アンドラ

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アンドラ公国
Principat d'Andorra
アンドラの国旗 アンドラの国章
国旗 (国章)
国の標語 : Virtus Unita Fortior
(ラテン語: 力を合わせれば、強くなる)
国歌 : アンドラの賛歌
アンドラの位置
公用語 カタルーニャ語
首都 アンドラ・ラ・ベリャ
最大の都市 アンドラ・ラ・ベリャ
元首
共同元首 ニコラ・サルコジ(フランス大統領)
ホアン・エンリク・ビベス・イ・シシリア(ウルヘル司教)
首相 アルベール・ピンタット
面積
総計 468km²179位
水面積率 極僅か
人口
総計(2004年 69,865人(183位
人口密度 149人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2004年 22億4368万ユーロ¹
GDPMER
合計(2004年 27億8592万ドル(???位
GDPPPP
合計(2000年 13億ドル(164位
1人当り 19,000ドル
独立 1278年
通貨 ユーロ¹EUR, €
時間帯 UTC +1(DST: +2)
ccTLD AD
国際電話番号 376
注1: 1999年までの通貨は、フランス・フラン と スペインペセタ

アンドラ公国(アンドラこうこく、カタルーニャ語:Principat d'Andorra)、通称アンドラは、ピレネー山中にあり、フランススペインに挟まれたで、フランス大統領とスペインのウルヘル司教国家元首とするミニ国家である。首都アンドラ・ラ・ベリャ

目次

[編集] 国名

正式国名カタルーニャ語で、Principat d'Andorra(プリンシパト・ダンドッラ)、通称、Andorra(アンドッラ)。

フランス語では、Principauté d'Andorre(プランシポテ・ダンドール)、通称、Andorre(アンドール)、スペイン語では、Principado de Andorra(プリンシパド・デ・アンドルラ)、通称、Andorra(アンドルラ)、英語では、Principality of Andorra(プリンシパリティ・オブ・アンドーラ)、通称、Andorra(アンドーラ)である。日本語での正式国名はアンドラ公国、通称はアンドラ、漢字表記は安道爾である。

国名はバスク語起源の語に由来すると推定されるが、不明である。

[編集] 歴史

8世紀、シャルルマーニュがピレネー山中においたウルヘル伯領を起源とする。

のちにウルヘル伯より宗主権を獲得したウルヘル司教と、司教から条件付きで領主とされたフォワ伯爵家との間に争いが起き、調停案として1278年、両者を対等の共同統治者とする宗主契約が結ばれた。その後、フォワ伯の権限はのちのフランス王室となるブルボン家に帰し、王政廃止後はフランス大統領がこれを引き継いだ。

1993年、アンドラは新憲法を制定、ウルヘル司教とフランス大統領を共同元首とする議会制民主主義を敷き、正式に独立国家となった。同年7月、国際連合に加盟。

[編集] 地理

衛星写真
衛星写真

国土面積は468km2。ピレネー山脈東部に位置し、スペインとフランスにはさまれた山がちの内陸国である。スペインのカタルーニャ州リェイダ県、フランスのミディ=ピレネー地域圏アリエージュ県ラングドック=ルシヨン地域圏ピレネー=オリアンタル県に接する。夏季は乾燥、冬季の降雪は多い。

最高峰はコマ・ペドローザ峰(2942m)、主な川はバリラ川

[編集] 地方行政区分

詳細はアンドラの地方行政区画を参照。

アンドラの地方行政区分図

7つの教区(パロキア、parròquia)に区分される。


[編集] 政治

アンドラの主な都市
アンドラの主な都市

国家元首は、スペインのウルヘル司教とフランスの大統領との二頭制である。その権限は、首相の任命等、儀礼的なものに限られる。この両名がアンドラに来訪することはほとんどなく、それぞれの代行者が来訪して、または駐在代理官が委任を受けて、その権限を行使する。

議会は、一院制で、Consell General de les Valls(渓谷総会)と呼ばれる。28議席、任期4年。14議席を全国区から、残り14議席を各教区2議席ずつ選出する。行政府の長である首相は、議会によって選出される。

[編集] 外交

外交1993年まではフランスが代行していたが、アンドラ政府自身で行うことになった。国際連合(1993年)および欧州評議会(1994年)に加盟。2007年現在、WTOに加盟申請中である。これに対して欧州連合(EU)や欧州自由貿易連合(EFTA)、万国郵便連合には加盟していない。

[編集] 日本との関係

日本は1993年12月にアンドラを国家承認し、1995年10月に両国間の外交関係が築かれた。なお、在アンドラ日本大使館の業務は、在フランス日本大使館が兼轄している。

日本人のアンドラへの渡航は、在スペイン及び在フランス日本人によるものを中心に年間数千人程度と見られている。なお在アンドラ邦人はアンドラ人と結婚したものや観光関係者など数人とみられている。

[編集] 国防

  • 敵対する国家も存在しない上、近年まで外交をスペインとフランスにゆだねていたこともあり、軍隊は持たず、国防に関してはフランス及びスペインに委託している。
  • ただし、アンドラはかつて第一次世界大戦及び第二次世界大戦に参戦していた。第一次世界大戦の際の「アンドラ国軍」は全員で11名(士官1人、参謀4人、兵士6人)であり、余りにも小規模であったためかヴェルサイユ条約調印式にフランスがアンドラの存在を忘れてしまい、それ故アンドラは形式上第一次世界大戦を継続したまま第二次世界大戦に突入する結果となった。

[編集] 経済

アンドラ経済の中心は観光業である。独自通貨は持たず、EUには非加盟だがユーロを使うことができる。

[編集] 鉱業

アンドラの第一次産業、第二次産業はいずれも規模が小さい。アンドラの鉱物資源は鉄鉱石ミョウバン、石材、イオウを含んだである。300年以上に渡り、採鉱から鍛鉄まで小規模ながら一貫した「工業」が継続していた。現在でも鉄資源は枯渇していないが、製鉄業は成立していない。イオウを含んだ水は羊毛の洗浄に用いるためのものである。

[編集] 工業

アンドラの工業は、繊維業、紙巻きたばこ製造、家具製造業を中核とする。繊維業では、レス・エスカルデスの羊毛で織ったスカーフや毛布が著名である。アンドラの輸出額に占める工業製品の比率は90%に達する。内容は自動車、精密機械などであるが、いずれも軽微な加工に留まる。工業製品に分類される輸出金額は5700万ドル(2002年時点)である。

[編集] 農業

農業には人口の4%が従事し、国土の2.1%が農地である。主な品目はタバコジャガイモトウモロコシオリーブなどのほか、牧畜も行なわれている。世界的な観光業の成立以前は農業が国の基盤であった。現在、世界市場で競争力をもっているのはタバコである。大変香りが強いため、ブレンド用として輸出されている。

[編集] 観光

冬季のスキー、夏季のトレッキングスパ、免税店でのショッピングといった観光業が基幹産業となっている。

バルセロナから週末の観光をかねた買出し客が押し寄せることもあり、国境沿いにはそれらの客を目的にした免税スーパーマーケットガソリンスタンドが軒を連ねる。また、これらの周辺の国の人々の別荘も多く存在している。

[編集] 交通

国内の交通は自動車バスオートバイが一般的である。スペインとフランスとの間は幹線道路で結ばれており、特にバルセロナとの間には、高速道路が一部完成していることから交通量も多い。空港鉄道はない(ヘリポートは存在する)。

[編集] 日本からの交通

空港がないため航空便による直行便はない。多くの場合はフランクフルトパリロンドンなどを経由してバルセロナに入り、自動車やバスなどによって陸路で入国することになる。

[編集] 情報通信

テレビ局とラジオ局がある(RTVA)。郵便はフランスおよびスペインの郵便局が配達、アンドラ国内の送料は無料。インターネットの国別ドメインは.adである。

[編集] 国民

国籍はスペインが37.4%、アンドラが35.7%、ポルトガルが13.0%、フランスが6.6%、その他が7.3%である(2004年時点の公式統計)。

[編集] 言語

言語は公用語カタルーニャ語である。その他、カスティリャ語(スペイン語)フランス語ポルトガル語などが使われている。

[編集] 宗教

宗教はほぼカトリック教会である。

[編集] 文化

[編集] 世界遺産

詳細はアンドラの世界遺産を参照。

ユネスコ世界遺産の文化遺産としてマドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷が登録されている。

[編集] 祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日
1月6日 公現祭
3月14日 憲法の日
移動祝日 聖木曜日
移動祝日 聖金曜日
移動祝日 復活の月曜日 復活祭の翌日
5月1日 メーデー
移動祝日 主の昇天 復活祭(イースター)の40日後
移動祝日 聖霊降臨祭 復活祭(イースター)の50日後
移動祝日 聖霊降臨祭後の月曜日 聖霊降臨祭の翌日
6月24日 洗礼者ヨハネの祝日
8月第一土曜日 アンドラ・ラ・ベリャの日
8月15日 聖母の被昇天
9月8日 国家の日
11月1日 諸聖人の日
11月4日 聖チャールズの日
12月8日 無原罪の聖マリアの祝日
12月24日 クリスマスイブ
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
12月31日 大晦日

[編集] スポーツ

詳細はアンドラのスポーツを参照。

スキーをはじめとしたウィンタースポーツのほか、自転車競技などもさかん。

[編集] 外部リンク

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