名古屋市営地下鉄名城線
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名城線(めいじょうせん)は、愛知県名古屋市中区の金山駅から、栄駅、同市東区の大曽根駅、同市千種区の名古屋大学駅を経て、金山駅までを環状に結ぶ、名古屋市営地下鉄の路線の愛称。名古屋市高速度鉄道第2号線の一部(大曽根~栄~金山)と、同4号線(大曽根~名古屋大学~金山)から構成される。ラインカラーは紫(藤色 ■)。
全ての駅でトランパスが使用できる。
目次 |
[編集] 路線データ
- 路線距離(営業キロ):全長 26.4km
- 2号線:大曽根~栄~金山間 8.9km
- (2号線全線大曽根~栄~金山~名古屋港間は14.9km)
- 4号線:大曽根~名古屋大学~金山間 17.5km
- 2号線:大曽根~栄~金山間 8.9km
- 軌間:1435mm
- 駅数:28駅
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線(直流600V・第三軌条方式)
- 閉塞方式:車内信号式
- 最高速度:65km/h
[編集] 概要
2004年10月6日に4号線の名古屋大学駅から新瑞橋駅までが開業、大曽根~名古屋大学~金山間が全通し、2号線大曽根~栄~金山とあわせて名古屋市営地下鉄初の環状線が完成、日本最初の地下鉄環状運転が開始された。環状線の完成に伴い、環状部の愛称を「名城線」、枝線となる2号線金山~名古屋港間の愛称を「名港線」とした。日本の環状地下鉄としては都営地下鉄大江戸線に次ぐものであるが、大江戸線の環状部は都庁前駅でスイッチバック形の配線となっているのに対し、名城線は完全な環状線となっている。全長はJR大阪環状線(21.7km)より長く、大江戸線の環状部(27.8km)、JR山手線(34.5km)より短い。
環状運転により、名古屋市東部および南部に延びる他の路線のバイパスとなったことで、東山線藤が丘方面から鶴舞線赤池方面、ならびに桜通線野並方面への乗車時間が大幅に短縮され、ナゴヤドームや瑞穂運動場へのアクセス利便性も向上している。
2005年10月6日より、従来の接近チャイムに代わって試験的に接近メロディが名港線とともに全駅において導入された。東日本旅客鉄道(JR東日本)の首都圏の駅で使われている櫻井音楽工房の発車メロディが使われていたが2007年3月19日からはオリジナルの物に変更されている。現在使用している接近メロディは名城線の左回りが「ランディング」、右回りが「サークル・ポイント」、名港線の名古屋港方面が「ハッピータイム」、金山方面が「海」という曲である。
[編集] 運行形態
名城線では、運転方向の案内に他の日本の環状鉄道路線で一般的な「外回り・内回り」ではなく、「右回り(clockwise)・左回り(counterclockwise)」という表現が使われている。これは、「外回り・内回り」では電車が右側通行であるか左側通行であるかによって意味が異なってしまい外国人には混乱を招くことや、路線図上も「右回り・左回り」のほうが直感的でわかりやすいとするユニバーサルデザインの考え方に則ったものである。
環状運転の列車については、ホームの接近表示器や車両の方向幕には「名城線右(左)回り」と表示されるため、目的地に早く到着するためには、乗車時にコンコースやホームの案内に注意する必要がある。
基本的な運行系統として、大曽根~名古屋大学~金山~栄~大曽根間の環状運転(右回り・左回り)のほか、早朝・夜間を除いて名港線直通列車が名古屋港~大曽根・ナゴヤドーム前矢田間に運転されている。ラッシュ時には名港線と環状系統との直通もある。 ナゴヤドームでイベント(野球など)がある場合、大曽根発着の系統をナゴヤドーム前矢田まで延長して対応している。深夜帯のみ新瑞橋止まり、瑞穂運動場東止まり、名古屋大学止まり、左回りによるナゴヤドーム前矢田止まりの運用がある。ラッシュ終了時や深夜帯に、環状運転していた列車が途中駅止まりに変更になる場合は、方向幕などの案内表示は終点になる駅の次の駅で変更される(ただし「名城線左回り」から「名古屋港」行きに変わる場合は新瑞橋駅で変更)。例えば、「名城線右回り」として運転されていた列車が「大曽根行き」に変更される場合には、ナゴヤドーム前矢田にて案内表示が大曽根行きに切り替わる。このため、ナゴヤドーム前矢田や本山では誤乗を防ぐために、ホームに注意書きが掲示されている。
環状運転の所要時間は1周48分。ただし、途中駅で時間調整を行うため、厳密には1周50分である。昼間時間帯の運転間隔は、金山~栄~大曽根間では環状系統と名港線直通系統が重なるため5分毎、大曽根~名古屋大学~金山間は環状系統のみのため10分毎である。 夜8時を過ぎると急激に本数が少なくなり、名港線直通がなくなる。そのためこの時間帯は朝のラッシュ時よりもひどい混雑率になることがある。とくに矢場町駅などでは積み残しが出ることもある。
なお、運転士、車掌は1周ごとに金山駅で交代している。
[編集] 車両
[編集] 歴史
- 1965年(昭和40年)10月15日 2号線栄町(現在の栄)~市役所間開業。
- 1966年(昭和41年)6月1日 2号線栄町駅を栄駅に改称。
- 1967年(昭和42年)3月30日 2号線金山~栄間開業。
- 1969年(昭和44年)4月25日 2号線の愛称を名城線と決定。同年5月1日から使用開始。
- 1971年(昭和46年)3月29日 名城線名古屋港~金山間開業。
- 1971年(昭和46年)12月20日 名城線市役所~大曽根間開業(2号線全線開業)。
- 1974年(昭和49年)3月30日 4号線新瑞橋~金山間開業。
- 1989年(平成元年)6月10日 2000形電車営業運転開始。
- 1989年(平成元年)9月10日 名城線市役所~栄間に久屋大通駅開業。同日開業した桜通線との乗換駅。
- 2000年(平成12年)1月19日 4号線大曽根~砂田橋間開業。
- 2003年(平成15年)12月13日 4号線砂田橋~名古屋大学間開業。
- 2004年(平成16年)10月6日 4号線名古屋大学~新瑞橋間開業。これによって2号線と4号線を併せた環状線が完成、環状部の愛称を名城線、金山~名古屋港間の愛称を名港線とする。
- 2005年(平成17年)10月6日 全駅で接近チャイムに代わり、関東地方で使用されている発車メロディと同じものを接近メロディとして導入。
- 2007年(平成19年)3月19日 接近メロディをオリジナルのものに変更。
[編集] 駅一覧
| 駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|
| M01 | 金山駅 | 0.0 | 名古屋市営地下鉄:■名城線・〓名港線(E01)(直通運転あり)・金山線(計画中) 東海旅客鉄道:東海道本線・中央本線 名古屋鉄道:名古屋本線 |
名古屋市 | 中区 |
| M02 | 東別院駅 | 0.7 | |||
| M03 | 上前津駅 | 1.6 | 名古屋市営地下鉄:■鶴舞線(T09) | ||
| M04 | 矢場町駅 | 2.3 | 名古屋市営地下鉄:東部線(計画中) | ||
| M05 | 栄駅 | 3.0 | 名古屋市営地下鉄:■東山線(H10) 名古屋鉄道:瀬戸線(栄町駅) |
||
| M06 | 久屋大通駅 | 3.4 | 名古屋市営地下鉄:■桜通線(S05) | ||
| M07 | 市役所駅 (県庁) |
4.3 | |||
| M08 | 名城公園駅 | 5.4 | 北区 | ||
| M09 | 黒川駅 | 6.4 | 名古屋市営地下鉄:金山線(計画中) | ||
| M10 | 志賀本通駅 | 7.4 | |||
| M11 | 平安通駅 | 8.2 | 名古屋市営地下鉄:■上飯田線(K02) | ||
| M12 | 大曽根駅 | 8.9 | 東海旅客鉄道:中央本線 名古屋鉄道:瀬戸線 名古屋ガイドウェイバス:ガイドウェイバス志段味線(Y01) |
||
| M13 | ナゴヤドーム前矢田駅 | 9.7 | 名古屋ガイドウェイバス:ガイドウェイバス志段味線(Y02) | 東区 | |
| M14 | 砂田橋駅 | 10.6 | 名古屋ガイドウェイバス:ガイドウェイバス志段味線(Y03) | ||
| M15 | 茶屋ヶ坂駅 | 11.5 | 千種区 | ||
| M16 | 自由ヶ丘駅 | 12.7 | |||
| M17 | 本山駅 | 14.1 | 名古屋市営地下鉄:■東山線(H16) | ||
| M18 | 名古屋大学駅 | 15.1 | 名古屋市営地下鉄:東部線(計画中) | ||
| M19 | 八事日赤駅 | 16.2 | 昭和区 | ||
| M20 | 八事駅 | 17.2 | 名古屋市営地下鉄:■鶴舞線(T15) | ||
| M21 | 総合リハビリセンター駅 | 18.5 | 瑞穂区 | ||
| M22 | 瑞穂運動場東駅 | 19.5 | |||
| M23 | 新瑞橋駅 | 20.7 | 名古屋市営地下鉄:■桜通線(S14) | ||
| M24 | 妙音通駅 | 21.4 | |||
| M25 | 堀田駅 | 22.2 | |||
| M26 | 伝馬町駅 | 23.4 | 熱田区 | ||
| M27 | 神宮西駅 | 24.4 | |||
| M28 | 西高蔵駅 | 25.3 | |||
| M01 | 金山駅 | 26.4 | 上記参照 | 中区 | |
- 駅番号順に記述しているが、正式な起点は2号線・4号線とも大曽根駅。
- ナゴヤドーム前矢田駅は、駅名標等では「ナゴヤドーム前 矢田(駅)」と間を空けて表記されている。
[編集] その他
- 日本で2番目に車内信号式ATC(無絶縁軌道回路によるものでは日本初)を採用した路線である(日本初は東海道新幹線)。
- 当初、名鉄瀬戸線との相互直通運転の計画もあったが不調に終わり、東山線と同じ規格で建設されたという経緯がある。
- 車掌DJで有名な音楽グループSUPER BELL"Zが歌う「MOTER MAN NAGOYA GRAND OPEN 名城線」(「The Very Best of MOTO(e)R MAN」に収録)は、歌詞が「名城線右回り」となっているものの、曲中では名古屋大学駅~新瑞橋駅は未完成となっていて、同区間は電車にドリルを取り付けて運転する(トンネルを掘る)という非常に面白い内容となっている。
- 砂田橋駅~八事駅間は、大学や高校が多く点在する場所である。特に名古屋大学・中京大学・南山大学は、名城線開業まで市バスまたは、地下鉄鶴舞線しか交通手段がなかったが、開業後は市内各所から各大学へのアクセスが改善された。
- また2007年には、西高蔵駅近くに名古屋学院大学が移転したため、近年は学生の利用が非常に多くなった。

