岡崎駅

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岡崎駅
西口(2005年6月)
西口(2005年6月)
おかざき - Okazaki
所在地 愛知県岡崎市羽根町字東荒子
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
愛知環状鉄道(愛環)
電報略号 オカ←ヲカ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
(JR東海)16,732人/日
(愛環)4,459人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1888年明治21年)9月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 東海道本線
キロ程 325.9km(東京起点)
相見 (4.3km)
(4.2km) 西岡崎
所属路線 愛知環状鉄道線
駅番号 01
キロ程 0.0km(岡崎起点)
(1.7km) 六名 02►
備考 共同使用駅(JR東海の管轄駅)
JR東海:駅長配置駅管理駅
JR東海:みどりの窓口
東口(2005年6月)
愛知環状鉄道 岡崎駅の駅名標

岡崎駅(おかざきえき)は、愛知県岡崎市羽根町字東荒子にある、東海旅客鉄道(JR東海)・愛知環状鉄道(愛環)のである。

乗り入れ路線[編集]

JR東海の東海道本線と、第三セクター鉄道である愛知環状鉄道の愛知環状鉄道線が乗り入れている。当駅を起点とする愛知環状鉄道線の駅には「01」の駅番号が設定されている。なお愛知環状鉄道線は、かつては東海道本線と同じく日本国有鉄道(国鉄)の路線であり、岡多線と呼ばれていた。

歴史[編集]

現在の東海道本線にあたる路線の建設に当たって、急勾配を避けるため[1]御油赤坂の宿場町を避けて蒲郡を経由したため、当駅は岡崎市街地から南に離れた羽根村(のち岡崎村)に建設された。これに関して、御油と赤坂が鉄道を忌避したという説や、岡崎宿が鉄道を忌避したため市街地から離れたという説が、鉄道忌避の代表例として古くから語られていたが、これらはその根拠となる史料が存在しない。実際にはまず矢作川橋梁の位置を決定[注釈 1]した後で蒲郡以西の線形を検討した際に、地盤が軟弱な地域があった事や、市街地に線路を通すのは用地買収の際により困難をきたす事などの条件を検討した結果としての位置決定であった事が真実とされている(なお、岡崎町〈市制施行は1916年〉では鉄道庁に対し、東海道本線の複線化の際に上り線を市街地に引き込んで欲しいといった請願を行った事があったが、「上下線を離すのは問題」といった理由で断られている。その後、1955年には東岡崎 - 岡崎間のモノレール建設が計画されたが、後に中止となった)。

1898年、市街地と駅を結ぶための馬車鉄道である岡崎馬車鉄道が開通した(同線は1912年路面電車化し、最後は名鉄岡崎市内線となって1962年に全廃された。)。しかし、1923年8月8日に愛知電気鉄道岡崎線(現在の名鉄名古屋本線)の東岡崎駅が市街地中心付近に開業したため、以後は長距離客を除いて町の中心駅としての地位はそちらに譲る事になった(なお、1976年の岡多線〈現在の愛知環状鉄道線〉の開業に合わせて市の中心部に中岡崎駅が開業した)。

年表[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを有する地上駅。単式ホームを愛知環状鉄道、島式ホームをJR東海が使用する。東海道本線は内側の2・3番線が本線、1・4番線が副本線となっている。なお、昼間の東海道本線では快速列車系統と普通列車の緩急接続が行われる。構内の東西を結ぶ橋上駅舎を備える。

JR東海の駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、三ヶ根駅 - 西岡崎駅間の各駅を管理している。駅舎内部にはみどりの窓口自動券売機自動改札機が置かれている。愛知環状鉄道の駅員はいないが、同線専用の自動券売機が設置されている。愛知環状鉄道を利用する際もJRの自動改札機を通る必要があるが、同線はTOICA(およびこれと相互利用が可能なICカード乗車券。以下省略)非導入であり、改札内にカードリーダーの設置もない。そのためTOICAで東海道本線を利用して当駅で愛知環状鉄道に乗り換えるには一度改札を出て同線の乗車券を新たに買い直す必要がある。

2004年(平成16年)11月14日までは0番線から発車する愛知環状鉄道線の列車は東海道本線の上り線を逆走する形で運転されていたが、単線の専用線路が既設線に並行して増設された。0番線から東海道本線には線路が直接つながっていない。

愛知環状鉄道0番線の接近メロディは、JR東日本八高線明覚駅で使用されているのと同じ曲(バージョン違い・サウンドファクトリー製)が用いられている。

岡崎駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
0 愛知環状鉄道線 - 新豊田瀬戸市方面  
1・2 東海道本線 上り 豊橋浜松方面[注釈 2]  
3・4 東海道本線 下り 名古屋大垣方面[注釈 2] 一部列車は1番線
  • 名古屋方面への当駅始発の一部が1番線からの逆線発車となる。早朝の豊橋方面の始発列車は4番線から発車する。

かつては構内東側に駅舎があったが、1990年に現在の橋上駅舎になった。

貨物営業を行っていた頃は、駅舎の南側に有蓋車用貨物ホームや貨車留置線があった。また、1960年代までは三龍社工場や日清紡績針崎工場の貨物ホームへの専用線も伸びていた。

配線図[編集]

岡崎駅 - 六名駅(愛環) 構内配線略図
↑ 名古屋方面               


豊橋方面
岡崎駅 - 六名駅(愛環) 構内配線略図
新豊田方面
凡例
出典:[2]
橙線が東海道本線、青線が愛知環状鉄道線



利用状況[編集]

東岡崎駅(赤)と岡崎駅(橙・青)の年間乗車人員の推移。[3]

国鉄時代は、市の中心部に位置する名鉄東岡崎駅と比べて、市の南郊という立地条件や名古屋市までの利便性(運賃・運転本数・所要時間)などにより不利な立場であったが、JR発足以降は同市までの利便性が向上[注釈 3]した他、運賃と所要時間についてはJRが優位となった[注釈 4][注釈 5]事もあって、利用客は年々増加している。

この他、商業施設や公共施設も東岡崎駅前や市の中心部である康生地区から当駅に程近い戸崎・羽根地区への移転・新設が進み、それに伴い駅周辺を含む市南部の宅地化及び再開発が進んでいる事も、利用客増加に一役買っている。

「愛知県統計年鑑」および「岡崎市統計書」によると、近年の1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 JR東海 愛知環状
鉄道
1992年 9,893
1993年 10,208
1994年 10,354
1995年 10,539
1996年 10,881
1997年 10,998
1998年 11,110
1999年 11,227
2000年 11,540
2001年 12,016
2002年 12,547
2003年 12,954
2004年 13,279 2,677
2005年 14,315 2,665
2006年 14,379 3,145
2007年 15,394 3,308
2008年 16,083 3,638
2009年 16,081 3,587
2010年 16,415 3,674
2011年 16,533 4,395
2012年 16,732 4,459

駅周辺[編集]

当駅は岡崎市の南郊に位置するため、かつては閑散とした雰囲気を持っていたが、1980年代中頃より東海道本線の列車が増発されていくと、名古屋市や岡崎市中心部のベッドタウンとして変貌しつつある。

現在、シビックコア地区整備事業により、駅周辺の再開発が行われており、それに伴い周辺道路では商業施設の出店や高層マンションの建設などが著しく見られる。また、東口のタクシー乗り場と待ち合い駐車場の改修工事、駅構内の自由通路の延伸やエレベーターエスカレーターの設置、立体駐車場の建設が行われた。 2009年にはバスターミナルが完成し今まで三菱東京UFJ銀行前から発車していた市民病院行きなどもバスターミナルから発車するようになった。

主な施設[編集]

公共施設
医療機関
文教施設など
金融機関など
商業施設
宿泊施設
  • ABホテル岡崎
  • MyHotel Okazaki
  • ビジネスホテル岡崎‎‎
その他
  • JR東海岡崎保線区・岡崎電力区・岡崎信号通信区
主な道路

バス路線[編集]

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道
東海道本線
特別快速・新快速・快速
蒲郡駅 - (一部幸田駅) - 岡崎駅 - 安城駅
区間快速(当駅から相見方の各駅に停車)
相見駅 - 岡崎駅 - 安城駅
普通
相見駅 - 岡崎駅 - 西岡崎駅
愛知環状鉄道
愛知環状鉄道線
岡崎駅 - 六名駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在の地より北にすると、乙川と矢作川の2箇所に橋を設置する必要が生じるため、負担が大きい。『鉄道忌避伝説の謎』 58-61頁
  2. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2011年1月現在)。
  3. ^ 1989年の金山総合駅開業により中部地方最大の繁華街である地区への所要時間が大幅に短縮された(従来は名古屋駅を経由する必要があった)。
  4. ^ 2009年現在、普通運賃(片道)はJR東海が600円(岡崎〜名古屋)、名鉄が650円(東岡崎〜名鉄名古屋)、定期運賃(1ヶ月)はJR東海が16,610円(岡崎〜名古屋)、名鉄が19,900円(東岡崎〜名鉄名古屋)。
  5. ^ 2009年現在、最短の所要時間はJR東海が27分(岡崎〜名古屋)。名鉄が30分(東岡崎〜名鉄名古屋)。

出典[編集]

  1. ^ 青木栄一『鉄道忌避伝説の謎』 吉川弘文館、2006年、52-56頁
  2. ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』、p.8、14、 講談社、2009年6月、ISBN 978-4062700146
  3. ^ 愛知県統計年鑑
  4. ^ “ドミー、初の高品質スーパー「ドミー岡崎駅東店」オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年4月23日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]