東岡崎駅

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東岡崎駅
東岡崎駅北口(2005年11月)
東岡崎駅北口(2005年11月)
ひがしおかざき - HIGASHI OKAZAKI
男川 (2.2km)
(1.3km) 岡崎公園前
所在地 愛知県岡崎市明大寺本町四丁目70
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 29.8km(豊橋起点)
駅構造 地上駅(半高架)
ホーム 島式 2面4線
乗降人員
-統計年度-
37,583人/日
-2013年[1]-
開業年月日 1923年大正12年)8月8日

東岡崎駅(ひがしおかざきえき)は、愛知県岡崎市明大寺本町四丁目にある名古屋鉄道名古屋本線である。manacaの利用が可能である。若い世代を中心に「ひがおか」と略されることがある[2]

歴史[編集]

1923年に開業。岡崎市の中心市街地に位置し、市内の駅で最も利用者が多い。また、市中心部のバスターミナルとして、多くのバス路線の発着地となっている。

東岡崎駅周辺地区整備推進事業[編集]

岡崎市都市整備部東岡崎・藤川地区整備課は、老朽化した駅施設の改修および駅周辺のバリアフリー化を進めるため、平成18年度より地区住民・専門家・交通事業者などで構成する岡崎駅交通結節点整備検討会を開催し、東岡崎駅および駅周辺地区の再整備に伴う基本計画を策定した。それによると、老朽化した現在の駅ビルを建替え、橋上駅舎・新駅ビル・自由通路(デッキ)を一体的に整備することとし、新駅ビル直下にバスターミナルを整備する方針を示した。

しかし、当初計画に示された駅前の交差点を覆うデッキなどは圧迫感が強く、利用者の負担が大きいとして見直しを求める声が出たことから、駅前広場北側から駅前の道路をまたぐ1本だけに規模を縮小し、残る動線の確保は交差点の改良などで対応する代替案を示した。一方、当初計画では新駅ビル予定地を挟んで東西に分かれていた一般車乗降スペース・タクシーのりばを、東側の1箇所にまとめ、西側のスペースには新たに歩行者広場を設けることとした。(平成21年2月時点)

橋上改札は2013年4月1日に供用開始した。バスターミナル6番乗り場は完成後もこれまで通り使用できず降車場となっている。

年表[編集]

駅構造[編集]

南口
改札口

島式2面4線の地上駅で橋上駅舎を有する。地形の都合上西側が高架となっている。改札口は地下の1ヶ所と橋上駅舎内の1ヶ所の計2ヶ所で、出口は地下改札北口と地下改札南口と橋上駅舎入口の3つ。南口はJR発足後の1989年に地下通路を延長して新設、整備された。

駅のホームの幅はやや狭く、特に名古屋方面のホームは朝ラッシュの時間帯に人でいっぱいになる。売店は名古屋方面のホームに設置されていたが、2008年10月に閉店し自販機コーナーとなった。2006年2月1日に改札口正面に観光案内所が設置された。

のりば
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 名古屋本線 下り 名古屋岐阜犬山中部国際空港津島方面 副本線
2 名古屋本線 下り 名古屋・岐阜・犬山・中部国際空港・津島方面 本線
3 名古屋本線 上り 豊川稲荷豊橋方面 本線
4 名古屋本線 上り 豊川稲荷・豊橋方面 副本線

4番線は1985年に設けられたもので、それまでは1番線が上下副本線の役割を兼ねていた。そのため、現在でも上り線から1番線に出入りすることができる。また、上り線名古屋側から2番線に入ることもできるが、出発信号機がないため豊橋側に発車することはできない。現在、上り列車が下りホームから発車することはないが、当駅終着の上り最終電車は1番線に直接進入する。

上り営業列車が当駅で折り返す場合は、上りホームに到着後、豊橋側本線上に引き上げ、渡り線を通って下りホームに入線する(美合駅などへ一旦回送してから入線することもまれにある)。これにより、進入時の信号待ちがなく、同一ホームでの乗り換えが可能となっている。なお、名古屋側・豊橋側とも片渡り線であるため豊橋側から3・4番線への入線、3・4番線から名古屋側への発車はいずれもできない。

1番線の名古屋側に留置線が1本あり、当駅始発または増結の下り列車に使用する(上り列車は矢作橋駅の留置線を使用する)。

名鉄では通常、停車場(場内・出発信号機がある駅)に停車する列車に対しては本線に入れる場合でも場内信号機に注意信号を現示して進入させるが、当駅の2番線(下り本線)については進入部のポイントが55km/h制限で十分減速でき、駅の先も高架区間のため、青信号で進入させている。

長年、発車標はソラリー式が使用されてきたが、2010年12月8日にフルカラーLED2段表示の列車案内が改札口とホームに設置され、12月23日から使用開始された。同時に2番線にあった乗車位置案内は撤去された。さらに、駅自動放送も、近年の名鉄主要駅で普及しつつある、「種別・行き先」の順に読み上げるタイプのものに変更された。

2010年12月24日に橋上駅舎とともに使用開始されたエレベーターは従来の地下改札口へは繋がっておらず、ホーム豊橋寄りに新たに設置された橋上駅舎内にある東改札口に繋がっている。橋上駅舎へはエスカレーターでも繋がっている。橋上駅舎から駅南側へは直接行けない。

4番線が新設される以前は普通列車の系統・運用が当駅で完全に分かれており、1番線に両方面行きの2列車が同時に停車して発車待ちをする場面が長らく見られた。

駅ビル[編集]

北口にある駅ビルは1958年(昭和33年)の建造で、2階と3階に岡ビル百貨店が入居している。しかし老朽化が著しく、2016年までに当駅を橋上駅化する計画があるため、取り壊される予定である。

配線図[編集]

東岡崎駅 構内配線略図

豊橋方面
東岡崎駅 構内配線略図
知立・
名古屋方面
凡例
出典:[9]


利用状況[編集]

東岡崎駅(赤)と岡崎駅(橙・青)の年間乗車人員の推移(愛知統計年鑑による数値[10]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は37,583人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中4位、 名古屋本線(60駅)中3位であった[1]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は47,500人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中6位、 名古屋本線(61駅)中5位であった[11]
  • 岡崎市統計ポータルサイトよると一日平均乗車、降車人員は下表のとおり。
年度別一日平均乗車・降車人員
年度 乗車人員 降車人員 乗降人員
2005年(平成17年) 18,997 19,132 38,129
2006年(平成18年) 18,827 18,993 37,820
2007年(平成19年) 18,678 18,861 37,539
2008年(平成20年) 18,624 18,794 37,418
2009年(平成21年) 18,024 18,172 36,196
2010年(平成22年) 18,034 18,164 36,198
2011年(平成23年) 18,013 18,245 36,258
2012年(平成24年) 18,197 18,397 36,594
2013年(平成25年) 18,516 18,721 37,237

名鉄の駅の中では、名鉄名古屋駅金山駅栄町駅に次いで、4番目に利用者が多い(名鉄の名古屋市外の駅の中では、最も利用者が多い。)。岡崎城下町の東側に設置されたため、駅名に「東」と付与されているが、JRの岡崎駅より岡崎市役所に近い(ちなみに「東岡崎」と付く由来はかつて隣駅の岡崎公園前駅が「西岡崎」という駅名だった名残である)。JR東海が旧国鉄時代に岡崎 - 名古屋に特定運賃を導入して以降、運賃・所要時間などJRの利便性が相対的に向上し、岡崎駅周辺が近年開発されてきた為、岡崎駅に近い市南部の住民などの利用客がJRへ流れてはいるものの、現在も当駅が実質的な市内交通の要衝であり、中心駅の位置にある。

ダイヤ[編集]

普通列車の運転系統は一部を除いてこの駅で区切られている。名古屋方面からの列車のうち半分(毎時2本)は行き先と列車番号を変更して国府方面へ向かい、逆に国府方面からの列車は全て(毎時2本)が行き先を変更して名古屋方面へ向かうことになっている。よって、残りの名古屋方面からの列車(毎時2本)だけが東岡崎で折り返す。

2013年現在のダイヤでは、快速特急豊橋行きと普通伊奈行き、特急豊橋行き・急行(準急)豊川稲荷行きと普通東岡崎止め、急行岐阜行き・快速特急新鵜沼行きと普通犬山(豊明)行き、急行一宮行き・特急岐阜行きと普通岩倉行き(14時台まで)がそれぞれ緩急接続を行う。

当駅をはさんで準急のまま運転される列車は基本的になく、平日朝の国府行き1本を除き当駅で急行または普通に種別変更する。

1992年から1999年まで午前中の一部の特急(現在の快速特急)は知立駅を通過し、新安城駅にも停車しなかった(別の系統が停車)ため、当駅を出ると神宮前駅までノンストップだった。

名古屋本線神宮前駅以東で事故など何らかのトラブルが発生するとこの駅で打ち切りとなることが多い。

なお、過去には近鉄からの直通列車や8000系・8500系ディーゼルカーによる高山本線直通特急「北アルプス」の間合い特急などもこの駅に姿を見せた。

駅周辺[編集]

北口は、商業施設や飲食店などが立ち並ぶ商業地域となっている。しかし、2005年に駅前唯一の大型スーパーだったユニー東岡崎駅前店が閉店するなど、集客力が低下している。また、多くのマスコミの支社・支局などの取材拠点がある。

一方で、南口には予備校などの建物があるが、駅前を左に抜けると住宅地に入る。

北口[編集]

南口[編集]

路線バス[編集]

特記以外は名鉄バスが運行。

北口(バスターミナル)(7・8乗り場はバリアフリー化工事のため休止中)名鉄名古屋駅のように案内放送ブースが2階に設けられ、肉声による案内が行われている。
  • 1番乗り場
    • 日名町、安城駅前、西岡崎駅、[快速]市民病院、北野北口、[快速]中央総合公園
  • 2番乗り場
    • 岡崎げんき館前、市民病院、桜形、美合(洞町経由)、中央総合公園、やすらぎ公園、岡崎駅前(美合経由)、真伝循環
  • 3番乗り場
  • 4番乗り場
    • 大樹寺(康生町経由)、滝団地、大門駅、東名岩津、三河上郷駅、奥殿陣屋、足助、川向、大沼、上米河内
  • 5番乗り場
  • 6番乗り場
    • 降車場
北口(旧ミスタードーナツ前)
  • 9番乗り場
    • 岡崎駅前(光ヶ丘経由)
南口


隣の駅[編集]

名古屋鉄道
名古屋本線
快速特急
豊橋駅 - (一部伊奈駅国府駅本宿駅美合駅) - 東岡崎駅 - 知立駅
特急
国府駅 - (一部本宿駅・美合駅) - 東岡崎駅 - 新安城駅
急行
美合駅 - (一部男川駅) - 東岡崎駅 - (一部矢作橋駅) - 新安城駅
準急(平日上り1本を除き当駅で急行に種別変更)
男川駅 - 東岡崎駅 - 矢作橋駅
普通
男川駅 - 東岡崎駅 - 岡崎公園前駅

脚注[編集]

  1. ^ a b 名鉄120年史編纂委員会事務局(編) 『名鉄120年:近20年のあゆみ』 名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
  2. ^ 藤井建「岡崎を中心とした名鉄電車こぼれ話」、『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、 160頁。
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1052頁。
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1054頁。
  5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1060頁。
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1070頁。
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、570頁。
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1076頁。
  9. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  10. ^ 愛知県統計年鑑
  11. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、651-653頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]