名鉄名古屋本線

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名古屋鉄道 名古屋本線
神宮前 - 金山間の複々線区間
神宮前 - 金山間の複々線区間
路線総延長 99.8 km
軌間 1067 mm
電圧 1500V(直流
最高速度 120 km/h

名古屋本線(なごやほんせん)は、愛知県豊橋市豊橋駅から岐阜県岐阜市名鉄岐阜駅までを結ぶ名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線

運賃計算区分はA(運賃計算は営業キロをそのまま用いる)。すべての駅でmanacaなどの交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが使用できる。

概要[編集]

名鉄名古屋本線とJR東海道本線
平井信号場
名鉄岐阜駅南端にある単線区間

豊橋駅 - 岐阜駅間の各都市を結ぶ。創設時から競合する国鉄(現在の東海旅客鉄道〈JR東海〉)東海道本線に対しては、運行本数で圧倒的優位に立っていたが、JR移行後に新快速などが大増発されて以来、速度・運賃などで両者の競争が活発化した。

ほぼ全線がJR東海道本線と並行し、前記の通り激しい競争が行われており、その状況は名古屋駅を境に対称的な特徴が出ている。豊橋駅 - 名鉄名古屋駅間は、JRと並行しながらも比較的離れているため、豊明市知立市豊川市(ただし旧御津町はJRが通る)のようにJRが通っていなくても名鉄が通っているという都市もあり、利用者が多い。また、この区間は線形が比較的良く急カーブと呼べるものもほとんどないため、所要時間はJRの快速列車特別快速新快速を含む)と互角になっている。ただし、豊橋駅は後述の飯田線との共用からくる制約により、JR化以前よりは利用客が減少している。一方で名鉄名古屋駅 - 名鉄岐阜駅間は急カーブが多く線形が悪い。特に後述の最小曲線半径が160mの箇所はすべてこの区間にある。そのうえ、JR側は駅間距離が長く、この区間は普通列車でも途中停車駅が5駅しかないという要因もあり、特に併走区間はあたかもJR側が急行線、名鉄側が緩行線であるかのようなほど駅間距離の差が大きいこともあって、所要時間は名鉄の特急(29分)ですらJRの普通(26 - 27分、快速は20分前後)に敵わないという事態になっている。ただし途中停車駅数は名鉄特急の方がJRの普通よりも1駅少ない。また、この区間はJRと距離があまり離れていないため、JR化後一宮や岐阜を中心に利用者がJRに移動しつつある。そのため近年の名鉄では、この区間は都市間輸送に特化はせずサービス性や駅数の多さを生かして地域輸送の向上を目的とした特急などの停車駅の増加が目立つ。

また、豊橋駅 - 神宮前駅間では国道1号、神宮前駅 - 名鉄岐阜駅間では国道22号にそれぞれほぼ並走している。

JR東海との共用区間[編集]

豊橋駅から平井信号場にかけては、単線を名鉄とJR東海がそれぞれ所有し、同一線路を共用することで名古屋本線とJR飯田線の列車が運行されている。具体的にはJR東海が施設を所有する南側の単線を名鉄岐阜駅方面行きおよび飯田線の中部天竜方面行きの列車が通り、名鉄が所有する北側の単線を両路線の豊橋方面行の列車が通る。

両社の単線を共用する形となるため、当路線の豊橋駅への運行本数は毎時6本が上限となっている。最高速度は飯田線と同じ85km/hとされ、飯田線内で遅延が発生した時の復旧は飯田線を優先とするため、名鉄の列車が伊奈駅で運転を打ち切らざるを得ない場合もある。なお、架線使用料および電力費は列車本数の比率による独自の計算式でJRに支払われる。

なお、この区間にある船町駅下地駅はJR東海の専用駅で、名鉄の列車は停車しない[注釈 1]

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):99.8km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:60駅(起終点駅を含む)
  • 複線区間:
    • 複々線:
    • 複線:
      • 豊橋駅 - 神宮前駅間(豊橋駅 - 平井信号場間は前述のとおりJR東海と単線ずつを所有し複線としてJR飯田線と共用)
      • 金山駅 - 名鉄岐阜駅間(ただし名鉄岐阜駅の南にある加納陸橋[1]の部分は単線)
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式
  • 保安装置M式ATS(豊橋駅 - 平井信号場間はATS-PTを併設)
  • 最高速度:120km/h(豊橋駅 - 平井信号場間は85km/h。詳細は「最高速度」の節を参照)
  • 最急勾配:35(山王駅 - 名鉄名古屋駅間)
  • 最小曲線半径:160m(東枇杷島駅 - 枇杷島分岐点間、加納駅 - 名鉄岐阜駅間、上り線のみ東枇杷島駅 - 栄生駅間)
  • 最長直線区間:上り線名電赤坂駅東方 - 平井信号場南方(豊川放水路橋梁)約8.8km、下り線平井信号場北方 - 名電赤坂駅東方 約7.8km

運行形態[編集]

国府から豊川線、新安城から西尾線、神宮前から常滑線(空港線・河和線・知多新線方面)、枇杷島分岐点で犬山線(各務原線・広見線方面)、須ヶ口で津島線(尾西線方面)が分岐するが、多くの列車が直通する。

これらの列車のほとんどが名鉄名古屋・金山方面に向けて運転され、枇杷島分岐点 - 金山駅間では、早朝・深夜を除き平均2 - 3分間隔(日中でも1時間に26本)の高頻度で列車が走る状態となっている。このため、名鉄名古屋駅では系統別に停車位置をずらしたり、一部の普通列車で須ヶ口行や金山行を設定したり、2005年1月の空港線開業にあたっては本線の豊橋駅 - 名鉄岐阜駅間の特急を減らし空港方面に充当するなどして対応している。特にこの区間で事故や障害が起こると、ダイヤの乱れが直通各線へ広がる。

上記の頻繁運転区間については、金山総合駅開業に伴う他線との接続改善、犬山線 - 地下鉄鶴舞線直通運転開始、競合するJR東海の近郊輸送の強化によって利用客が分散化している。

日中の運行パターンは以下のとおりである。各節において運行本数は特記なければ1時間当たりのもの。名鉄名古屋駅・名鉄一宮駅・名鉄岐阜駅の「名鉄」は省略。

名古屋本線の運行系統(2011年12月17日改正) 名古屋本線の運行系統(2011年12月17日改正)
名古屋本線の運行系統(2011年12月17日改正)


ミュースカイ・快速特急・特急[編集]

豊橋駅 - 岐阜駅間[編集]

名古屋本線内の豊橋駅 - 岐阜駅間に下りは一部特別車の特急で、上りは一部特別車の快速特急で、それぞれ2本ずつ運行している。基本停車駅での全区間標準所要時分は、名鉄名古屋駅1分停車として快速特急が79分(名岐間29分・名豊間49分)、特急が83分(名岐間29分・名豊間53分)となっている。いずれも1998年ごろにおける最短時分に比べて3分程度の余裕時分が加えてあり、新木曽川と笠松が基本停車駅となったことでさらに3分延びている。この系統は昔から1200系の6両または1800系を増結した8両で運転されてきたが、最近は2200系(1700-2300系を含む。増結車は3100系または3150系)による運用も増えた。区間列車として下りは名古屋止まり(休日に後述の西尾発が1本のみ運転)や須ヶ口止まり(平日に豊橋発と西尾発が1本ずつのみ運転)、上りは国府止まり(深夜に岐阜発の1本のみ)や伊奈止まり(平日深夜に2本、休日は1本のみで美合駅にも停車)や東岡崎止まりがある。快速特急・特急とも標準停車駅にのみ停車する列車がほとんどだが、朝や深夜は豊橋駅口で急行を補完するため、伊奈駅や国府駅に停車する列車もあり、平日朝ラッシュには一部の上り列車(特急のみ)が笠松駅または新木曽川駅を通過する。平日朝に岐阜駅発特急豊橋行き[注釈 2]の3本だけ、鳴海駅にも停車する。2011年3月26日のダイヤ改正で平日のみ豊橋駅8時32分発岐阜行き特急は、改正以前は本線特急は通過だが、津島佐屋方面特急の停車駅である須ヶ口駅にも停車する。

2011年3月26日のダイヤ改正では名鉄名古屋駅23時57分発東岡崎行き全車一般車特急が設定されている。

豊橋駅 - 犬山線・広見線直通系統[編集]

犬山線へ直通する特急として、豊橋駅 - 新鵜沼駅間に下りは一部特別車の快速特急で、上りは一部特別車の特急で、それぞれ2本ずつ運行している。この運行系統は1996年より豊橋方面から名古屋空港へのアクセスを目的として平日の朝に1本だけ走っており、豊橋方面から犬山線へ唯一直通する一部特別車特急として知られていた。2005年1月の改正で一旦廃止となったものの2007年6月の改正で時刻を多少変更して復活し、2008年12月の改正で大幅に増加している。休日朝のみだが新可児駅から豊橋方面へ直通する特急も3本設定されているほか、平日朝に犬山駅止まりが1本だけ設定されている。使用車両は上記豊橋 - 岐阜の系統と同じ。

岐阜駅 - 中部国際空港駅間[編集]

中部国際空港への連絡特急として、中部国際空港駅 - 岐阜駅間に全車特別車のミュースカイを1本(日中以外)、一部特別車の特急を2本運行している。2008年12月のダイヤ改正以前は昼間にも豊橋発着の列車が毎時1本運行されていたが、中部国際空港駅方面より名古屋駅方面への利用者が圧倒的に多く、乗り換えの不便が目立ったためこれを廃止し、代わりに岐阜発着の列車を増発した(夕方以降にも設定)。中部国際空港駅 - 岐阜駅間の列車と豊橋駅 - 新鵜沼駅間の列車は、金山駅または神宮前駅で、ともに同じホームにて乗り換えが可能。ただし名古屋本線内のみを通しで乗車する場合以外は、以前のような短時間での接続は考慮されなくなった。総合すれば名古屋本線の一般車(自由席)を連結した快速特急・特急は15分間隔で運行されている。

2011年3月26日のダイヤ改正より、従来運行されていた豊橋駅発中部国際空港行き一部特別車特急(2005年1月の改正で設定。駅配線の都合上金山駅で折り返していた)と名古屋駅 - 岐阜駅間の昼間のミュースカイが廃止され、この時間帯のミュースカイは中部国際空港駅 - 名古屋駅の折り返し運転となった。また、深夜には常滑・空港線の上り名古屋方面と名古屋本線の下り一宮方面への最終列車を兼ねた中部国際空港駅発岐阜行きの全車一般車特急が設定されている。

現在一部特別車特急は2200系1700系-2300系で運転されている。なお、豊橋発着の列車は登場時が1200系、廃止時点では2200系で運転されていた。

西尾線直通系統[編集]

西尾線直通系統として、西尾駅 - 名古屋駅(平日の西尾発は須ヶ口行き)間の一部特別車の特急を1日1往復のみ運行している。1200系6両編成で運転される。かつてこの系統は全車特別車で佐屋駅または吉良吉田駅まで運行されており、1600系や1000系4両編成(以上は2008年まで)や8800系(2005年まで)や7000系(1999年まで)で運転されていた。2008年6月29日に実施のダイヤ改正で、朝の西尾発名古屋行きと夜間の名古屋発西尾行きの各1本が一部特別車化されたほかはすべて、快速急行(現在は急行。一部列車は西尾線内準急)に格下げされた(後述)。

その他の系統など[編集]

平日の朝には、豊川稲荷発岐阜行き快速特急・特急(2200系6両、各1本のみ。本宿駅と美合駅に特別停車)や、河和発岐阜行き(平日は1200系8両、休日は2200系6両)などの列車もある。いずれも一部特別車で運転される。

金山駅 - 東岡崎駅では昼間でも混雑が激しいことがある。これは知立駅以東での最先着列車であることと知立駅での利用客が多いこと(実際三河線からの乗り継ぎ客も相当多い)が大きく影響している。名岐間では快速特急・特急は朝の特急の一部をのぞくすべてが新木曽川駅と笠松駅にも停車し、所要時間が29分 - 31分となっている。唯一両駅通過となるミュースカイも、名岐間は遅延余裕を加味し27 - 28分かけて走る。

ミュースカイ・快速特急・特急の運行本数[編集]

以上をまとめると、昼間時間帯に名古屋本線内でミュースカイ、快速特急、特急は以下の本数が運行されている(2011年3月26日改正時。ミュースカイのみ全車特別車で他は一部特別車。この記事に記載していない犬山線常滑線直通列車を含む)。

  • 豊橋駅 - 神宮前駅間:快速特急2本、特急2本
  • 神宮前駅 - 名古屋駅間:ミュースカイ2本、快速特急2本、特急6本
  • 名古屋駅 - 枇杷島分岐点間:ミュースカイ1本(朝夕は2本)、快速特急2本、特急4本
  • 枇杷島分岐点 - 岐阜駅間:下りは特急4本(日中以外はミュースカイ1本が追加)、上りは快速特急2本、特急2本(日中以外はミュースカイ1本が追加)

快速急行・急行・準急[編集]

2008年12月27日のダイヤ改正より、名古屋本線神宮前駅以東で快速急行は設定されなくなった。

豊橋駅・豊川稲荷駅 - 岐阜駅間[編集]

豊橋駅 - 岐阜駅間と豊川稲荷駅 - 一宮駅間に、急行を各2本運行している。豊川稲荷発着の系統は夕方以降は大里駅にも特別停車、豊川稲荷駅 - 東岡崎駅間は準急となり、藤川駅と男川駅にも停車する。国府駅 - 東岡崎駅間を走る準急は豊川稲荷駅・国府駅 - 名古屋方面の列車が中心で、平日朝に1本だけ伊奈駅までの列車が運転される。また、朝ラッシュ時に東岡崎駅 - 豊明駅間で運行される準急は東岡崎以東で急行や普通に種別変更を行う列車が多く、東岡崎駅をはさんで種別変更なく運行する準急は従来はなかったが、2011年3月改正で朝の上り1本が設定された。

日中の豊橋・豊川稲荷駅 - 岐阜駅間の急行は鳴海駅(上りのほとんど)・前後駅(豊橋発岐阜行き)・堀田駅(豊川稲荷発一宮行き)で一部特別車の快速特急または特急に1回だけ追い抜かれる(朝ラッシュなどは終点まで抜かれないこともある。ただし豊川稲荷発の下りは国府駅で快速特急の通過と、豊橋行き急行が到着した後に発車。上りは岐阜発車時点で特急または快速特急のすぐ後に発車するため、神宮前駅までは抜かれない)。急行の運転時分は、待避時間をのぞくと豊橋駅 - 名古屋駅間が60分 - 64分、名古屋駅 - 岐阜駅間は最速31分だが大半は余裕時分が加わり35分前後かかるため、名岐間の表定速度はさほど高くない(このためJR東海道本線の普通列車より遅い。1990年代の最短記録でも現在の特急とほぼ同じ29分)。かつては新安城駅・豊明駅・新清洲駅などで特急を待避していたこともある。また、豊川稲荷発の列車は15時台以降の東岡崎以東における準急運転を考慮したダイヤとなり、再び堀田駅で特急を待避するようになったため、以前よりも神宮前駅 - 新清洲駅への到着時刻が8分程度遅くなった。

平日の朝には、犬山線から豊橋行きや豊川稲荷行きも運転されている。また、朝ラッシュや深夜には豊橋駅や豊川線へは乗り入れない伊奈発着や国府発着や東岡崎発着の急行も運転されている。

過去(1994年 - 2000年3月)には平日、休日ともに、夕方に豊橋駅 - 新可児駅御嵩駅常滑駅 - 新岐阜駅(当時)の急行が設定されていた。また、朝や夕方以降に、矢作橋駅に特別停車していたこともある(2003年まで)。豊橋・豊川稲荷発着の系統は昔から主に前後駅・栄生駅・大里駅などに特別停車することが多かった。2008年12月のダイヤ改正以降、特別停車はほとんど行われていなかったが、2011年3月ダイヤ改正では、後述の準急削減により、平日の日中に豊川稲荷発着系統で二ツ杁と有松の両駅で準急削減を補う特別停車が実施された。

平日は8割以上、休日は9割以上の割合で6両編成で運転されるが、待避駅で増結または解放する場合もある。豊橋発着の列車は特急の間合い運用をのぞいて120km/hでの運転が可能な3Rと呼ばれる3100・3150・3300・3500・3700系が使用され(2008年6月29日のダイヤ改正時点ではそれまでの7000系や5700系の6両編成(最高速度110km/h)に代わって一部のみ5000系での120km/h運転も行われていたが2008年12月27日のダイヤ改正で豊橋駅に5000系は入線しなくなり、この系統はほとんどが3Rで運転されるようになった)。朝と夕方に限り一部の列車で8両運転もある(豊川稲荷行きが8両で運転される場合は、国府駅で後ろ4両を切り離す。かつては存在していたが、現在そのような列車はない)。早朝と深夜は平日、休日とも4両で運転される。以前はこれらの系統は主に7000・5700・5500系などのSR車で運転されていた。土・休日の豊川稲荷発は3Rと6000・6500・6800系(豊川線・尾西線ワンマン車両を含む)の6Rの6両編成が大半で運転されている。朝は特急への送り込み、深夜は特急からの折り返しのため、1200系や2200系での運転も行われている(ただし特別車は締め切り)。かつて主流であった2扉SR車(現在は少数派である5700系・5300系のみ)による本線急行は、2010年時点では早朝の国府発岐阜行き、深夜の岐阜発伊奈行きなど数本程度残っていたが、2011年3月ダイヤ改正でほとんど消滅し、本線上で見られる急行運用は早朝の名鉄一宮発中部国際空港行き快速急行、深夜に名鉄岐阜発着のごく一部の列車と、後述する西尾線 - 津島線系統一部列車の本線走行区間のみとなった。

快速急行は朝の数本(神宮前行きと常滑・空港線に直通する一部の列車をのぞいて名古屋駅で急行などに種別変更する)のみ走っている。また朝と深夜には、ごくわずかに豊橋駅や伊奈駅を発着する準急も存在するが、平日朝の伊奈行き1本をのぞき東岡崎駅 - 豊橋駅間は急行に種別変更して運行している。現在は豊橋駅を発着する快速急行や準急は設定されていない。なお、豊橋駅を23時台に発車する2本の急行(名古屋行き(東岡崎駅から準急)と鳴海行き)は、ともに同駅停車の東海道新幹線下り「ひかり」の接続を取る時刻設定である。2本とも特急の折り返しで、名古屋行きが1000 - 1200系、鳴海行きが2200系などの共に8両編成(特別車締め切り)を使用する。

西尾線 - 津島・尾西線直通系統[編集]

吉良吉田駅 - (急行) - 下りは神宮前駅、上りは名古屋駅 - (準急) - 須ヶ口駅 - (津島線内は吉良吉田行きのみ準急、佐屋行きは普通) - 佐屋駅間に2本運行しており、須ヶ口駅 - 名鉄岐阜駅間は日中準急の設定がない。原則として上下とも豊明駅に特別停車する。一部列車は西尾線内で準急となる(新安城駅までは停車駅は同じで、西尾線に入ってから南桜井駅にも停車)。夜の上り2本は西尾線に入らず新安城駅(土休日の1本は豊明駅)止まりとなる(22時台に新安城駅に到着する列車のみ終点で西尾線の普通吉良吉田行きへ接続)。平日の日中は後述の準急が運転されないため、本系統は神宮前駅以西は普通列車となり(上りは名鉄名古屋駅で種別変更)、弥富駅まで直通している。

1998年までは蒲郡駅まで直通しており(晩年は西尾駅以南普通列車)、現在はその名残で終点の吉良吉田駅で蒲郡線方面発着の普通ワンマン列車に接続する。また、2003年3月ダイヤ改正で前後駅が標準停車駅に加わる(1990年代初期に前後駅に特別停車していたこともある)。これ以前のダイヤでは夜間の一部は有松駅にも特別停車していた(西尾行きのみ。佐屋行きは通過)。呼続駅・桜駅・本笠寺駅・本星崎駅・左京山駅・有松駅・中京競馬場前駅の利用者を考慮して、昔から上下線とも鳴海駅で普通に接続し(上りは2003年3月改正時にも一部が前後駅で別の普通へ接続していた)、さらに知立駅で岡崎・豊橋方面発の特急から乗り換えでき、知立駅で岡崎・豊橋方面行きの特急へ乗り換えることができる。現在のダイヤでは豊明駅でも普通に接続する。

主に3000系列、6000系系列によって運転されている。3000系列は2008年6月29日より入線し、12月27日よりごくわずかだが1380系や5000系も入線している。新安城駅2番線のホーム有効長の関係から全列車4両編成となっており、上下線とも基本的に新安城駅から須ヶ口駅まで快速特急を待避しない(ただし平日の昼間は二ツ杁駅で快速特急を待避する)ので、新安城駅 - 名古屋駅間では混雑することが多い。1992年までは西尾線内は普通列車で、1999年までは下りの一部は堀田駅で特急(現在の快速特急に当たる系統で、当時は知立駅も通過していた)を待避していたり金山行きや須ヶ口行き、津島行きなどになっていたこともあった。2008年6月のダイヤ改正以前に多数存在した西尾行きも夜間に1本だけ存在する。休日の夜には一部の列車は弥富発着となっている。2005年までこの系統は6000・6500系または5300・5700系で運転されていた。平日の朝には、犬山経由岐阜発普通吉良吉田行き(岐阜駅 - 名古屋駅間と鳴海駅 - 新安城駅間は急行で新安城駅から準急。豊明駅と北安城駅にも停車)と犬山経由岐阜発急行吉良吉田行き(新鵜沼駅までと新安城駅から普通)が各1本(列車種別は名鉄名古屋駅を発車時点)運行されている。

名古屋本線 - 津島・尾西線直通系統[編集]

豊明駅 - (準急) - 下りは神宮前駅、上りは名古屋駅 - (普通) - 佐屋駅間に2本運行しており、東岡崎駅 - 豊明駅間は、朝ラッシュと深夜をのぞいて準急の設定はない。

かつてこの系統は三河線猿投駅碧南駅方面の直通列車であった(三河線内は普通に種別変更し各駅に停車)。三河線に直通していたころは、三河線内の刈谷駅 - 名古屋駅間で競合するJR東海道本線への対抗策として、特急増結用の1800系7700系などのSR車による運行が主体で、碧南駅 - 名古屋駅間で先着するダイヤが組まれていた時期もある。

この系統は昔から二ツ杁駅栄生駅有松駅に特別停車しており、2003年より標準停車駅に前後駅、特別停車駅に中京競馬場前駅が追加され、2005年1月のダイヤ改正時より準急と改称されて現在の停車駅となっている。2005年1月ダイヤ改正以前は前後駅や豊明駅などへの利用者を考慮して、鳴海駅で普通東岡崎行きに接続していたが、現在鳴海駅で普通へは接続しない。その代わり前後駅で普通東岡崎行きに接続している(終点の豊明駅では同一ホームでの乗り換えができないため)。

下りは西枇杷島駅(すぐ後に岐阜行きのミュースカイが運転される列車)または二ツ杁駅(それ以外の列車)で特急を待避するが、上りは終点の豊明駅まで待避しない(ただし須ヶ口駅で急行の発車と特急の通過を待った後発車)。このためこの列車も前後 - 名古屋間で混雑することが多い。2005年1月ダイヤ改正から2006年4月ダイヤ改正のころは上りはほとんど知立行きで知立到着後前後駅まで回送されていた。そのため、このころは豊明駅から準急は上りしか利用できず、下りは毎時4本の普通しか利用できなかった。2006年4月ダイヤ改正から2008年12月ダイヤ改正のころは東岡崎駅まで直通しており(さらに列車番号を変えて伊奈駅まで)、前後駅以東は普通列車になっていた。2003年ダイヤ改正以前は知立駅で特急が発車した後に発車しており、一宮方面と分かれる須ヶ口駅まで待避しなかった。昼間を中心に一部の列車が鳴海駅で折り返していた時期もある。西枇杷島駅のホーム有効長の関係から、主に3500系、5000系、6000系などの4両で運転されている。土休日のみ5700・5300系の運用がある。

2011年3月ダイヤ改正からは、平日日中の準急運行が削減された。この時間帯は代わりに前述の豊川稲荷発着の急行が有松と二ツ杁に特別停車し、西尾線直通の急行が神宮前駅(上りは名鉄名古屋駅)以西で普通に種別変更している。

竹鼻・羽島線直通系統[編集]

早朝(ただし土休日の岐阜行きは無い)と平日の夕方を中心に新羽島駅 - (普通) - 笠松駅 - (急行) - 岐阜駅間に2本運行している。2001年までは竹鼻線でも急行運転する列車も存在していた。2両または4両で運転。1800系も特急の間合い運用として使用される。本線・豊川線急行と同じく笠松駅 - 岐阜駅間は全列車ノンストップで、岐南駅・茶所駅・加納駅には1本も特別停車しない。早朝や深夜には急行のほか、岐阜駅から竹鼻線に直通する普通列車も数本運転される。

快速急行・急行・準急の運行本数[編集]

以上をまとめると、昼間時間帯に名古屋本線内で急行、準急は以下の本数が運行されている(2011年3月26日改正時。この記事に記載されていない犬山線、常滑線直通列車を含む)。

  • 豊橋駅 - 国府駅間:急行2本
  • 国府駅 - 新安城駅間:急行4本(土休日の朝と、平日・土休日の夕方以降の国府 - 東岡崎間は急行2本と準急2本)
  • 新安城駅 - 豊明駅間:急行6本
  • 豊明駅 - 神宮前駅間:急行6本、準急2本(準急が運転されない時間帯は急行6本)
  • 神宮前駅 - 名古屋駅間:下りでは急行6本、準急4本、上りでは急行8本、準急4本(準急が運転されない時間帯は、下りでは急行6本、準急2本、上りでは急行8本、準急2本)
  • 名古屋駅 - 枇杷島分岐点間:急行6本、準急4本(準急が運転されない時間帯は、急行6本、準急2本)
  • 枇杷島分岐点 - 須ヶ口駅間:急行4本、準急2本(準急が運転されない時間帯は、急行4本)
  • 須ヶ口駅 - 一宮駅間:急行4本
  • 一宮駅 - 笠松駅間:急行2本
  • 笠松駅 - 岐阜駅間:急行2本(平日の夕方以降は急行4本)

普通[編集]

全列車が各駅に停車する。2両・4両が多いが、朝ラッシュ時などには6両や8両(後者は平日上り1本のみ)での運転も見られる。6両以上の場合、ホームが4両分しかない駅ではドアカットが行われる。豊橋駅に入線する列車は急行以上で普通列車は最東端で伊奈駅までしか行かない(平日に各務原線名鉄岐阜発6:18発普通豊橋行が存在するが名古屋駅から急行へと種別変更する。準急も存在するが種別変更により豊橋に着くころには急行になる)。

ほとんどの待避可能な駅で優等列車に追い越されるため、主要駅間を普通のみで乗り通すとかなり時間がかかる(朝ラッシュ時などは追い越されないこともある)。しかし、比較的駅間の長い新安城駅以東では、待避時間をのぞいた表定速度は約51km/hで、通称「ダラ」と呼ばれるほど極端に遅い訳ではない。

伊奈駅 - 東岡崎駅間[編集]

伊奈駅 - 東岡崎駅間では2本運行している。ほとんどの列車が東岡崎駅で岩倉行きなどに行先を変更して名古屋方面へ直通する。区間列車として東岡崎方面からの本宿止まり(2003年改正前は美合止まりもあった)がごく僅かに存在するほか、平日朝1本のみ豊川線への直通列車もある。また、最終列車は国府止まりである。この区間における普通のみ停車する駅の利用者は少ないが、朝ラッシュは名古屋方面への送り込みを兼ねて3・4本運行されている。

日中は下りが国府駅で特急、本宿駅で豊橋発の急行、快速特急、時間帯によっては豊川稲荷発の急行(有松、二ツ杁停車)および準急に、上りが美合駅で豊橋行き急行、国府駅で特急にそれぞれ追い越される。下りは近年、本宿駅で豊川稲荷発の急行(準急)も待避するようになり所要時間が延びていたが、2011年3月26日改正後は休日日中のみ東岡崎駅まで先行する。豊橋駅を発着する列車の設定がないために伊奈駅で豊橋発着の急行に接続する(ただしすぐに接続できる列車は少なく、15分前後待つことが多い)。

平日朝に、国府駅で準急に変わる伊奈発普通犬山行きが1本運転されている。

東岡崎駅 - 須ヶ口駅間[編集]

犬山線へ直通する東岡崎駅 - 岩倉駅・犬山駅間に各2本運行している。大半が4両で運行されるが一部2両、6両の運用もある(一部列車は新安城駅、豊明駅、鳴海駅などで増解結をすることがある)が、特急連結用である1800系の運用も数本ある。また、SR車での運行も多い。前記平日の夕ラッシュ時など時間帯によっては岩倉発着の列車が犬山発着となる。夜遅くなると半数(主に犬山発着の列車)は豊明発着となり、東岡崎駅 - 豊明駅間は2本になる。平日朝ラッシュ時は東岡崎駅 - 豊明駅間など上りの本数が日中より少なくなる駅もある。朝ラッシュ時や夜間には伊奈駅・本宿駅・岐阜駅(名古屋本線経由、犬山駅経由双方)・金山駅・鳴海駅・知立駅・新安城駅などの昼間運行されない発着駅の普通列車も存在する。2008年12月のダイヤ改正より、平日のみ入庫を兼ねた運用である東岡崎発豊明行きも夜間に1本だけ設定された(21:24発、21:56着。名古屋方面直通列車と同様に新安城駅で急行と特急を待避)。2011年3月のダイヤ改正時点ではさらに増発され、夕方と夜間に計5本設定されている。なお、東岡崎駅では岩倉発着の列車はそのまま名古屋方面へは折り返さず、列車番号と行き先を変えて伊奈駅まで延長運転される(前記の列車)。

東岡崎駅 - 神宮前駅間では日中はそれぞれ以下の駅で優等列車に追い越される(括弧内は追い越される優等種別の順番)。

  • 東岡崎発犬山行き:新安城(豊川急行・特急)、豊明(西尾急行・本線急行・快速特急・準急(始発))、鳴海(豊川急行・特急)
  • 東岡崎発岩倉行き:新安城(本線急行・快速特急)、前後(豊川急行・特急)、鳴海(西尾急行)、本笠寺(快速特急・本線急行)
  • 岩倉発東岡崎行き:本笠寺(豊川急行・特急)、前後(準急・快速特急・本線急行)、豊明(西尾急行)、新安城(特急・豊川急行)
  • 犬山発東岡崎行き:本笠寺(本線急行・快速特急)、鳴海(西尾急行)、前後(特急・豊川急行)、新安城(快速特急・本線急行)

神宮前駅 - 金山駅間は常滑線へ直通する列車(金山駅 - 内海駅・河和駅・知多半田駅・常滑駅・中部国際空港駅)も運行されているため、下り10本、上り8本になっている。2005年1月のダイヤ改正までの常滑線直通列車の運行系統は上りは岐阜方面から知多半田方面への運転で、下りは常滑方面から津島線(主に佐屋行き)方面だった。

枇杷島分岐点 - 須ヶ口駅間は名古屋市近郊にもかかわらず普通列車の本数が日中毎時2本と少ない。これは、この区間の駅間距離が短く、普通のみの停車駅(西枇杷島駅・新川橋駅)よりも隣接する優等列車停車駅(二ツ杁駅・須ケ口駅)や、名鉄名古屋方面への有効本数が多い東枇杷島駅に利用客が流れていることによるものであり、また運行形態からこのような現象が起きていると捉えることもできる。この区間は前述の豊明駅 - 佐屋駅間の準急(平日日中は吉良吉田駅 - 弥富駅間の急行)が、下りは神宮前駅以西、上りは名鉄名古屋駅以西でそれぞれ普通列車に種別変更して走っているのみであり、日中に豊橋方面から普通のまま直通する列車や岐阜方面または常滑線から直通する列車は設定されていない。また山王駅では上下線で停車する本数が下り6本、上り4本と異なる。

須ヶ口駅 - 岐阜駅間[編集]

須ヶ口駅 - 岐阜駅間では4本運行している。この区間では上りが新木曽川駅では急行と特急または快速特急に、一宮駅では同駅始発の急行豊川稲荷行きに、国府宮駅では特急または快速特急に、新清洲駅では急行(半数のみ)に追い抜かれる。下りは新清洲駅で急行(半数のみ)、国府宮駅で特急、新木曽川駅で特急にそれぞれ追い抜かれる。このほかに一部の列車は岐南駅でも優等列車の通過待ちをしている。普通列車は基本的に区間内折り返し運転であるが、朝ラッシュなどは名古屋方面に直通する。区間列車として、一宮駅 - 岐阜駅間のみの列車がほんのわずかに設定されている。

岐阜発着の普通の半数は2005年まで上りで知多半田駅まで(さらに列車番号を変えて河和駅または内海駅まで)ロングラン運用していた。2000年から2001年には半数が新木曽川駅以北で急行に種別変更していた(代わりに竹鼻線直通列車が普通のまま岐阜駅まで直通していた)。また、夜間には岐阜発常滑行き(土休日は太田川行き)が1本設定されている。

この区間の普通列車は基本的に4両または2両での運転。普通列車のみ停車する駅では利用者がそれほど多くないが、特急の間合い運行の1800・1850系による2両または4両での運転が他の区間に比べてやや多くなっている。2200系が運転を開始した2005年以降は3100・3150系による2両単独運行も多い。

普通列車の運行本数[編集]

以上をまとめると、昼間時間帯に名古屋本線内では普通が以下の本数運行されている。

  • 伊奈駅 - 東岡崎駅間:毎時2本
  • 東岡崎駅 - 神宮前駅間:毎時4本
  • 神宮前駅 - 金山駅間:下りは毎時10本、上りは毎時8本
  • 金山駅 - 名古屋駅間:下りは毎時6本、上りは毎時4本
  • 名古屋駅 - 東枇杷島駅間:毎時6本
  • 東枇杷島駅 - 須ヶ口駅間:毎時2本
    • 時刻表上では金山駅 - 須ヶ口駅間の普通列車が名古屋本線の普通列車として扱われず、津島線もしくは犬山線の普通列車として扱われることがある(大部分が国府宮・一宮方面へ行かないため)。
  • 須ヶ口駅 - 岐阜駅間:毎時4本

最高速度[編集]

歴史で後述するとおり、名古屋本線では成立時より東海道本線という競合線が存在し、優等列車主体の都市間連絡ダイヤを構成するため、伝統的に高速運転が行われてきた。

戦後では認可速度95km/hから始まり、1953年に100km/h、1959年には105km/h、1961年からは特急で110km/h運転が認可された。1990年以降は線形の良い一部区間で120km/h(増圧ブレーキ・ABS装備車両のみ)となり、軌間が1067mmである在来私鉄の路線としては高速の部類に入る。なお120km/h運転開始に当たっては、車両以外の面でも下記のような改良、準備が行われている。

優等列車(豊橋発着の急行を含む)の最高速度120km/h運転は、伊奈駅 - 名電長沢駅(上りは実質名電赤坂以東)、矢作橋駅 - 知立駅(実質は牛田以東)、新清洲駅 - 木曽川堤駅(妙興寺 - 名鉄一宮のみ実質115km/h)の各区間で、対応車種により実施されている。なお豊橋発着の急行については、ダイヤは7000系の走行性能を基準とする最高速度110km/hで組まれている[注釈 3]。一方で、すべての普通列車(駅間距離がおおむね2.5km以上で速度制限の緩い箇所のみ)と支線(豊川線含む)直通の急行は、6000系に合わせて最高速度100km/hのダイヤとなっている。準急については、早朝・深夜の運行距離が長い列車は「豊橋発着の急行」に、その他大部分の区間列車は「支線直通急行」や普通に準じている。

  • 快速急行、急行、準急については、使用車両(・編成)の最高速度が上記ダイヤ作成上の最高速度よりも高い場合、特に復旧運転などで車両の最高速度にて走行することが多い。これは犬山線や常滑線・空港線でも同様である(ただし、両線では110km/hまで。常滑線・空港線は特急以上が120km/h)。以前は逆に車両(6000系)の最高速度の方が低いというケースがあったが、現在は解消している。
  • 1990年、最初に120km/h運転が開始されたのは、先行的に60kgレールの敷設が完了していた国府駅 - 名電長沢駅間と新一宮駅(現在の名鉄一宮駅) - 新木曽川駅間であった。以来、徐々に120km/h区間を拡大してきたわけだが、その中には現在も50kgNレールのままの区間がある(特に下り線に多い)。50kgNレールの区間については当初110km/hに留めていたところを115km/h、そして120km/hへと段階的に引き上げている。なお他社に比べ遅れていたPCマクラギ化も、1990年ごろには本線のほぼ全区間で完工した。
  • 停車駅間でみた最高平均速度は、下り快速特急の東岡崎駅 - 知立駅間で94.8km/hを記録する(13.3kmを8分25秒で走破する)。次いで特急の国府駅 - 東岡崎駅間が94.4km/h、以下快速特急の豊橋駅 - 東岡崎駅間が90.5km/h、特急の東岡崎駅 - 新安城駅間が90.0km/hと、線形が良好で停車駅間が長い東部方面の速さが際立つ[注釈 4]
  • 特にスピードアップ・所要時分短縮に積極的であった1990年代は、フルノッチで区間最高速度まで加速した後、並列全界磁ノッチ(VVVF車は5ノッチあるうちの3 - 4ノッチ)に入れ直して最高速度を維持するという、現有車両では実際に搭載されていない定速度制御機能に近づける運転操作が標準であった。運転時分に余裕が出てきた近年でも、常滑線内におけるミュースカイや、運転状況あるいは運転士によっては本線において現在も行われている。
  • 120km/h化区間以外でも2006年に高架化された鳴海駅付近など、全般的に線形改良、軌道強化などによって区間最高速度、カープやポイントの通過制限速度が引き上げられた箇所は多い。分岐器(ポイント)の直線側通過速度はかつての95 - 100km/h(ごく一部の駅にはノーズ可動式を設置し制限なし)から、弾性ポイントの導入によって多くが速度制限なしとなっている。また、以前に比べて中継信号機減速信号が現示可能な信号機が増えたのも目立つ点である。ちなみに注意信号の制限速度は65km/h、減速信号は85km/hで、名鉄の本線系路線においては注意・減速ともに制限速度がJRよりも10 - 20km/h高い(本線でも豊橋駅 - 平井信号場間はJRの規則に従うので例外。また、場内信号機から分岐器までの距離が短い場合の分岐側に関しては、同じ注意信号でもATS照査により制限45 - 50km/hとなっている)。
  • 各線からの列車が集中する神宮前駅 - 枇杷島分岐点間は平行ダイヤとなるため、駅間ごとの最高速度はおおむね列車種別に関わらず同じか、差があっても最大10km/h程度である(神宮前駅 - 金山駅95km/h、名古屋駅 - 栄生駅75km/hなどはすべての列車種別で同じ。名古屋駅→山王駅のみは準急以上100km/h・普通85km/h)。
  • 優等列車の表定速度に関しては、最高速度110km/hの時代では定速度制御機能を備えた7500系により1969年に豊橋駅 - 新岐阜駅間を76分運転、また120km/hとなってからは編成出力の高い1000‐1200系などにより1997年に同区間71分運転を実現しピークを迎えたが、いずれもその後は停車駅や停車時分余裕時分を増やしたことにより、徐々に遅くなる(所要時間が延びる)傾向にある。2008年12月のダイヤ改正により日中以降の快速特急・特急が笠松駅と新木曽川駅に停車するようになってからは、名古屋駅 - 豊橋駅間は停車駅を最小限に抑えてJRとのスピード競争でしのぎを削り、岐阜駅 - 名古屋駅間は速達性をJRに譲って地域間輸送に重点を置くといった東西間で対照的な図式が色濃く出ている。

歴史[編集]

豊橋駅 - 名鉄名古屋駅間は愛知電気鉄道により都市間をほぼ一直線に結ぶ高速鉄道として建設され、名鉄名古屋駅 - 名鉄岐阜駅間は名古屋鉄道が合併した会社の路線が繋がり成立した。

名岐線[編集]

現在の枇杷島分岐点 - 丸ノ内駅間は名古屋電気鉄道、丸ノ内駅 - 国府宮駅間は名古屋鉄道(初代)、国府宮駅 - 名鉄一宮駅間は尾西鉄道、名鉄一宮駅 - 笠松駅間は名岐鉄道、笠松駅 - 名鉄岐阜駅間は美濃電気軌道により開業した。

最初の開通区間は枇杷島橋駅(現在の枇杷島分岐点) - 須ヶ口駅間で、1914年に開業した。名岐線で最後に開通したのは新一宮駅(現在の名鉄一宮駅) - 新笠松駅(現在の笠松駅)間で、1928年のことである。それまでの名岐間の連絡は木曽川線(尾西線新一宮駅 - 玉ノ井方面の旧名称)の木曽川橋駅(廃止:玉ノ井駅の北にあった)と笠松線の笠松駅(3代目。現在の西笠松駅)の間を木曽川を介して行われていたが、名岐線全通により、当時の名古屋側のターミナルで今の名古屋駅の北東にあった押切町駅から新岐阜駅(現在の名鉄岐阜駅)まで直通の特急が運転された。

建設の経緯については「名古屋鉄道#名古屋電気鉄道」も参照。

  • 1914年(大正3年)
    • 1月23日:名古屋電気鉄道が津島線として枇杷島橋駅 - 須ヶ口駅 - 新津島駅(現在の津島)間を開業。
    • 6月2日:美濃電気軌道が笠松線として笠松口駅(初代) - 広江駅(後に廃止)間を開業。
    • 9月22日:名古屋電気鉄道が清洲線として須ヶ口駅 - 丸ノ内駅 - 清洲駅(後の清洲町駅)間を開業。
    • 12月14日:上川手駅を茶所駅へ改称届出[2]
    • 12月26日:美濃電気軌道笠松線 広江駅 - 新岐阜駅間が開業。
  • 1916年(大正5年)
    • 2月1日 - 笠松口駅(初代)を笠松駅 (初代)に改称[3]
    • 10月1日 - 笠松駅 (初代)を笠松駅 (2代)へ移転[4]
  • 1917年(大正6年)
    • 2月1日:八剣 - 境川間の印食駅廃止[2]
    • 5月1日:笠松(初代) - 八剣間の下徳田駅廃止[2]
  • 1921年(大正10年)
    • 7月1日:名古屋電気鉄道が津島線・清洲線などを名古屋鉄道へ譲渡。
    • 9月21日 - 竹鼻鉄道との接続のため、笠松駅 (2代)を笠松駅 (3代)へ移転し、笠松駅 (2代)および旧線区間廃止[5]
  • 1924年(大正13年)2月15日:尾西鉄道が中村線として国府宮駅 - 新一宮駅間を開業。
  • 1925年(大正14年)8月1日:名古屋鉄道が尾西鉄道の路線を譲り受け、国府宮駅 - 新一宮駅間を国府宮支線とする。
  • 1928年(昭和3年)
    • 1月24日:大和駅(現在の島氏永駅)開業。島駅・氏永駅廃止。
    • 2月3日:西清洲駅(現在の新清洲駅) - 国府宮駅間が開業。国府宮駅 - 新一宮駅間が複線化。国府宮支線を名岐線と改称。
    • 4月10日:丸ノ内駅 - 西清洲駅間が開業(この日までに丸之内駅を丸ノ内駅に改称[2])。須ヶ口駅 - 丸ノ内駅間が複線化。須ヶ口駅 - 新一宮駅間を名岐線、丸ノ内駅 - 清洲駅間を清洲線とする。
  • 1930年(昭和5年)
    • この年までに妙興寺駅 - 新一宮駅間の花池駅廃止。
    • 8月20日:名古屋鉄道が美濃電気軌道を合併。
    • 9月1日:大和駅を島氏永駅に改称。
    • 9月5日:名古屋鉄道が名岐鉄道に社名変更。
  • 1935年(昭和10年)
    • 4月29日:新一宮駅 - 新笠松駅(2代)間が開業。笠松口駅 - 八剣駅間に新笠松駅 (2代)開業。新笠松駅 (2代) - 広江駅間が複線化。名岐線を須ヶ口駅 - 新岐阜駅間とする。押切町駅 - 新岐阜駅間全通。
    • 8月1日:名岐鉄道が愛知電気鉄道を合併、名古屋鉄道に社名変更。
  • 1936年(昭和11年)
    • 5月:新笠松駅 (2代)を笠松駅 (4代)に改称[6]
    • 9月15日:黒田駅開業。
  • 1939年(昭和14年)3月1日:木曽川堤駅開業。
  • 1941年(昭和16年)
    • 2月10日:馬寄駅を石刀駅に改称。
    • 8月12日新名古屋地下トンネルが竣工し、新名古屋駅 - 枇杷島橋駅(現在の枇杷島分岐点)間が開業。名岐線を新名古屋駅 - 新岐阜駅間とする。
  • 1942年(昭和17年)
    • 2月1日:二ツ杁駅開業。
    • 4月1日:この日までに名岐線境川駅(現在の岐南駅) - 茶所駅間の下川手駅、広江駅 - 新岐阜駅間の加納駅(初代)廃止。
  • 1943年(昭和18年)11月1日:大佐土駅を大里駅に改称[2]
  • 1944年(昭和19年):西枇杷島駅・増田口駅・石刀駅・八剣駅・安良田町駅(現在の加納駅)休止。

豊橋線[編集]

豊橋側は常滑線を営業していた愛知電気鉄道により開業。神宮前駅を起点に有松線、岡崎線、豊橋線と名を変えながら豊橋へ向け1917年から1927年にかけて順次延伸された。

沿線は東海道の宿場町として栄えていたが、官設鉄道東海道線は豊橋駅を出ると、東海道から外れ、蒲郡駅を経由する海岸沿いのルートを取った[注釈 5]。このため、東海道線が開通すると、東海道沿いの宿場町は一気に廃れてしまい、鉄道の力を思い知らされることとなった。愛知電気鉄道が同線を開通するに当たり、地元は積極的に鉄道誘致に動いたため、土地買収などがうまくいき、並行して走る東海道線とは違い比較的直進するような路線になっている。

  • 1917年(大正6年)
    • 3月7日:愛知電気鉄道が有松線として神宮前駅 - 笠寺駅(現在の本笠寺駅)間開業[7]
    • 5月8日:笠寺駅 - 有松裏駅(現在の有松)間が開業。
  • 1923年(大正12年)
    • 4月1日:岡崎線 有松裏駅 - 新知立仮駅間が開業。有松線を岡崎線に改称。
    • 6月1日:南井戸田駅廃止[2]。新知立仮駅 - 西岡崎駅(現在の岡崎公園前)間が開業。新知立駅(後の東知立駅)開業、新知立仮駅廃止。
    • 8月8日:西岡崎駅 - 東岡崎駅間が開業。
  • 1924年(大正13年)
    • 4月13日:有松裏駅 - 矢作橋駅間が複線化。
    • 10月26日:鳴海駅 - 有松裏駅間が複線化。
  • 1925年(大正14年)
  • 1926年(大正15年)4月1日:豊橋線 矢作橋駅 - 東岡崎駅間が複線化、東岡崎駅 - 小坂井駅間が複線で開業。岡崎線を豊橋線に改称。豊川鉄道豊川駅まで乗り入れ開始。
  • 1927年(昭和2年)
    • 6月1日:この日までに伊奈駅開業[2][注釈 6]。豊橋線 伊奈駅 - 吉田駅(現在の豊橋)間が開業。神宮前駅 - 吉田駅間が全通。伊奈 - 小坂井駅間は小坂井支線となる。
    • 12月23日:東笠寺駅開業届出。
    • 12月28日:東笠寺駅 - 鳴海駅間が複線化。
  • 1928年(昭和3年)4月15日:堀田駅開業。
  • 1930年(昭和5年)
    • 4月5日:呼続駅 - 笠寺駅間が複線化。
    • 7月11日:堀田駅 - 呼続駅間が経路変更・複線化。
    • 9月20日:神宮前駅 - 豊橋駅間に超特急あさひ」を運転開始(1938年廃止)。
  • 1931年(昭和6年):桶狭間駅開業。
  • 1932年(昭和7年)10月:笠寺駅 - 東笠寺駅間が複線化。
  • 1934年(昭和9年)
    • 1月14日:小田渕駅開業。
    • 12月25日:この日までに有松裏駅 - 前後駅間の桶狭間駅廃止。
  • 1935年(昭和10年)8月1日:名岐鉄道が愛知電気鉄道を合併、名古屋鉄道に社名変更。
  • 1936年(昭和11年)4月1日:西岡崎駅を岡崎公園前駅に改称。
  • 1938年(昭和13年)12月1日:愛電山中駅を名電山中駅、愛電長沢駅を名電長沢駅、愛電赤坂駅を名電赤坂駅に改称[9]
  • 1941年(昭和16年)8月1日:豊橋線新知立駅と三河線知立駅(現在の三河知立駅)を統合し、知立駅に改称。
  • 1942年(昭和17年)
    • 1月31日:神宮前駅 - 堀田駅間が複線化。
    • 6月10日:左京山駅開業。
  • 1943年(昭和18年)
    • 6月1日:笠寺駅を本笠寺駅に改称。国鉄笠寺駅開業による。
    • 8月1日:吉田駅を豊橋駅に改称。
    • 11月1日:有松裏駅を有松駅に改称。
  • 1944年(昭和19年):東笠寺駅・井戸田駅休止。

名古屋本線成立[編集]

名岐鉄道と愛知電気鉄道が合併して名古屋鉄道が発足した後、新名古屋駅(現在の名鉄名古屋駅) - 枇杷島橋駅間が開業した。さらに神宮前駅 - 新名古屋駅間の東西連絡線が1944年に開業し名岐線と豊橋線が結ばれるが、名岐線は600V電化、豊橋線は1500V電化であったため、直通運転ができず金山橋駅で乗り換えが必要だった。名岐線が1500Vに昇圧され豊橋駅 - 新岐阜駅間が名古屋本線となり、直通運転が始まったのは戦後の1948年のことである。現在も社内では「東西直通線」と呼ばれている[注釈 7]。1990年、神宮前駅 - 金山駅間が複々線化された。ただし、この複々線は1駅間2.2kmのみで、神宮前駅では複々線間相互の転線も不可能になっており、列車の運用を見ても事実上常滑線を金山駅まで延伸したという性格の方が強いことが分かる。複々線化は、金山総合駅と同様に用地が以前から確保されていて[注釈 8]、東側に2線(現在の上り線)を貼り付け増設する形で行われた。現在の下り内線(常滑線列車用)は複々線化前の上り線を転用したものである。

  • 1944年(昭和19年)
    • 9月1日:東西連絡線 神宮前駅 - 新名古屋駅間が開業。
    • 12月21日:豊橋線を金山駅 - 豊橋駅間に、名岐線を金山駅 - 新岐阜駅間に変更。
  • 1945年(昭和20年)7月1日:金山駅を金山橋駅に改称。
  • 1948年(昭和23年)
    • 4月18日:名岐線の新岐阜駅を移転し各務原線の長住町駅と統合。
    • 5月12日:名岐線の架線電圧を1500Vに昇圧。
    • 5月16日:西清洲駅を新清洲駅に改称。豊橋駅 - 新岐阜駅間を名古屋本線とし豊橋駅 - 新岐阜駅間直通運転開始。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月1日:本御油駅を御油駅に改称。
    • 8月1日:休止していた西枇杷島駅営業再開。枇杷島橋駅を廃止し、枇杷島分岐点として西枇杷島駅構内扱いに。
    • 8月27日:木曽川信号場廃止[10]
  • 1952年(昭和27年)3月1日:今川駅を富士松駅に改称。
  • 1953年(昭和28年)7月15日:中京競馬場前駅開業。
  • 1956年(昭和31年)
    • 9月1日:阿野駅を豊明駅に改称。
    • 9月12日:山王駅を中日球場前駅に改称。
    • 9月23日:休止していた石刀駅営業再開。
  • 1957年(昭和32年)9月13日:広江駅 - 新岐阜駅間を新岐阜駅構内の一部をのぞき複線化、急曲線緩和。
  • 1958年(昭和33年)
  • 1959年(昭和34年)
    • 4月1日:知立駅を築堤上から地平に移転新設。旧・知立駅を名古屋本線は東知立駅(後に廃止)に、三河線は三河知立駅に分離・改称。
    • 10月11日:大里駅南側の踏切にてオート三輪が特急列車と衝突、脱線(大里駅踏切衝突事故)。
  • 1961年(昭和36年)6月12日:パノラマカーこと7000系電車が登場し、特急のうち毎時1本に投入される。高性能車で運転される特急の最高速度を110km/hに向上。
  • 1964年(昭和39年)3月29日:新名古屋駅構内に停車中の急行列車に特急列車が追突(新名古屋駅列車追突事故)。
  • 1967年(昭和42年)4月15日:休止していた本星崎駅 - 本笠寺駅間の東笠寺駅廃止。
  • 1968年(昭和43年)1月7日:牛田駅 - 知立駅間の東知立駅、加納駅 - 新岐阜駅間の広江駅廃止。
  • 1969年(昭和44年)
    • 2月23日:呼続駅 - 堀田駅 - 神宮前駅間が高架橋方式により連続立体化。
    • 4月5日:井戸田駅・増田口駅・八剣駅廃止。
  • 1970年(昭和45年)5月1日:今村駅を新安城駅に改称。
  • 1976年(昭和51年)
    • 1月1日:中日球場前駅をナゴヤ球場前駅に改称。
    • 4月1日:新清洲駅に上下待避線新設[11]
    • 12月1日:岡崎公園前駅を移転[8]
  • 1980年(昭和55年)9月20日:境川駅を移転し岐南駅に改称。
  • 1984年(昭和59年)8月:神宮前駅を常滑線との路線別配線から方向別配線に変更。
  • 1985年(昭和60年):東岡崎駅に上り待避線新設。
  • 1987年(昭和62年)11月:二ツ杁駅に上下待避線新設。
  • 1988年(昭和63年)4月1日:須ヶ口駅を津島線との路線別配線から方向別配線に変更。
  • 1989年(平成元年)7月9日:金山橋駅を移転し金山駅に改称。
  • 1990年(平成2年)
    • 4月1日:金山駅 - 神宮前駅間が複々線化。
    • 10月29日:1000系で運転される全車指定席特急の最高速度を一部区間で120km/hに向上。
  • 1992年(平成4年)10月24日:名電長沢駅 - 本宿駅 - 名電山中駅間高架化。
  • 1993年(平成5年)
    • 2月21日:島氏永駅 - 新一宮駅 - 今伊勢駅間高架化。
    • 4月:3500系の就役により、同系列使用の急行についても最高速度120km/h運転を開始。
  • 2002年(平成14年)9月26日:奥田駅 - 大里駅間の大里8号踏切付近にて特急列車が普通乗用車と衝突(名古屋本線衝突脱線事故)。
  • 2003年(平成15年)10月18日:新岐阜駅に進入した急行列車がオーバーラン(新岐阜駅電車衝突事故)。
  • 2005年(平成17年)1月29日:新名古屋駅を名鉄名古屋駅、新一宮駅を名鉄一宮駅、新岐阜駅を名鉄岐阜駅、ナゴヤ球場前駅を山王駅に改称。木曽川堤駅 - 笠松駅間の東笠松駅廃止。
  • 2006年(平成18年)11月25日:左京山駅 - 鳴海駅 - 本星崎間高架化。
  • 2007年(平成19年)3月14日:全駅にトランパス導入完了(最終導入駅は木曽川堤駅)。

駅一覧[編集]

  • 停車駅は2011年12月17日からのもの。
  • 普通列車は各駅に停車するが豊橋駅には乗り入れない(表中省略)。
  • 知立駅での三河線・名鉄一宮駅での尾西線・名鉄岐阜駅での各務原線をのぞき名古屋鉄道の接続各線と直通あり。
  • ミュースカイは全列車神宮前駅から常滑線に直通する(神宮前発新鵜沼行の最終列車および臨時列車をのぞく)。
  • 途中駅で種別が変わる列車あり。
  • 臨時停車の詳細は駅記事を参照のこと。
凡例
●:全列車が停車 ▽:名鉄岐阜行き1本と須ヶ口行きと津島線尾西線の特急が停車 ▲:一部の列車が停車 □:朝間帯の一部の名古屋方面列車一部通過 |:全列車が通過
#:上下列車待避可能駅 #↑:上りのみ待避可能 #↓:下りのみ待避可能
区間最高速度は前駅と該当駅との間の特急以上の認可速度。上り/下りの順に示す。運転曲線での設定が低く実際には下記の速度まで出さない区間もある。単位km/h
駅名 駅間キロ 累計キロ 区間
最高
速度
準急 急行 快速急行 特急 快速特急
ュ丨スカイ
接続路線・備考 所在地
豊橋駅 - 0.0 -       東海旅客鉄道東海道新幹線東海道本線飯田線
豊橋鉄道渥美線新豊橋駅)、東田本線駅前停留場
愛知県 豊橋市
平井信号場 - (3.8) 85/85       JR飯田線との施設上の分岐点 豊川市
伊奈駅#↑ 5.0 5.0 100/100      
小田渕駅 1.6 6.6 120/120      
国府駅# 3.0 9.6 120/120     名古屋鉄道豊川線(直通あり)
御油駅 1.1 10.7 120/120      
名電赤坂駅 1.8 12.5 120/120      
名電長沢駅 2.5 15.0 120/120      
本宿駅# 3.7 18.7 110/110       岡崎市
名電山中駅 1.7 20.4 105/110      
舞木信号場 - (21.0) 95/100      
藤川駅 2.7 23.1 110/110      
美合駅# 2.5 25.6 110/110      
男川駅 2.0 27.6 110/110      
東岡崎駅# 2.2 29.8 110/110      
岡崎公園前駅 1.3 31.1 110/110     愛知環状鉄道愛知環状鉄道線中岡崎駅
岡崎観光夏まつり花火大会開催日に臨時停車あり。
矢作橋駅#↓ 1.4 32.5 110/110      
宇頭駅 2.3 34.8 120/120      
新安城駅# 3.5 38.3 120/120     名古屋鉄道:西尾線(直通あり) 安城市
牛田駅 2.6 40.9 120/120       知立市
知立駅 2.2 43.1 120/120     名古屋鉄道:三河線
一ツ木駅 1.5 44.6 110/110       刈谷市
富士松駅 2.0 46.6 110/110      
豊明駅# 1.5 48.1 110/110       豊明市
前後駅# 1.7 49.8 110/110      
中京競馬場前駅 1.6 51.4 110/110     中京競馬場での中央競馬のレース開催日等に臨時停車あり。 名古屋市 緑区
有松駅 1.3 52.7 100/95      
左京山駅 1.1 53.8 105/105      
鳴海駅# 1.3 55.1 105/105      
本星崎駅 1.6 56.7 95/100       南区
本笠寺駅# 1.5 58.2 90/95      
桜駅 0.7 58.9 90/100      
呼続駅 1.0 59.9 100/95      
堀田駅# 1.2 61.1 95/95       瑞穂区
神宮前駅 1.1 62.2 90/90 名古屋鉄道:常滑線(直通あり) 熱田区
金山駅# 2.2 64.4 95/95 東海旅客鉄道:東海道本線・中央本線
名古屋市営地下鉄Subway NagoyaMeijo.png 名城線 (M01)・Subway NagoyaMeijo.png 名港線 (E01)
中区
山王駅 1.6 66.0 90/90   中川区
名鉄名古屋駅 2.0 68.0 100/95 東海旅客鉄道:東海道新幹線・東海道本線・中央本線・関西本線名古屋駅
名古屋市営地下鉄:Subway NagoyaHigashiyama.png 東山線(名古屋駅:H08)・Subway NagoyaSakuradori.png 桜通線(名古屋駅:S02)
名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線(あおなみ線)(名古屋駅)
近畿日本鉄道名古屋線近鉄名古屋駅
中村区
栄生駅 1.9 69.9 75/75   西区
東枇杷島駅 0.8 70.7 60/70  
枇杷島分岐点 - (71.3) 50/55 名古屋鉄道:犬山線(直通あり) 清須市
西枇杷島駅# 0.9 71.6 50/55  
二ツ杁駅# 0.6 72.2 85/90  
新川橋駅 0.6 72.8 90/90  
須ヶ口駅 0.7 73.5 80/90 名古屋鉄道:津島線(直通あり)
丸ノ内駅 0.8 74.3 100/100  
新清洲駅# 0.9 75.2 105/105  
大里駅 2.3 77.5 120/120   稲沢市
奥田駅 1.3 78.8 120/120  
国府宮駅# 2.1 80.9 120/120  
島氏永駅 2.0 82.9 120/120  
妙興寺駅 1.8 84.7 120/120   一宮市
名鉄一宮駅#↑ 1.7 86.4 120/120 名古屋鉄道:尾西線
東海旅客鉄道:東海道本線(尾張一宮駅
今伊勢駅 1.9 88.3 120/120  
石刀駅 0.9 89.2 120/120  
新木曽川駅# 2.0 91.2 120/120  
黒田駅 0.9 92.1 120/120  
木曽川堤駅 1.8 93.9 120/120  
笠松駅 1.2 95.1 110/105 名古屋鉄道:竹鼻線(直通あり) 岐阜県 羽島郡
笠松町
岐南駅# 1.8 96.9 110/110   羽島郡
岐南町
茶所駅 1.4 98.3 110/110   岐阜市
加納駅 0.4 98.7 65/60  
名鉄岐阜駅# 1.1 99.8 65/60 名古屋鉄道:各務原線
東海旅客鉄道:東海道本線・高山本線岐阜駅

廃駅[編集]

駅名は廃止時のもの

  • 知立信号所 (牛田駅 - 知立駅間)1984年4月1日頃廃止
  • 東知立駅 (牛田駅 - 知立駅間) 1968年1月7日廃止
  • 桶狭間駅 (中京競馬場前駅 - 有松駅間) 日付不明(1934年12月25日以前)廃止
  • 東笠寺駅 (本星崎駅 - 本笠寺駅間) 1944年休止 1967年4月15日廃止
  • 南井戸田駅 (呼続駅 - 堀田駅間) 1923年6月1日廃止
  • 井戸田駅 (呼続駅 - 堀田駅間) 1944年休止 1969年4月5日廃止
  • 枇杷島橋駅 (東枇杷島駅 - 西枇杷島駅間) 1949年8月1日廃止
  • 増田口駅 (新清洲駅 - 大里駅間) 1944年休止 1969年4月5日廃止
  • 島駅 (国府宮駅 - 妙興寺駅間) 1928年1月24日廃止、氏永駅と統合し島氏永駅
  • 氏永駅 (国府宮駅 - 妙興寺駅間) 1928年1月24日廃止、島駅と統合し島氏永駅に
  • 花池駅 (妙興寺駅 - 名鉄一宮駅間) 1927年 - 1930年ごろ廃止
  • 東笠松駅 (木曽川堤駅 - 笠松駅間) 2005年1月29日廃止
  • 下徳田駅 (笠松駅 - 岐南駅間) 1917年5月1日廃止
  • 八剣駅 (笠松駅 - 岐南駅間) 1944年休止 1969年4月5日廃止
  • 印食駅 (笠松駅 - 岐南駅間) 1917年2月1日廃止
  • 下川手駅 (岐南駅 - 茶所駅間) 日付不明(1942年4月1日以前)廃止
  • 広江駅 (加納駅 - 名鉄岐阜駅間) 1968年1月7日廃止

過去の接続路線[編集]

東海地震への対応[編集]

東海地震に関する警戒宣言が発令された場合、名古屋本線では地震防災対策強化地域にあたる豊橋駅 - 名鉄名古屋駅 - 須ケ口駅間で列車の運行が休止されることになっている[12]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 当時の国鉄のスト権ストの時に臨時停車したことはある。
  2. ^ ちなみに7:29発の列車は東岡崎駅までは2003年3月26日までは同一の停車駅で3500・3700系8両編成により快速急行として運転されていた。
  3. ^ 2009年度末に7000番台車両の運転は終了したが、以後もほぼ同性能で最高速度110km/hの5700系・5300系が残存する(ただし、上述のように既に本線急行運用からは離脱)。またダイヤ面では、豊橋発着の急行について近年3000番台車両の限定運用を前提に、本線東部の一部区間で余裕時分を削減している。
  4. ^ 両駅とも通過の場合を含めると、ダイヤ(列車運行図表)から読み取れる範囲では、1997年当時下りの現在の快速特急に当たる特急が矢作橋駅 - 新安城駅間を3分0秒、伊奈駅 - 国府駅間を2分25秒で走破しており、平均速度はそれぞれ116.0km/h、114.2km/hとなる。2010年現在は前者が3分05秒となり112.9km/h、後者は不変である。
  5. ^ 東海道線が東海道からはずれたルートを採用したことについては、「宿場町が反対した」という説明がしばしばなされるが、実際には裏付ける根拠に乏しく、むしろ当時の技術的制約が理由である可能性が高い。当時蒸気機関車牽引列車のみであった東海道本線の最急勾配が10‰に抑制されたのに対し、当線の名電赤坂駅 - 東岡崎駅間では16.7‰ (1/60) とされた。なお、開業時期の早い知立以西では20‰である。御油宿岡崎駅鉄道と政治#鉄道忌避伝説の項目も参照のこと。
  6. ^ 鉄道省編『鉄道停車場一覧』(昭和12年10月1日現在、国立国会図書館デジタルコレクション)では9月1日開業とされているが、『官報』(1927年6月11日、同上)には6月1日の伊奈 - 吉田間営業開始の項目にて「伊奈(旣設驛)」と記され、開業時点で既に存在したことになっている。
  7. ^ 神宮前駅 - 名古屋駅間の閉塞信号機の呼称は東西「連絡線」を表す「連xx」となっている(複々線区間は外線が「連豊xx」・内線が「連常xx」)。ちなみに平井信号場 - 神宮前駅間は豊橋線に由来する「豊xx」、名古屋駅 - 岐阜駅間は名岐線の「名xx」である。
  8. ^ この区間には戦前から日本車輌製造本社工場(1983年閉鎖)や熱田兵器廠(戦後は中京倉庫が進出)があり、神宮前駅との間に貨物専用線が存在した。

出典[編集]

  1. ^ 渡利正彦「岐阜駅から見た名鉄の印象」、『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、 166頁。
  2. ^ a b c d e f g 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
  3. ^ 「軽便鉄道停車場名改称」『官報』1916年2月4日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 鉄道院監督局『鉄道免許・名古屋鉄道(元美濃電気軌道)1・明治45年~大正5年』 「52. 笠松停車場新駅使用開始届」
  5. ^ 鉄道院監督局・鉄道省監督局『鉄道免許・竹鼻鉄道(名古屋鉄道)2・大正10年~昭和4年』 「14. 共同使用停車場竣功の件」
  6. ^ 渡利正彦「岐阜駅から見た名鉄の印象」、『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、 168頁。
  7. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1917年3月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ a b 藤井建「岡崎を中心とした名鉄電車こぼれ話」、『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、 162頁。
  9. ^ 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』7号、新潮社、2008年、42頁。ISBN 978-4107900258
  10. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、982頁。
  11. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1038頁。
  12. ^ 列車運行に支障がある場合の取扱い 名古屋鉄道

関連項目[編集]

外部リンク[編集]