トゥールーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トゥールーズ


フランス
地域圏Région ミディ=ピレネー地域圏
(地域圏首府)
département オート=ガロンヌ県
(県庁所在地)
郡(arrondissement Arrondissement de Toulouse
小郡(canton 15小郡庁所在地
INSEEコード 31555
郵便番号 31000,31100,31200, 31300, 31400, 31500
市長任期 ピエール・コーエン
2008年-2014年
面積 118,30km²
人口 437 100(agglomération:936 800)
都市圏:1 321 105人
(estimation 2005年
人口密度 3 300人/km²
Carte de localisation de トゥールーズ
ファイル:Transparent3x3.gif
  
エアバスの組立て工場

トゥールーズToulouse, オック語:Tolosa)はフランスの南西部に位置する都市ミディ=ピレネー地域圏首府オート=ガロンヌ県県庁所在地である。

目次

[編集] 地勢

2006年の人口は437,715人にのぼる。トゥールーズの近郊にはトゥールーズ市の人口を含め96万4,797人が住み(2006)、都市圏としてはフランス第5の規模をもつ。(2006) 在住邦人の数は2009年度で約200名と推定されており、日本人子弟のためのトゥールーズ日本語補習授業校が運営されている。

[編集] 歴史

ポンヌフ(橋、Pont Neuf)のかかるガロンヌ川はトゥールーズ市内の観光スポットの1つ
トゥールーズ市の地図(1631年)

古代ローマ時代より存在しトロザオック語:Tolosa、現代はトロゾ)と呼ばれ、当時から軍事と交易の中心地であった。5世紀初頭になると西ゴート族に征服され、西ゴート王国の都がおかれた。しかし、6世紀初頭にフランク王国ヴイエの戦いで西ゴート王国を撃破したため、西ゴート族はガリアの大部分を失いイベリア半島に拠点を移した。その後も中世フランス最大の都市の1つであり、商業の中心として栄えた。大司教座が置かれ、トゥールーズのサン・セルナン聖堂は著名である。また、フランスからピレネー山脈を超えてスペインへ至るサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の1つも通過している。

中世において北部フランスと南部フランスは言語を異にし(オック語)、その文化は大きく異なった。現在の名トゥールーズは北部で使われた言語によるものである。フランス王に名目上帰属するとはいえ、トゥールーズはトゥールーズ伯爵の宮廷所在地として12世紀から13世紀にかけてはパリをも凌ぐ文化水準を誇り、トルバドゥールなど中世文芸の担い手の活動の拠点の一つでもあった。

また、中世末期のキリスト教の異端派 アルビ派(カタリ派)の活動の中心地でもありアルビジョア十字軍によって攻略された。

なお画家・トゥールーズ=ロートレックは、トゥールーズ伯爵家の末裔に当たる。

[編集] 経済

第一次世界大戦が終わった頃、商業航空輸送がトゥルーズで始まった。サンテグジュペリらがパイロットとして勤務したエールフランスの前身・アエロポスタルはトゥールーズを起点として南アメリカまで郵便配達飛行を行ない、ラテコエール(fr)やドゥヴォアチーヌ(fr)などの航空機メーカーも居を構えた(空港のページ)。

第二次世界大戦後もシュド・アビアシオンBACと協同でコンコルドを開発するなど、ヨーロッパ航空産業におけるひとつの拠点の位置を占めている。現在もエアバスの本社がトゥールーズに置かれ、隣接した組み立て工場が稼働中である。

[編集] 大学

トゥールーズ大学(Université de Toulouse、略称:UT)があり、次の3つのキャンパスに分かれている。

  • UT I:社会科学(市中心部にあり、もともとのキャンパス)
  • UT II - Le Mirail:人文科学
  • UT III - Paul Sabatier:理工学

この大学はパリ大学リヨン大学に次いでフランスで3番目に大きな大学である。

[編集] 世界遺産

市内のサン=セルナン大寺院(basilique Saint-Sernin)とサン=ジャック施療院(Hôtel-Dieu Saint-Jacques)が登録されている。

[編集] 姉妹都市

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
公式
観光