吉良吉田駅

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吉良吉田駅
駅舎(2009年12月8日)
駅舎(2009年12月8日)
きらよしだ - KIRA YOSHIDA
所在地 愛知県西尾市吉良町吉田船戸5
所属事業者 名古屋鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 3面3線
乗降人員
-統計年度-
2,567人/日
-2009年-
開業年月日 1928年(昭和3年)8月25日*
乗入路線 2 路線
所属路線 西尾線
キロ程 38.3km(新安城起点)
上横須賀 (4.2km)
所属路線 蒲郡線
キロ程 0.0km(吉良吉田起点)
(3.2km) 三河鳥羽
備考 駅員配置駅
*三河鉄道の三河吉田駅として開業
吉良吉田駅
きらよしだ - KIRA YOSHIDA
松木島 (2.7km)
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 三河線
キロ程 64.8km(西中金起点)
廃止年月日 2004年(平成16年)4月1日

吉良吉田駅(きらよしだえき)は、愛知県西尾市吉良町吉田船戸にある、名古屋鉄道である。全ての列車が停車する。

概要[編集]

西尾線および蒲郡線の始発・終着駅である。以前は両線間で一体運用されていたが、2008年(平成20年)6月29日ダイヤ改正により、当駅で完全に運転系統が分断された。また、西尾線特急の当駅への入線はなくなり、代わりに急行・準急が入線するようになった(同時に標準ダイヤでの普通の入線もなくなり、急行・準急全列車の西尾 - 吉良吉田間を各駅停車とした)。

蒲郡線では、終日当駅始発のワンマン運転になり、旧三河線ホーム(2番線)に乗り換え改札口が設置された。また、3・4番線各ホームへの待合室の設置工事も行われ、各ホームへの車椅子対応スロープも整備された。

歴史[編集]

旧・吉良吉田駅

西尾鉄道が同社線(西尾線旧線)を開通したときに開業した初代吉良吉田駅。現在の駅から0.3km西尾寄り(現・吉田公園付近)に存在した。

  • 1915年(大正4年)8月5日 - 西尾鉄道の横須賀口(後の鎌谷駅付近) - 吉良吉田間開通時に開業。開通時は軌間762mm・非電化。
  • 1916年(大正5年)2月12日 - 吉良吉田 - 吉田港(現・JA西三河吉田支店南側付近。国道247号と交差する踏切辺りからやや東側、現路線から分岐するように南東方向に向かって線路が敷設されていたと思われる)間が開通し、途中駅となる。
  • 1926年(大正15年)12月1日 - 西尾鉄道が愛知電気鉄道へ合併したことにより同社の駅となる。
  • 1928年(昭和3年)10月1日 - 西尾線(旧線)西尾 - 吉良吉田間を直流600V電化及び1067mmへ改軌、吉良吉田 - 吉田港間を廃線。
  • 1942年(昭和17年)12月28日 - 西尾線吉良吉田 - 三河吉田(現・吉良吉田、三河線ホームとともに東方へ0.2km、現在地へ移動したと思われる)間開業。
  • 1943年(昭和18年)2月1日 - 三河吉田駅への統合に伴い廃駅となる。
現・吉良吉田駅
  • 1928年昭和3年)8月25日 - 三河鉄道(後の三河線と蒲郡線)三河吉田駅開業。
  • 1942年(昭和17年)12月28日 - 西尾線(旧)吉良吉田 - 三河吉田間が開業。
  • 1943年(昭和18年)2月1日 - 西尾線三河吉田駅に同線(旧)吉良吉田駅と三河線三河吉田駅が統合される。
  • 1960年(昭和35年)11月1日 - 駅名を吉良吉田に改称。
  • 1984年(昭和59年)5月 - 駅舎の一部が焼失。同年9月1日に改装[1]
  • 2004年平成16年)4月1日 - 三河線・碧南 - 吉良吉田間廃止。
  • 2005年(平成17年)1月28日 - 特急・急行の蒲郡線直通と当駅からの昼間の特急の運転を廃止。
  • 2008年(平成20年)6月29日 - トランパス導入。同時に西尾線 - 蒲郡線の直通を廃止したため、当駅で運行系統が完全に分断された。2番線に乗り換え改札口を設置。当駅への特急の乗り入れも無くなった。
  • 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始(上記の通り蒲郡線は使用不可)。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。

駅構造[編集]

1・2番線は3両編成、3・4番線は4両編成対応の3面3線の地上駅で、終日駅員配置駅。3・4番ホームは、蒲郡線と西尾線を接続させるために、線路は半径160mで大きく湾曲している。4両編成の場合、2両目と3両目で、また3扉車が3番線に停車した場合、中扉の箇所でホームと列車の間が特に広く開いているので、足元には注意が必要になる。自動券売機自動改札機、簡易列車案内が設置されている。自動放送は導入されておらず、構内放送は駅係員が適宜行っている。

なお、2番線には乗り換え改札口が設置されているが、蒲郡線はmanaca・相互利用ICカード利用不可のためいずれかのカードを使用する際は乗り換え改札口で乗車駅または下車駅の申告を行う必要がある。

西尾線の3・4番線ホームと蒲郡線の2番線ホームは、やや鋭いL字形に配置されている。旧三河線の線路は一部を残し留置線として利用されているほか、旧三河線のホームについては、2004年の廃止後に一時期、進入禁止の処置がされていたが、現在は蒲郡線の電車が終日発車するようになっている。西尾線と蒲郡線の直通運転がなくなったため、どちらのホームの駅名標も、隣接駅の一方が空白になっている(検査や車両交換などに備えて線路は繋がったままになっており、車止めは1・2番線碧南寄りにしかない)。

2番線の先、車止めまでの間に踏切があるが、これは2004年に廃止された旧三河線の跡である。2番線に蒲郡線の電車が到着すると警報機が鳴って遮断機が下がるが、通常電車が通過することはない。

のりば
ホーム 路線 行先 備考
1 (旧三河線) ホームには「1」の数字や屋根や点字ブロックはなく、営業利用されないが、留置線として使用されている。吉良吉田 - 碧南間が廃止されて以降、碧南寄りの車止めまでの距離が短くなった。
2 蒲郡線 蒲郡ゆき 3両分あり、ホームと車両床面との高さの差が激しく(約24cm)、注意が必要である。
3・4 西尾線 西尾新安城名古屋方面 4両分あり、新安城・名古屋方面の電車は、通常構内踏切を渡る必要のない3番ホームを使用する。4番線ホームは普段使用されず、停泊時及び3番線に臨時列車入線時に使用される。


乗り換え改札口 2番線から旧三河線碧南方を望む。線路の一部は現在も留置線として残る。 廃線前の2番線の光景(2004年2月27日)
乗り換え改札口
2番線から旧三河線碧南方を望む。
線路の一部は現在も留置線として残る。
廃線前の2番線の光景(2004年2月27日)


配線図[編集]

名古屋鉄道 吉良吉田駅 構内配線略図
西尾新安城名古屋方面

知立
碧南
三河平坂方面
(2004年廃止)
名古屋鉄道 吉良吉田駅 構内配線略図
幡豆
西浦
蒲郡方面
凡例
出典:[2]



利用状況[編集]

西尾市(旧吉良町)による調査によれば、1日平均の乗降人員は2009年度2,567人であった。

西尾線の駅では、13駅中5位である。蒲郡線の駅の中では、蒲郡駅に次いで2番目に利用者の多い駅である。。

駅周辺[編集]

路線バス[編集]

三河線代替バスとして名鉄バス東部が運行しており、碧南駅 - 吉良高校間を結ぶ。吉良吉田駅の停留所で鉄道連絡のために最大16分停車をする場合がある。

隣の駅[編集]

現存区間[編集]

名古屋鉄道
西尾線
急行準急・■普通
上横須賀駅 - 吉良吉田駅
蒲郡線
普通
吉良吉田駅 - 三河鳥羽駅

廃止区間[編集]

名古屋鉄道
三河線
松木島駅 - 吉良吉田駅

脚注[編集]

  1. ^ 名古屋鉄道株式会社(編) 『この駅この町 沿線散歩・名鉄100駅』 名古屋鉄道広報宣伝部、1986年、205頁。
  2. ^ 巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」(『鉄道ピクトリアル No.816 2009年3月号臨時増刊』電気車研究会、2009年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]