ピアノソナタK.545

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ピアノソナタ ハ長調K.545は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した3楽章からなるピアノソナタ。旧モーツァルト全集では第15番新モーツァルト全集では第16番である。モーツァルトが、「初心者のための小さなソナタ」としたこの作品は、ソナチネアルバムにも収められており、ピアノ学習者にはおなじみの曲となっている。

1788年夏に作曲された。

曲の構成[編集]

ソナタ形式。ピアノ学習者ではない人でも聞いたことがあるであろうこの第1楽章は、ピアノ初心者の練習には最適な曲となっている。展開部はト短調で始まって小結尾の動機を執拗に展開し(この書法は同年に書かれたピアノ協奏曲第26番などの晩年の作品で見られる)、再現部は下属調であるヘ長調で始まる。この調性配置は作曲技術として興味深く、後にシューベルトが「5つのピアノ曲」(ピアノソナタ第3番)で採用している。
複合三部形式。表情豊かにゆっくりと演奏する。
ロンド形式。前楽章とは対照的に、元気よく、はねるように奏する。ちなみに、この楽章は1799年に、ブライトコプフ・ウント・ヘルテルにより移調したうえにヴァイオリンソナタの断章と合わせた形で「ピアノソナタヘ長調 K.547a」として出版されている。

備考[編集]

名古屋市営バスで、2000年以降に導入された車両(CNG車以外)においてアイドリングストップ時にこの曲の第1楽章と第2楽章が流れてくる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]