗することがある。なお、正式な系統名は「観光1」号系統である。

土・日・祝日は20 - 30分に1本(名古屋駅午前9時30分から11時30分までは20分毎発、それ以降は30分毎発・1日18本)、平日は30分 - 1時間に1本(名古屋駅午前9時30分から17時00分まで1日13本)それぞれ運行している。月曜日は運休となる(但し祝日は運行し直後の平日が運休となる)。

運賃は、大人210円、小児100円であり、manaca・一日乗車券・市発行の敬老パス・福祉乗車券でも乗車可能であるが、定期券では利用できない。専用一日乗車券として、メーグル1DAYチケット(大人500円、小児250円)が発売されている。

車両は、現在5両の専用車両と2両の予備車が存在する。

専用車どちらも東京特殊車体での改造が施してある。PB-HR7JHAEは本来のレインボーではなくブルーリボンシティのフロントマスク。

予備車は名古屋市交通局所有のもので、メーグルのラッピングが施されている。車内は専用車とは異なり一般バス同様の仕様になっている。また平日は幹名駅2号系統にて運用されている。

かつての系統一覧[編集]

開業時の系統一覧[編集]

系統
記号
運行区間 系統
記号
運行区間
浄心 - 覚王山 浄心 - 公園
名古屋駅前 - 大曽根 名古屋駅前 - 内田橋
出典:『市営交通70年のあゆみ』(名古屋市交通局、1992年)19頁[11]

1931年時点の系統一覧[編集]

開業の翌年に中心部へ拡大した時の路線を示す。

系統
記号
運行区間 系統
記号
運行区間
浄心 - 覚王山 浄心 - 公園
名古屋駅前 - 守山口 浄心 - 大津町 - 内田橋
名古屋駅前 - 道徳 公園 - 笠寺
大津町 - 石川橋 浄心 - 大津町 - 内田橋
浄心 - 船方 三階橋 - 公園
大津町 - 堀田 熱田駅 - 築地
浄心 - 名古屋駅前 - 内田橋 名古屋駅前 - 公園
名古屋駅前 - 三階橋 大曽根 - 内田橋
大津町 - 井戸田 名古屋駅前 - 兵器厰
出典:『市営交通70年のあゆみ』(名古屋市交通局、1992年)19頁[11]

1992年時点の系統一覧[編集]

系統番号を変更し、幹線路線を拡大した頃の系統を示す。

系統
記号
運行区間 系統
記号
運行区間
幹線系統
基幹1 栄 - 鳴尾車庫・総合体育館 基幹2 栄 - 引山
基幹2 名古屋駅 - 猪高車庫 幹線1 池下 - 大森車庫
幹線2 名古屋駅 - 大幸団地 幹線3 猪高車庫 - 島田住宅・平針住宅
幹線4 金山 - 中根・池下 幹線5 新瑞橋 - 地下鉄原
幹線6 大曽根 - 中根・妙音通四丁目 幹線6 大幸団地 - 博物館
幹線7 金山 - 柴田駅前 - 鳴尾車庫 幹線8 金山 - 港車庫前・空見町
幹線8 名古屋港・港車庫前 - 稲永町 - 金城ふ頭 幹線8 港車庫前 - 稲永スポーツセンター
名古屋港 - 稲永ふ頭 - 金城ふ頭 幹線9 神宮東門 - 河合小橋・多加良浦・中川車庫前
幹線9 港車庫前 - 河合小橋・多加良浦・中川車庫前 幹線10 神宮東門 - 権野
幹線11 中村公園 - 戸田荘 幹線12 栄 - 稲葉地町
幹線13 栄 - 如意車庫前 幹線14 栄 - 味鋺東・如意住宅
幹線15 藤が丘 - 大森車庫 幹線16 星ヶ丘 - 梅森荘
幹線17 新瑞橋 - 島田住宅・平針住宅 幹線18 名古屋駅 - 野跡
幹線19 金山 - 中川車庫前・戸田 幹線20 名古屋駅 - 上飯田町
幹線20 栄 - 上飯田町 高速1 栄 - 森の里団地
一般系統
1 名古屋駅 - 上飯田町 3 黒川 - 如意車庫前・北部市場
4 名古屋駅 - 名西橋 - 名古屋駅 5 名古屋駅 - 中切町
6 名古屋駅 - 金山 - 名古屋駅 8 安井町西 - 安井町西
11 豊公橋 - 豊公橋 12 栄 - 稲西車庫
12 稲西車庫 - 中村区役所 - 稲西車庫 17 地下鉄高畑 - 多加良浦・稲永スポーツセンター
18 名古屋駅 - 大曽根 19 千種駅前 - 緑ヶ丘住宅
20 栄 - 名西橋・名塚中学 20 栄 - 平田住宅
20 平田住宅 - 大野木四丁目 - 平田住宅 21 地下鉄高畑 - 中川車庫前 - 両茶橋
23 新瑞橋 - 宝生町 26 金山 - 岩塚本通四丁目・戸田荘
27 栄 - 泉楽通四丁目 28 鶴舞公園前 - 上飯田町
30 栄 - 清水ヶ岡 33 名古屋港 - 鳴尾車庫
34 金山 - 新瑞橋 - 神宮東門 35 地下鉄高畑 - 助光住宅 - 両茶橋
36 金山 - 野立小学校 - 高杉町 37 神宮東門 - 総合体育館・鳴尾車庫
38 金山 - 港車庫前・潮見町南 39 神宮東門 - 地下鉄植田・野並車庫
39 野並車庫 - 地下鉄植田 40 大曽根 - 緑ヶ丘住宅
41 千種駅前 - 笠寺駅・鳴尾車庫 43 地下鉄原 - 島田住宅・みどりが丘公園・白土
44 新瑞橋 - 相生山住宅・白土 45 梅森荘・荒池 - 平針住宅
46 地下鉄原 - 諸ノ木 47 新瑞橋 - 緑車庫
48 新瑞橋 - 篠の風北 - 新瑞橋 50 名古屋駅 - 妙見町
51 栄 - 大治西条 52 栄 - 新守山駅
53 栄 - 高杉町 56 大曽根 - 味鋺住宅・如意車庫前
58 栄 - 山下通・新瑞橋 60 千種駅前 - 新瑞橋・島田一ツ山
61 名鉄神宮前 - 島田一ツ山・野並車庫 62 千種駅前 - 松坂町
63 地下鉄植田 - 篭山西・星崎 64 杁中 - 地下鉄植田
65 星ヶ丘 - 地下鉄植田・東山公園事務局前 65 星ヶ丘 - 西山住宅 - 星ヶ丘
65 星ヶ丘 - 西里町5 - 星ヶ丘 66 大曽根 - 緑ヶ丘住宅
67 栄 - 田代本通 68 千種駅前 - 汁谷東・猪子石団地
71 名古屋駅 - 清水ヶ岡 81 名古屋駅 - 田代本通
85 金山 - 博物館・名古屋大学前 88 大曽根 - 星ヶ丘
89 上社 - 上社 95 一社 - 引山・本郷・藤が丘
95 一社 - 猪子石原 - 一社 99 本郷 - 猪高緑地・本郷
105 名古屋駅(太閤通口) - 如意車庫前 112 本郷 - 大森霞ヶ丘
117 名古屋駅 - 枇杷島スポーツセンター - 名古屋駅 118 港車庫前 - 両茶橋・多加良浦
119 名古屋駅 - 名鉄神宮前 120 中村公園 - 服部
121 栄・千種駅前 - 上飯田町 123 名古屋駅(太閤通口) - 平田住宅
125 名古屋駅 - 横井町 125 名古屋駅 - 岩塚本通四丁目
125 中村公園 - 横井町 129 名古屋駅 - 中川橋北
131 名古屋駅 - 権野 135 妙音通四丁目 - 港車庫前・船見寮前
136 金山 - 荒子町 - 高杉町 137 名古屋港・港車庫前 - 地下鉄高畑
137 港車庫前 - 多加良浦 138 浄心町 - 船方
140 要町 - 有松町口無池・大高町大根山 141 中切町 - 博物館
141 栄 - 博物館 144 大森車庫 - 志段味・志段味スポーツランド
147 栄 - 港車庫前 149 金山 - 高辻 - 要町
160 栄 - 名古屋大学前
施設関連系統
守山区 本地住宅・大森車庫 - 守山新堀 千種区 池下 - 東市民病院 - 猪高車庫
千種区 池下 - 楠元町 - 猪高車庫 緑区 大高駅前 - 緑車庫・諸ノ木
南区 神宮東門 - 神宮東門 東区 栄 - 大幸団地
名東区1 藤が丘 - 梅森荘 名東区2 星ヶ丘 - 名東福祉会館 - 猪高車庫
瑞穂区 名鉄神宮前 - 御器所通 中川区 六番町 - 地下鉄高畑 - 六番町
西区1 栄 - 名西橋 西区2 名古屋駅 - 名古屋城正門前 - 名古屋駅
天白区 地下鉄植田 - 北大坪 - 地下鉄植田 天白区 地下鉄植田 - 植田寮 - 地下鉄植田
北区 黒川 - 上飯田町 - 黒川    
出典:『市営交通70年のあゆみ』(名古屋市交通局、1992年)121頁[12]

バスターミナル[編集]

バス専用ターミナル[編集]

下記は名古屋市交通局のバスターミナル

  • 藤が丘バスターミナル:市営地下鉄東山線「藤が丘駅」・愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)「藤が丘駅」・名鉄バス
    • 名鉄バスのターミナルは別の場所にある。
  • 本郷バスターミナル:市営地下鉄東山線「本郷駅
  • 上社バスターミナル:市営地下鉄東山線「上社駅
  • 一社バスターミナル:市営地下鉄東山線「一社駅
  • 星ヶ丘バスターミナル:市営地下鉄東山線「星ヶ丘駅」・名鉄バス・JR東海バス
    • 名鉄バスとJR東海バスはターミナルに入らない。
  • 池下バスターミナル:市営地下鉄東山線「池下駅
  • 栄バスターミナル(噴水南):市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」・名鉄瀬戸線「栄町駅
  • 栄バスターミナル(オアシス21):市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」・名鉄瀬戸線「栄町駅」・名鉄バス・三重交通・東濃鉄道・ジェイアール東海バス(その他共同運行会社)
  • 名古屋駅バスターミナル:市営地下鉄東山線・桜通線「名古屋駅」名鉄名古屋本線「名鉄名古屋駅」・近鉄名古屋線「近鉄名古屋駅」・JR線「名古屋駅」・名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「名古屋駅」・名鉄バス「名鉄バスセンター」・JR東海バス(その他共同運行会社)
    • 2010年12月23日より建て替え工事により閉鎖中
  • 本陣バスターミナル:市営地下鉄東山線「本陣駅
  • 中村公園バスターミナル:市営地下鉄東山線「中村公園駅」・名鉄バス
    • 名鉄バスはターミナルに入らない。
  • 高畑バスターミナル:市営地下鉄東山線「高畑駅
    • 建物やバス転回場などがある訳ではなく、路上に設置された複数の停留所に発着する。
  • 金山バスターミナル:市営地下鉄名城線・名港線「金山駅」・名鉄名古屋本線「金山駅」・JR線「金山駅」
    • 金山駅北口にある。別の場所に金山南口停留所もある。
  • 新瑞橋バスターミナル:市営地下鉄名城線・桜通線「新瑞橋駅
  • 黒川バスターミナル:市営地下鉄名城線「黒川駅」・とよやまタウンバス
  • 六番町バスターミナル:市営地下鉄名港線「六番町駅
    • 六番町を起・終点とする便のみターミナルに入る。
  • 名古屋港バスターミナル:市営地下鉄名港線「名古屋港駅」・飛島公共交通バス
  • 植田バスターミナル:市営地下鉄鶴舞線「植田駅
  • 原バスターミナル:市営地下鉄鶴舞線「原駅
  • 平針バスターミナル:市営地下鉄鶴舞線「平針駅
  • 鳴子北バスターミナル:市営地下鉄桜通線「鳴子北駅
    • 名古屋市営バス野並営業所に併設されている。
  • 上飯田バスターミナル:市営地下鉄上飯田線「上飯田駅」・名鉄小牧線「上飯田駅」
  • 引山バスターミナル:名鉄バス

交通広場[編集]

上記の他に、タクシーなどの乗降も扱っている交通広場も存在する。下記の通り。

  • 大曽根交通広場:市営地下鉄名城線「大曽根駅」・名鉄瀬戸線「大曽根駅」・JR中央本線「大曽根駅」・ゆとりーとライン「大曽根駅」
  • 茶屋ヶ坂交通広場:市営地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅
  • 自由ヶ丘交通広場:市営地下鉄名城線「自由ヶ丘駅
  • 上小田井交通広場:市営地下鉄鶴舞線「上小田井駅」・名鉄犬山線「上小田井駅」
  • 徳重交通広場:市営地下鉄桜通線「徳重駅」・名鉄バス・JR東海バス
  • 大高交通広場:JR東海道本線「大高駅
    • 大高駅の西側にある。なお、別の場所に「大高駅東」停留所もあるが、こちらは大高駅の東側にある。
  • 南大高交通広場:JR東海道本線「南大高駅
    • 南大高駅の西側にある。なお、別の場所に「南大高駅東」停留所もあるが、こちらは南大高駅の東側にある。さらに別の場所から名鉄バスも発着している。名鉄バスの停留所名は「イオンモール大高」。
  • 新守山交通広場:JR中央本線「新守山駅
  • 八田交通広場:JR関西本線「八田駅
  • 春田交通広場:JR関西本線「春田駅
  • 神宮前交通広場:名鉄名古屋本線・常滑線「神宮前駅
    • 停留所名は「神宮東門」。神宮前駅の西側の道路沿い、文字通り熱田神宮東門の目の前にある。かつては名鉄バスも発着していた。なお、別の場所に「名鉄神宮前」停留所もあり、こちらは神宮前駅の東側の道路を北に少し歩いたところに位置する。
  • 鳴海交通広場:名鉄名古屋本線「鳴海駅」・名鉄バス
    • 停留所名は「名鉄鳴海」。名鉄バスも同じ場所に発着するが、停留所名は「鳴海駅前」となっている。
  • 有松交通広場:名鉄名古屋本線「有松駅
    • 停留所名は「名鉄有松」。かつては名鉄バスも発着していた。
  • 小幡交通広場:名鉄瀬戸線「小幡駅
  • 印場交通広場:名鉄瀬戸線「印場駅」(尾張旭市)
  • 野跡交通広場:名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「野跡駅
  • 西部医療センター交通広場:西部医療センター(北区)
  • 南陽交通広場(イオンモール名古屋茶屋):南陽交通広場(港区)・三重交通
  • 藤田保健衛生大学病院ロータリー:藤田保健衛生大学病院(豊明市)・名鉄バス・ひまわりバス
    • 交通広場とは言い難いが、名鉄バスなど他社のバスやタクシーも取り扱っているため、ここに併記する。

車両[編集]

納入メーカー[編集]

日本メーカー4社とも導入されている。導入数は2012年現在いすゞ自動車が最多で日野自動車三菱ふそうトラック・バス日産ディーゼル(現在のUDトラックス)の順となる。車体組立部門を持たない日産ディーゼル車の場合、富士重工業のボディが標準だったが、同社のバス車体組立撤退後は西日本車体工業のボディが架装されている。また、いすゞのシャーシに富士重工業のボディという組み合わせも少数存在していたが、2011年度末までに全車廃車となった。三菱ふそう・エアロスターの車体は三菱自動車バス製造(現在の三菱ふそうバス製造)に一本化される前は三菱自動車工業名古屋製作所大江工場が架装を担当していたが、同工場にて車体が架装された車両は2009年度末までに全車廃車となった。

なお、かつては営業所ごとに納入するメーカーが決まっていた[注 3]が、営業所の再編、ノンステップバスや小型バスはメーカーが限られる、などの理由により営業所ごとのメーカーは一定でない。

管理番号[編集]

当局では下記の方法によって車両に局番を付番している(40番台は欠番)。

  • 例:NKH-1(この場合、日野自動車製の基幹バス専用ノンステップバスの1号車である。)
  • 1桁目(ステップの有無)
    • N:ノンステップバス
    • なし:ツーステップバスまたはワンステップバス
  • 2桁目(用途)
    • K:基幹バス専用車および研修車(研修車はK-1から始まる局番を持ち、1・3桁目は付されない)
    • L:リフトバス(全廃となり現存しない)
    • M:中型バス及びなごや観光ルートバス「メーグル」専用車(「メーグル」専用車はM-01から始まる局番を持ち、1・3桁目は付されない)
    • S:小型バス
    • T:都心ループ専用車
    • R:基幹バス専用車からの格下車(リフレッシュバスとも呼ばれる。ノンステップバスは存在しない。2008年12月全廃となり現存しない)
    • C:一般・貸切兼用車(2004年12月全廃となり現存しない。またメーカー記号は付されない。現在も一般・貸切兼用車自体は存在するが、車番は一般車と同一体系である。)
    • なし:大型バス
  • 3桁目(メーカー・納入販売店)
    • S:いすゞ自動車(ISUZU:いすゞ自動車東海)頭文字の「I」ではなく「S」となっているのは数字の1との混同を避けるため。
    • H:日野自動車(HINO:愛知日野自動車)
    • F:三菱ふそう・トラックバス(FUSO:三菱ふそう・トラックバス・名古屋ふそう)
    • N:日産ディーゼル工業(NISSAN:日産ディーゼルトラックス中部支社)
  • 4桁目以降(製造番号)
    • 納入した順に1から始まる番号が付番される(ナンバープレートの番号と一致しない)。

大森営業所・野並営業所 所属車両独自装備[編集]

名鉄バスに管理委託されている大森営業所・野並営業所に所属するバスは、他の営業所の車両に装備されていない以下の装備がある。

また、以下の装備は他営業所とは異なり、2007年4月1日の管理委託開始時から運用されている。

野並営業所は2012年4月1日から管理委託開始。

車両について[編集]

名古屋市営バスのCNG車
  • 原則標準尺で導入されている。
  • 平成25年(2013年)度現在、全1012両が配属されている。
  • 平成23年(2011年)度末までに排ガス規制に適合しないKC代ディーゼル車は全廃。
  • かつては大型バスの場合車体前部に折り戸の入口、中央に引き戸の出口、さらに最後部に折り戸の出口という独特の3枚扉車がほとんどであった(基幹2号系統は例外で中央が4枚折り戸の入口)が、1999年式の車両より基幹2号系統と同じ2箇所の出入口に改められた。その後2001年式の車両よりすべてノンステップバス車に移行したため、現在3枚扉車は大型ツーステップバス車2台のみ(名古屋22のナンバープレートのみ存在している。排ガス規制をクリアするCNG車)になっている。なおCNG車は2005年度を最後に導入されていない。それは2006年度に導入されたADG-RA273MANより新長期規制に適合しているため、名古屋市では低公害車という位置づけをされていることが一因と考えられる。なので、2005年度以降CNG車を導入していない。また、CNG車を除く全車がアイドリングストップ・スタートシステム(ISS)を搭載している。

種類別(平成25年度現在)[編集]

大きさ・トランスミッション別(平成25年度現在)[編集]

  • 大型車:811両
    • MT車:462両
    • AT車:349両
  • 中型車:171両
    • MT車:14両
    • AT車:157両
  • 小型車:30両
    • MT車:0両
    • AT車:30両

車両用途別(平成25年度現在)[編集]

なお、基幹車両・都心ループは全車ノンステップバス化を完了している。

  • 一般車両:931両
    • 大型ツーステップバス:2両
    • 大型ノンステップバス:738両
    • 中型ツーステップバス:12両
    • 中型ワンステップバス:2両
    • 中型ノンステップバス:147両
    • 小型ノンステップバス:30両
  • 基幹1系統車両:21両(大型ノンステップバス:21両)
  • 基幹2系統車両:50両(大型ノンステップバス:50両)
  • 都心ループ専用車両:10両(中型ノンステップバス:10両)

動力別(平成25年度現在)[編集]

ディーゼル車排ガス規制適合車両数(平成25年度現在)[編集]

短期規制以前のディーゼル車は全車引退済み

CNG車排ガス規制適合車両数(平成25年度現在)[編集]

  • 短期規制適合車:1両(NE-LV288N)
  • 長期規制適合車:61両(KL-LV834N1改11両 KL-HU2PPEE改25両 KL-UA272KAN改10両 KL-MP37JM改15両)

なお、NE-UA4E0LANも1両存在したが、CNGタンク使用期限が来たため平成24年1月に廃車となった。 また、平成24年度にはU-UA440LAN改が名古屋市営バス最後のU規制車として活躍し、同25年3月廃車となった。

平成27年度燃費基準達成車両数(平成25年度現在)[編集]

  • 新長期規制適合車:189両
  • ポスト新長期規制適合車:158両

全車MT車である。

3扉大型ツーステップバス(平成25年度現在)[編集]

  • いすゞ車:1両(CNG車で純正いすゞ製の車体である。NE-LV288N。MT車)

車両置き換えについて[編集]

2005年頃からは毎年約百数十両という大量増備を行い、車両の取り替えのペースを上げている。2010年度までにノンステップバス比率を92%、アイドリングストップ車(CNG圧縮天然ガス車を除く)の比率を100%にする目標を掲げていたため、現在はアイドリングストップ車(CNG圧縮天然ガス車を除く)の比率が100%になった。この大幅取り換えには、排ガス規制の強化の対象となる8大都市圏に名古屋市が含まれるため、規制に適合しない車両の使用年限が12年に限られることも影響していた。なお、同バスで役目を終えた車両は全国の地方事業者(北海道中央バス宮城交通備北バスなど)に譲渡されている他、一部はミャンマーなど海外にも輸出されている。なお、2011年度(2012年3月末までに廃車)までに排ガス規制に適合しないすべての車両(KC代までのディーゼル車)の入れ替えが終了しており、排ガス規制に適合している2001年度(2002年3月末までに導入)以降のノンステップバスは車両使用年数を現在の12年から18年に延長し、車両購入費を抑えることで経営再建につなげることになっている。このため、平成24年度以降の車両置き換えは、経年の大型低公害ツーステップ車の入れ替えに限り行われている。

但し、一部事業者で実現している所有車の「ノンステップバス比率100%実現」については明言されていない。ごく少数ながら排ガス規制に適合する低公害ツーステップ大型車が全部で4両、同じく排ガス規制に適合する2000年式のツーステップ・ワンステップ中型車が全部で14両、合計18両が在籍しているためと思われる。交通局によると、「平成29年度末に全車ノンステップ車化できる」としている。[要出典]

アイドリングストップ時の音楽(現在は流していない)[編集]

2000年以降に導入されたアイドリングストップ車には、アイドリングストップ時に車内にクラシックなどの音楽が流れる機能がついていたが、2012年4月をもって中止された。流れる音楽の種類は、車両の所属営業所によって異なってた。楽曲は以下の通り。

アイドリングストップ時にそれぞれの曲が順番に頭から流れる。2006年頃まではアイドリングストップがスタートと曲の流れも連動していた。つまり、常に頭から再生されるのではなく、途中切れ・途中スタートとなっていた。

大森・稲西営業所の車両で流れている曲は、かつては鳴尾営業所の車両でも流れていた時期があった。

このような試みは遠州鉄道が考案し、徐々に他のバス事業者にも波及しつつある。詳細は、遠鉄バス#アイドリングストップ中の音楽を参照。

乗降方式・料金[編集]

名古屋市営バスにおける乗車料金は以下のとおりとなる。

ゆとりーとライン高架区間、高速道路経由路線、深夜バスを除き一乗車あたり大人220円・小児110円の全線均一料金を採用している[注 4]。基本的にほとんどの路線は乗車時に料金を支払う「前乗り後ろ降り」の料金前払いシステムを採用しているが、基幹2号系統ゆとりーとラインでは「後ろ乗り前降り」の料金後払いシステムを採用している。

  • 普通券:大人220円・小児110円
  • 割引券:大人100円・小児50円(各種障害者対象)
  • バス・地下鉄全線一日乗車券:大人850円・小児430円
  • 地下鉄全線一日乗車券:大人740円・小児370円
  • バス全線一日乗車券:大人600円・小児300円
  • ドニチエコきっぷ:大人600円・小児300円(土・日曜日・休日、毎月8日、または平日に土日ダイヤを実施する時のみ利用可能)
  • 高速道路利用料金:1回10円(敬老パス・福祉パス利用者を除き高速1号系統の高速道路区間を利用する場合)
  • 深夜バス:大人440円・小児220円(一日乗車券・定期券の場合は差額を支払う)

なお、小児料金は6歳以上12歳未満の小学生に適用する。1歳以上6歳未満の幼児は1人の大人、もしくは小児の付き添いにつき2人まで無料でそれを超える場合や幼児1人での乗車は小児料金が必要であるが、1歳未満の乳児は無料となっている。

ファミリーバス定期[編集]

市バスの通勤定期券等を購入した者と一緒に市バスを乗車する家族で、土・日曜日・休日(土・日・休日ダイヤ特別運行日含む)の現金乗車に限り、大人100円・小児50円(身体障害者等の方は大人50円・小児30円)で市バスに乗車可能である。但し利用できる家族とは同居している配偶者、父母、祖父母、子、孫、兄弟姉妹までとなり、ゆとりーとライン全線と他社運行のバスは利用不可である。また、地下鉄定期券や通学定期券なども対象外となっている。

ユリカ(トランパス)[編集]

ユリカは名古屋市交通局が発行していたプリペイドカードの名称。バス・地下鉄共通で利用できるタイプ、平日10時から16時までと土・日曜日・休日のみ使用できるバス専用、地下鉄専用のタイプがある。それぞれに大人用と小児用(障害者などの特割運賃にも利用可能)がある。そのうち、大人用のバス・地下鉄共通タイプのみが「トランパス」として利用可能である。

トランパスは、名古屋市営バス・名古屋市営地下鉄名古屋鉄道(対応路線のみ)・名鉄バス(長距離高速バス等を除く)・あおなみ線愛知高速交通(リニモ)で共通利用できる。また、共通ユリカで市バスと市バス、市バスと地下鉄、市バスとあおなみ線、地下鉄とあおなみ線は、90分以内の乗り換えの場合、80円(小児は40円)引きである。

なお、2011年2月11日にIC乗車カードmanacaが導入されたことで、ユリカを含めたトランパス対応カードは2月10日に販売を終了、2012年2月29日で利用が終了された。

  • 販売価格→利用可能額
    • バス・地下鉄共通(大人用)(トランパス対応)
      • 500円→500円(贈答用のみ)
      • 1,000円→1,000円
      • 2,000円→2,200円
      • 3,000円→3,300円
      • 5,000円→5,600円
    • バス・地下鉄共通(こども・特割用)
      • 1,000円→1,100円
    • バス昼間割引専用(大人用)
      • 2,000円→2,800円
    • バス昼間割引専用(こども用)
      • 1,000円→1,400円
    • 地下鉄昼間割引専用(大人用)
      • 2,000円→2,400円
    • 地下鉄昼間割引専用(こども用)
      • 1,000円→1,200円

昼間割引は平日10時から16時まで利用可能(バスは乗車時(基幹2号は降車時)、地下鉄は改札入場時の時間を基準とする)。休日は終日利用可能。

なお、営業所(分所)ごとのカード裏面の印字は、

  • 浄心営業所:ハスシヨ
  • 如意営業所:ハスニヨ
  • 中川営業所:ハスナカ
  • 稲西営業所:ハスイナ
  • 鳴尾営業所:ハスナル
  • 鳴尾営業所(高速1):コウナル
  • 緑営業所:ハスミト
  • 野並営業所:ハスノナ
  • 猪高営業所:ハスイタ
  • 御器所分所:ハスコキ
  • 大森営業所:ハスオオ

となっている(正確には半角文字で表される)。また、かつては基幹バスの初め2文字の表示は「ハス」ではなく「キカ」であった。

営業係数[編集]

バス停に掲示された、系統ごとの営業係数。黒字系統は青い字で、赤字系統は赤い字で記されている
上:荒子駅 「112」が金山22号系統、「294」が中川巡回系統の営業係数
下:石川橋 金山12号系統は数少ない黒字路線の一つ

2008年(平成20年)度の市バス事業は9億円の黒字となったが、依然として厳しい状況が続いている。市バス全161系統のうち、営業係数が100未満の黒字系統は21系統、100以上の赤字系統は140系統であり、全体の約87%が赤字系統で、営業係数の平均は122である。

黒字系統は以下の21系統である(2008年度)[15]

系統名 起点 終点 営業係数 備考
基幹1 星崎 95
基幹2 引山 99
栄758 名古屋駅 名古屋駅 97
名駅13 名古屋駅 上飯田 96
名駅15 名古屋駅 黒川 99
名駅24 名古屋駅 大治西条 97
幹栄1 如意住宅 99
金山12 金山 妙見町 92
幹藤丘1 藤が丘 本地住宅 58 営業係数ベスト第1位
幹本郷1 本郷 猪高緑地 81
上社11 上社 上社 74 営業係数ベスト第2位
幹一社1 一社 引山 95
幹星丘1 星ヶ丘 梅森荘 81
幹星丘2 星ヶ丘 地下鉄植田 87
星丘11 星ヶ丘 地下鉄自由ヶ丘 98
星丘13 星ヶ丘 杁中 99
中村13 中村公園 稲西車庫 86
神宮11 名鉄神宮前 相生山住宅 96
幹原1 地下鉄原 新瑞橋 90
原11 地下鉄原 地下鉄原 98
平針11 荒池 平針住宅 83

一方、営業係数が200以上の系統は以下の系統である(2008年度)[15]

系統名 起点 終点 営業係数 備考
名駅22 名古屋駅 横井町 202
名駅25 名古屋駅 名古屋駅 208
名駅29 名古屋駅 名古屋駅 250
栄15 新守山駅 260
栄27 283
金山26 金山 金山 208
上社12 上社 緑ケ丘住宅 232
高畑12 地下鉄高畑 多加良浦 207
高畑17 地下鉄高畑 戸田荘 214
高畑18 港区役所 地下鉄高畑 248
神宮13 神宮東門 野並 233
神宮16 神宮東門 神宮東門 209
東海11 港区役所 両茶橋 215
名港11 名古屋港 鳴尾車庫 212
植田12 地下鉄植田 地下鉄植田 230
野並17 野並 有松町口無池 276
春田11 春田駅 両茶橋 513 営業係数ワースト第2位
要町11 要町 有松町口無池 231
有松11 有松町口無池 太子 276
大高12 大高駅前 白土 219
守山11 新守山駅 守山新堀 297
小幡11 本地住宅 新守山駅 215
千種巡回 地下鉄自由ヶ丘 地下鉄自由ヶ丘 218
東巡回 大曽根 茶屋ケ坂 320
山田巡回 如意車庫前 平田住宅 218
中村巡回 本陣 稲西車庫 276
中巡回 金山 412
昭和巡回 御器所通 名古屋大学 226
瑞穂巡回 新瑞橋 新瑞橋 329
熱田巡回 神宮東門 神宮東門 381
中川巡回 地下鉄高畑 地下鉄高畑 297
富田巡回 戸田 戸田荘 284
港巡回 港区役所 多加良浦 220
南陽巡回 春田駅 春田駅 647 営業係数ワースト第1位
守山巡回 新守山駅 守山新堀 281
志段味巡回 印場駅 印場駅 407
緑2巡回 有松町口無池 有松町口無池 427 営業係数ワースト第3位

地域巡回系統はすべて赤字であり、最も数値の低いものでも名東巡回系統(星ヶ丘 - 猪高車庫)の116である。

その他の系統についても名古屋市交通局のウェブサイトに記載されている[15]

市営バスの運転士に関するエピソード[編集]

1990年9月25日の夜、当時鳴尾営業所所属の男性運転士が乗務中、北頭交差点にある歩道橋から飛び降り自殺を図り瀕死の状態で道路上に倒れている女性を見つけ、乗客を乗せて運行中であるにもかかわらず、この女性が他の車にひかれないよう、女性の前にバスを停車させた[16]。近くには消防署(名古屋市南消防署。救急隊配置)があり、このとき周囲にいた人が救急車を要請していたものの、サイレンが聞こえず到着まで時間が掛かると運転士が判断し[17]、乗客と協力しながら女性をバスに乗せ、本来の運行経路から外れて近くの病院に搬送した[16]。転落した女性は頭の怪我で済み命に別条は無かった[16]

この運転士は運行規程に違反することを顧みず、躊躇なく迅速な人命救助を行ったことが評価され、シチズン時計からシチズン・オブ・ザ・イヤーを受賞した[18][19]

参考文献[編集]

  • 『市営交通70年のあゆみ』 名古屋市交通局、名古屋市交通局、1992年

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 大治町と尾張旭市以外、各市町内のバス停は1 - 2箇所のみである。春日井市は名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)高蔵寺バス停のみ。この他、大府市あま市(旧七宝町域)をバスが走行するが、バス停はない。
  2. ^ 名古屋駅ターミナルビル建て替えにより2010年12月より起・終点が変更されている
  3. ^ 那古野営業所廃止前の時点では、那古野・稲西・鳴尾がふそう、浄心・港・如意がいすゞ、野並・緑が日産、中川・御器所・猪高・大森が日野
  4. ^ 2002年まで豊山町にある北部市場バス停で乗り降りする場合のみ対キロ区間制料金(事前申告制。前乗り後ろ降りだったため支払い額は乗客の良心に任されていた)が適用されていたが、並行する名鉄バスが路線を廃止したため適用廃止となる。なお現在は豊山町のコミュニティバスが並行しているが、こちらは名古屋市に運賃を合わせている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 名古屋市交通局 1992, p. 111.
  2. ^ a b c d e f g 名古屋市交通局 1992, p. 112.
  3. ^ a b c d e f g h i j 名古屋市交通局 1992, p. 113.
  4. ^ a b c d e f g h i 名古屋市交通局 1992, p. 114.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 名古屋市交通局 1992, p. 115.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 名古屋市交通局 1992, p. 116.
  7. ^ a b c d e f g h i j 名古屋市交通局 1992, p. 117.
  8. ^ a b c d e 名古屋市交通局 1992, p. 118.
  9. ^ 名古屋市交通局. “マナカ(manaca)とTOICAの乗車券機能の相互利用サービスを平成24年4月21日(土)に開始しました!”. 2012年5月3日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年4月23日閲覧。
  10. ^ a b c 名古屋市交通局. “深夜バス料金”. 2014年9月4日閲覧。
  11. ^ a b 名古屋市交通局 1992, p. 19.
  12. ^ 名古屋市交通局 1992, p. 121.
  13. ^ 事務事業評価票(バス事故の発生防止(自動車運転課・大森営業所)) 名古屋市交通局。
  14. ^ 市バス車両への「ドライブレコーダー」の導入について 名古屋市交通局。
  15. ^ a b c 決算概要 | 交通局について | 名古屋市交通局
  16. ^ a b c “夜の街 救急市バス 転落女性乗せ 病院へ 南区の歩道橋 乗客も〝う回〟に協力”. 中日新聞朝刊12版: p. 31. (1990年9月26日) 
  17. ^ 奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ)2010年12月16日放送分より
  18. ^ シチズンホールディングス. “受賞者アーカイブ”. 2014年8月31日閲覧。
  19. ^ “せちがらい社会にぬくもり 第1回シチズン・オブ・ザ・イヤー 運転中けが人救う 本紙報道で選ばれる”. 中日新聞夕刊E版: p. 14. (1991年1月25日) 

外部リンク[編集]