三菱航空機

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Mitsubishi logo.svg三菱航空機株式会社
Mitsubishi Aircraft Corporation
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
455-8555
愛知県名古屋市港区大江町2番地の15
北緯35度5分17.7秒
東経136度53分35.9秒
座標: 北緯35度5分17.7秒 東経136度53分35.9秒
設立 2008年平成20年)4月1日
業種 輸送用機器
事業内容 航空機MRJ)の設計・製造・販売、カスタマーサポート等
代表者 代表取締役会長 江川豪雄
代表取締役社長 川井昭陽[1]
資本金 500億円(2009年5月現在)
(他に資本準備金500億円)
従業員数 約1400名(2014年4月1日現在)[1]
主要株主 #出資企業を参照
外部リンク http://www.mrj-japan.com/j/
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三菱航空機株式会社(みつびしこうくうき、: Mitsubishi Aircraft Corporation)は、日本航空機メーカー。小型旅客機MRJ」 (Mitsubishi Regional Jet)を開発・販売する目的で設立された、三菱重工業子会社。本社は愛知県名古屋市港区大江町

概要[編集]

三菱航空機は、MRJの設計・型式証明(T/C)取得・調達・販売・カスタマーサポートなどを担当する企業で、試作・製造・飛行試験は三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所が行う[2]。初代社長は三菱重工業取締役執行役員の戸田信雄[2]。設立時の従業員は約200人[2]

MRJの初納入は当初は2013年内とされていたが、その後3回遅延され、試験機初飛行予定が2015年第2四半期、初号機納入予定が2017年第2四半期に予定されている[3]。飛行試験機初号機の最終組み立ては、2013年10月より、愛知県豊山町の小牧南工場で開始されている[4]

沿革[編集]

名古屋飛行場ターミナルビル
  • 1919年大正8年) - 三菱合資会社神戸造船所から三菱合資会社神戸内燃機製作所として独立。
  • 1920年(大正9年) - 三菱内燃機株式会社(本社名古屋)が設立。
  • 1921年(大正10年) - 三菱内燃機株式会社が三菱内燃機製造株式会社と社名変更。
  • 1922年(大正11年)[5] - 三菱内燃機製造株式会社、三菱航空機株式会社(初代)と社名変更。
  • 1934年昭和9年) - 三菱造船株式会社と合併して 三菱重工業株式会社となる。
  • 2008年平成20年)4月1日 - 三菱重工業の事業会社として三菱航空機株式会社(二代目)設立。
  • 2008年(平成20年)9月4日 - ボーイング社とコンサルティングに関する支援契約を締結。
  • 2008年(平成20年)10月16日 - アメリカテキサス州に全額出資のMRJ販売会社Mitsubishi Aircraft Corporation America, Inc.を設立。
  • 2010年(平成22年)9月30日 - MRJの製造を開始。
  • 2011年(平成23年)4月5日 - MRJの組み立てを開始。
  • 2011年(平成23年)5月1日 - オランダアムステルダムに全額出資のMRJ販売会社Mitsubishi Aircraft Corporation Europe B.V.(欧州三菱航空機株式会社)を設立。
  • 2014年(平成26年)秋(予定) - 本社を豊山町名古屋飛行場ターミナルビルに移転する[6]。従来の名古屋市港区にある通称「時計台」は1937年完成と老朽化していた上、手狭であり、また、MRJ機体製造が行われる三菱重工業小牧南工場に隣接していることから、生産体制を強化できることを移転理由としている[6]

資本[編集]

2008年4月1日設立当初の資本金及び資本準備金は各15億円で、三菱重工業が全額出資した。同年5月31日付けで670億円の第三者割当増資を行い、資本金350億円・資本準備金350億円とする。MRJ事業の進展に伴い、2009年4月1日に再び第三者割当増資を行い、資本金500億円・資本準備金500億円(うち3分の2を重工が出資)となっている。

受注状況[編集]

受注年月日 航空会社 引渡し(予定) 種類 備考
MRJ-70 MRJ-90 オプション
2008年3月27日 Flag of Japan.svg 全日本空輸(ANA) 2015年 15 10 ※同社のグループ会社であるANAウイングスが運航。[7]
2010年10月2日 Flag of the United States.svg トランス・ステイツ航空(AX) 2015年 50 50
2011年6月17日 Flag of Hong Kong.svg ANIグループホールディングス 2016年 (5)→(0) Memorandum of Understandingのみ締結→2013年5月9日に失効
2012年12月 Flag of the United States.svg スカイウェスト英語版 2017年 100 100
2014年7月14日 Flag of the United States.svg イースタン航空[8] 2019年 20 20 Memorandum of Understandingのみ締結→2014年9月正式契約
2014年7月14日 Flag of Myanmar.svg マンダレー航空 2019年 6 4
2014年8月28日 Flag of Japan.svg 日本航空(JAL) 2021年 32 ※同社のグループ会社であるジェイエアが運航。
合計 223 184

出資企業[編集]

2014年4月1日現在[1]

事業所[編集]

  • 本社(愛知県名古屋市港区、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所大江工場内)[1]
  • 東京支社(旧東京営業所、東京都港区、三菱重工品川本社ビル内)[1]

脚注・出典[編集]

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  1. ^ a b c d e 三菱航空機 (2014年4月1日). “会社概要”. 2014年4月23日閲覧。
  2. ^ a b c “MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の事業化を決定 事業会社「三菱航空機株式会社」を立ち上げ”. 重工ニュース. (2008年3月28日). http://www.mhi.co.jp/news/story/200803284691.html 
  3. ^ “MRJの開発スケジュールについて” (プレスリリース), 三菱航空機, (2013年8月22日), http://www.mrj-japan.com/j/news/news_130822.html 2013年8月22日閲覧。 
  4. ^ “MRJ 飛行試験機初号機の最終組み立てを開始” (プレスリリース), 三菱航空機, (2013年10月15日), http://www.mrj-japan.com/j/news/news_131015.html 2013年12月7日閲覧。 
  5. ^ 三菱重工業の事業年表だと、1928年(昭和3年)という表記があるが、岩崎小彌太物語には、1922年(大正11年)と理解できる内容が書かれている
  6. ^ a b “三菱航空機本社、名空港へ 秋にも移転 MRJ試験に備え”. 中日新聞朝刊12版 (名古屋市: 中日新聞社): p. 1. (2014年4月23日) 
  7. ^ ANAウイングス(株) 採用情報(マイナビ2013)http://job13.mynavi.jp/13/pc/search/corp78150/outline.html
  8. ^ 1926-1991年に存在していた、かつての大手航空会社イースタン航空の商標を買いとり、2015年に運行を開始すべく準備している新会社

関連項目[編集]

外部リンク[編集]